「とうとうあの施設も見つかったか」
そこは無機質な部屋だった
いるのは二人
ドクターと呼ばれた男と
「脳無とは無関係なんだよな?」
元ヒーロー・ホークスが質問していた
「何故今頃見つかった?そもそも古い施設ごときで何故お前さんが来る?」
「質問してるのはこっちなんすけど」
野原しんのすけの情報は渡せない
ホークスはそう聞いていた
「あそこは、わかっている通り培養施設、DNA技術を駆使して機械ではなく肉の臓器を作り出す施設じゃ」
「まぁ脳無なんてものがあるんだからソレくらいじゃ驚かないわな」
つまり、人のDNAがあればどんな人物の臓器も複製することができるということ
「作っていたのはオール・フォー・ワンの臓器だな?戦いでなんかあったときのために」
「わしもやつも最初はそうだった」
「最初は?」
そしてこれから話されるのは
今起きている『イレギュラー』のオリジン
「オール・フォー・ワンは、突然こんな事をいい出した」
臓器に個性を与えてみるよ
「!!!?どういうことだ!?」
意味がわからなかった
人に与えるならまだしも臓器に個性を与えて何になるというのか
「個性を与えた臓器を移植すれば自分の個性無しに人に個性を与えられるのではと考えたのじゃ」
「、、、、、、そういう事か」
「じゃが、、、、ソレだけでは無かった」
「今度は何だよ」
「オール・フォー・ワンにも与えられない個性があった」
「?、ワン・フォー・オールか?」
「違う、、、、オール・フォー・ワンそのものの個性じゃ」
「!」
「奴が思いついたのは自分の臓器を媒介にして個性を与える個性を自分以外に使えるようにすること」
「馬鹿な、そんなことしたら自分の優位性がなくなるだろ」
ホークスの言う通りだった
オール・フォー・ワンの最強の武器はオール・フォー・ワンそのもの
自分以外に使い手が出てくれば間違いなく不利になる
しかし
「奴がオール・フォー・ワンを使うからやつは魔王になれたのじゃ、魔王以外が魔王の力を使ったところで手に余り自滅するだけ」
「、、、、、、、たしかにな」
ホークスも多くのものもオール・フォー・ワンの頭脳に何度も窮地にたたされていたその言葉は最もだった
「オール・フォー・ワンのDNAでワシは培養臓器を作りまくった、そしてやつは個性与えてみようと何度も試した」
それは何百何千と実験を繰り返した結果だった
「そして、、ある時、大きな手応えがあった」
「手応え?」
「培養した『心臓』に確かに個性が渡ったとやつはいったのじゃ、、、、、たがそこで想定外の事態が起こった」
『心臓』が意思を持ってしまったのじゃ
「ハァ!!?」
「人は別の心臓を移植すると心臓の元の人間の影響を受け性格が変わることがある、、心臓にはその人物の記憶が残っていると、、そもそも元が魔王の心臓、、、ほかと比較するのが間違いじゃった」
「そして意思を持った心臓は、、、、、、」
個性を変化させて『2つの渦』を生み出した
それは2つともワームホールの穴のようじゃった
その2つのワームホールの先に何があるのか結局わからずじまいになってしまった
じゃが
何が起こったからお前はワシの所に来たんじゃろホークス
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それはいくつもある培養施設の一つだった
そしてまだ見つかっていない施設でもあった
その中に何かが動いていた
ドクンドクンドクンドクンドクンドクン
巨大な試験管の中で
心臓が動いていた
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ワシとオール・フォー・ワンは計画を一時凍結した
ワームホールの先を調べるには今の科学では到底足りないから
意思を持った心臓は試験管の中で
氷漬けにした
もし、、、何らかの理由でその心臓が動き出したとしたら
(野原しんのすけと死者は、、、、、、そのワームホールからやってきた?)
ワームホールは2つ
一つは死者を呼び寄せた
そしてもう一つは
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を呼び寄せた
(この事件の元凶は
意思を持ったオール・フォー・ワンの心臓
早く見つけないと大変なことになる)