Muv-Luv Alternative:Red Cygnus 血染めの白鳥達   作:NageT

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間話 佐渡陥落から

◉佐渡ヶ島 陥落

 

BETAが日本海側から佐渡へ上陸し、帝国陸軍佐渡守備隊が壊滅。涼介と保科の故郷は、地図から文字通り消し飛んだ。

住民の避難は半ば強行され、涼介の妹・紗栄を含む民間人の安否は不明。

保科・涼介をはじめ、レッドキグナス中隊の中核隊員は出撃命令が下らない司令部の対応に激しく反発し、感情を爆発させるが、出撃は許可されなかった。

 

 

【同日~9月末】

 

◉BETA、佐渡にハイヴ建設を開始

 

偵察衛星によってBETAが佐渡島に拠点を築き始めたことが判明(H21:甲21号目標)。

 

同時に米国が日米安保条約を一方的に破棄。在日米軍は本土へ撤退を開始。

この時保科は珍しく怒りを露わにして憤った。

 

自衛戦力に多大な影響を与え、国内全土が動揺する中で、帝都防衛のため長野周辺で防衛線が暫定構築される。

 

 

 

 

 

【10月上旬】

 

◉帝国政府、仙台への首都機能移設を決定

 

佐渡ハイヴ建設によって日本海側からの侵攻が懸念される中、長野防衛線の背後を守るため、第二帝都「仙台」への中枢移転が決定。

各地の防衛線では混乱が広がりつつも再編が進み、レッドキグナス中隊もまた例に漏れず、再訓練を受けながら不知火への機種転換と実戦投入の準備を進めその牙を研いでいた。

 

 

【10月中旬】

 

◉BETA、東進を再開。関東平野に侵攻

 

BETAの進撃は長野方面で一時停滞するも、突然、東進を再開し首都圏まで一気に押し寄せる。

関東西部の各戦線が連鎖的に崩壊。帝国陸軍・白陵基地壊滅。

関東地区の民間避難も混乱を極め、西関東はほぼBETAの制圧下に置かれる。

 

 

【11月初旬】

 

◉BETA、突如として帝都進撃を停止

 

帝都目前でBETA群は謎の転進を開始。伊豆半島方面へ南下する異常行動をとり、主戦線は多摩川南岸へと移る。

この転進により帝都防衛はかろうじて間に合ったが、戦線は多摩川を挟んで膠着状態に突入。

 

 

【11月中旬】

 

◉レッドキグナス中隊、「間引き作戦」に投入される

 

――そして、ここからがレッドキグナスの物語の再開となる。

 

間引き作戦とは、膠着状態の中でBETAの前衛個体や補給線のノードを限定的に叩き、進撃を抑止するための連続的・消耗的作戦。

24時間体制での部隊ローテーションと出撃が続く。

 

不知火への機種転換を終えたレッドキグナス中隊は、白兵戦・高速突撃・支援砲撃の三分隊構成を活かした精鋭部隊として、間引き作戦の中核部隊として選抜される。

ここからまたレッドキグナス中隊の地獄が始まろうしていた。

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