「ぐうぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
身体のヒビが広がっていく
「やった!やったぞ!」
「これで後は耐えるだけだ!」
「決めてやる!」
A組が歓喜に湧く
(私はまた負けるのか!?ふざけるな!私は支配者に!!)
その時
ドクン
ドクン
ドクンドクン
ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン
「!!?(何だ!?この音は!!?)」
それは心臓の音だった
しかし自分の心臓ではない
そうそれは
イレギュラーの『オリジン』
オール・フォー・ワンの心臓
それは誰にもわからないことだった
ナインはオール・フォー・ワンの因子で強くなった
つまり何よりもオール・フォー・ワンに近い
故に狙われ
より強い『命令』を受けた
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理想の肉体を
ーーーーーーーーーーーーー
「があああああああああああああ!!」
「!?」
「何だ!!?」
「ヒビ割れの影響か!?」
「違う!なにかおかしい!!!」
「(ピタッ)、、、、、、、、」
ナインは静かになった
そして
今度は別の人形になった
ーーーーーーーーーーーーーー
「砂藤〜しんちゃんおぶって」
「ハイよ」
「さっさとナインのポンコツをぶっ殺して」
ドドドドドドドドドドドド!!!!!
「「「!!?」」」
それはナインの攻撃だった
「こっちに来た!!?」
「手間が省けたな!」
爆豪が構える
その時
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
島が揺れだした
パリンパリンパリンパリンパリンパリン
空が割れ
シュウウウウウウウウウウ
空間そのものが消え始めた
「あの二人倒したからか!?」
「爆豪のせいだ!」
「爆豪のせいだ!」
「いつもどおりのグハッ!!!」
言う前に爆破された
ーーーーーーーーーーーーー
雄英高校上空
「城にヒビが!!?」
「突然何だよ!?」
「周辺の避難を急げ!!!」
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ナインは個性攻撃をこれまでの比ではない程の物量で繰り出す
ビキビキビキビキビキビキビキ
肉体が壊れるのを差し置いて
「ほとんど壊れかけだぞ!」
「このままじゃ死ぬのに!?」
「何考えてんだよ!」
爆豪は気づく
(頭の中の声って奴に負けやがったな根性なし!めんどくせぇ!それに明らかに野原を狙ってやがる!)
「かっちゃん!」
「爆豪!」
「来やがったか!」
それは緑谷と轟だった
「あいつを止めるのは本来俺達の役目だ」
「僕たちで終わらせよう!」
「あたりめぇだ!!」
ナインの身体は既に壊れかけだが攻撃だけが激しさを増す
「一瞬でいい!止められれば!」
「僕が拘束する」
「はぁ!待て俺が!」
「轟君は燐を使って消耗してる!かっちゃんもさっき大技を使ったばかり!一番力が余ってる僕が行くよ!」
緑谷は駆け出した
「おい待てこら!!!!!」
ナインの物量攻撃を躱し
緑谷はナインに近づく
「近くまで来た!よし!」
緑谷はナインの後ろを取った
「スマッシュ!!!!!」
そしてナインの頭に打ち込んだ
「!!?」
その時違和感に気付いた
(簡単すぎる!バリアも使わなかった!!?)
ナインはそのまま
しんのすけの方に駆け出した
「しんちゃんをとことん狙って!」
「だが隙は出来た!」
「死ねぇ!!!!!」
どれだけ攻撃を受けてもしんのすけに近づいていく
「砂藤!そっちいったぞ!!!!」
「止まらない!!!」
「逃げろーーー!!!!!」
そしてナインはしんのすけの目前に迫った
その時
ヒュルヒュルヒュルヒュルヒュルヒュルヒュルヒュル
ギチィ!!!!!!!
何かがナインを拘束した
それは
ナインの個性をもってしても切れなかった
それは
「今よみんな!!!!!」
「梅雨ちゃん!?」
蛙吹が放ったヨーヨーだった
ソレもただのヨーヨーではない
まるで導かれるように
蛙吹は
しんのすけの吹き飛ばされたスパイヨーヨーを見つけていた
他の誰がスパイヨーヨーを拾っても
使いこなせなかっただろう
しんのすけから教えられ
その使い方を知り
毎日愛でていた蛙吹だからこそ
ナインを止めることが出来た
「爆豪!」
「轟!」
爆豪と轟が遠距離で攻撃を放つ
そして最後に
「終わりだ!!!!」
緑谷のスマッシュが炸裂した
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パリイィィィィィィィン
雄英高校上空の城が砕け散った
そして
そこには
戦いを乗り越えボロボロになった
A組と野原しんのすけがいた
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心臓の動きが収まった
先程まで激しく脈うっていた
だが収まった
ひと仕事終えたからだ
まだひと仕事だった
何故なら
頭の中を覗く超能力者が
数も能力もある怪獣達が
大きすぎる程の巨大ロボットが
人食いの植物が
まだ残っているから