ソードアート・オンライン ブロッサムフィール   作:偽帝

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マイクラPEで狼増やしまくって群狼作ったんですが、冒険に行くたび2、3匹は必ず死にます笑





第75話~バレンタイン~

「トウカ!」

 

 

目の前のユウキは恥ずかしそうな顔をしている。中々目を合わせてくれない。

 

 

「あっ、あのねっ」

 

 

そう言うと顔を上げてじっとこちらを見る。

 

 

「これっ!」

 

 

バッ!と何かを向けられた。

 

 

「ん・・・?」

 

 

よく見てみると、頑張ってラッピングしたような小さな箱だった。

 

 

「きょう!バレンタインだから!チョコ、作ったんだっ!」

 

 

「おお、ありがとな。開けていいの、かな?」

 

 

「うん!」

 

 

ソファに座ってゆっくりと紐を解く。箱を開けると不格好ながらも愛情が感じられるチョコがあった。

 

 

「料理したこと無いから大変だったんだ・・・、変な形でしょ」

 

 

「でも、俺のために作ってくれたんだろ?」

 

 

「うんっ!!トウカはボクの大事な人だからっ!」

 

 

「ありがとな~、ユウキ~」

 

 

片手でユウキの頭を撫でながら、チョコを持って一口。

 

 

「・・・・・うん、あまい」

 

 

「ホント!?美味しい!」

 

 

「美味しい」

 

 

普通のチョコ、なんだけど。凄くユウキの愛情が伝わってくる、不思議なチョコだ。

 

 

「ッ!!!!!????」

 

 

食べ進めていると何かやわいものを噛んだ。シャクシャクする、何か生臭いような・・・、凄い嫌な感じがするなぁ。

 

 

あ、わかった。このチョコマグロ入ってる。

 

 

「チョコにマグロとか入れたら美味しいかな~って思って入れてみたんだけど、どう?」

 

 

「・・・・・・・」

 

 

あ~・・・美味しいチョコの部分が口の中で次々にマグロと融合していく。正直、吐き出したい。致命的でしょ。普通はチョコに魚類入れないでしょ、流石に。

 

 

でも、せっかくユウキが作ってくれたんだ。飲み込まないとっ・・・・・。

 

 

ゴクン、と飲み込む。危ない危ない。あと数秒でリバースしそうだった。

 

 

「美味しかったよ、でも俺はチョコにマグロ入れんのは好きじゃないなぁ」

 

 

「あぅ、そっか・・・次は気をつけるね」

 

 

他の魚類が入る可能性があるなぁ。全力で阻止しないと死ぬ。

 

 

「うっ・・・、ちょっと水飲んでくる」

 

 

マグロチョコ食べたままログアウトするのも気持ち悪い。

 

 

「お返しはトウカをちょうだい!」

 

 

「やだよ」

 

 

ゆっくりと水を飲む。あーマグロ消えねぇ、手ごわい。

 

 

「何か他のにするよ」

 

 

「おっけー、楽しみに待ってるねっ!」

 

 

「抱きつくなっ」

 

 

「良いじゃんっ、いつものことだしッ♪」

 

 

「飽きないか?」

 

 

「飽きないよっ、んん~トウカぁ♪」

 

 

来ました頬擦り。すかさず撫でないと。

 

 

「♪♪」

 

 

「何か眠くなってきた」

 

 

「んぅ、もっと撫で撫でして~」

 

 

「どうしよっかな~」

 

 

「お願い~、トウカぁ」

 

 

「よしよし」

 

 

「っ♪、トウカ好きぃ~♪」

 

 

チョコの味はともかく、幸せなバレンタインデーでした。

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