ソードアート・オンライン ブロッサムフィール   作:偽帝

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第36話~quest3:カップル限定クリスマス特別クエスト⑪~

「いちいち飛んで攻撃するのは時間が掛かるな・・・」

 

 

「でもそれしか・・・」

 

 

トウカはユウキの顔を下に向ける。視線の先にはサンタの靴と足の間、つまり露出している所だ。

 

 

「あそこ?あれ、服じゃないの?」

 

 

「よく見ろ、サンタの脛毛だ」

 

 

「げっ・・・」

 

 

顔をしかめるとユウキはトウカにくっついた。生理的に無理なのか、あまりサンタを見ようとはしてない。

 

 

ってか、あれ生えすぎだろ、毛が濃いにも程がある、やっぱり考えたやつに問題があるな。流石に気持ち悪い。

 

 

「トウカは・・・?」

 

 

「え?」

 

 

上目で見ながら唐突な質問。

 

 

「トウカは毛むくじゃら、じゃないよね?」

 

 

「も、もちろん!」

 

 

とりあえず服をまくって腕を見せる。

 

 

「足は?」

 

 

何か厳しいな。

 

 

「っと、はい!」

 

 

ズボンを摘んで捲ってみせる。雪のステージで毛のチェックをされるとは、っていうか寒いし。

 

 

「そういえばこれゲーム内だから確認意味ないよね・・・?」

 

 

そう言うと密着させていた体を少し離した。

 

 

「いや、現実でも濃くはないから!そりゃ男だから生えてるけども!濃くはないから!」

 

 

両腕をクロスさせて完全に引いているポーズをとっていたユウキだが、何とかまたこっちに来てくれた。

 

 

「ボクね、ああいうフッサフサなのは何と言うか・・・ニガテなんだ」

 

 

「ああ~」

 

 

何となく同情できる。逆に少なすぎるのも嫌だし、濃過ぎるのも・・・気持ち悪い?感じがする。

 

 

「ところで、何で現実を確認したんだ?」

 

 

トウカは何とか話題を変えようとする。若干引かれたままユウキと過ごすのは何となく気を使うし、つらい。

 

 

「ん?いつか押しかける予定だけど?」

 

 

「マジかよ・・・」

 

 

当たり前、という顔をしているユウキ。どうやら拒否権は無いらしい。もう住所をはぐらかすしかなさそうだな。

 

 

「駄目?」

 

 

「え、いや・・・」

 

 

とりあえず誤魔化しておこう。ノー、と言ったら大泣きされるし、イエスと言ったら明日にでも家に来そうだし・・・。

 

 

「ま、いつかな?」

 

 

「約束だからね・・・」

 

 

ユウキの言葉にブルっと背筋が凍る。病んでるのかと思うくらい、言葉が怖い。下を向きながら言ってくれたことが幸いだ。口が笑ってなかった。

 

 

「約束、な・・・」

 

 

とりあえずユウキの髪をわしゃわしゃいじる。これで機嫌を取らないとちょっと怖い。違う意味で技の威力が増してそうだ、巻き添えを喰らうかも。

 

 

「・・・んむっ♪」

 

 

可愛い吐息を吐いてくれた。どうやらいつもどおりのユウキに戻ってくれたらしい。ヤンデレユウキはちょっと怖くて見たくない。なりそうなフラグはいっぱいあるができるだけ避けよ・・・。

 

 

とりあえずサンタのモッサモサの足を攻撃目標にしよう。まだ、ちょっとユウキが怖いが・・・。




※ヤンデレの場合。


「トウカさぁ、さっき店で女の人と話してたよね?」


「何でボクと話す時と同じ顔してたの?」


「あの女の人、ニコニコしながら手握ってきてたよね?何で離さなかったの?」


「ねえ、なんで?トウカ?ボクのこと愛してないの?」


・・・・・・・・





「許さないから」
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