嵐を呼ぶ!!ヒロアカイレギュラーズ!!!   作:サイセンサイ

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ロディ・ソウル

 

「店長の野郎、だから食洗機買えって言ってんのに」

 

時刻は夜の20時頃、団体客が使った皿やらコップやらを洗っていたのはとある青年。その青年は緑谷達ととある縁で共に戦い数奇な運命を辿っていた男。

 

「お前もそう思うだろ?ピノ」

 

「ピーーーー!」

 

憤慨するような顔で青年に同意するその声は肩に乗った小鳥型の何か、ピンク色のマスコットのような姿は可愛らしくもどこか人間臭い雰囲気を持つ

 

その名はピノそして青年の名はロディ・ソウル

 

かつては運び屋まがいのグレーな仕事をしていたが今は、知り合いの店で普通に働いてお金を貯めている男。

彼は今、ため息をつきながら働いている店の皿洗いをしていた。

辺りは暗くなっており店長もとっくに寝ている

 

「今のうちになんかくすねちまうか〜、、、なんてな」

 

「ピーーー!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「遅くなっちまった」

 

「ピーー」

 

ロディは弟と妹のいる家に帰る途中だった

その日はやたらと星が綺麗に映っており上を向いて歩いていた

 

「、、、 フレクト・ターンをまた止めたんだよなアイツ等」

 

「ピーー!ピーー!」

 

日本で起こった大事件

残存しているヒューマライズと脱獄したフレクト・ターンの逮捕は外国であるオセオンにも届いていた

自分の運命を狂わせたヒューマライズとフレクト・ターンの事件を聴いたときは心臓がキリリとする出来事だったが、再び彼らが何とかしてくれたのだ。

逃亡するは狙われるわ思わぬ形で飛行機を運転するわの極限的な状態だった

思い出すのは友達とのあの短い日々、とても濃厚でそして自分の運命を変えてくれた彼を思うと口元に笑みができた。

ピノは狂喜乱舞するように周りを飛び回っている

夜空をしばらく見て再び前を向く

 

すると

 

 

 

 

「ウエ!?」

 

「ピ!?」

 

 

 

 

行き倒れがいた

 

何を言っているんだと思うがロディの住んでいるところは元々貧しく治安の悪い場所のためそういうのは特に珍しくもない。

関わり合いになる前にシカトするのが最善だが

 

「ジャパニーズ?」

 

「ピーー?」

 

彼の目に止まったのは行き倒れの服装

それは『和服』とも呼べる服装でいくらジャパニーズでも普段はしないような着物だった。なぜか頭にタオルを乗せて手元には桶のようなものを持っている。

 

ここはオセオン。日本人など普通はいない、ましてや現地民ではない生き倒れなど流石に見たことがない。

瞬間、頭をよぎるのは日本の友の顔。頭の中でその友達がうるさくワーワー言ってるのを想像してしまい。

 

「あぁもう」

 

仕方なく声をかけることにした

 

「オイどうした?酔っ払いか?」

 

「お前優しいな」

 

「ウオ!?」

 

「ピピ!?」

 

そして声をかけた瞬間に声を返された

顔を見たらやはり日本人の顔をしており年齢は中年ほど。

 

「やっぱ辺境で声かけられんのは無理かと諦めかけてたが、いるには居るんだな人情のある奴。」

 

「なっ、、、何だよコイツ」

 

「ピィーー!」

 

やっぱり声をかけるべきではなかったのでは?ピノも警戒するように目つきを鋭くする。

 

その時

 

「お前、日本って知ってるか?」

 

「は?知ってるけど、、、おっさん日本人だよな?」

 

「ピーー?」

 

ロディもピノも首を傾げた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「なんでこうなった」

 

「ババンババンバンバン〜ババンババンバンバン」

 

なぜ自分は知らない中年男性を自分の家の風呂に入れているのか、そしてなぜ自分は弟達がせっかく溜めていてくれた湯船を先に謎の中年男性に譲っているのか、意味が分からなかった。

 

「、、、 人間不信だったはずなのにな〜」

 

そして机の上のノートをカキカキしていると

 

「なんだ学問か?夜も遅ぇのに」

 

「ウオ!!?」

 

「ピ!」

 

全く気配がなかったのにいつの間にか後ろに謎の中年男性がいた

 

「案外真面目なんだな〜やさぐれた目ぇしてんのに」

 

「けっ!」

 

「ピッ!」

 

まぁ少しまえまでグレーな世界で生きていたので仕方ないといえば仕方ないがはっきり言われるのは流石に癪だった

 

「、、、、、俺にはよくわからねぇが感心だな。小せぇ子供の面倒まで見て、誰にも出来ることじゃねぇ」

 

「お世辞はいいんだよ」

 

ロディは諦めかけてた夢に向かって励んでいる。それもこれも全ては自分の運命を変えてくれた彼らのおかげだった

まともな所で働き勉学に励む彼はまっすぐな目をしているとその男は思った。

 

「、、、、飛行機、、いや『ぱいろっと』ていうんだったな」

 

「?」

 

「ちょうどいい」

 

男はニヤリと笑った後

 

 

 

パアアアアアアアアアアアア!!!

 

 

「何だ!!?」

 

「ピピ!!?」

 

家の外が光った

窓から『黄金の輝き』が入ってくる。よく見るとそれは地面から発光しているようだった。

 

「運んでほしい『奴ら』がいるんだよ。結構な大人数になるだろうから頼んだぜ」

 

「は!?何言ってんだおっさん!!?」

 

意味がわからない。何が起こっているのかまるでわからないが何かが起きようとしているのはわかった。

 

「何、面倒事に巻き込むつもりではあるが心配すんな。」

 

「これっぽっちも安心できねぇけど!てかはっきり面倒事って言ったな!!?」

 

「ピーーー!!ピーーー!!!」

 

「本番前の練習感覚でいいんだよ。飛行機用意してやっからお前は練習出来て俺たちは日本に行く。そんだけだ」

 

「だから!、、、、日本?」

 

緑谷たちのいるところ

友のいる所にこの得体のしれない男は行こうとしている。

 

「あんたは、、、なんなんだよ」

 

ロディは聞いた男の正体を

 

そして男はニヤリと笑って答えた

 

 

 

 

「俺は丹波、お前に『金の魂の湯』にはいる許可を出してやる。近い内に来る『アイツ等』のためにもな」

 

「あいつら!?」

 

「『金の魂の湯』で向こうの世界の道を繋ぐ、湯からジャバジャバ出てくるぜ、お前みたいな良い奴らが」

 

 

 

 

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