2日後、やはりGJ部式ローテーションのようだ。
いま目の前には紫音がいて特に話しかけてくることなく静かに小説を呼んでいる。その姿はいつ見ても綺麗で大人の女性なんだと改めて実感させる。………まぁ、手に持っている小説がライトノベルということを除けばの話だが……
ちなみに真央達はソファーでこの状況を楽しんでいるから達が悪い。真央に至ってはどんな理由かは分からないが負けたことが悔しいらしく「お前なら勝てるぞ!!」と意気込んだ表情で紫音を応援している
というか何の勝負をしているんだ俺は??
あれから真央に聞いても一切教えなかったしこうして紫音と二人でテーブルを囲んでいるが未だに何も起きない。これはこれで不安になるのだが………
「どうしたんだい京夜君??」
「ど、どうしたって、なにがだよ。」
「さっきから私の顔をジィーと見ていたようだけど、なにかついているのかな??」
「なっ!!別に!!!……そうだな、り、リップとかしてるんじゃないかとな……」
「あぁ、しているよ。よく気づいたね京夜君は。前から思っていたが君は女の子の細かい変化をキチンと見ている、観察しているね。女の子はそういう気づける男の子には好感度がぐっと上がるそうだよ」
「そ、そうか……まぁ、規則じゃダメだからな、ほどほどにしておけよ……」
「心得ているよ」
そういってまた小説を読み始めた紫音。それを見ていた真央達からは「流石の本命には勝てないかあぁぁぁ!!」と盛り上がっている。だからこの勝敗というのは一体何が基準となっているのか…………あっ。
「全く髪が解れているじゃねえか、ったく」
「ひゃっう!!!!ちょっ、ちょっと京夜君いったいなにを!!!」
解れている髪を手に取り手グシで髪を整える。だが手だけでは限界がある。仕方ねえな……
「うるせぇな、グルーミングしてやるから大人しくしとけ」
「そ、それは反則だ!!そんなことされたらひとたまりもないではないか!!!」
「いや、なに言っているのか分けんねえよ。おい恵。」
「はい、京夜君♪」
流石は恵だ、すでにブラシをスタンバっていた。なにやら抵抗をしている紫音だが見つけてしまった以上グルーミングを起こっている俺としては見逃すことは出来ない。ブラシを手に取り髪を傷つけないようにそっとブラシを通す
「…ぅん…」
「ら、落馬だあああああぁぁぁぁ!!!!一番人気が落ちたぞおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
「お、恐ろしいです部長……鬼畜だとは思ってましが、まさか女たらしだったなんて……」
「ふふふ、妬けちゃいますねー」
ああぁ、うっさいお前ら。集中出来ん。