特急「おおぞら」殺人事件   作:新庄雄太郎

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特急「おおぞら3号」で殺人が起きた。


第2章 身元照会

そこへ、1本の電話が特捜班に入ってきた。

 

「はい公安特捜班、何っ、特急「おおぞら3号」のグリーン車の車内で男性の死体!。」

 

と、高杉は言った。

 

「えっ。」

 

「はい、名前は東京在住の清村 一郎、分かりました早速調査いたします。」

 

と、高杉は電話を切った。

 

「おいっ、北海道警察から捜査協力の要請だ。」

 

「早速、当たってみます。」

 

早速、高山と小海は捜査を開始した。

 

「えっ、一郎が。」

 

「はい、昨日特急「おおぞら3号」のグリーン車の車内で毒殺死体で発見されたんです。」

 

「何か、知っているんですか?。」

 

「ええ、確か夏休みに北海道でノロッコ号に乗りに行くと言って上野駅で見送りに行ったんです。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

「その友人に最後にあったのはいつです?。」

 

と、小海は言った。

 

「ええ、確か北海道へ行く前に友人と一緒に話していたな。」

 

「ほう、それが彼に最後にあったんですね。」

 

「ええ。」

 

早速、高山と小海は特捜班に戻り高杉に報告した。

 

「何、清村は夏休みに北海道で特急「おおぞら」とノロッコ号に乗り行くと言って上野駅から寝台特急「北斗星」に乗って札幌へ向かったって事か。」

 

「ええ、恐らく。」

 

「それで、死因は?。」

 

「死因はエナジードリンクの中に青酸系の毒が混入されていた。」

 

「ほう、なるほど。」

 

「道警の話では、調べてみたんですが、不思議なのはドリンクの瓶が見当たらなかったんです。」

 

「犯人が持ち去ったって事は?。」

 

と、三輪は言った。

 

「ええ、その可能性があります。」

 

「つまり、犯人は最初から札幌へ来ていたんでしょうか?。」

 

「ああ、それも考えられるな。」

 

と、高杉は南と高山たちに言った。

 

「夏休みに列車に乗り継いで北海道へ行くことも多いのかね。」

 

「実は、最近釧網本線にノロッコ号が運行開始したんですよ。」

 

「ほう、釧路湿原「ノロッコ」号!?。」

 

と、桜井は言う。

 

「北海道の釧路と網走を結ぶローカル線で、98年のダイヤ改正で新型の車両に変えたの。」

 

「へぇー、なるほどね。」

 

「結構人気なんだね。」

 

「ええ。」

 

「つまり、清村は上野から寝台特急「北斗星」に乗って札幌から特急「おおぞら3号」に乗って釧路へ行く途中で毒殺された。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

我々が清村の足取りを追って、調べたところ。

 

清村は上野から寝台特急に乗って札幌から特急「おおぞら」に乗って釧路と標茶へ向かったことが判明した。

 

清村の北海道旅行の日程は次のとおりである。

 

1日目 16時50分 上野発寝台特急「北斗星1号」に乗車、8時55分に札幌に到着

 

2日目 8時59分 特急「おおぞら3号」に乗車 釧路で下車

 

3日目 釧路から標茶へ、観光列車釧路湿原「ノロッコ号」に乗車

 

4日目 釧路‐札幌‐函館‐盛岡と特急と東北新幹線に乗り継いで東京へ帰京

 

「ほうなるほどね。」

 

「早速、会社の上司に聞き込みをしてきました。」

 

「そうか、何かわかったか。」

 

「ええ、先日彼は休暇を出していたそうです。」

 

「ほう、なるほどね。」




いよいよ、南と高山たちは北海道へ。
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