「集光屈折ハイチーズ!」
「尾空旋舞!!」
「ノコノコ〜〜!!!」
「喰らえ束縛の宝玉を」
葉隠が動きを止めて尾白が打撃を与える
小森が範囲攻撃して黒色が拘束弾を投げる
慣れ親しんだコンビ2組が暴徒の残党達を捕まえていく
野生の包囲網は既に機能しておらず殆どが拘束され集められていた
四人は警察が用意した護送車の近くにいる
大量の機動隊が流れ作業のように暴徒達を護送車に乗せていく
「ほ〜ほ〜大量ですな〜」
「「「「!」」」」
上からの声に見上げてみるとポニーの角に乗ったしんのすけがいた
隣にくっつく距離でポニーもいる
その距離の近さに尾白と黒色は顔を赤らめ葉隠と小森は興奮した
「ホイっと」
「チャクチです!」
着地してすぐにポニーはしんのすけの腕に抱きついた
女二人はキャ~となり男二人は平然としているしんのすけをえぇ~という目で見た
「梅雨ちゃん知らない?なんか走ってっちゃって」
((((なんかあったな))))
「暴徒の人たちはドウなりましたか?」
「もう殆ど捕まったっぽいノコ」
そして状況を整理していると尾白が気づく
(野原、、、、なんか疲れてる?)
今のしんのすけは無傷ではあるがフゥフゥという音が聞こえてくるほどに呼吸が深く汗を大量にかいたような形跡もある
「何かあったのか?野原」
「ん?尾白くん、、、いや〜予想外の攻撃を受けましてな〜アレは大変だった〜」
「予想外の攻撃?」
「何だろ、、、漫画で言う精神攻撃型みたいな」
「え!大丈夫なのか!!?」
尾白は前に心操人使の洗脳を受けて苦労した過去がありその実体験から余計に心配してしまう
「大丈夫〜〜梅雨ちゃんのお陰で助かったから〜」
「そうか、、蛙吹のお陰で」
「ただ強く抱きついちゃったから苦しかったかも」
「そうか、、、、、え?」
「「「え?」」」
四人がハテナマークを浮かべる
そしてポニーは思い出したように顔を赤くする
ソレを見た四人は絶対蛙吹の身になにかがあったことを確信
そして全容を聞いた瞬間四人のリアクションは分かれた
「おバカーーーー!!!!!」
葉隠はスパンといういい音を立ててしんのすけをビンタした
「いや!、、緊急なら仕方ないかも、、、しれないかも、、、」
尾白は生来の真面目さ故にしんのすけを庇おうとするが以下先なんといったら良いのかわからない
「、、、、、、、異世界の怪物」
黒色は自分には死んでもできない所業に放心状態一歩手前になる しんのすけが同じ男だとはもはや思えない
「ウ~ン、、、、、ちょっとやってみたいかも」
「小森!?」
いたずら好きな小森は何やら危ない事を口走る
「ほんとに危なっかったんだぞ〜なんかこう【そんなモン】みたいなものが【かけそばだ!】な気がします」
「走馬灯な」
「駆け巡っただろ」
「5歳の時の色々が頭の中で爆発してグルングルンしてソレはもう」
その時 ガシャン!!!!!
「「「「「「!!?」」」」」」
護送車の方から激しい音がした
「どけえぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
「今だ!逃げろ!!!」
「ヒューマライズは不滅だ!!!」
捕まっていたはずの者たちが逃げていた
アクションを起こしたのはヒューマライズの信者たちそれも訓練を受けた個性持ちだった
殆どが無個性で一般人の動物人間のため完全に油断しており彼らは人が集まるのを待って事に及んだ
「ヤバい!捕まえないと!」
葉隠が声を上げ他のものも臨戦態勢に入るなか
「しんちゃんサン!?」
しんのすけが前に出た
そして頭に浮かんだのは走馬灯で思い出した【ストーンの原点】
何故ストーンなのか
何故この形なのか
何故アメ玉のようなのか
ソレをしんのすけはあの時理解していた
ソレは特に古い記憶
ソレはこことも違う別の世界の体験談
しんのすけはストーンと同じ形のものを見ていた
【アクションストーン】
それがしんのすけのストーンのモデル
その力はしんのすけに憧れの力を与える
バチバチ!!!!!!
「え!なに!!?」
「何だ!?」
ストーンを握りしめたしんのすけの腕に音が走る
狙いはこちらに向かってくる逃げる暴徒全員
「久しぶだぞ、、この感じ!!!」
そしてしんのすけは大声で叫んだ
自らの憧れを猛るように
「アクションビーーーーーーーーム!!!!!!」
腕から放たれた光線は暴徒達を痺れさせる
暴徒達がまとめてのされるなか散り散りになって逃げようとする者たちを見た葉隠が
「集光屈折・アクションビーム!!!!!」
かつてのクラスメイトの個性を思い出し同じ要領でやってみたら見事に曲がり散り散りの者たちを狙い撃ちした
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「事態は収束したみたいだな」
「私の留守にこんな事が起こるとは」
「お前がいても大して役に立たんだろ?」
「ぐふっ!!」
とある事務所で話をしているのはオールマイトとグラントリノだった
グラントリノに用事がありオールマイトが会いに来ていた
退院したとはいえ重症の老人 心配するなというのが無理だった
しかしテレビで雄英が襲われていることを知りすぐに戻ろうとしたがグラントリノに止められていた
「お前がいかなくてもあいつ等なら大丈夫だろ?」
「先生、、、はい」
かつてはオール・フォー・ワンとも最前線で戦った二人も年齢と後遺症で既に戦えない
だがオールマイトはもう一度だけ戦わなくてはならない
志村菜奈を止めるために
(すまない俊典、、、後10年、、いや、5年も若ければ)
グラントリノは心の何処かで死に場所を求めるような気持ちだったなにかしてやりたい気持ちはあっても既に杖が手放せない身体では足手まといになるだけだとわかっているからだ
「みんな無事だと良いんですが」
オールマイトが窓を見るながらそう呟いた
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「もう元に戻っちまったのかよ!?せめて写真だけでも」
「そういうのが非合理的だからすぐに戻ったんだよ」
動物化ドリンクの戻すドリンク
ソレを飲んで相澤は普通の人型に戻っていた
もし自分が猫になっているなど知られてしまったら絶対に色々めんどくさい事になるとわかっているから
「もう戻るぞ残党狩りはあいつ等に任せて後処理をしないとな」
「お前も休めよ鼓膜を痛めてんだろ?」
自らの道連れ戦法によりヴィランを追い詰めたが逃げられてしまった
ブレードがそれだけ早かったと言える
「油断せずにやるぞ」
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野生の三十万人包囲網は殆どが捕まった
残党の動物人間達ももはや僅かな数
援軍のヒーローも続々とこちらに向かっている
後は負傷者の救護だけに集中する段階だと
そう思っていた
「ろくぼす全員出動☆」
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空が黒く染まった 全員が上を注視した
ソレは【空を覆うほどのいくつものワープゲート】
そこから飛び出してきたのは世界的ヴィラン達
そして怪獣達
その中に奴らもいた
「いきなりごめんね〜☆けど今回はわりかし大事なところだから♡」
ブラックスター(ニセしんのすけ)
「んん~いいねいいね〜♫このサプライズな演出♪」
アーマードに身を包んだヒエール・ジョコマン
「派手でいいなぁぁぁ!!!」
怪獣ギュー・ドンに乗っているパラダイスキング
三人が大量の部下を引き連れて落下していく
だが【本命】は彼らではない
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「見つけたぞ」
「「「「!?」」」」
爆豪が麗日が蛙吹が峰田が常闇が
そして緑谷が目を見開く
そこに表れたのは【三人組】
一人は青い肌の大男
残り二人は同じ顔の双子
「フレクト・ターン!!?」
「あん時の蛇双子!!!」
ヒューマライズの教祖フレクト・ターン
そして戦闘員のサーペンターズ
かつて戦ったツワモノのヴィラン達
「予定通り彼らが他を遠ざけてくれている間に私が緑谷出久を倒す、お前たちは緑谷出久以外を頼んだぞ」
「「了解」」
「狙いは僕か!?」
緑谷出久が身構える フレクト・ターンの個性はリフレクトあらゆる物を反射する個性 前は個性の限界まで力をぶち込むことによって倒せた
しかし今の緑谷には前のような力はない
それでも
「僕が行く!!!」
自己犠牲の精神故に緑谷は動いてしまう
「一人で良いかっこすんじゃねぇ!!」
「一緒にだよ!!デクくん!!」
「ちくしょお!!正直限界だけどやってやるよ!」
「行くぞ!ダークシャドウ!!」
「私は後ろの二人を!」
その時 前とは違う事が起こった
「「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」」
ソレは【イレギュラーの力】による変化
「「「「ハハハハハハハハハハハハ」」」」
二重の声が更に重なる
どこからその声が出ているのか誰もわからない
だが確かに【サーペンターズ】から二人以外の声が響いていた
(何だ、、、この感覚、、、、)
サーペンターズと前に戦った爆豪だけが特殊な違和感に気づいた
(なにかがある、いや、、、【なんか】いやがる!!)
爆豪が強烈な殺意を感じ取る
「あのクソ双子なんか可笑しいぞ!きぃつけろ!!」
そしてそう叫んだ瞬間に変化は起こった
「「「「ヘンジル」」」」
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「うわぁぁ!!!」
「口田!」
「口田くん!」
ブラックスターの奇襲が口田甲司を蹴り飛ばした
「やっほーお久しぶりー」
「ブラックスター!!!」
「こいつが!」
ブラックスターが手をフリフリしながら笑顔で近づいてくる
「いや〜今回は真面目にヤラなきゃ行けなくてね〜」
「ここで決戦でも始める気か!!?」
空を覆うワープゲートにヴィラン達と怪獣達の落下
総力戦の気配すら漂う急展開に障子は疑問をぶつける
「あ~違う違う今回の目的は割と単純」
「なに!!?」
そしてブラックスターは隠すこと無く喋り始めた
「今回の目的はズバリ!【緑谷出久VSフレクト・ターン第2ラウンド】です!」
「「!!?」」
「フレクト・ターンはねぇ〜【トリガー】を使って個性を強化してるんだよね〜でも緑谷出久の方は弱体化してるでしょ〜」
「な!」
「何で目的をあっさりと!」
意味がわからない 何故こんなにもあっさりと目的を話すのか 実はブラフで別の目的があるのではないかと疑って二人は偽物のしんのすけを見る
そしてブラックスターは少しうつむいて
「けど今回も緑谷出久が勝っちゃうんだろうな〜」
「「え?」」
「緑谷出久が全力で戦えば最後に勝つのはそっち側」
意味がわからない ならば何故こんな戦いを挑んだのか
負けを確信していて何故二人を戦わせるのか
ブラックスターは疑問を抱く二人の顔を見てニヤリと笑った
「だけど、、、フレクト・ターンに勝つには【力のゴリ押し】しか選択肢がない」
その瞬間
「まさか!!!」
「!」
ミッドナイトがなにかに気づいた
障子はそれが何なのかまだわからない
「そして自分狙いなら必ず緑谷出久はフレクト・ターンと戦う!」
ブラックスターはテンションを上げて声をデカくする
「ヴィランは力を絞り出さなきゃ倒せない!だったら緑谷出久はどう戦う!?どう考える!!?」
「!? まさか!!?」
そして障子は気づいた
ヴィランの狙い
ソレは【ヴィランたちにとって最大の天敵を消すこと】
つまり
「緑谷出久はこう思って全力で戦うでしょーー!!!」
たとえ【残り火】を使い切っても倒す
ワン・フォー・オールを完全消滅させても
「断言するよ障子くん!!!今日この日!!最高の希望は消滅する!!何代にも渡って受け継がれてきたワン・フォー・オールがこの世界から跡形もなく消える!!!緑谷出久の物語がここで終わる!!!これはオラ達と野原しんのすけの物語何だから!!!」