「うーむ。」
「どうした、高山。」
「何か、怪しくなってきたな。」
と、高山は言った。
「えっ。」
「でも、彼は事件当日にはアリバイがあるんですよ。」
「いや、実は犯人は最初から寝台特急「北斗星」と特急「おおぞら」には乗っていたんだよ。」
「えっ。」
「それはいったい、どういう事なの?。」
「わかったよ、犯人はこれを利用したんですよ。」
「高山、詳しく説明してみろ。」
と、高杉は高山たちに言った。
「はい、犯人は前日に会津若松へ行っていたんですよ。」
「ほう、なるほど。」
「犯人は、どうやって寝台特急「北斗星」と特急「おおぞら」に乗ったって言うんだ。」
「詳しく説明します。」
高山は、時刻表をもって詳しく説明した。
特急「ビバあいづ6号」
会津若松発16時42分 乗車
郡山着17時40分 下車
寝台特急「北斗星1号」
郡山発18時12分 乗車
札幌着8時55分 下車
特急「おおぞら3号」
札幌発8時59分 乗車
釧路着13時40分 下車
観光列車「ノロッコ釧路湿原」
釧路発11時06分 乗車
塘路着11時56分 下車
標茶から釧路へは釧網本線に乗り換える
特急「おおぞら10号」
釧路発15時17分 乗車
札幌着19時56分 下車
夜行急行「はまなす」
札幌発21時56分 乗車
青森着5時18分 下車
特急「はつかり4号」
青森着6時34分 乗車
盛岡着8時51分 下車
東北新幹線「やまびこ106号」
盛岡発9時03分 乗車
郡山着11時15分 下車
「そうか、やはり最初から北海道へ向かって行ったのか。」
「その通りです。」
「それで、犯人はわかったのか。」
と、南は高山に言った。
「犯人は、三谷謙治ですよ。」
「そうか、やはり郡山から寝台特急「北斗星」に乗って北海道へ行っていたのか。」
「ええ、その通りです。」
「これで、彼のアリバイは崩れたな。」
「ええ。」
菅原と三輪は、三谷のマンションへ向かった。
「えっ、三谷は暫く旅行へ行っている。」
「ええ、何でも九州へ行くとか言って出かけていきましたよ。」
「どこへ行ったか、分かりますか?。」
と、三輪は大家に言った。
「さぁね、確か鹿児島と湯布院へ行くとか言っていたからね。」
「えっ、九州へ。」
「何でも、鹿児島と湯布院へ行くとか言って旅行へ行くとか言っていたのよ。」
「やはり、列車で行ったんだ。」
菅原と三輪は、高杉班長に報告した。
「何っ、九州へ旅行に行っていた。」
「ええ、大家の話では女と一緒に九州へ行くと言って一昨日から出かけたそうです。」
「ほう。」
そして、翌日。
三谷が彼女を連れて東京へ戻ってきた。
「あっ、三谷だ。」
「女と一緒でしたね。」
三谷のマンションにて
「さぁ、お前をどうするかな。」
「わっ、何するのよ。」
「悪いが、お前は死んでもらうぜ!。」
「キャーッ、やめてーっ!。」
と、そこへ南と高山と桜井がやってきた。
「そこまでだ!、三谷!。」
「観念しなさいっ。」
と、桜井は三谷を制圧させて南が確保して、高山は三谷に手錠をかけた。
「わっ、てめぇは鉄道公安の。」
「三谷謙治、殺人容疑でお前を逮捕する!。」
「大丈夫でしたか。」
「けがはないですか?。」
「あ、はいっ。」
「菅原、救急車だ。」
「わかりました。」
そして、南は三谷に言った。
「やはり、あなたが事件の犯人だったんだな。」
「ああ、いつも俺をこき使いやがって許せなかったんだよ!。」
「それで、北海道で殺人を思いついたんだな。」
「ああ、そうだよ。」
こうして、北海道で起きた事件は解決した。
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劇中の列車は98年7月のダイヤを使用しています