少なくとも、私はその何%ではありません。
書くよりも、話す方が速い人種ですから。
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な、第二部、はーじまーるよー。
今すぐ接客業に行けそうなイッコウ少年は、もうじきプロの登竜門たる奨励会試験に臨むわけですが、「結果を残してから」という月光(師匠)に全日本少年将棋大会なる大会にぶち込まれることになります。
なお、後に「全日本ジュニア将棋決定戦」であるとか、九頭竜先生の代には「小学生将棋名人戦」などと名前が変わっていく大会でもあります。
今のイッコウ君に誰も勝てるはずもない(実質奨励会みたいな生活を送っている)ので、優勝はまあ楽勝でしょう。
で す が。
いよいよ、月光先生の眼が見えなくなるわけです。
劇中で先生がどのような理由で光を失うかは不明なので、どうにもなりません。
だから、別の話をします。
――小説パート1――
「僕の眼は、いよいよダメみたいだ。君の晴れ姿も、見ることはできない」
月光は、目の前に“いるだろう”少年に声をかけた。
こんな師匠は願い下げだろう、という意味も、そこには含んだ。
弟弟子(コウスケ)に頼むのも、何だったら、関西棋士に好かれている彼なら他の師匠を選ぶことも難しくないだろう。
将棋は、まだ良い。教えることはいくらでもある。
だが、私生活で迷惑をかけるわけにはいかない。
「だから君は、破門だ。」
僕を、破門しても恨みは無い。
しばし、身じろぐ気配がした。
空気の動き、そして音、気配。
視力が無くなる分だけ、他で補おうとするのだがら、人体とはよくできたものだ。
「師匠として――」
できる限り、冷徹に言おうとした。
「月光聖市門下、ただの一光。恩返しをさせていただけませんか?」
将棋界の恩返しとはつまり。
師匠を本気で殴り倒すことだ。
師匠を超えることだ。
「フッ」僕の口から、息が漏れた。どんな表情をしていたのか、僕には分からない。
確かな事は、“勝負がどちらに転んだとしても、一光を破門できる”という事だ。
勝てば、「こんな力量なら、僕にはふさわしくない」と。
負ければ、「今更、こんな師匠を持つなど意味は無い」と。
100%の勝率の“勝負”である。
勝負師は、100%の勝ちなぞ望まない。
いくら外野が「絶対勝てる」と言っても、1パーセントくらいの相手の勝ちを警戒する人種の事を、勝負師と言う。
将棋は、どうだろう?
詰みの局面になれば、100%と言える。
だが、その前には、
茫洋たる、太平洋よりも広い“可能性”が泳いでいるのだ。
そこに飛び込むことが、勝負師である。
月光は、失った視力と引き換えに、盤上の海を見た。
同じく素潜りする、弟子を見た。
(これは、かなわんなあ……)と。
浮上した水面で、先に投了してバタ足で水面を漕いでいる弟子に言った。
「寿司で良いですか?」
“おそらく”満面の笑みで、弟子が頷くのを見て、なるほど。
(弟子を取るというのは、悪くないですね)と思った。
「まずは、1九のマグロから行きましょう、師匠」
「うん」
「駒台には、それに合わせた日本酒が置いてあります」
「うん」
「醤油は5九の地点、王様の位置にあります。付けすぎず、さらっと撫でるくらいがいい塩梅でしょう」
「うん」
弟子のママ力が強すぎる。
月光はそう思った。
全てのタイトル戦で、一光は同席することになる。
「師匠、まずは3七の小皿を取りましょう。『干しエビの蒲鉾』という名前ですが、痛烈な香りの爆弾です。浜松のおいしさのオモテナシとして、これ以上は無いでしょう。そして、地酒で香りをリセットしてください」
「生海老のショット。これはこのまま一気に口に運んでください。ソースがそのままかかっていますから。僭越ながら、師匠の財布から白ワインを注文しました。これが合うでしょう」
「かば焼きですよ! これも美味しいです! どの酒も合いますが、やはり日本酒でしょうね!」
君が勝手に師匠(ボク)の財布から注文したのは、まあ、良いとしよう。
僕が美食の天才棋士とか言われているのは、どう始末をつけるんだい?
僕が天才なのは、棋士なのか美食なのか、悶々とするからね?
なお、月光はタイトルを奪取した。
「視力が衰えれば、棋力も衰えるのでは?」という疑義を、料理で払拭したからだ。
「視力が無くとも、嗅覚と味覚が強化された。ならば、直感も……」という、恐れである。
何故か、月光の祝勝会に、負けた棋士も来た。
「一人でやけ食いしても、空しいだけ。せめて、“美食の月光”の膳を食い散らかせば、多少は溜飲も下がる」と相手は供述した。
旨い飯を食いたいだけなのでは、と会場の人々はそう思ったが。
トークショーで全ての元が取れるのだから、第三者としてはホクホクである。
将棋雑誌は、将棋とグルメの雑誌になった。
何せ、名人戦が「ほぼグルメがメインの紙面になっているから」である。
月光は、いともたやすく弟子を売った。
「こいつが美食の本元ですから」と。
関西はたったの一人も売らなかった。
関東で、たったの一人が売った。
メイジンである。
「海外に行くなら、彼を連れて行きたい」
奨励会員の、対局料はゼロ円。
その他収入、プライスレス。
義務教育で良かった。
この年の一光少年の出席日数は、たったの42日である。
休日? 知らない単語を出さないでくれませんか?
――RTAパート2――
「お前、大丈夫か?」
於鬼頭先生の言葉が身に沁みます。
その気遣いと愛情を、イカちゃん先生に注いください。
マジで頼むよ? ルート完走に必要だから。
ここまでイッコウ君が頑張る必要は、もちろんあります。
“夜叉神天衣”を、止めるためです。
原作ではさらっと流されていますが、将棋会館のリフォームと、新たな神戸会館新設はトンデモナイ布石になります。
銀子先生が勝った本編ルートなら、何の問題も無いのですが、将来的には資本的に夜叉神グループが将棋界を牛耳る展開になります。かなりヤバい。
な の で。
金を、将棋界に入れまくる必要があったんですね!
――小説パート?――
「あなたが、黒幕ね」
夜叉神天衣は、九頭竜八一が欲しい。
だが、
だが、それを阻止する憎たらしい男が目の前にいる。
月光一光。
現会長の懐刀、“常闇”。
九頭竜(クズ)をして、「何も、見えなかった」と言わせる棋風。
一光とは笑わせる。光の無い、闇の煮凝りのような人間だ。
ジワリと、額から汗が垂れる。
「ああ、“ヤイチ”が欲しかったのか」
思考を吹っ飛ばすかの会話だ。
怖い。
例えば、雛鶴あい。
地雷原を潜り抜けて、超手数を、「この前、朝ごはんくらいに解きました」みたいに言ってくる強敵(ライバル)
空銀子。
意図を見抜く才覚はずば抜けている。自分を凡才だと言い張っているが、地雷原を抜けられる棋士がどれだけいるのか。あと、クズと最も距離が近い。駒で蟀谷(コメカミ)を打ち抜きたい。
これらは、盤コマを抜けばランチ(ギリギリ、空銀子と)できる間柄である。
一光(ヤツ)は、明確な敵だ。
私の本能が、そう言っている。
絶対的な、敵なのだと。
――小説パート2――
「師匠、本を出しませんか?」
「どういうことだい?」
弟子の一光が変な事を言い出すのは慣れた。
すみません、座敷を貸してください、と言ってたこ焼きとお好み焼きのパーティーを開催するくらいから、彼の浸食は始まっていたのだろう。美味しくいただいたが、参加者は奨励会の腹減り☆ボーズ達だった。
すみません、座敷を貸してください、と二度目は流石に理由を聞いた。
何でも、鬼沢先生をお招きして将棋を指したという。
そして、エロ談義だ。かの先生は本業が官能的だからそれが正着なのかもしれないが。
一光が、「ケツ穴にウナギをぶち込むのはどうでしょうかね?」と言って、鬼沢先生が「そりゃあ良いね!」などと言った時には流石に弟子に拳骨した。
鬼沢先生は、上機嫌で帰っていった。
夜叉神氏が来た時に、裏家業の云々について臆することなく話す弟子には肝を冷やした。
「こいつ、先生の弟子じゃ無けりゃ後継者にしてたな」と、夜叉神氏は語った。
息子は心根が優しく、裏家業に向かない。オツムが良いもんだから、国一(今でいう東大)に行くらしい。という事を、度々僕の家で飲みながら話す。
「女が指すことが、そんなに珍しいか」と、釈迦堂さんは愚痴る。
真剣師。
平たく言えば、非プロでとても強い人が、そう言われる。
まあ、野良試合で金稼ぐアウトローである。
鬼沢先生が出版している将棋雑誌が、大体こういう人種を追っている。
アウトローな人種は、やはりそういう“味”が合うのだろう。
一光に貸したはずの座敷は、いつの間にか“応接室”などと言う扱いになった。
正直に表現すれば、“宴会部屋”である。
主(僕の屋敷なのに!)の一光は、煙草を吸わない、賭けを許さない、騒がない、の三禁を徹底した。酒だけは許したらしい。週末になると、酒屋が裏口にバンバカ積み上げるビールケースは、もはや風物詩である。来客の人々が事前に注文するのだ。自腹で。
偶にメイジンが来ることもある。君は流石に来ちゃいけないだろう。
とは言え、実際に指さなければなんてことも無い、かもしれない。
彼は哲学的な話を好んで話した。
将棋における特定局面の話ではなく、「将棋のゴールはどこに行きつくのか」だとか、「将棋の修練に再現性があるのか」だとか。
かなり、踏み込んで話したと思う。彼は僕の答えに、興味深く耳を傾けていた。
「弟子を取れば、強くなりますか?」と彼は聞いた。
「人の家で勝手に宴会場を作る弟子なら」と僕は答えた。
彼は苦笑した。僕もわずかに笑って、宴会場に脚を向けた。
『くだらなき人たち』という、月光のエッセイは重版が決定した。
推薦文は、メイジンが書いた。
「月光先生の家に行けば、笑い声が聞こえる。
僕達、棋士と言う人種は静寂と孤独の中で戦い続ける。
最強の棋士となったとして、月光先生のように愛されることができるだろうか。
僕が、孤独に押しつぶされるとき、僕の足はいつの間にか月光先生の家に向かう」
談合じゃねーか! と誰かが言ったが。
NHK杯で月光を一方的にぶん殴って勝ったメイジンを見れば、口も閉じよう。
人の心無いんか? と誰かが言ったが。
タイトル戦でメイジンをひき殺す月光を見て、誰が口を開けるのか。
『くだらなき人たち』は、ベストセラーとなった。
タイトルこそ上から目線だが、本を開けばそこにあるのは人間愛そのものであるのだ。
「僕らは、何処かくだらない。だから、全力で馬鹿(ショウギ)できる。この非生産的戦いを応援する人間も、体重を擦り減らしてまで全力で戦う僕らも。“くだらなき”人なのだと思えば、これは人類の余裕と思える」
前書きでそう綴った月光は、増版のたびにコラムを追加していった。
“土下座坊主”
“師匠、日本酒に合いますよ!”
“何故君は酒の味を知っているのか?”
“上げ膳、据え膳”
“オモテナシとは、こうするのだ”
“師匠! 本を出しましょう”
“最も遠くて、最も近い”
メイジンと月光が酒を酌み交わしたコラムは、中々に話題を呼んだ。
月光自身の文章力もそうだが、トッププロとして盤上で鎬を削り合う間柄で、抽象的な話にハナを咲かせる、というのはファンからすれば、ため息が出そうな内容であった。
なお、プロ作家である鬼沢が嫉妬なのかよく分からないが、対抗意識丸出しで新作を出した時、流石に師弟は苦笑を禁じ得なかった。
『とある家の十二畳』
どう読んでも月光の宴会場(本人は甚だ不満である)をモチーフにした、エッセイ風のフィクションである。
官能小説では無いのだが、何故か一光少年は女体化されており。
その仕草などが(直接的エロ描写が無いにせよ)妙に艶めかしく描写されている。
「仕方がない人ですねえ」
「本当に」
読了した師弟は、そう言ってため息を一つ。
なお、一光少年は年始の将棋イベントで女装する羽目になるのだ。
ざまあみろ、と月光はその光景を見て、内心で溜飲を下げた。
さておき。
確かにこの時代、将棋はアングラではなくなりつつあった。
賭け将棋、のイメージが強かった時代から脱却したのだ。
最強ルーキーのメイジン。
それに比肩する実力の月光。
将棋は、文化となりつつあった。
それに何より、キャラが濃い。
NHK杯で「今日の僕が勝てなければ、誰が彼に勝てますか?」と大口叩く男が居て。
「もう、あっち(月光邸)には前払いでビール注文してます。もちろん祝勝会です」と、ド畜生発言をする男もいる。人の心とか無いんか?
解説で「これは、王道やなあ」と、透明の液体を水と言い張る赤ら顔の蔵王が居り。
「我は、この手を推奨する」と、時代を追い越しまくるような服装を自前で仕立てて来た女がいる。
こんなものを日曜の昼前にお出しされるのである。
その日はビールが良く売れたし、釈迦堂里奈の名前は全国区になった。
主に、アパレル業界で。
日本人の認識は、この日から変わった。
「将棋指しって、ヤバい人(アウトロー)だよね」から。
「将棋指しって、ヤバい人(ヤバい人)だよね」と。
対局そのものは、月光が勝利した。
終盤戦で超絶技巧が当たり前のように飛び交う名局であり、勝利した月光も、敗北したメイジンもしばし呆然としていた。対局室に入って来た蔵王が、「のど、乾いたろ?」と透明の液体を差し出して無警戒に飲み込んで、咽かえってようやく両者ともに現世に戻って来た。
そのくらいの死闘である。
なお、この時に敗北者インタビューでメイジンが発した、
「次は勝ちます。ビールを飲むために」は流行語大賞にノミネートされた。
何てことは無い。出版社と言うのは、メディアと言うのは大資本のご意向に沿う必要があるのだ。
ビール業界は、NHK杯決勝の視聴率を見て、メイジンの人柄を実際に確認して、「これは顔になり得る!」と確信した。
そして、当然の如く巻き込む。メイジンに勝利した月光を。
ビールを“没収”した男を。
そして、CM撮影が始まる。
「君には、ビールを飲む権利が無い」
アンチコマーシャルと言う手法がある。
ペプシ社がコカ・コーラ社に対して行った手法が有名だが、それとは少しだけ趣旨が違った。
CMの本義とは、見た者の記憶に残る事である。
「旨い。これが、勝利の味だ」
TVでは、メイジンから奪い取ったビールを美味そうに呷る月光が映し出されている。
完全なるヒールの姿である。
「どうなんでしょうか、これは」
「悪くはないさ。午後7時に、僕らが映っている」
「ううむ」
メイジンは月光邸にお邪魔している。ビールを携えて。
確かに、自分の知名度も、将棋界そのものの認知も変わってきている。
現に、タイトルを全冠取った時も「いつまでも引きこもってないで仕事しなさい」と言っていた両親も、このCMが放映されてからはニコニコしている。
「月光先生を、悪者にしてますよね」
「君、プロレスは見るかい?」
「はあ、あまり」
「ヒールとヒーロー、分かり易い役柄が居た方が、世間には理解しやすいんだ」
「つまり、役柄としてのヒールを受け入れていると?」
「その通り。君もいつかは、誰かからビールを取り上げる役柄になるかもしれない」
「……僕はあなたから、ビールを取り上げる役になりたいです」
「面白い。受けて立とうじゃないか」
「「乾杯!」」
――RTAパート――
本編開始です。
本編が! 開始! します!(半ギレ)
アドバンテージは、
・メイジンが友好的
・エターナルクイーンが友好的
・清滝先生が友好的!(これが無いと即死します。空先生が強すぎる)
・イカ先生のお父様(於鬼頭先生)が友好的!(これが無いと以下略。イカだけに)
・関西棋士が友好的!(これが以下略。供御飯先生が、ほら)
・関東棋士が友好的!(こ以下略。月夜見坂先生)
・夜叉神氏が以下略!(雛鶴先生よりも実質的にヤバい)
はい! そうですね!
雛鶴先生対策が! 何も! 用意されていません!
師匠(ねっとり)?
どうして福井に行ってくれないですかねえ?
弟弟子が行ってるから、ですって? それはそう。
清滝道場も、非常に残念なことに、原作と違って開設されませんでしたねえ?
まあ、兄弟子たる月光先生が実質道場みたいなことをしてますので、分からんでもない。
別名はビール道場です。居酒屋みたいな名前だなお前。
関西の奨励会員は、対局後に大体ここに来る。
そして、ご飯を常連が指導料として奢って、みんなハッピー。
なお、関東の奨励会員は、ナオキです……。
鬼沢先生と夜叉神氏の腹がゴン太だからね!
メイジンのせいで(おかげで)任空堂の社長が、ちょくちょくここで酒飲んでるからね!
マジで居酒屋と勘違いしてないか……?
一光少年は、一光青年にジョブチェンジしています。
高校二年でプロになっており、現在は国西大学の商学部に在籍しています。
学費はどうしたかって? 師匠が10万ドル、ポンと出してくれたよ。
ありがてえ。
まあ、師匠としては将来的に働いて返せよ、みたいなスタンスであります。
原作開始を知ったのは、「子供ができた」と、於鬼頭先生が言ってきたからです。
どうしようか、と於鬼頭先生は仰っていましたが、どうしようかと言いたいのはこちらです。
「とりあえず、将棋を教えてみますか」
「……そうだな、俺には、それしかない」
そんなことしか言えない、情けない男なのだ。笑ってくれ。
――小説パート――
「俺、親いないっすから」
一光が車を買った。
免許も取ったらしい。だから、「どこか、飯でも行こう」と誘った。
子供の事で悶々とした。俺の心は、弱いらしい。
「オキさんにここまで心配されたなら、娘さん……っと、お子さんは十分、愛されてると思います」
一光は時折、自分の子供が娘だと確信しているような言い方をする。
相変わらず、不思議なヤツである。
「僕らは、パソコンに負けますよ」
一光は、良く分からないことを、偶に、多くの場合、もしかしたら、かなり。
“断言することがある”。
その先に俺たちが生きる道はあるのか。
将棋は、生き残るのか。
そんな時、一光はヘラっと笑うのだ。
「生き残ります。生き残らせて、見せますよ」
彼は、何を見て生きているのか。
その視座は、人生の多くを盤上に向けている僕らとは、明らかに違う。
だから、訊いた。
「君にとっての、将棋とは?」
眼前の琵琶湖は、素晴らしく澄んでいた。
「世界に押し付ける、僕のエゴだ」
エゴ。
自意識、つまりは自分そのもの。彼は、世界に、将棋ごと、その意味を押し付けようとするのか。
武者震いがする。
いつか、彼と。
最高の舞台で戦いたい。
「……戦いたい。君と」
「やめてください。僕がオキさんに勝てるわけないでしょ?」
何ともしまらないものだ。
できれば、書いてください。
時間的な制約も大きいでしょう。
私が大好きな『りゅうおうのおしごと!』じゃなくても良い。
読むのが好きなんです。
つまりは、エゴです。