なんか気づいたら黒服になっていたんだが   作:Takito

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第二話となります。
アンケート式だと先が読めなく変に伏線もはれなくて内容を練りにくいですね…

ちなみに透明文字あります


アジトに戻るはずが砂漠のど真ん中に突っ立ってた件

本当にどうしよう。このままシッテムの箱を置いてくか?

置いて行ったとして先生がアロナ(キヴォトスが救われる)の世界線のパスワードを打ち込んだとしてアロナがいるのか。

アロナになるはずだったのに俺がプラナ(キヴォトス崩壊)の世界線に書き換えてしまったんじゃないか。

ここキヴォトスは記号やあらゆる特殊な事象に物凄く敏感なのだ。

それこそ簡単に、生徒そのものの在り方(生徒が生きていくにあたって密接な関係があると考えられるヘイローの変化、容姿の変化、急激な力の増幅)が変わってしまったりある手順を踏むと神(?)が出てきたりなんかもする。

まだ本家みたいに指紋登録みたいなのはしてないから大丈夫……だよな?

 

 

「…反…し……確…』

 

ん?

 

「あ、初めましてシッテムの箱の住人さん」

『先生…の反応を確認』

「俺……私が先生とはどういうことでしょうか」

 

『本機において私はA.L.O.N.Aという名称を持っています』

 

…話聞いてる?

 

『先生をサポートする事が私の役目です。……しかし、貴方は何者なのでしょうか?』

 

俺の知ってるプラナよりも饒舌で機械的な話し方ではないんだなぁ。

 

『対象…反応無し』

「あぁ、これは申し遅れました。(わたくし)ゲマトリア所属の黒服と申します」

『ゲマトリア……本機に該当の登録情報ナシ。検索します』

『……情報ナシ』

 

「私たちは、観察者であり、探究者であり、研究者です。私たちゲマトリアは、キヴォトスの[神秘]を研究する集まりだと思って頂いてかまいません。」

「貴方を起動できたというのであれば私が先生というのも間違っていないのではないでしょうか?私が先生、その人でないとしても、同等の資格があるというのは現状を見れば明らかでは?」

 

『しかし…本機の想定されたものとは違います。また、ゲマトリアと思われる情報は見つかりますが意図的に情報が隠蔽された形跡が複数確認されました。複数のハブ、デバイスを経由し情報を何度も暗号化し意図的に複数のハブが潰されており複合、追跡不可。』

 

私が先生だ!なんて言ったら本当に先生という記号になってしまいそうだから断言出来ないんだよな。というか隠蔽痕はやっぱりシッテムの箱にはバレちゃうんだなぁ。俺ってもしかしなくてもめちゃくちゃ怪しい?いや、まあそういう存在ではあるんだけど…敵対だけは避けたい。色々とめんどそう。

それに何か足音が近づいてきている。きっとリンちゃんとかそこら辺が確認に来たんだろう。何故か操作どころか起動すら出来ないと原作で言ってたし。こうなったらアレしかないよな

 

「貴方が違うというのであれば私はここで1度引きましょう、何事にもタイミングというものがあるものですそれではまた。」

 

『ユウヒ先生…なぜ…?』

 

そう……逃げるんだよォォォ

 

早口で適当に話しながら後ろ手にポータルを起動させ即座に帰還する。

プラナが何か話していたような気もするが俺は知らん。後は先生に任せるんだよ。俺はゆっくりとキレイな黒服として過ごしていくんだ。

原作みたいに悪どいことをするんではなく先生達の冒険を眺めながらたまに陰ながら協力して…のんびりブルアカライフ……出来たらいいなぁ。

 

 

 

 

 

ポータルでアジトへ戻ろうとしたら砂漠のど真ん中に突っ立ってた件

 

なんでこんな所が座標登録されてんだよ。後ろ手に操作したからミスったんだろうけども。

ポータルにもクールダウンがある。連続で使おうとすると熱暴走してぶっ壊れる。そうなると今回の場合は砂漠のど真ん中に怪しげなゴキブリがポツリと残されることになる。流石にそれは避けなければならない。そんなポンポン好き放題テレポート出来る程甘くはないんだよ。

 

どうしたものかと考えていると手持ちの神秘計測器が震える。

ポケットから取り出して見てみると9割から最大値へと震えている。もしかしなくてもさぁ。これは……

 

「お前がこんなところで何してるのさ。黒服」

 

後ろを振り返ると…はい。キヴォトス最高の神秘の持ち主

暁のホルス…もといピンクの悪魔

小鳥遊ホシノさんの登場です。

オワリです。もうどうしようもありません。

確かに黒服という名前を付けてくれた名付け親(?)ではあるが

それ以上に目の敵にされている。

だって散々ホシノを人体実験しようと勧誘したり……したり……

そういえばそれ以外まだ何もしてなくね?

ホシノを騙して退学届けを書かせて退学させようとしたり、人体実験を始めてるわけでもない。

今の俺はただの怪しいゴキブリだ。

それもそれでアレだが今ならまだ助かるかもしれない。

まだ助かる…マダタスカル

 

コ↑コ↓マダガスカル!ソー⤴レ↑

ここアビドス砂漠だけど()

 

「聞いてんの?変な動きしたら撃つから。」

「あ、はい聞いてます」

「…?お前本当に黒服?」

 

やべ、つい素で答えてしまった。

そうか、今から優しく接して行けば…無理だな。

みんなが信用する中あの先生にすらしばらく警戒を続けてたホシノの事だ。いきなり怪しい大人が優しくしてきたら余計警戒させてしまう。

 

「少し考え事をしていただけですのでお気になさらず。それよりもどうされたのでしょうか?暁のホルス…いえ、小鳥遊ホシノさん」

 

「っ!…どうしたもこうしたも歩いていたらたまたま見覚えのある怪しいヤツ(ゴキブリ)が居たから警戒の為に声をかけただけだよ」

 

暁のホルスって言った瞬間空気が絶対零度になったんだが。絶対ミスった。ってかなんかルビがおかしかった気がするんだが気のせいだろうか。

「パトロールも程々にした方がよろしいですよ。お身体に触りますので」

「気持ち悪いからやめてくれない?そうやって一々真意に触れてくることとかその言葉遣いとか」

「それは失礼致しました。ですがここに来たのは本当に偶然。私としたことがほんの少しミスをしてしまってココに居るのです」

 

 

「どうだか。お前がここ(アビドス)に居ると思うだけでゾッとするから早く消えてくれない?」

「クールダウンがございまして…もう少々時間がかかるのですよ」

「……」

 

これは本当のことだもん。というかなんか銃を構えたままずっと目の前で立ってるんだけど。引く気がない。目のクマも酷いしそもそもこんな空気気まずいし……クールダウン(熱放出)早く終わらんかな…改良が必要だなぁ。

 

 

 

 

「…いつまでこうしているつもりでしょうか?」

「お前が居なくなるまで」

 

なんか告白されてるみたいでキュンってする…訳もなく今も尚目の前には硝煙の香りがする銃口を向けられているので心臓がギュンギュンしています。こちとら異形といえどヘイローナシの外の人間。ホシノレベルに至近距離で滅多打ちにされたら流石に死ねる。

 

どうしよう……ん…!?

 

先程まで9割から10割をブルブル行き来していた針が10割を振りきって尚、更に先へ突き進もうと震えている。

ホシノ以上に神秘のある存在なんて……いや、神秘がホシノ以上なんではなくて、みんなで歌うと音が増幅されるやつ…倍音みたいな感じでこの空間が神秘で溢れているのだろうか。

 

そんなことよりも…嫌な予感がビンビン♡する

もう考えなくてもわかる。というか黒服の記憶を思い出した。

ここは……

 

対・絶対者自律型分析システム デカグラマトン(神名十文字)

「違いを痛感する静観の理解者」の異名を持つ、

第三の預言者BINAH(ビナー)

そいつがよく眠りについている場所……の付近だ。

 

「ホシノさん」

「何さ」

「今はそれどころでは無くなりました」

「……わかってる」

「私が支援します。ここは共闘をお願いいたします」

「癪だけど今どうなってるかくらいは何となくわかる。」

これ(▪️▪️)がなんなのか。そしてこんなのが居る所に…本当はなんでお前が居たのか。聞かせてもらうからね」

「かしこまりました。契約成立ですね」

「……来るよ」

 

 

GYAAAAAAAAAAAAA!!!!

 

「…なんなのさコイツ」

「今は神様気取りのAIとでも思ってください。アレの口から放たれるビーム…アツィルトの光には気を付けてください。あなたでもまともに喰らえば大きな怪我を負ってしまうかもしれません」

「ほんとに…お前も…よく分かんないよ。なんで私なんかの心配するのさ」

おうふ…私って言ったよ。あのホシノちゃんが。俺に対しては昔の…素のままで話してくれるのなんか悲しいけど嬉しいわ。

 

「生徒の心配をするのは大人として当然ではないでしょうか?」

「それが本心だと良いんだけどね。私のことはもう諦めたの?」

 

ここだけ聞くとカレカノ寸前の会話見たい。ウケる。

 

「私は考え方を変えたのですよ。今は生徒第1です」

 

「……もう…わかんないよ」

 

 

現時点では精神的に未熟なホシノはこういう土壇場を利用すれば堕とすのは割と簡単だったりする。

ってか今の割と先生みたいな感じじゃない?日常では黒服ロールプレイはするけどこういう大事な転機っぽいところではガンガン生徒を堕として行こう。

 

 

大道(だいどう)劫火(ごうか)が来ます。」

「それは何?」

「…失礼。機体側面から複数のミサイルが発射されます」

「最初からそう言ってよ」

「申し訳ございません。癖というものです」

「そんな簡単に謝るヤツだっけ?お前って」

 

「……今は戦闘に集中しましょう。楽に逃げられる相手ではありません」

 

小型のポータルを複数展開し耐久力に特化させた小型ドローンをホシノが対処しきれなかったミサイルにぶつける。

「……ありがと」

「耐久力に特化させているはずなんですがねぇ」

 

ドローンが1度ぶつけるだけで落ちていく。それを難なく防いでるホシノとその盾はなんなのだろうか。

 

「…!アツィルトの光が来ます」

「了解っ…!」

 

ホシノがミサイルを対処すると同時に俺の前に出て盾を構える

え?最高過ぎるだろ。確実に数十分前のホシノなら俺を見殺しにしていただろう。まぁ、対処法は強引に隙を作れば幾つかあるけども。それも分かっていての見殺しにする選択肢を取るって話しね。

 

「…ありがとうございます」

「ほんと…気が狂う」

 

お互い様だろって

 

そんなこんなしているとチャージを終えたアツィルトの光が遂にビナーの口から放たれた。

「…グッ」

盾を構えるホシノから苦悶の声が漏れる

流石のホシノでもキツイよな…というか盾で防いでること自体おかしいんだけども。

 

「お疲れ様です。大道の劫火と浄化の嵐が来ます。ポータルのクールダウンが終わりました。逃げましょう」

 

「浄化の嵐って何さ」

「ここら一帯がビナーの潜った衝撃で砂嵐に見舞われます。あなたが大丈夫でも私がたまったものではありません。さぁ、早く」

「……」

 

俺はポータルを起動し何故か無言のホシノを押し込み、アツィルトの光と熱によりガラス化し不純物を含む為黒くみえるソレを横目にその場を後にした。

 

 

 

「……それで、なんで私の家の上なわけ?」

 

…急いでさっきの座標の次の地点にしたらホシノの家の上だった件。マジで何してんだよ黒服……

 

「たまたまです。座標を適当に打ち込んだらここになりました」

「随分な奇跡が起きたんだね」

「……驚きました。あなたから奇跡という言葉が出るとは…」

「…っ」

 

そうなんだよな。ホシノは悪い大人に騙され続けて打ちのめされ続けて、[奇跡]という言葉が大嫌いなはず。随分と俺に対して気を許していたようで。

 

 

「今回はありがとうございました。私はやらなければならない事があるので。」

「契約は?」

…普通に忘れてたわ。

「後日簡潔にまとめたものをあなたの端末に送信しておきます」

「…なんで私の連絡先知ってるのかも載せといて」

「……かしこまりました」

 

 

そうして俺はポータルを……クールダウン忘れてたわ。

 

 

俺はポケットから取り出したばかりのポータルを再びそっとポケットにしまい、ホシノに背を向けて夕陽に向かって砂漠を歩き出した。

後ろから「ふふっ」と聞こえたのは気のせいだろう。

そういうことにしておこう。

 

 

 

完全に日が落ちきって寒さに震え、ビナーの行動を思い出して砂の中にでも潜ろうか…と本気で血迷っていた所、ようやくポータルのクールダウンが終わりアジトへ戻った。

 

絶対にポータルは修正しよう

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、今日は先生が来ると予想されるので俺はまたシャーレ付近を観察していたんだが…ドッタンバッタン大騒ぎ状態。空には複数の戦闘ヘリ、地上には大量のスケバンやヘルメット団、歩兵戦車や巡航戦車まで走っている。まさに地獄絵図だな…昨日も騒がしいと言えば騒がしかったが今日は特にヤバい。

 

矯正局から七囚人が逃走したという情報も入手したし原作通りワカモが扇動しているのだろう。

そうなるとそろそろ先生が現れてもいい頃合いだが。

確か先生はサンクトゥムタワーから現れるんだよな。

ならば今すぐ行くしかないジャマイカ。

 

 

 

 

という訳で来ましたサンクトゥムタワー

いやぁ。シャーレ付近に比べればここは平和だなぁ(鳴り止まぬ銃声や折れ曲がる街灯から目を逸らす)

銃声が鳴り響く中何者かが車から降りて歩いてサンクトゥムタワーへ入っていく

 

「あれは……ユウカか」

あの太ももは間違いない。ミレニアムサイエンススクール、セミナーのミレニアム大太ももa.k.aユウカではないか。なんかプンプンしながら入って行った。それから続くように車がどんどん止まり、トリニティから森月スズミ、羽川ハスミ、ゲヘナから火宮チナツそしてアビドスから自転車のシロコ

 

………シロコ???

先生が来る場合、シッテムの箱は…

  • 何故か入れない…
  • プラナ合流
  • アロナ合流
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