ピロン
「あ?」
それは爆豪のスマホの音だった
何かを着信したらしく見てみると
「ブホッ!!!」
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「やっぱり相変わらずみたいね〜あの子」
「いえいえオラが息子さんを支えていますから」
(普段もこうやってシャキッとしてくれれば、、、)
そこは爆豪の自宅だった
しんのすけは爆豪母と話していた
雄英体育祭が開かれることになり説明のために相澤が生徒の自宅を訪れていた
そしていつの間にか車にしんのすけが乗り込んでいた
しんのすけは爆豪母を見た瞬間外面を切り替えた
「これからもどうかオラをお頼りください息子さんは必ずお助けしますので」
「ふふっ今まで勝己の近くにいなかったタイプね」
「確かに、、、案外相性いいのかもしれないな」
しんのすけは人類平等とも言えるレベルで人に接する
ある意味爆豪も同じ
緑谷や切島は違うが
しんのすけも爆豪も同じ天才肌で我が強くマイペースな問題児、実は同族なのではと思ったりもしている
ただし爆豪は細かいこだわりがあり
しんのすけは何事にもルーズ
合う所と合わない所は結構激しい
だが、最近やたらしんのすけは爆豪を気に入っている気がする
「なんか思い出しそうなんだよね〜」
「記憶のことか?」
「かっちゃんみたいな男の子いた気がする〜、、、あ~でもかっちゃんをもう少し可愛くすれば」
「爆豪に可愛さを足すって」
「あはは!!見てみたい!!」
「なんかいざって時は頼りない感じで〜情けない感じで〜」
その時
明確にしんのすけは何かを感じた
偉そう
頭が良い
上から目線
リアクションがいい
飽きもせずに怒る
そしてツンデレ
ジジジジジジジジジジジジジジ
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しんのすけ〜〜!!!
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ジジジジジジジジジジジジジジ
「あ!!」
「何だ?」
「色々思い出したかも、、、今度かっちゃんに色々付き合ってもらおう!」
「いいよどんどん使っちゃって」
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お昼休み・食堂
「野原てめぇ!!何だこれは!!!!」
「どうした爆豪?」
「なになに?」
「お?」
それはスマホのメッセージ付きの写真だった
『ナンパされちゃった♡』
それはしんのすけが爆豪母をナンパしてる写真だった
送ってきたのは爆豪母だった
「何でてめぇが俺の家にいんだ!!!!そんで何で選りにもよって肉親をナンパしてんだ!!!キツイわ!!!」
「いや〜美人なお母様だからつい〜」
「まんざらじゃないババァの顔が余計腹立つ!!!」
「しんちゃん爆豪の母ちゃんナンパしたのか」
「すげぇ〜」
「そうだ、かっちゃん手伝って」
「あぁ!!!」
しんのすけは説明した
もしかしたら爆豪に似た友達がいたかもしれないこと
だから爆豪に色々手伝ってもらいたいこと
前のように色々再現してもらいたいこと
「めんどくせぇ」
「そう言うなよ爆豪!」
「協力しようぜ!」
「てめぇら面白がってるだけだろが!!!」
爆豪は拒否した
だが
ふぅ~〜〜
しんのすけが耳に息を吹きかけた
それは意識してやったことではなくまるで『習慣』の用にそうした
「‐‐‐‐(艷)!」
それは食堂に確かに響いた
小さな声だったが確かに響いた
それは今まで聞いたことのない声だった
幼馴染の緑谷ですら聞いたことが無かった
フリーズ事件の再来だった
そしてそんな空気を一切読まないしんのすけは
「今でも十分可愛かったね♡」
その瞬間爆豪の怒りは限界を超えた
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「殺って殺るよクソが!!!!!」
「ホイホイじゃあ始めますか」
そこは演習場だった
町中を再現したエリアだった
「どっちが勝つと思う?」
「そもそもちゃんとした戦いになんのか?」
「ハァ、、、予定が崩れた」
今エリアにはしんのすけと爆豪の二人がいて
残りはカメラでその様子を見ていた
あの後
何かしないと爆豪は止まらないと判断した周囲は二人を戦わせることにした
爆豪はコスチュームまで着て殺るき満々
野原はサポートアイテムと何やら大きなカバンを持っていた
「さぁ!!私のベイビー達が羽ばたきますよ!!!」
「うわ!発目さん!!何でここに!!?」
「そういえば野原のサポートアイテム作ってたのそいつだったな」
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そして試合は始まった
爆豪は容赦なく個性を使いしんのすけを攻撃しまくる
しんのすけは距離をとって町中を生かしたかくれんぼ戦法で様子を見ていた
「舐めんな!!!」
しかし爆豪も天才肌
細かな爆破でしんのすけに近づき狭いところにも入ってくる
「う〜〜んこれは」
しんのすけも素早い対応に翻弄される
「チャチャッと試しますか」
しんのすけは大きなカバンを開けた
中には思い出した記憶に関係あるものだった
「まずはこれ」
「あぁん!!?」
それは鳥のくちばしだった
マスクタイプのおもちゃの様に見える
しんのすけは後ろを取った
「しまっ!」
「ホイ」
そしてつけた
「ペンギン、、、、ハシビロコウ、、、何だっけ?」
「何がしてぇんだ!!!」
口元のおもちゃをもぎ取り床に叩きつけた
「何か鳥になってた気がするんだよねぇ〜」
「どういう状況だそれは!!!」
爆豪は追撃を止めない
続いてしんのすけが取り出したのは
付け髭だった
「死んでも付けるかぁ!!!」
「おわっ!焼けちゃった!」
爆豪はAPショットで付け髭を燃やした
「ヒゲを付けて悪役見たいなセリフはいてくれれば!、、、、、元から悪役だね」
「ヒーロー志望だボケェ!!!」
「そんじゃ〜本命行きますか」
「まだ何かあんのか!!?」
しんのすけがカバンから取り出したのは
ステッキだった
ソレも先端にハートがついており典型的な女児用おもちゃだった
「これ持って魔法少女っぽいこといってもらえる?」
「お前の友達やばいやつか!!?女なんだろうな!!!?そんで俺はそんな奴に似てんのか!!?」
ふざけるな
ハートのステッキを持って
魔法少女ごっこ
絶対やばいやつだ
頼むから女であってくれ
自分と似ている?
絶対A組の奴ら爆笑してやがる
「変身!」
「!?」
しんのすけはいつの間にか『ストーン』を手に持って何かに変えようとしていた
「初めて試すけど!」
『ストーン』を爆豪の胸に押し付けた
そして光った
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「この前は特別授業だったそうじゃないか!A組はいいなぁ恵まれてて!」
「おい物間」
「何とかいったら、、、、何があった」
「何か既視感が、、、」
「、、、、、、野原絡みか?」
「うん、、、うん?、、、似合ってたってどういう意味?やっぱりお母さん似?ほんとにどういう意味!?」
「何人か笑いをこらえているな、、、、行くぞ拳藤」
「え?!物間!?」
「流石に外道にはならない」
「えーーーと、、、そういえば爆豪は?」
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「え!?雄英体育祭の時のような拘束をされている!?何故!?」
「、、、、、、魔法少女の格好で、、、元に戻らないからです」
「、、、、え?」
「野原の奴、、、、、ちゃんとシュミレーションしてからやれよ」