「いやいや部長、それは流石にありえませんよ
だってさっきまで家にいたんですよ」
「それなら私だって家にいたぞ」
「ですよね、ならこんな瞬間移動的な感じで部室に皆が集まるなんて夢しかありえませんよ」
「おお!!瞬間移動かぁ!!!
まさに異能ってかんじだな!!!!!」
まったく話になってない、というより話を聞いていない。まぁ部長がこの手のことを気にしないというのは何となく分かっていたがむしろ喜んでしまうことも理解してい
ということで、ここで常識的な紫音さんに
「紫音さんからもなにか言ってくださいよ」
「うむ、そうだね
瞬間移動といっても色々あってね、
空間を飛び越える瞬間移動
これは2点間の空間を飛び越えて瞬間的に目的地に物体を転送したり、自分自身が移動するもの
そして空間の置き換えによる瞬間移動
離れた場所へ移動するのではなく、離れた場所の空間とこちらの空間を置き換えるもの
最後に高速移動による瞬間移動
こちらは人間が目にも留まらぬ速さで移動することにより瞬間的に移動したように見えるもの
まぁ一般的には超能力の一種で、物体を離れた空間に転送したり、自分自身が離れた場所に瞬間的に移動したりする現象、及び能力のこと。テレポートもしくはテレポーテー……」
「もう大丈夫ですよ紫音さん」
そうかい、といってまたチェスを再開する紫音さん。
あぁなった紫音さんを止めることも話を切り替えることも難しい
それならGJ部ローテーションで恵ちゃんに
「恵ちゃんはコレは夢だって思うよね」
「夢なんですかーならケーキをいくら食べても大丈夫ですよね♪いただきまーー」
「ごめん!!!現実みたいだからやめた方がいいよ!!!!!」
そうなんですか、残念ですーとニコニコとまたお茶を入れ直しに席を立った。あ、危なかった……もしこれで恵ちゃんの体重に変化があったら……
そんな想像しただけで寒気がした……
するとキララがいつの間に近づいていて
「キョロ、これ」
「なにこれ??手紙??」
「さっき、わたされた。キョロ、よむ??」
「まぁ読んだ方がいいですよね
でも誰から渡されたんですか??」
「ふつう、ちがう。つよい、キララ、ちがう、ちから。」
「えっ、キララより強い人から僕に手紙!!!??」
えっ、なんだ、なんだコレは!?
キララが強いという人がどうして平和的敗北主義者である僕に手紙なんて…
考えても答えが出ないのでとりあえず中身を読んでみることに
《気に入ってくれたかなGJ部∞は
ここは君達が心から望んでいた世界、そしてここは君達が満足するまで続くことが出来る世界
要は今まで通りにこの部室でGJ部をしてくれたらいいわけだ
最後にこの世界を色々知りたいようだが過ごしていく内に分かってくるだろう
それでは楽しんでくれたまえ
P.S. これは夢じゃなくて現実だから無茶なことをしないように》
……どう突っ込めばいいのだろう……
この世界が僕が望んでいた世界なんて…
確かにずっとこのGJ部が続けばいいと思ったけど、
「なんて書いてあるのかな。なるほど∞かぁ…」
「どういう意味なんですか??」
「メビウスの輪ってのがあってね
表裏がなく必ず元に戻るものといったらいいかな
もっと簡単にいうとずっと繰り返すという意味といっほうがいいね」
「…繰り返す……」
「しかしGJ部∞しか書かれないなんて
一体どういう意図があって書いて、そして何故キョロ君に渡したのだろうか?」
えっ、GJ部∞以外の文字が見えないの!!?
もう一体何がどうなってるの??
次回まででプロローグ的なものを終わらせたいと思います。
その後はまったりなお話しなので