UC.0079.5月、連邦のV作戦の阻止には成功したが、開発責任者であるテム・レイ技師大佐と技術者達をジャブローに逃がす事態となる。
無論、大量のモビルスーツの製造資材は占領されたオーストラリアからジャブローに搬入されている事態からソロモン諸島から南太平洋地域の制空権と制海権は連邦軍が握っている状況だった。
それを打開する為、第二次降下作戦の必要性があり、部隊の白羽の矢が立ったのは海兵隊を抱えているシーマ・ガラハウ少佐が率いる部隊だった。
無論、シーマ隊は宇宙と地上の両方でも活動が出来る部隊であり、地上部隊は女性だけの海兵隊であるアマゾネス大隊と宇宙軍のシーマ隊だった。
「姉貴、次の作戦からアタイは地上部隊の指揮に入るよ」
シーマ・カラハウ少佐の唯一の肉親である妹のリリー・ガラハウ大尉。アマゾネス大隊の隊長であり次の作戦ではソロモン諸島制圧の足掛かりにポートモレスビーの基地に大隊と一緒に地上に降りる予定だった。
「そう、寂しくなるさね…」
「なぁに、姉貴も今回のサイド4の連邦軍駐留艦隊の殲滅作戦までは一緒だろ?なら、終われば休暇序にバカンスだよ姉貴。」
ニッカァと笑うリリーにシーマは苦笑いしか出ないが、確かにバカンスは悪く無いと思うのだった。
同月、シーマ艦隊は資源衛星ペズンへの補給航路の確保の為と補給航路の障害となるサイド4の連邦軍の駐留艦隊の殲滅の為、上司のシノザキ大佐の指示により出撃する。
上司が何やら物資を積んで居たと部下の報告で掴んではいたが、搬入物資の全てと武器弾薬を徹底的に確認したが異常は無かった。後に逮捕された上司のシノザキ大佐は巧妙に物資や武器弾薬を偽装してた事が後の取り調べにより判明している。
シーマ艦隊の主力モビルスーツはザクFとシーマ専用ザクS型とリリー専用のザクC-6型をカスタムしたザクC-6改(RG)主軸としているがアマゾネス大隊だけはザクC-6型を使用しており、地上に降りた後にJ型に改装予定だった。
無論、地上部隊のアマゾネス大隊に用意されている機体はズゴックとザク・マリンタイプを主力とし、アマゾネス大隊の本拠地のポートモレスビー基地にズゴックの後継機型であるズゴックEとハイゴッグの先行生産型が小数配備される予定だった。
武装面は、近接武器はヒートソードとヒートスピア。近中距離はLKP-110ミリマシンガンとマガジン式280ミリバズーカを主力武装としている。
主力武装である280ミリバズーカの弾頭の中身が交換されていたのだ。弾頭の中身は、旧世代の原爆の5倍以上の威力があるとされているマーク42と言われるミサイルに搭載が可能な小型の核弾頭であり弾頭の中身を交換するだけなら280ミリバズーカの弾頭と同じだったが、部下の安全を第一とするシーマ姉妹は自らの眼で使用する弾薬と装備の全てを目視確認を徹底していた。
だからこそ、バズーカの弾頭と同じに見える様に細工したのだ。目論見通りにガラハウ姉妹は徹底的に確認したが、細工が巧妙過ぎて見逃したのだ。
更にシノザキ大佐は、ガラハウ姉妹に嘘の情報を流していた。それは、攻撃予定のコロニーの住人の暴徒化しているのは嘘だった。実際は連邦軍に対する暴動で、無理難題による増税と食料の強制接収に対する暴動だったと生き残った住民による後の軍事裁判での証言により判明する。
シーマは暴徒鎮圧の為に非殺傷性の催涙ガスを用意していたが、シノザキ大佐の手の者によりシーマ少佐が用意した催涙ガスはすり替えられ、毒ガスである無色無臭のG3ガスに替えられていたのだった。
「アタイに続きな!」
「「「「了解!」」」」
攻撃当日、リリーはアマゾネス大隊でもベテラン級パイロットである部下の4名を僚機としてコロニー駐留艦隊であるサラミス級3隻に対艦攻撃を敢行する。
無論、リリーの機体は作戦後に地上用のJ型に改装予定のリリー・ガラハウ専用のザクC-6型改であり、開戦時から使用している機体だった。
隊長機であるリリーは敵艦までの距離は若干遠かったが、精密射撃が得意だった為に装備していた280ミリバズーカを放ち、艦隊中央に居たサラミスに命中した時だった。
凄まじい閃光と熱線。
その激しい爆発に誘爆するサラミス。
リリー機のザクC-6型の他の僚機だったザクC-6型が手足の関節が千切れながら後方に吹き飛ぶ姿だった。無論、リリー達が無事だったのは距離が遠かった為に機体の手足の関節が千切れただけで機体は無事だった。
ただ、中身のパイロットまで無事では無かったが様だが…
「なっ…」
シーマは何故と絶句し、ジオン公国軍では大公による勅命で使用自体が禁止だった核が、何故、どうして有るのだと思いながら、部下に妹達の救出を命令した。
無論、救出作業もしながらも暴徒鎮圧に別方向から侵入させた部下に異変が起きる。
『シーマ様、メーデ、メーデ』
「何が起きたと言うんだい!」
『催涙ガスでは無く、中身が…ザァァァ』
暴徒鎮圧に使用した催涙ガスだと思い、コロニー内で散布したザクF数機が毒ガスだと解って使用中止にしたが、かなり強力な毒ガスだった為にザクのパイロットにまで被害が及ぶ凄惨たる事態となる。
無論、シーマ艦隊は地上で陸戦も行う為、連邦軍の毒ガス対策の装備がある為、装備したザクFが救出に向うがパイロット達は毒ガスにより死亡していた。
妹のリリー他のアマゾネス隊の隊員も全員が救出されたが、ソロモンでの軍病院での除染治療やイチカからドズル閣下に託された束姉特製のナノマシン治療が出来る飲薬型のカプセルを渡したが、懸命な治療の末に全員が死亡する。
彼女達が無事だったのは、核による熱線被害はアマゾネス隊の機体がJ型に改修予定だったザクC-6型だった。
元のC-5型は核対応が出来る機体だった。
コクピット周りは鉛と特殊コンクリートをサンドした装甲材で被爆を防ぐ構造だった。しかし、核攻撃の必要が無くなり、コクピットハッチはF型に準ずる型となり、コクピットハッチのみが交換されている。
もしも、C-5型が改装されずにそのままだったら、リリー達は強力な放射能から助かっただろう。
しかし、対核装備が外され、F型寄りになったC-6型ではコクピットハッチ以外の周りだけは元がC-5だった名残りで残り機体だけは無事だが、コクピットハッチは通常装甲で放射能は防げないのだ。
そして、放射能に汚染されたリリー達は、即死とはならなかったがソロモンに搬送され、隔離病棟に隔離された部屋で放射能を通さない特殊ガラス越しの姉のシーマと永遠の別れとなる。
「姉貴、ゴメン…」
「リリー、あたしを独りにして置いて行くんじゃない!
うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
それが、リリーの最後の言葉だった。
リリーとアマゾネス隊の数名は、急性放射線中毒により、数日後に死亡となる。遺体は放射能汚染が酷い為、放射能が漏れない様に特殊な鉛製の棺桶に入れられて居住区の教会に埋葬された。
その他、催涙ガスを撒きに向かったパイロット四人も毒ガスにより死亡して棺桶に入れられ、シーマはただ呆然としながら独りで、妹が入る棺桶や部下達の棺桶を前に部下達が部屋の外に居るにも関わらず大声で泣いたと言われている。
サイド4の連邦軍駐留艦隊殲滅を指示したシノザキ大佐は、知らぬ存ぜぬとシーマ艦隊を切り捨てる。
全ての責任を押し付けられて大尉に降格したシーマ自身も唯一の肉親を亡くしたショックから自暴自棄と上官不信となり、唯一信用が出来るシーマ艦隊のメンバー全員を連れて一緒に地球へと降り、ポートモレスビー基地を拠点に南太平洋の連邦軍の水上艦隊を標的に海賊行為を行いながら略奪を尽くし、ソロモンに招集が掛かりイチカに出逢うまでは腐る様にポートモレスビー基地で過ごしていた。
無論、隊長を失ったアマゾネス大隊も副隊長だったユキノ・ヤマシタ中尉が隊長となり隊員達を纏め、シーマが妹の思い出が多すぎる為に本隊と距離を置きながらソロモン諸島を制圧するが、彼女達が宇宙に戻るのは戦後となりアクシズによるルナツー攻略戦までソロモン諸島で過ごす事とになるが、隊員の全員が美女、美少女と容姿端麗でありながらも男勝りでレンジャー持ちだった。
アマゾネス大隊による海賊行為の際には、地球連邦軍の男性軍人を多数を誘拐(アマゾネス大隊の女性陣の一部に特殊性癖があり、枯れ専やショタ好き、筋肉好きなど多数存在している)して何かの欲求不満を解消していたかは語られないが、両軍の男性陣からは『Maneater』と呼ばれて恐れられたらしい。
V作戦阻止作戦が終わった後、アイナ中尉は兄と一緒に『アプサラス計画』の為に地球のラサ基地に降りる事となる。
アプサラス計画とは、ミノフスキークラフトの小型化の実証実験とメガ粒子砲のモビルスーツへの搭載実験が目的でおり、試作機のアプサラスの検証はサイド3のモビルスーツ技術研究所で行えたが、試作2号機であるアプサラスⅡは地球で実験を行う為だった。
アプサラスⅡはパーツにされて輸送艦に載せられ、アイナ中尉が所属する第175中隊は、ジオニック社のYMS-11の評価試験が終わり、モビルスーツ技術研究所で試作された後のMS-11アクト・ザクの試作機のテストも並走して行う予定だった。
アイナの新しい機体も試作機のアクト・ザクであり、輸送艦の護衛機としてノリス機の機体も併せ4機が搭載されていた。
「大佐!
敵モビルスーツ反応!」
大気圏突入の目前にルナツー所属のジム4機の襲撃を受ける。無論、大気圏突入の為に試製型アクト・ザクはハンガーに固定されて出撃が出来ないのもあるが、大気圏内での活動予定だった為に地上用のチューニングに代わっていた為に出られる機体ではない。
「機体はないの!?」
「機体は有りますが、あの機体なら…」
デッキ作業員が指差す方向にある機体は、ツィマッド社の試製モビルスーツYMS-08Bドム試作実験機だった。
無論、YMS-11A試製型ゲルググやYMS-09R-ⅡプロトタイプリックドムⅡなどの試作機を乗って来たアイナだったが、流石に士官学校卒業前の試作機に顔が引き攣るが、リックドムより装甲が薄いが加速力は高い機体なのも確かであり、ハンガーにロックされて無い唯一の機体だった。
アイナは、ドム試作実験機のコクピットに入り、動力を入れながら、デッキ作業員が格納庫から武装を取り出して機体の脇の武装用ハンガーに載せられ、アイナはマニュアル操作しながら装備する。
「えっ、またなの?」
コクピットのモニター越しに観たのは、格納庫の天井クレーンが吊るしながら来た武器は、試製型のビームバズーカだった。戦闘持続時間を考えればナンセンスこの上なく、アイナは作業員に通信で地上軍に補給予定だったLKP-110ミリマシンガンを持って来るように言い、5分遅れとはなったが出撃する。
ジム4機もアイナの機体に気付き散開したが、別に此方はビームライフルさえ装備して無いがこんなのは戦場では些細な事である。
ヒートサーベルを抜き、急加速しながらマシンガンで牽制して近づくが、ジムの機体にも学習型コンピューターが搭載されているのは明白で、マシンガンの牽制にも反応しながら回避行動する。しかし、連邦のパイロットの技量では無く、機体の制御システムによる回避パターンで、パターンを見抜けば撃墜は比較的に簡単だった。
サーベルで斬り込むと思わせれば、簡単に距離を取ろうと後方に下がる。その隙を簡単に突けば、ジムはマシンガンの乱射を浴びて落ちるのだった。
ただ、最後のジムだけは違った。
「隊長機?
いえ、この機体のパイロット、戦場慣れしてる!?」
アイナの読みは正しく、このジムのパイロットはパイロット育成が終わったシロー・アマダ少尉だった。
「くっ、なんて腕をしてるんだ!?」
「それでも、私には!」
ヒートサーベルでジムのマシンガンを切り落とし、ジムはマシンガンを投棄しながらビームサーベルを抜く。
「連邦のパイロット、下がりなさい!
あなた以外は撃墜しました!」
「それでも!
負けるわけには!」
シローのジムがアイナのドム試作実験機に斬り掛かるが、アイナはビームサーベルを持つ腕を蹴り上げ、ビームサーベルを落とさせるが、シローもバルカンを放ちヒートサーベルを持つ手に当たり、破壊された手はヒートサーベルを喪失する。
アイナは、モビルスーツ技術研究所のテストパイロットの観点からシローのジムは危険と下す。
何故なら現在進行系でジムに搭載されている学習型コンピューターが問題で、実戦をやればやる程に戦闘データの蓄積により、学習型コンピューターが学習して最適な戦闘補助する事をモビルスーツ技術研究所で解析で出来ていたからだ。
「残弾は充分…」
アイナはマシンガンをマウントラックに仕舞い、ジムに格闘戦を仕掛ける。シローも応戦するがバルカンの残弾は無くなり、巧妙な格闘術をモビルスーツで繰り出すアイナにジムの関節は限界だった。
ここにアンが居たならば、軍隊式格闘術の授業だけアイナに首席を取られた手前だが、モビルスーツで実際に格闘術を使うのは前後未来過去共にアイナだけだろうと叫ぶのは確実だろか。
「くっ!?」
「今ね!」
アイナは、ジムの横腹を蹴ると格闘戦に入る前に腰のマウントラックに収容したマシンガンを抜きながら、蟹挟みでジムを捕まえるとマシンガンの銃口をジムのコクピットハッチに押し付ける。
「投降して下さい!」
「女性パイロットだったのか!?」
「投降しなければ、撃ちます!」
シローはまさかの相手が女性だった事に驚くが、シローは打つ手が無かった為に投降する。無論、ジムも鹵獲されて戦闘データは兄が回収して、データは試作研究中のジオン製の学習型コンピューターに使用するらしい。
母艦に戻ったアイナだったが、捕虜にしたシローの顔をを観てニンマリと笑いながら、兄をどう脅してシローを手に入れるを考えたのだった。
勿論、アイナはアンが婚約している事実からか、アンより先に結婚するとライバル視点で執着しており、捕虜となり一目惚れしたシローを自分の旦那様にどの様に仕立てるかは、この先の事であり、まだ知らない。
「アンの吠え面が楽しみね…」
悪魔の笑顔の様に笑うアイナの笑顔に加えて不穏な言葉に兄と捕虜であるシローはブルりと寒気を感じたが、アイナの笑顔に命が惜しかった為に観ない振りをしたのだった。
地上戦線だが、最も激化しているのは東南アジア方面だった。
電撃作戦による、香港やラサ基地の喪失とチベットからラサ基地までの補給線の喪失など大敗に近い被害を受けた連邦軍だったが、連邦軍の東南アジア方面軍司令官コジマ大佐は、マレーからレイテにマリアナからグアムからハワイまでの補給線の喪失を懸念する。
既にジオン軍のラサ基地とポートモレスビー基地に挟まれた状況であり、台湾の宇宙港の喪失も加味すれば最悪の状況だと言えた。
そして、ラサ基地のジオン軍は必ずと言って良い程にラサ基地とポートモレスビー基地を繋ぐ為と欧州連合のアジア方面の最大の基地セロイン基地とも結ぶ難攻不落な防衛網と成るのは明らかだった。
そして、ジャブローからの補給は潜水艦による補給と隙を突いた航空輸送機のミデアによる航空輸送が命綱だった。それでも、80機近いRGM-79[G]陸戦型ジムと小数だが、25機のRX-79陸戦型ガンダムの配備と61式戦車に替わる100両近い量産型のガンタンクは揃えられたが不安しか感じ無かった。
チベットを落とされた連邦は奪還をする戦力として北方アジア方面の連邦軍を投入したのだったが、ジオン軍の猛攻にアラスカ方面軍の連邦軍の壊滅の報告と欧州連合とオデッサ基地のジオンの動きで板挟みとなり動けなくなり欧州方面は膠着状態となる。
キリー大尉達の帰還と共に大量の補給を得られたジオン軍北米方面軍は、マッドアングラー隊とパナマ運河の確保を目的に大侵攻を始め、カリブ海方面の連邦軍に攻撃を開始する。
そして、キリー大尉率いるノイジー・フェアリー小隊に新人軍曹のヘレナ・ヘーゲルがスナイパー型のザクⅡで加わり、ノイジー・フェアリー小隊はカリブ海方面の侵攻に加わり、ジャブローからの派遣部隊には先行量産型RGM-79[G]陸戦型ジムの部隊でウィッチハント隊と呼ばれる部隊と交戦していた。
「魔女がぁぁ!!」
「やらせない!」
連邦軍のウィッチハント隊のセシリアがアルマの陸戦型高機動ザクに斬り込むが、ヒートサーベルでビームサーベルを受け止める。
無論、キリー大尉達もウィッチハント隊の陸戦型ジムに戦闘を仕掛けるが、戦況は芳しくは無かった。
ジオンのノイジー・フェアリー隊と連邦のウィッチハント隊の戦闘はセシリアの陸戦型ジムを残して壊滅して終わるが、ウィッチハント隊の他の隊員は脱出して機体を失っただけだったが、部隊の被害の重さからパナマからジャブローに撤退する。
無論、ノイジー・フェアリー小隊も被害が甚大でアルマの陸戦型高機動ザクは大破し、ミアのザク・キャノンテストタイプは機体の損傷度から投棄を余儀なくされる。キリー大尉機とヘレナ機は無事だったが、負傷したアルマとミアの搬送と小隊として壊滅判定によりカルフォルニアベースへ撤退となった。
南太平洋方面の連邦軍もパナマ運河を護る為に動くが、ソロモン諸島に展開中のアマゾネス大隊とポートモレスビー基地のシーマ隊がいる為、オーストラリアのトリントン基地の連邦軍が補給不足で全く動けない状況でパナマ運河の防衛は放棄はしたが、ソロモン諸島のアマゾネス大隊と戦闘が激化する。
北米方面軍とソロモン諸島のアマゾネス大隊に挟まれた連邦軍の南太平洋方面軍とオーストラリア方面のトリントン基地の連邦軍は、パナマ運河の防衛を放棄したが、南米には連邦軍本部がある為、パナマから南は連邦軍が死守している状況だった。
ジオン軍香港方面軍は台湾宇宙港の確保の為、制圧した敦煌基地から転進したシャーロット・シュナイダー中尉の部隊が侵攻して制圧に成功し、ミチル・サオトメ少尉率いるザク・キャノン隊はラサ基地までの陸路での補給路であるシルクロードの街道の制圧作戦を決行と香港方面軍の本隊は南方ルートの確保で欧州連合軍のインド方面軍の補給路の確保の二面作戦を取ることになる。
欧州では、オデッサ基地所属のジオン軍と欧州連合軍がオデッサから東である連合軍の北方アジア方面軍に攻撃を始める。無論、連邦軍は反撃するが、アラスカからパナマまでの補給路が遮断され、カナダ方面軍の連邦軍は孤立状態となり、大西洋から上陸して来た欧州連合のモビルスーツ隊との激しい市街地戦に持ち込まれ連邦軍のカナダ方面軍は疲弊するばかりだった。
ジオン軍のアフリカ方面軍はチェニジアの確保とスエズ運河の確保に乗りだし、アフリカ方面軍総司令ノイエン・ビッター准将はスエズ運河の足掛かりとなるカイロとアレキサンドリアに侵攻し、欧州連合の航空隊の支援により確保したが、スエズ運河に侵攻するだけの戦力が足りずにスエズ運河を護る連邦軍と膠着状態となる。