ワープゲートで雄英生とは違う場所に飛ばされたヒーロー達は決めていた通りに対処した
しかし
キラーサボテンは水に溶けなかった
ヒーローはそれでも抵抗したが雄英生の包囲網以上の物量に人手は削られていった
雄英生に向けたキラーサボテンは劣化版の在庫処分だったと後に気づくことになる
そして雄英生が合流した頃にはプロヒーローのほとんどが捕らえられた後だった
「助けるぞ!!!!」
雄英生は残りのヒーローを助けようとしたとき
「逃げるんだ!」
「この事を伝えるんだ!」
「食われたってすぐには消化されない!!」
「この情報を早く!!!」
「っ!!!」
プロヒーロー達は最善の選択をした
そしてそのすぐ後に
全員が飲み込まれた
「こっちに来るぞ!!」
そしてプロヒーローを全員捕らえたキラーサボテンは雄英生に向かってきた
「彼等の覚悟を無駄にするな!逃げるぞ!!」
飯田が歯を噛み締めて撤退を指示した
ーーーーーーーーー
「助けられなかった!クソ!」
「この事を連絡しねぇと!!」
「サボテンが大量で連絡のすきがねぇ!!」
「先ずはここを乗り切るぞ!!」
生徒たちはまずこの極地を乗り切ることに全力を注ぐ
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!
だがさっきの包囲網の2倍はある物量に苦戦を強いられる
「障子!野原!さっきと同じやつ!!」
「ダメだ!包囲がさっきより厚すぎる!!」
二人のハリケーンでも2倍の包囲網には一時的に穴が空くだけで意味がなかった
「さっきと同じ手は使えないのかよ!!」
「ちくしょう!!止まりやがれぇー!!!」
個性の手を緩められない一瞬油断すればすぐに触手で捕食される
(考えろ!どうにか抜け出す方法を!)
飯田天哉がこの場の指揮役として戦いながら思考する
(拘束できるものが3人もいる!しかし止められても触手を伸ばしてくる!上鳴君の個性をフルに使ってもすぐにショートしてしまう!障子くんも耳郎くんも戦いながらの索敵ですでに全力!野原君の個性は!?銀の盾でみんなを守って ダメだ!止まったら数ですぐ囲まれる!動きながらの迎撃は絶対!俺が全員を運べれば!ダメだ!質量的に全員は!!野原くんのセキトリスーツなら運べるだろうが速さが潰されてしまう!)
その時
「あれは!!」
障子が増やした目で何かを見つけた
そして閃いた
あれに乗ればあるいは
「飯田!野原!」
「!?」
「お!?」
「バスだ!運転できるか!?」
障子が指差す先に
ワープゲートに飲み込まれたであろうバスがあった
「そうか!野原くんは!!」
全員がハッとする
「車の運転できる!!」
「え!?そうなのですか!?」
B組の塩崎だけが別の反応をした
「でもバスだぞ!車とは」
峰田が言おうとすると
「できる!」
しんのすけはとっさに即答した
「マジで!!!事故ったら俺等も」
「なんか車よりできる気がする!!」
しんのすけは謎の核心を持っていた
「マジで信じるぞ!!事故んなよ!!!」
そして一同はバスを目指すが
「て!結局包囲をどうにかしねぇと行けねぇーー!!!」
「バスまで思いのほか距離あるぞ!」
「地道に進むしか無い!」
「チクショォォォォ!!!!!」
全員がどうにか進もうとするが時間がかかると全員がわかった
しかし
「これだ!!!!!」
「「「「!!?」」」」
飯田が閃いた
「野原くん!セキトリスーツだ!合図したらそれで全員を抱きとめるんだ!」
「よくわかんないけどぶっラジャー!」
しんのすけは【ストーン】をセキトリスーツに変化させた
「愛のハグ〜〜〜!!!」
「おワップ!」
巨大な両腕に全員が抱きしめられ一つの塊になる
「全員を絶対に離さないでくれ!」
そして飯田は脚をためた
飯田一人では無理だったがしんのすけが全員を一纏めにしている今なら一度で運べる
瀬呂のテープや塩崎の茨でも良かったがしっかり掴んでいるしんのすけのほうが安心感があった
故に飯田はこのチャンスを逃さない
セキトリスーツの後ろに回り込み身体全体を使ってしがみつく
そして炸裂した
「レシプロバースト・関取弾丸(せきとりだんがん)!!」
ドオオォォォォォォォォ!!!!!
巨大な塊がサボテンを押しのけて真っ直ぐとバスの方に向かっていく
それはもはやミサイルだった
「ブハッ!バスだ!」
「エンジンかけろ!野原!」
「オッケー!!!」
そして
ブルルルル!
バスのエンジンはかかり
「茨のチャリオット」
塩崎が茨の鎧をバスに纏わせる
「おぉ~カッコいい!!!」
「言ってる場合か!!」
「でもこれはロマンあるわ〜」
「上鳴!お前も!!」
個性で周りのサボテンを蹴散らし
「走れーーーーーー!!!!!!」
バスは出発した
全員がまだ追いかけてくるサボテンに対処する中で
「必ず助けに来ます!!先輩方!!!」
飯田は巨大サボテンに向かって叫んだ
そしてバスは山岳地帯を走っていった