いつもの部室、いつもの部員
部長がストローの袋でゲジゲジをして、紫音さんは世界統一王者とチェスをしており、恵ちゃんは紅茶のためにお湯を湧かして、キララはソファでお肉を食べていて、タマは段ボールの中で踞って寝ている。
僕は小説の新刊を半分ぐらい読み終わった所で、今日中に話しておかないといけないことを切り出すことにした
「部長」
「なんだ??」
「この前話したキョロ子のことなんですが」
「なんだお前、そんなに女装したのかよ
流石に私でも引くぞそれは……」
「僕のことじゃないですよ
言ったじゃないですか、部長が卒業したあとに入ってきた一年生ですよ」
「あぁーそうだったなー
ってか、なんでキョロ子なんだよ??キョロ子はお前だろ??」
「いや、まずキョロ子を認めた覚えはありませんよ僕は
それにですね、自分でいうのも変なんですが女装した僕に似てるんですよ」
以前にキョロ子が街を歩いていたときに霞が見かけたようで、それが僕だと勘違いしたことがある。
「へぇー本当にキョロの女の子バージョンがいんのかよ。やべーなちょっと見てみてーな」
「そうですよねー
でも卒業された部長や紫音さんやキララにはキョロ子を見せられないのでどうしようかと思いまして」
「なんだよ、イジメか。
おいシイ、キララ、キョロが我々をイジメてくるぞ」
するとそれをききつ聞き付けた紫音さんとキララは立ち上がり、三人でキョロを囲みじーと見てくる
「それはいけないねキョロ君
いくら男らしくなってもイジメというのはやってはいけないことだよ」
「キョロ、だめ、めっ。」
「いやイジメとかじゃないんですよ
というよりも僕も紹介したいですよ」
「なら呼べばいいじゃんかよ」
「そういう訳にはいかないから言ってるんですが……もしかして本気で言ってませんよね??」
三人とも??が頭の上に出ているかのように分かっていないようだ……
「部長が言っていたじゃないですか??卒業後は部室に一年生に会わないって、新しいGJ部のゆるふわな雰囲気が崩れるから会わないっていいましたよね」
「……………言ったな、うん」
「ですよね、それに部長が言ったように「このGJ部」と「あのGJ部」は雰囲気といいますかやっぱり違うんですよね」
「そういえばお前、オレマン常時だって言ってたな……
それも見てみたいがGJ部の雰囲気を崩すのもいかんな」
「ですよねーそれに以前にオレマン解いて部活したらですね「こんなの部長じゃないいいいいぃぃぃ~!!」と泣かれまして」
「おいおい、尚更会えないだろそれ」
そうなのだ、GJ部のゆるふわな雰囲気が崩れる可能性もあるが、キョロ子が泣く可能性が一番高いのだ
「なので部長、提案があります」
「なんだ、申してみよ」
「一度「僕たちのGJ部」を見てくれませんか??」
京夜「おいキョロ子、明日は部室に来い」
キョロ子「で、でも、今は先代の部長や部員さんがいるんですよね
私が会ったらいけないんじゃないんですか??」
京夜「そんなことキョロ子が考えなくていいんだよ
いいから来い。来なかったら恵のケーキは俺が食う」
キョロ子「いきます。」