嵐を呼ぶ!!ヒロアカイレギュラーズ!!!   作:サイセンサイ

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GO!GO!GO!GO!GO!GO!GO!GO!

 

「応援を!応援を!」「負傷したヒーロー多数!」

 

「救急車はダメだ!ひっくり返される!」

 

「ネットワークでも何でもいい!とにかく数だ!」

 

「まだ復興中なのになんで!?」「とにかく逃げろ!」

 

「人数確認急げ!!」「子どもの手を離さないで!」

 

「ヒーローが次々と運ばれてきます!」

 

「ダメだ多い!」「備蓄の確認を!」

 

「近くの病院全部に避難勧告を!」

 

「お前は救助に回れ!」「ヴィランは!?」

 

「先輩!」「ここはベテランの出番だ!」

 

「俺たちはヴィラン相手だ!」

 

「怪獣がぁ!怪獣がぁ!」

 

「頑張れ!ヒーローだけに任せるな!」

 

「俺が責任を取る!重火器を使え!」

 

「もう二度とあんな惨劇は起こさせない!」

 

「カメラ回せ!撮るんだ!」「バッテリー確認!」

 

「デマじゃないんだよ!」「空が!」

 

「あいつだ、、、」「なんでまた!」

 

「いい加減にしてくれよ!」「速報出せ!」

 

「ギガントマキア出現!ギガントマキア出現!」

 

「ヒーローを集めろ!際限は無しだ!」

 

「ギガントマキアだけじゃありません!」

 

「何だよあの『タワー』は!」

 

「『タワー』の屋上に人を確認!」

 

「ズームしろ!」「あれ、こいつらって」

 

「彼奴等じゃね!?」「20世紀計画の!」

 

「下に大量のヴィランもいます!」

 

「頑張れ!守れ!」「医療チーム出ます!」

 

「ヒーローを呼べぇぇぇぇ!!!」

 

 

 数多の叫びが木霊する。それは民衆群衆の必死にして本気の声だった。ただ平凡を生きている人間達の働きは凄まじかった。この国では1年ほど前に地獄を見た。だからこそ学んだことがあった。そして、一人の少年が世界に示したものが確かにそこにあった。

 

しかし脅威は『厄災』である

 

 

 日本の首都の空が突然巨大なワープゲートに覆われた。そこからまず『建物』が降ってきた。『懐かしい匂いを放つ装置・20世紀博のタワー』日本全土を洗脳する装置だということは一部の者たちしか知らない、故に注目がいったのはその後降ってきた『奴ら』だった。

 

 

かつて日本を地獄に変えた一人・ギガントマキア

 

 

 咆哮を放ちながら人々を蹂躙したギガントマキアは今、懐かしい匂いで洗脳状態。顔に表情はなく人形のようだった、叫び声はなくただ無言で目にはいるものを破壊し始めた。多くの人間たちが驚怖する。かつての再来がそこにあった。

 

 更にそれに続くように『怪獣の群れ』そして『大量のヴィラン』がそこに舞い降りた。ヒーローは近くにいるものから駆けつけたが圧倒的に人が足りない。だからこそ応援を全力で呼んでいた。今、緊急の指令が全国のヒーローに届いている。そしてどれだけ離れていても彼らはそこに向かって行く、ヒーローとしての責務を果たすために。

 

 

そして『タワー』の屋上からそれを見下ろすのはヴィランの【主要メンバー達】だった

 

 

ブラックスター

 

ヘクソン

 

ヒエール・ジョコマン

 

パラダイスキング

 

ブレード

 

リ・デストロ

 

外典

 

キュリオス

 

そしてドクター

 

この物語の悪役たちが揃い踏みだった

 

そしてその後ろには巨大なカプセルが設置されている

人1人分がはいるほどの大きさに培養液が詰め込まれ、その中心に【元凶】がゴポゴポと音を立てながら浮かんでいた

 

オール・フォー・ワンの培養心臓

 

「日本!いや世界の科学者を洗脳してワシに協力させればいずれ魔王は復活する!必ず復活する!もう間違わん!死柄木のような子どもには頼らん!ワシ等が魔王の道を作るんじゃ!」

 

目を血走らせながらドクターがカプセルにしがみつく

他のものはそれは冷ややかな目で見ていた

 

「そんじゃ俺も暴れてくるぜ」

 

パラダイスキングが首と手首を鳴らしながら下に降りていった

彼は怪獣ギュー・ドンを呼び寄せて【黒鞭】で手綱を作りそして走り出した。

 

「品の無いやつめ」

 

外典が嫌悪感を口に出し氷の足場を作る

浮かんだ後、外典は【やつ】を呼び寄せた

 

「来い、ゴロドロ」

 

オオオオオオオオオオオオオオオ!!!

 

巨大にしてピンク色のスライムのような姿をしているのは怪獣ゴロドロ

その見た目に反してトップクラスの強さを持つだけでなく氷を操る外典と組むことによってろくぼすと同等の力を身に付けていた。

 

「いずれはリ・デストロの思いのままに」

 

「いいわね!いいわね!最高の記事になるわ!」

 

そして蘇りのヴィラン・キュリオス

 

彼女も怪獣2960を呼び寄せて背中に乗り飛び立っていった

 

他の者達も下に降りて行った

 

 

 

 

「さてと、後は待つだけですな〜」

 

ブラックスターがその場に座り込み呑気にお菓子を食べ始めた

 

「やつらは必ずここに来る」

 

ヘクソンが拳を握りしめて【発勁】の力を確認する

 

「早く来るといいねぇ〜」

 

ヒエールは既に【アーマード】を着込んでおり準備万端だった

 

「それにしてもギガントマキアはすごいですな〜もうアレだけでイイんじゃない?」

 

ブラックスターが下で暴れているギガントマキアを見て呟いた

ここに転送してきてしばらく経つ既に周りの建物は倒壊しておりほぼガレキの更地になっている、立ち向かったヒーローはすぐさま叩き潰された。

 

「前は麻酔を飲まされて負けたらしいな」

 

「それでもすぐには倒れなかったんだからすごいよね〜」

 

「倒すにはミサイルぶち込むくらいじゃないといけないけどすぐにそんなの用意できるわけないし〜ヒーロー側はどうすんだろ〜」

 

ギガントマキアは間違いなくトップクラスの実力者

 

前に死んだ時もオール・フォー・ワンという規格外の強さによるものだった

もしギガントマキアを止められるものがいるとすればそれは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【イレギュラー】な力だけかもしれない

 

 

 

ヒュルルルルルルルルルルルルルルルルルルル!!!!

 

ギチィ!!!!!!!

 

 

「お?」

 

「「!」」

 

何が起こったのか?

 

簡単だ。ギガントマキアが【拘束】された

 

正確には上半身に【1本のワイヤー】が巻き付けられた

 

「え?なんで?」

 

ブラックスターは首を傾げる

ワイヤー1本程度ならギガントマキアの力で余裕で引きちぎれるはずだが、ギガントマキアは上半身及び両手を封じられて今は足だけをバタバタさせている。

まるで手錠をかけられたかのようだった

 

「ずいぶん特別なワイヤーを使ってるみたいだねぇ〜」

 

ヒエールがワイヤーに注視する

ワイヤーが1000本あったとしてもギガントマキアは止められないがそのワイヤーはたったの1本で奴を拘束していた

両手が使えないギガントマキアはその場で地団駄を踏むことしかできずワイヤーを引き千切ろうとするもまるで千切れない

そしてそのワイヤーを操るのは

 

 

「私は今回万全だぞギガントマキア」

 

かつてギガントマキアを拘束するのにひと役買ったトップヒーローの一人・ベストジーニスト

 

個性のファイバマスターで繊維を操りギガントマキアを拘束したのだ、前は怪我でうまく力が出せなかったが今回は完全な状態での拘束が出来た

 

「しかしすごいな、このワイヤーは」

 

ではそのワイヤーとは何なのか?

 

 

 

 

 

 

それは【イレギュラー】の力

 

 

 

しんのすけが【ストーン】で作り出した『スパイヨーヨー』 

 

 

 

 

 

 

「なるほどねぇ〜」

 

 

 

ブラックスターがスパイヨーヨーに気づき納得する

 

 

「だけど『拘束』にストーン使ってたらさ〜」

 

 

そして立ち上がり前を見た

 

 

 

「オラとの戦いどうすんの?」

 

 

 

そして目の前の上空から何かが飛来してくるのを見た

小さな点が複数、つまり何者かが空を飛んでこの屋上に向かってきている

それは小さな点だったが徐々にこちらに近づいてくる

そして明確な形を認識した

それは【アーマードを着た人間】

特殊な機械音と共に彼は現れた

 

 

ヘクソンが力を溜める

 

 

ヒエールが戦闘モードに切り替える

 

 

そしてブラックスターが、、、、、

 

 

ニセしんのすけが笑った

 

 

 

ようやく会えたようやく戦えるようやく最強を決められる

その喜びでいっぱいだった

 

 

屋上に降り立ったのはアーマードを着込んだ野原しんのすけそしてその支援者たち

 

「ストーンをギガントマキアを止めるのに使ったみたいだけど〜ストーン無しでいいの〜」

 

ニセしんのすけが言葉を投げ返る

 

そしてしんのすけは答えた

 

「いいも〜ん、発目ちゃんが作ってくれたアーマードもあるし〜キンキンもギンギンもいるし」

 

機械で包んだ両手でしんのすけが持つのは【勇者の武器】

 

ストーンを除いたフル装備だった

 

「そんじゃ〜始めますか〜」

 

 

そしてニセしんのすけが拳を振り上げた

 

 

 

「伝説を!!!!」

 

 

 

始まるのは伝説の戦いそして因縁の決着

ラストバトルが幕を開ける

全員が全力で前を向き目の前の相手を倒すために突き進む

 

 

「「GO!GO!GO!GO!GO!GO!GO!GO!」」

 

 

しんのすけとニセしんのすけの戦いが始まった

 

 

 

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