Muv-Luv Alternative:Red Cygnus 血染めの白鳥達   作:NageT

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キャラクター紹介 小林洋平

【名前】

小林 洋平(こばやし ようへい)

 

【所属】

帝国陸軍 長岡基地

サマートライアングル大隊 レッドキグナス中隊

B小隊/階級:少尉

(※帝国本土防衛軍所属時:中尉)

 

【使用戦術機】

94式不知火・帝国仕様

教本通りの装備構成を好み、突撃砲を主兵装とした堅実かつ無駄のない運用を行う。

 

【ポジション】

強襲掃討《ガンスイーパー》

 

【年齢・性別】

18歳/男

 

【外見的特徴】

体格はがっしりとしており、無駄な脂肪のない軍人体型。短く整えられた髪型、隙のない姿勢、軍服の着こなしまで含めて「規律そのもの」と言える佇まいをしている。表情は常に硬く、感情を表に出すことはほとんどない。視線には常に警戒と評価の色があり、周囲を値踏みするように観察しているため、初対面の相手に威圧感を与えることも多かった。

 

【性格・人物像】

極めて厳格で生真面目。規則と規範を何よりも重んじ、軍事教本を絶対の指針として行動する典型的な教条主義者である。戦闘においても感情や即興を嫌い、定められた手順と理論に基づく無比な戦い方を徹底する実力者であった。

融通は利かず、冗談も通じない堅物だが、その一方で任務に対する忠誠心は本物であり、与えられた職務を最後まで全うする姿勢は評価に値するものだった。しかしその忠誠は「仲間」ではなく、「国家」「体制」へ向けられており、その歪みが後に致命的な結果を招くこととなる。

 

【部隊内での立ち位置】

出雲作戦後、帝国本土防衛軍から転属する形でレッドキグナス中隊に配属される。B小隊に所属し、強襲掃討の一員として即戦力となったが、レッドキグナス中隊特有の緩さや人間関係には最後まで馴染めなかった。

規律を軽んじ、私語や私情を持ち込むように見える中隊の雰囲気を、内心では強く蔑視しており、「この部隊はいずれ破綻する」と冷ややかに見ていた。その視線は涼介や小川にも向けられており、特に小川に対しては初対面から露骨な嫌悪感を抱いていた。

 

【人間関係】

表向きは礼節を保っていたものの、実際には部隊内の人間関係に距離を置き、誰とも深く関わろうとはしなかった。保科隼人に対してのみ積極的に接触を図ったのは、彼が帝国本土防衛軍から密かに与えられた「任務」を帯びた間者であったためである。

小林は、現政権下の日本帝国の在り方に疑問を抱き、政府のやり方に強い不満を溜め込んでいた。そしてその不満は、クーデター派の沙霧大尉の思想と結びつき、盲信へと変わっていく。保科に帝国の歪みを説き、クーデター側の人間と引き合わせた張本人であり、結果としてレッドキグナス中隊を「12.5事件」へと巻き込む引き金を引いた人物である。

 

【最期と結末】

12.5事件において、小林は小川陸と交戦する。その戦闘の中で、これまで抑え込んできた中隊への不満と蔑視が爆発し、激情を露わにする。しかし教本通りの戦い方しかできなかった彼は、戦場で積み上げられた小川の実戦経験と柔軟な判断力の前に敗れ、呆気なく撃墜され戦死する。

彼の行動は、本人なりに「帝国軍人として、帝国国民のために殉じた」結果ではあったが、その選択と行動が許されるものでなかったこともまた事実である。

 

【備考】

趣味は読書。特に軍事教本や戦史を好んで読み、そこから得た知識を絶対視していた。

本キャラクターは、作者および小川のモデルとなった実在の人物(会社の同期)を元にしており、「最初から気に食わなかった」という小林の台詞は、小川が実際に言われた言葉がそのまま採用されている。小林が小川に撃墜される結末は、物語構想段階から決まっていた運命であり、彼は最後までレッドキグナス中隊に馴染むことなく、己の正義に殉じて散った。

 

小林洋平

 

【挿絵表示】

 

 

 

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