『やっほ〜見えてる〜』
リモート画面の確認を呑気な声でする彼は、今や世界を脅かすヴィラン
総合統治派閥【帝国】ろくぼすのブラックスター
そこに映るのは『20世紀計画』を進行するヴィラン達
特殊工作派閥【悪夢】 科学技術派閥【逆襲】
異能解放軍 蘇りのヴィラン達 脱獄したヴィラン達
そしてすべてのヴィラン達が揃っていた
「【悪夢】の3人組はブレードくんだけになっちゃったか〜」
【悪夢】の3人組のうち二人が捕まってしまい今やブレードひとり更にはヒューマライズも潰れてしまい【悪夢】のツワモノは実質彼一人。なので【悪夢】はほぼ壊滅したと言ってもいい
しかし、【帝国】には『ろくぼす』の残り4人が、そして【逆襲】には異能解放軍の技術者とドクターがいる
『少し待て』
『お?何かね外典くん?』
会話に待ったをかけたのは異能解放軍にして、怪獣ゴロドロと組むことによって今や『ろくぼす』と同等の力を持つヴィランの一人。外典だった
『トランペットはどうした、脱獄させる手はずだったろう』
外典が気にしていたのは同士であり同じ異能解放軍の幹部だった『求心党の花畑孔腔』の事だった
彼も本来は解放する手筈だったがいつまでたってもその様子がなく。外典は内心イラついていた
『もうよくない?』
『何!?』
ブラックスターはあくび混じりにそういった
『大して強くもないし今更でしょ〜ほぼモブじゃん』
『貴様!!』
『落ち着きなさい外典』
『っ!』
外典を落ち着かせたのは彼が信奉する主『リ・デストロ』
『世界が我々の動きに慣れてきている。今彼を脱獄させてもすぐに捕まるだろう』
『リ・デストロ!?トランペットを見捨てるのですか!!?』
『そういうわけではない。ただ、トランペットも自分のせいで我々に損を与えるのは嫌なはずだ。私も辛い、、、お前には悪いが後回しになる、、、どうか耐えてくれ』
『っ!、、、、御意に』
唇を噛んで外典は黙った。主であるリ・デストロがいうのなら仕方ないと自らを律したが、彼らへの嫌悪感は続いている。
(リ・デストロのお許しが出たら覚えていろよ)
リモート越しに彼らを睨みながら外典は内心で悪態をついた
『それで、どうするのじゃ?』
今や【逆襲】のボスであるドクターが今後の方針をどうするのかを質問した。他の者達もそれに注目する。
『そろそろケリをつけようと思ってね〜』
『『『『『『!!』』』』』』
『20世紀計画の本懐を遂げる』
ブラックスターは作戦の『本命』を始動すると宣言した
そもそも20世紀計画は世界の科学を衰退させて最新の科学技術を独占するのが目的だと世界に宣言したが【本当は違う】
20世紀計画の本当の目的は
日本に科学者を集めることだった
彼らは世界で暴れ回った。そして科学者を狩り続けた、そうなれば狙われる科学者はどうするか?
決まっている【逃げる】だ。
ではどこへ?世界中に手が伸びているならどこに逃げる?
比較的安全なところにして【国】
それは日本だった
何故なら今の日本には『I・アイランド』が近くにあるからだ。最新の防衛技術の居住区に移動したいと思うだろう。
そして彼らは『情報操作』を行って【日本】は安全だと刷り込んだ。
【日本には動物化ドリンクの生産元があるから狙われない】
という情報を流したのだ
そしてダメ押しに【ジャスティス及びモグラロボットの敗北】
ジャスティスの暴走は完全な予想外だったが結果的に彼らの役に立ったのだ。
世界最強の刑務所をひっくり返して世界中で猛威を振るった巨大ロボットが日本で倒されたことによりなおのこと日本は安全という情報が拡散されやすくなった
ではここまでして何故、日本に科学者を集めたのか
それはシンプルな理由だった
『懐かしい匂いで日本全土を覆い尽くして全員まとめて洗脳する』
ろくぼすの一人、ヘクソンがそういった
『日本全土ならば日本近海に泊まっているI・アイランドも巻き込むだろう。そして我々は本当の意味で科学技術を独占する』
『いよいよラストステージだね〜』
同じくろくぼすのヒエール・ジョコマンも話に加わる
『ではどうするのじゃ?』
ドクターが具体的にどんな作戦を行うのか説明を求めた
『異能解放軍が手に入れた【核】の出番だ』
『これを黒霧くんのワープで世界中の悪ぅ〜い組織にただで配る』
『そうすれば世界中が核の奪取に移るだろう。日本への援軍の余裕がないほどに』
『そして日本で懐かしい匂いを撒き散らしてお〜しまい』
『、、、、そう簡単にいくのか?』
『ならないだろうね〜なんせ懐かしい匂いは【日本の首都】で撒き散らすんだから』
『日本のヒーローが止めに来るだろう』
『だけどここには最強が何人もいる』
ろくぼす リ・デストロ 外典 ギガントマキア
彼らが装置を守護する以上激戦は必須だった
『それとドクター、心臓は?』
『あぁ大丈夫じゃ【いつでも行ける】』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「懐かしい匂いの装置が小さかったらこんな苦労はしないんだけどなぁ〜」
リモートが終わりブラックスターは上を見上げる
彼の目の前には【赤い塔があった】
それはかつて、しんのすけが何度も転んで何度も立ち上がって五歳の小さな身体で登り続けた因縁の塔
20世紀博のタワーだった
「懐かしい匂いを日本全土にばら撒くにはタワーそのものが必要だ」
隣にいたヘクソンがブラックスターに話しかける
日本の首都に突然タワーがワープしてくれば確実にヒーローが駆けつけ戦いになる
「日本の首都に移動させるには黒霧くんのワープを使うしかないし〜おまけに匂いをばら撒くにも貯めの時間が必要だし〜」
「その時間を稼ぐために俺たちがいる」
つまりタワーがワープした瞬間に総力戦が始まる
「オラ達も100パーセントの力を出さなきゃですな〜」
「当然向こうもそうだろうな」
タワーを見上げながら二人は最後の戦いを待ち望んでいた
「計画は来年の【冬】」
「ヒーローにハルノヒはやってくるかな?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「やっと決戦だ。待ちくたびれたぜ」
そこにはろくぼすのヒエールとパラダイスキングがいた
パラダイスキングが葉巻を吸いながらリラックスしているとヒエールは唐突に話し始めた
「それにしても外典くん、最後まで気づかなかったね」
「あぁそうだな!笑い話だぜ!」
「リ・デストロはとっくに懐かしい匂いで操られてるってのによぉ〜」
晩餐会の後に彼らは懐かしい匂いを使った
そしてリ・デストロは言われるがままにろくぼす達の言うことを聴き続けた。外典が今まで自分達のための事を思って妥協していたのだと信じていたものはすべてろくぼすからの指示
「操られてるから僕らに都合のいいことしか言わない、君の主はすでに人形。」
「結局、思考停止の若者だったってことだな!ハハハハハハハハハ!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「別世界の存在、そんなものが現れるとわね」
「保護してもらってありがたいよ」
そこは雄英に用意された特別な部屋で今は、志村菜奈とマタ・タミがそこにいた
「なんとなくだけど、、、この戦いが終わったら蘇り達は」
「うん、消えると思う」
志村菜奈ももう蘇りだから分かる
もうあまり時間はないと
「どうせ終わるなら最後まで拳を振るってやるわ。皆のために」
「それにしてもあの子、、、」
「あぁ壊理って子のこと?」
「架空世界の影響で今だに【成長した姿のまま】だから、、何か影響が出ないか心配で、、、」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「全く、一体何度手続きをするハメになるのやら」
公安本部
デスクワークをこなしながらホークスは愚痴っていた
「でも、信頼できるメンバーがいる。」
そして手元の【許可証】に目を向けて真剣な顔をした
「だからオール・フォー・ワンとの戦いみたいに、もう一度お願いしますよ。先輩」
それは特別な許可証にして、参戦の証
ジェントル・クリミナルがラブラバが最強の狙撃手がかつてのクラスメイトがそして秘密兵器が戦いに投入される
参戦はヒーローだけではない、裏を生きる彼らもこの戦いに参戦する。
「こっちもマジのマジで100パーセントの戦力だ。やってやるぜ」