ボン!ボン!ボン!
空中移動するクリエティ・ネオは
「行きますわよ」
手榴弾の雨を降らせる
ボン!ボン!ボン!ボン!ボン!
轟は爆風と鉄の破片を氷で防ぐ
だが一瞬目を離した隙に後ろにまわる
「ぐあっ!!」
爆破を受ける
「爆豪さんのように連発出来ればいいんですけど」
そして距離を取る、ヒットアンドアウェイでの爆豪をコピーした戦いだった。
しかしそれだけでは終わらない
「アシッドショット」
酸入りの水鉄砲すら浴びせてくる
クリエティ・ネオの創造は物理法則に触れない限りあらゆる物を作り出し再現する
(手数の多さと冷静な対応で突破口が作れない!燐の貯めも出来ない!)
嵐のような怒涛の攻撃に構えることすら出来ない
「どうですか轟さん!これが特別となった私ですわ!!」
クリエティ・ネオは病的な笑顔を浮かべ喜びをあらわにする
「、、、八百万、、、」
いつもの笑顔ではない
こんなものじゃない
彼女の笑顔はこんなものじゃない
「あら?どうかしましたか?」
「使命感を感じてんだよ!!」
轟は炎を構え
「ヘルスパイダー!!!!」
炎の斬撃を放つ
周辺ごと壊しクリエティ・ネオに当たる
だが彼女も対策していた
防火マント 防火ジェル 消火剤
あらかじめ作っておいたものだった
「、、、まだ、、、まだまだまだまだ!!」
彼女は青筋を浮かべる
「まだ手加減しているんですか!?こんな装備!本気の火力なら意味をなさないでしょう!!?」
「そうでもねぇよ、お前の準備が万全だっただけだ」
「〜〜〜っ!!!」
クリエティ・ネオは苛立ち怒りの表情を向けるいつもならありえないほど感情を出している
(八百万の全てがパワーアップしたわけじゃない、力を手に入れたことでメンタルに変化が?)
そして轟は思い出す
それは緑谷の独断専行を止めて連れ戻すために戦ったあの瞬間
緑谷出久の強さと弱さ
爆豪の自分重ねる言動
麗日の呼びかけ
「ここには俺一人、、、だが、だからこそ俺は」
「遅い!!!」
クリエティ・ネオは爆破の高速移動で正面に距離を詰める
「捕縛!」
「くっ!」
相澤流の捕縛操作で轟を拘束する
そして眼の前で
ガコン!!!!!
大砲を作り出した
「至近距離砲撃!本気でなければ死にますよ!!?」
ドォォン!!!!!!!
「瞬間の火力で防げてもかなりのダメージでしょう」
砲弾は轟の腹に決まる前に炎で減速させたが
身体にめり込む
バキバキ!!!
「あっ!!!!!」
それは肋骨が折れた音だった
「ここまでやりましたよ、、、轟さん」
「、、、、、、、、、」
「私を相手に本気を出してくれますよね、、、」
その表情はまるで哀しんでいるようだった
だからこそ
「断る!!!!!」
ブチィ!!!!!
「っ!!ふざけないで!!!!!」
クリエティ・ネオは作り出すあらゆる殺意全開の武器を作り出す
それはまるで個性を合体させたオール・フォー・ワンのように
ーーーーーーーーーーーーーー
骨が軋む 血が広がる 目の前が霞む
轟は何とか立っていた
「フゥー!フゥー!!」
彼女は息が上がっていた
「ここまでしましたよ!いい加減にしなさい!!」
まるで地団駄を踏む子どものように癇癪を起こす
「、、、、、八百万」
「なんですか!!」
「普段のお前なら気づけたはずだ」
俺がお前相手に手加減なんてしないって
「!?」
「この姿が本気を出していないように見えるか?俺は最初から全力だったさ」
「どういうことです!!!!」
「やっぱりな、、、こんな簡単な嘘に振り回される」
お前はいったよな、俺のこと信頼してるって
俺もだよお前のことを信頼してる
だから手加減なんてできる訳が無い
「手加減は嘘!?何故そんな嘘を!!」
クリエティ・ネオは創造で傷んでいた爆破の装備を新しくする
「ずっと待ってたお前の個性は【脂質】を使う、、、つまり有限だ」
「!」
「さっきの創造、明らかに遅くなってた」
爆破の装備を新しく作るスピードを轟は冷静に分析していた
クリエティ・ネオはもう前のように手数を出せない
「いつものお前ならこんな凡ミス犯さなかった、、、いつものお前なら感情的にならずに最善の道を進む」
それは轟が見つけたクリエティ・ネオの穴だった
「そしてこうしてる間に、、、整っちまったぞ!」
ボシュ!!!!
轟の身体から【冷たい炎】が吹き出す
「燐!!!」
八百万は近づき止めようとするが
「疲労で動きも遅くなったな」
轟の方が速かった
大海氷嘯!!!!!!!
それは
通常より【弱かった】
通常の威力なら勝負は終わっていたが
度重なるダメージで轟も全力を打てなかった
しかし轟はその威力で【作戦】を決行する
「これは!!?」
足全体を凍らさせていた
しかしそれだけではない、氷が円状に迫り上がり二人を囲むように【檻】を形成する
遠目から見たら巨大なガラスコップのように見える
「決める!!!!」
轟は近づき最後の仕上げをしようとした時
プシュゥゥゥゥゥゥ!!!!
「な!?」
クリエティ・ネオの手の甲から何かが噴射した
轟の口元に付着して口の中にも入った
スプレー型の麻酔だった
最後の最後で隠していた手だった
轟はソレが麻酔だと気づく
そして刹那の瞬間に考えるこのままでは不味いとどうするべきかを
そして思い出したのは
野原しんのすけ
の奇行
ツン
「は?」
気がつけば
口を塞がれていた
「これでお前の中にも麻酔が入ったな」
そしてそれは起こった
ドババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ!!!!!!!!!!!
「これは!?」
それは
大量の水だった
原理は簡単、大量の氷を作りソレを炎で溶かしまくるそしてガラスコップ状の【檻】の中に水は溜まり
二人は水没する
(何故こんな回りくどい手を!!?)
クリエティ・ネオは麻酔で朦朧としながらも脱出しようとするが
同じく朦朧とする轟に抱きしめられる
(逃さない!)
そして
それは起こった
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お前の個性AIまで作れるのかよ凄いな
いや〜それほどでも〜
野原しんのすけ君大事なことを
あ!そうだった!
大事なこと?
ヤオモモちゃんを元に戻す方法!
何!?
風間くんのときも戻ったから多分同じだと思う
どうすればいいんだ!?
あのね、電気が必要
電気!?
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轟はガレキ地区につく前に作戦を立てていた
自分ごと水没される後は
オツムンが連れてきた大量のドローン
つまり、大量の機械、大量の電気
『お疲れ様でした任務完了です』
その全てが水の中に突撃した