ソードアート・オンライン ブロッサムフィール   作:偽帝

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第49話~ユウキの姉さんはどれくらい強いのか~

「ふわぁ~」

 

 

隣でユウキが欠伸をしている。彼女でも徹夜ログインは辛いらしい。

 

 

「一回戻れば?寝てないんだろ?」

 

 

「うん・・・でも、これが片付いたらにするよ」

 

 

「そうか」

 

 

何時間掛かるかわからないのに、凄いな。会社とかでノルマの何倍も成果を出しそうだな、出勤姿は想像できないけど。

 

 

「あ、言ってなかったんだけどね、トウカ」

 

 

「?」

 

 

「ボクね、お姉ちゃんいるんだ」

 

 

突然の告白。目を見開いてユウキを見る。

 

 

「姉妹なのか・・・!?」

 

 

「うん、でも双子だよ。ボクが妹の方」

 

 

「・・・・・は~」

 

 

何でイクサの名を出さなかったのかは、追求しないでおこう。それにしても、ユウキは双子だったのか、驚き。姉さんもどんな人か非常に気になるな。

 

 

「それで、姉さんは?」

 

 

「今、風邪引いてて寝てる、と思う。別に病気とかじゃないんだけどちょっと体が弱くて・・・。でもね!アイコ姉ちゃんはボクなんかより凄っごく強いんだよ!」

 

 

「・・・なあ、アイコってのは現実での名前か?」

 

 

「そう!ALOではランって名前だよ~」

 

 

「ラン・・・」

 

 

口元に手を当ててトウカは考える。どっかで聞いたことのあるような名だ・・・。

 

 

「もしかして、9種族連合聖騎士団の隊長をやっていたか・・・?」

 

 

「うん!!トウカ知ってるの!!?」

 

 

紫陽花(オルテンシア)のラン、って異名を聞いたことがある」

 

 

「やっぱり姉ちゃん有名なんだ!!」

 

 

「大体の人は名前くらい知ってると思うが・・・」

 

 

領主からの推薦を受けたものが、入団を許される騎士団の隊長をやっていた・・・・・。半端じゃない強さだろう、恐ろしい。

 

 

「あと二、三日で治ると思うから、呼んでくるね!」

 

 

「おう、よろしく頼む」

 

 

会ったら直ぐにデュエルを申し込まれそうだが、まあ良いか。全力を持って戦おう。

 

 

 

 

「ん・・・すまないトウ。時間が掛かってしまった」

 

 

ユウキとの会話が終わったタイミングでイクサが戻ってきた。

 

 

「いや、大丈夫だよ。気にするな」

 

 

「ありがとう。オレがいない間に敵の攻撃はあったか?」

 

 

「まああったことはあった。完全粉砕したけど」

 

 

「・・・・・そうか」

 

 

イクサは一部焦土になっている山を見て、苦笑いしていた。ちょっとやりすぎただろうか、でもこれが一番手っ取り早いからなぁ。

 

 

「そろそろ行くか。夜になって行動される前に」

 

 

「オッケー!」

 

 

「わかったっ」

 

 

三人はそのままグロース山へと向かった。どうやら見張りはいないらしい。というか、全部片付けてしまったかも?

 

 

トウカはそう考えながら少しづつ足を動かした。

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