ソードアート・オンライン ブロッサムフィール   作:偽帝

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第18話~自宅に帰ってきてもイチャる~

洞窟から移動してトウカの家の中に着くと、ユウキは一目散にベッドに向かった。

 

 

「俺ん家だぞ・・・」

 

 

トウカの言葉を聞きながらも、ユウキはベッドに飛び込んで脱力する。少しだけ目を閉じた後、メニューを開いて鎧を外した。

 

 

楽な格好になったユウキは足をバタバタさせながら、両手でベッドの感触を確かめている。

 

 

「はぁ」

 

 

ため息を吐いて、トウカもベッドのほうに移動する。部屋に入った後、メニューから椅子を出してユウキの寝ているベッドに寄せて座る。

 

 

「トウカー♪」

 

 

ユウキは両手をこっちに向けてきた。何を求めているのかわからなかったので、取りあえずトウカも両手で触る。小さな手だがしっかりと暖かさが伝わってくる。

 

 

「もしかして、マザーズ・ロザリオを使ったほうが速く倒せたんじゃないか?11連撃ならあの中心部分にもダメージが足りたはずだが・・・」

 

 

トウカが言うとユウキは両手を頬に付けて体を彼の方に向けた。

 

 

「使うタイミングが大事なんだよ!オロチにもそのタイミングはあったと思うけど、全体的に防御が高めに見えたから大きなダメージが期待できないと感じて使わなかったんだ!でも、もしトウカが使おうとしてもボクは止めなかっと思うよ」

 

 

「受け継いだ俺でもまだ一回も試したこと無いぞ?」

 

 

するとユウキは笑顔で嬉しそうな表情になる。

 

 

「だって、トウカなら初めてでもアレンジを加えてやってくれるでしょ?ボク、アレンジされたロザーズ・マザリオを見てみたかったなぁ♪」

 

 

「いつか、クエストの時にでもやるよ」

 

 

「約束ね!」

 

 

「ああ」

 

 

ユウキが出してきた小指にトウカも小指を出して、合わせる。2、3回上下に指を振って確認した後、トウカは立ってメニューを開いた。

 

 

「じゃあ俺はそろそろ・・・」

 

 

ログアウトする、と言おうとしたが腕に感触があったのでユウキの方を見た。トウカの衣服を小さく掴んでいるユウキは少し俯いた後、ゆっくりと顔を上げて言った。

 

 

「行かないで、お願い」

 

 

ユウキと目を合わせたままトウカは取りあえずベッドの端に座る。台詞と表情がトウカの心拍を静かに上げる。

 

 

「・・・どうした?」

 

 

人差し指で少し紅潮しているユウキの頬を撫でる。ゲームの中とはいえ少しだけ熱くなっているのが指にしっかり伝わる。

 

 

「トウカと話してたらオロチのうにゃうにゃ思い出しちゃって・・・、ちょっと怖くなっちゃった!あはは・・・」

 

 

「・・・ッ!」

 

 

トウカは小さくクスッと笑うと、ユウキに両手で頬を挟まれる。ひんやりと冷たいが他のプレイヤーとは違う特別な感覚だった。

 

 

「ね、何で笑ったの!?」

 

 

「何でもないって、離せ」

 

 

ユウキが可愛いから、と言う自身も無くトウカははぐらかして、ユウキの手から逃れようとするが全く動かせない。

 

 

「筋力パラメータで俺は永遠に勝てないのか・・・」

 

 

「そうだね!何で笑ったか教えてくれるまで離さないから♪」

 

 

「マジか・・・」

 

 

言うつもりは無いトウカはユウキから離れるために?時間格闘した。

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