嵐を呼ぶ!!ヒロアカイレギュラーズ!!!   作:サイセンサイ

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インスピレーション

 

【技一覧】という言葉がある

キャラの紹介やゲームの説明書で見かける

それを見るだけでも結構楽しいやつだ

 

ただ実際ヒーローは臨機応変な対応を求められるが名前のある技はゲームのキャラのように多くはない

単純に覚えられないし 一つの必殺技であらゆる対応をするのがプロヒーローだとも言える

 

ただし【技を見て】それを推測したりコピーしたりパクったりとその選択肢は多いほうがいい

 

沢山の技がアレばそれを見た人の数だけ新たな技が生まれる可能性があるということ

 

そしてここに【無個性状態】でソコソコの量の技を扱う男がいる つまり自分たちにも出来る可能性はあるということだ   

 

盗めるところも手本にするところもパクれるところも

 

これはイレギュラーによる成長の一つ

 

 

 

【必殺技の開発記録】

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「ひとつひとより和毛和布!」

 

取蔭切奈の複数多方向攻撃を躱す

 

「ふたつふしぎに受身美学!」

 

鉄哲の俺拳に受け身をしてケロリとする

 

「みっつみだらに猫手反発!」

 

獣化した宍田の拳を弾き返す

 

「よっつよろしく糞転下肢!」

 

角取のホーン砲を足で蹴り飛ばす

 

「いつついつでも芋虫行脚!」

 

凡戸の股の間を這いずって抜ける

 

「むっつむやみに手揉民民!」

 

障子の背中に飛びついて触手を鈍らせる

 

「ななつなんだか吸盤接吻!」

 

SMASHを放ってきた緑谷の腕に吸い付く

 

「やっつやっぱり柔軟弾丸!」

 

唇を離した瞬間にそのままローリングアタック

 

一対多でも余裕を見せるその男は野原しんのすけ

 

またの名を【ぷにぷにの天才】

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「最後の技もやりたかった〜」

 

しんのすけが愚痴るが相澤が即座に反論

 

「アレは品がないにもほどがある」

 

「ちぇ〜〜」

 

((((((どんな技なんだよ))))))

 

 

しんのすけは手加減があったとはいえA組B組の総攻撃を巧みに躱し続けた 結果 無傷だった

 

「というわけでアレがぷにぷに拳です!」

 

 

記憶を取り戻したしんのすけがマスキュラー相手に見せたあの技を皆が知りたがった

生身の状態であの怪物と渡り合えたあの技と技術は個性ありきの彼らにはなおさら信じられないものとして映った

 

 

場所は岩石地帯の広い演習場

 

皆の前に立ち自慢気に説明する

 

ちなみにその映像は撮影されていた

 

マスキュラー戦の動画を見て興味を見せた一部の口が固い者達に見せるためだ

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「どれか出来そうか?爆豪」

 

「俺に不可能なんてねぇんだよ!!」

 

爆豪・切島・上鳴・瀬呂

 

一部では爆豪派閥なんて呼ばれるメンバーが話し合っていた

 

「個性なしなら俺達が出来る可能性もゼロじゃないんだろうけど」

 

「アレはしんちゃんの柔らかさと筋力があってこそだよな〜」

 

「最初はしんちゃんが開発したのかと思ったぜ」

 

「ただ技は覚えられなくても何かの参考にはなりそうだよな!」

 

無個性であるなら自分たちは足りないものを個性で補えばいい 新しい可能性の為に真剣な考察をしていく

 

「、、、、、、、、」

 

爆豪は何かを考えているようだった

 

「クラスターと合わせれば、、、」

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「みてみて!芋虫行脚!!」

 

芦戸が溶解液で身体を濡らして地面を滑走する

 

「プギャ!!」

 

だが勢いがついて壁に顔からツッコんだ

 

「方向転換が必要ですわね、、、それを調節できるあたりやはりスゴイですわ」

 

A組女子たちが色々試していた

 

「麗日はどう!無重力状態ならなんか出来ることない!?」

 

「そうやね〜」

 

「個性も取り入れれば全く新しい事もできるかもしれないわね」

 

「私、基本裸だから覚えられたらいいな〜」

 

「うちは無理そう、一つもできる気がしない」

 

「できるかどうかではなく使えるかどうかですわ耳郎さん」

 

「和毛和布と糞転下肢はイメージ出来そう〜」

 

「流石三奈ちゃん!」

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!!!!!

 

 

「止まれ塩崎ーーーー!!!!!」

 

鉄哲が全力でとある物から逃げていた

 

それは暴走した塩崎だった

 

 

 

 

塩崎は人間の柔らかい部分を使って打撃無く戦えるぷにぷに拳に感銘すら受けていた

 

そして茨を使って色々試した

 

やろうとしたのは【柔軟弾丸】

 

 

生身でやるのは流石に無理なので茨で自分を囲みボール状にして転がってみたが勢いが付きすぎて止めることが出来ない

 

見た目は殺意マシマシの巨大トゲボールだった

 

 

茨の巨大ボールに追いかけられる鉄哲はスティールを発動

 

その瞬間 轢き潰された

 

そして茨を解除した塩崎は酔った気持ち悪さから口元を押さえてどこかへといってしまった

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「疲れた〜〜」

 

「このあとは増強型個性の奴らと合同で相手してもらう」

 

「コホコホ、オラはか弱い犬パンチなのに」

 

「一般人な、、そしてそんな理由無いだろう」

 

しんのすけは【アーマード試作機】の件で反省として彼らの訓練に休み無く付き合っていた

 

「ホラ、竹刀だ、剣の技もあるんだろう?」

 

「ほ~い」

 

思い出した剣道時代

師匠に出会い 尊敬を知り

ライバルに出会い 敗北を知り

勝利を得て 可能性を知り

真剣勝負を得て 知らない己を知った

 

飽き性の彼が自分中にある知らない熱を認識したのはこの時が始めてだったかもしれない

 

「秘湯鯉の滝登り!」

 

しんのすけが思いだしたそれは彼らに新しい加速を促す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

雄英高校の外

 

世界中が20世紀計画で大騒ぎしている時にそれは出てきた

 

それは培養心臓ともろくぼすとも何ら関わりのないヴィラン達

 

いや、ヴィランもどき達

 

新しい強烈な何かがアレば集ってくる虫のように悪用を考える物も出てくる

 

今、その最たる例が表で騒ぎを大きくしていた

 

 

 

 

「「「「「ワオォォォォォォン!!!!!」」」」」

 

 

「なんだコイツ等!!?」

 

「狼の個性!?」

 

「全員がか!!?」

 

 

その狼達の目はいわゆる【キマった眼】だった

 

薬による副作用で暴れまわる彼らは普通ならヒーローに押さえつけられて終わりだが

狼の力を手に入れた分 手間も時間もかかった

 

 

普通の悪意が生み出した【混ざり物】

 

 

動物化ドリンク✕個性ブースト薬

 

 

個性ブースト薬が使用者の理性を外し動物化ドリンクで目覚めた動物の狩猟本能が行動を加速させる

 

【帝国】【悪夢】【逆襲】も関係ない

 

いち、ヴィランが生み出した新しい商売

 

【別世界】の物を利用しようとするのはヒーローだけじゃない

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

そしてヒーローの相手はヴィランだけではない

 

それはヒーローがふるいにかけられたあの事件あの騒ぎ

 

それとは異なりながら根深い問題が【動物化ドリンク】によって起こっていた

 

 

それは異形達の暴徒化に近い心の奥底にあった不満や不平等の表れ 

 

そして発露

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一部の【無個性】達の暴走である

 

 

 

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