Muv-Luv Alternative:Red Cygnus 血染めの白鳥達 作:NageT
――京都防衛戦に散った、レッドキグナスB小隊の若き衛士たち
レッドキグナス中隊B小隊に所属していた二名の若手衛士、
中原優司、白田章彦。
いずれも階級は少尉、搭乗機はF-4J 77式撃震・帝国仕様。
配属から日も浅く、実戦経験も多くはないまま京都防衛戦へ投入された若年層衛士である。
彼らは物語の中心人物ではなく、戦場の現実を構成する“名も大きく語られぬ兵士”として描かれた存在だった。
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中原優司
――理屈で戦場を測ろうとした若き理論派
ポジションは強襲掃討(ガンスイーパー)。
年齢18歳。
七三分けに眼鏡という、いかにもインテリ然とした風貌。
難解な言い回しを好み、日常会話ですら専門用語や理論的表現を混ぜる癖があった。
「戦闘効率」「射線最適化」「敵群密度」など、
戦場を感覚ではなく数値と論理で捉えようとする思考を持つ。
周囲からは「言い回しが回りくどい」「頭でっかち」と軽口を叩かれながらも、
本人は至って真面目で、戦場に対する恐怖を理屈で整理しようとしていた節もある。
実戦経験は浅いながらも射撃精度は高く、
掃討任務では冷静にトリガーを引き続ける安定感を見せていた。
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京都防衛戦での戦死
京都防衛戦において市街地外縁の防衛ラインへ配置。
要撃級の突入により戦線が乱れる中、
中原は最後まで掃討射撃を継続。
撤退する味方の背後から迫る敵群を削り続けた。
しかし急接近した要撃級により機体コックピット部を破壊され戦死。
その最期は劇的なものではなかったが、
記録上は「掃討射撃継続中に撃破」とされている。
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小ネタ
設定資料集制作時、作者自身が彼の戦死描写を失念。
「いつの間にかいなくなっていたキャラ」として扱われかけた。
後に京都戦死者として正式補完され、
現在は修正済み設定となっている。
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白田章彦
――後方から仲間を守った典型後輩衛士
ポジションは迎撃後衛(ガンインターセプター)。
年齢18歳。
語尾に「〜っす」を付ける後輩口調が特徴。
マッシュヘアーの真面目で素朴な青年。
一見頼りなさそうに見えるが面倒見は良く、
同年代や新兵のフォローを自然にこなす性格だった。
戦場では後衛火線を担当し、
前衛機への接近個体を狙撃阻止する役割を担う。
派手さはないが、
仲間を生かす為の射撃を続ける堅実型衛士である。
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京都防衛戦での戦死
戦闘中、迎撃ライン維持任務に従事。
光線級出現に伴い対レーザー警戒高度を維持していたが、
回避運動中に高度露出。
その瞬間を光線級に捉えられ、
レーザー直撃により機体を貫通、戦死した。
通信記録には短い応答のみが残されている。
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小ネタ
初期設定では「いかつい外見」と記載されていたが、
生成ビジュアルが細身で真面目系だった為、後に設定側が修正。
ビジュアルに設定が合わせられた例となった。
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総括
中原優司、白田章彦。
2人は物語の中心に立つ事はなかった。
長く語られる戦果も、英雄的逸話もない。
だが――
京都防衛戦という地獄の戦場において、
確かにそこにいて、戦い、そして散った。
名を残さぬ兵士たちの一例として、
彼らはレッドキグナス中隊の戦史に刻まれている。
中原優司
白田章彦