イレイザーヘッド
VS ブレード(人狼)
プレゼント・マイク
「痛い!痛い!相澤先生最近巻き付けきつくない!?」
「あ?」
上鳴が学力テストでアレな点数を取ったため実技での挽回を実施していると唐突にそういわれた
「前よりもギチギチするというか前よりも身動きできないというか」
「別に力加減は変えていないが、、、あぁ野原か」
「しんちゃん?」
「あいつ早業やら早脱ぎやらで最初はよく逃げられたからな、それで締め付けに力が入るようになったんだろうな」
この年になって使いまくっている技が洗練されるとは
相澤はらしくなく驚いた
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「マイク!!」
「うおっ!投げてきた!」
既に二桁の回数、相澤に引っ張ってもらい窮地を逃れている
それでも二人は爪による切り傷だらけだった
ブレード(人狼)
恐るべき速さと瞬発力で二人を追い詰めていく
鋭い爪に牙 更には服に仕込んだ投げナイフ
ブレードは素の状態でも弾丸を避けるほどの技術と身体を持つ本物の強キャラ
それが動物化ドリンクDXの力で更に上がっていた
ブレードは容赦なく爪を使い身体を引き裂きチャンスが有れば投げナイフを使う
相手との相性はかなり悪い
相澤は最大の武器である【抹消】が役に立たず 今は片目義足の身 前のように素早くは動けない
マイクは距離を取れば間違いなく移動砲台のように力を発揮するが攻撃は避けられ距離を取る隙をブレードは与えてくれない
「クソ!俺のヴォイスが当たりさえすりゃ!!」
「奴もそれをわかっている、、、さっきからお前を重点的に狙ってるしな」
(だがこれは使える状況でもある)
相澤は考えを巡らせる
ヴィランはマイクの音響攻撃を警戒して早々と消そうと既に何度も攻撃を仕掛けている
近接に心得がある相澤が何度もマイクを庇い何とか状況は保っている
マイクはソレを情けないと感じ焦りを募らせる
このままでは自分がやられる前に相澤の体力が尽きてしまう
相澤はソレをわかった上でこの状況を使えると読んでいた
何故なら自分に対して油断しているから
ソレを利用すれば突破口になると考える
(俺が拘束してマイクが至近距離で最大攻撃をするのが一番手っ取り早いが)
ブレードはそう簡単な相手ではない
(こっちのアドバンテージは二人であることと音響攻撃があることと、、、あとは、、、、、)
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「相澤先生って猫好きなの?」
「あ?」
ソレは休憩室で偶然にも遭遇したしんのすけからの質問だった
「縛ったり命令したりするからてっきり犬派かと」
「俺をどんなイメージで見てんだお前は」
「猫のどこが好きなの?」
「唐突だな」
「やっぱり自分と似てるところ?昔、オラの父ちゃんが猫っぽくなったことが有って結構似合ってたし【ニャンパラリン!】って地面に着地出来そうだし」
「どういう状況だったんだソレは」
そしてしばらく話をした
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「マイク」
相澤は耳元で何かを話す
そしてソレを聞いたマイクは驚愕した
「おま!ソレって!!」
「奥の手だ、、、お前も頼むぞ!!」
「おい!!?」
相澤はポーチに入っている撒菱を周りに全て投げて近づけなくする
ブレードはニヤリと笑い
その瞬発力で乗り越えた
だが相澤達に近づく前に
「空中じゃ身動きできないだろう」
相澤の捕縛布に捕まり拘束される
そして撒菱の上に落下 足を痛めながら距離を取る
そしてブレードは見た
ゴクン
相澤が何かを飲み込むのを
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「記憶、、、戻ったんだろ」
相澤はしんのすけの記憶の問題に触れた
「うん」
「家族のこと、思いだしたんだろ?」
「うん」
「、、、、何か、変わったか?」
「ウ~ン、、、なんか複雑ですな〜」
良いことも思いだしたし悪いことも思いだしたしんのすけ
言葉にするにはどうにも難しかった
「まぁ、、、思いだしたなら何よりだ」
「あ、今のすごく先生っぽいですな〜いまの相澤先生組長みたい」
「いや先生なんだよ実際、、、あ?組長?」
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身体から体毛が生える
ブレードはその瞬間を目撃した
そして目の前に一瞬で【ソレ】は現れた
ブレードは腹に蹴りをくらい仰け反る
そして再び前を見る
「非合法だがこんな状況だ、仕方ない」
イレイザーヘッド(猫)
相澤は動物化ドリンクを飲んで猫人間に変身した
だいぶん前にホークスから提案され一度試した
身体の柔化と身軽を一瞬で手に入れられる
そして猫の動体視力で素早く敵を補足できる
自分の動き回るスタイルと相性がいい猫の力
いざって時に渡されていた奥の手だった
生徒たちがいたのなら教師として非合法品に手を出すのはためらいが出るがここにいるのは長年の連れのプレゼント・マイクのため遠慮なく使った
とある少年と出会ったことで非合理行動を目の当たりにして合理的に行動していたら疲れがエゲつないと理解し少し感覚が麻痺(ユルユル)になっているのかもしれない
その動体視力でブレードの動きを予測する
投げナイフも止まって見える 素晴らしい目
そして痛めていた身体が嘘のように軽い
ブレードが爪で切り込み相澤がソレを躱す
猫の柔らかさが捕縛布を無茶な体勢でも操ることに成功する
ブレードは突然の変化に対応が追いついていない
相澤はブレードが自分の動きに対応される前に勝負を決めようとする
至近距離まで近づき捕縛布をブレードの手首に手錠のように巻きつける
ブレードの方がDXであるため力は上だが相澤は一気に近づき更に捕縛布を巻きつける
それが作戦だった
合図はない だがあいつならやってくれる
ソレは信頼関係があるからこその
「ラウドヴォイス!!!!!!!」
「!?」
ブレードは驚愕しそして受けてしまった
道連れ自爆戦法を
相澤越しにプレゼント・マイクの攻撃が決まる
相澤がブレードの注意を引き自分の体でマイクを見えないように隠す
ソレによりブレードは対応出来なかった
相澤はマイクが嫌がることをわかっていたがやってくれると確信していた
この戦いでは抹消が役に立たない ならば早々と自爆でもして役に立って戦線離脱
身体が動物になっているため生身よりはマシだろう
痛いものは痛いがヒーローとして自己犠牲の精神のままに合理的に行動した
緑谷的な行動をしてしまい後で色々と怒られると思うが
親友(マイク)とか先輩(ミッドナイト)とか教え子たちとか
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「捨て犬か、、、」
「そう、シロはオラが拾ったの」
「、、、、ちらつきやがる」
「お?」
特殊工作派閥【悪夢】 ブレード
衝撃によるダメージと鼓膜の破損のため『退却』