「人質全員確認!」
「ヴィランの数と配置確認!」
「ビルの間取りは配布済みです!」
「よろしい!では、作戦開始!」
「「「「了解!!!」」」」
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ベテランヒーローが人質の場所に飛んでいき
A組は突入した
「いたぞ!」
切島がヴィランを見つけ声を上げる
ダダダダダダダダダダ!!!
「何!?」
「ツッコんできた!!」
「全然ビビってねぇ!」
手下であろうヴィラン達は慌てること無く冷静な表情で対応してきた
「レッドライオット!スタンガンのやつが三人!」
「テールマン!後ろに武器を持ったやつ!」
「うわあ!オイラのもぎもぎ跳ね返ってきた!」
「俺の砂糖に水かけてきやがった!」
「光の点滅!?ダークシャドウが!」
「テープが切られた!?刃物の個性だ!!」
「ギャー!!ペンキ!?」
「インビジブルガールの輪郭が!」
「え?マジ?」
「峰田ーーー!!!!」
跳ね返す個性 水を出す個性 ペンキの個性 ライトの個性 刃物の個性
それぞれ相手の弱点になり得る個性をぶつけられる
更には連携も速い
一人一人がヒーローよりも冷静に対応してくる状況に手を焼くが
「凍れ!」
轟が一気に氷を出し動きを止め
「スマッシュ!」
緑谷が気絶させる
力尽くではあるが阿吽の呼吸で確実に制圧していく
最初は驚いたA組も
「シュガーマン!俺が援護する!」
「わりぃ!ツクヨミ!!」
「刃物はオイラがもぎもぎで止めてやらぁ!!」
「頼んだ!!」
「ペンキは拘束した!もう大丈夫!!」
「ありがとう!イヤホンジャック!!」
次々と連携を確立していきヴィランを捕らえていく
ソレを指揮するのが
「ショートはそのまま氷攻めを!デクはウラビティを援護しながら殲滅を!」
八百万百
体育祭で結果を出し自身に満ち溢れている少女
(ヴィランはヒーローを呼び寄せて何かを企んでいる、動きは必ずある!自爆?生き埋め?とにかく思いつく限りの手を!!)
慢心もなくひたすら人質と仲間の為に備え続ける。
だが
何事にも穴があるように
彼女は想像できなかった
ヴィランの真の狙いを
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「いつも一人だったけど今日は淋しくねぇ〜」
「気を抜くんじゃねぇ!!!」
上鳴電気は電流が発火に繋がりスプリンクラーが作動してしまうため爆豪と外で待機だった
「何かあったら俺を運んでよ!かっちゃん!」
「安心しろカタパルトして窓をぶち破ってやる」
「怖!!!!」
ドォォン!!!!!!!
「!!?」
「いや!飛ばさないでーー!!!(涙)」
「俺じゃねぇわ!!!(怒)」
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「爆弾!!?」
「火が出てるぞ!」
「てかスプリンクラーは!?」
「止められているのか?」
「おいあれ見ろ!!!」
そこには大量の同一人物がいた
頭身造太郎の爆弾分身兵だった
「全員!防御態勢!」
一斉に爆弾兵が突っ込んでくる
しかし、A組は段取りを決めていた防御特化の個性が他の皆を守り遠距離が攻撃する
ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!
次々と爆発する中でも彼等彼女等は冷静に対応した
切島や常闇が防御に専念してその後ろから芦戸や耳郎が遠距離で攻める
気絶させたヴィラン達すら守りながらヒーローとしての行動を実行する
彼等彼女等も既に風格あるヒーローだった
だがそれは、【柱】ありきだった
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パリン!パリン!パリン!パリン!パリン!
「おい!めっちゃ出てきたぞ!」
ビルの外で窓を破り爆弾兵が落下してきた
「どけ!全員ふっ飛ばして!」
「ジェントリーサンドイッチ!!!」
「「!!?」」
声がした方向を見ると一人の男が個性を使い
空気の膜が爆弾兵を空中で受け止めた
「遅くなってしまいすまない」
そこにはラブラバの個性を受け既に強くなっている
「私の名はジェントル・クリミナル!!!」
かつてのヴィランがいた
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「人質全員確保ーーー!!!!」
「よっしゃ!!!」
「すぐにA組にも連絡を!!」
「待て!ヴィランがまだだ!!」
ベテランヒーローが人質を全員解放した
しかし、肝心の頭身造太郎とスケプティックがいなかった
「ビル内の何処かにいるはずだ!人質を安全に送ったらすぐに探すぞ!!」
そして人質達はヒーローに案内され外に出ていった、しかし、何人かが疑問を抱く
余りにもスムーズ過ぎると
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『人質全員無事外に出ました!!』
「「「「「よしっ!!」」」」」
(もう終わった!?)
(これほどの手練れの中で!?)
(明らかにわざと)
数名がすぐに違和感に気づきそして
それは発動した
シャアアアアアアアアアア!!!!
「わぁ〜!!何!?」
「水だこれ!!」
「スプリンクラー?」
会社全体のスプリンクラーが一斉に作動した
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塚内直正が聞いた
「爆弾以外に何が作られてたんだ!?」
「電流を発生させる遠隔のスタンガンの様な装置です」
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「ビル中に仕掛けておいたぞ どこにいても感電するように」
バリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!!
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手下すら巻き込む一斉感電
幸いなのは爆弾兵すら感電して動けないこと
しかし、それも想定内だった
バチャバチャバチャバチャバチャ!!!
水飛沫を上げながら感電で皆が止まる中を何かが走っていた、それは人ではなく
スケプティックの個性『人形(ヒトガタ)』だった
「ただの人形ではない【耐電素材】の人形だ」
人形の集団が目的の場所に到達した
そこには
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正直驚いた
まさかたった一人のためにこれほどの事件を起こすとは
奴は確かに手練れに囲まれているが
それほどの価値があるのか?
何?
価値ではなくポテンシャル?
奴に?
確かに優秀ではある
だが特別の枠をでていないように見える
ヴィラン連合との戦いであらゆる貢献をしてきたようだが
もっといいやつがいるだろう
何故、緑谷や爆豪や轟を狙わない?
我が強すぎて効かない可能性がある?
なるほど
ならば奴は一番ちょうどいい位置にいるということか
納得した
八百万百を我々の仲間にする