学生転生〜兄と一緒に本気出す〜   作:腐ってもタイ

15 / 29
前回に修正があった為報告します。
ヒトガミの助言は1人でいけ ということにします。


第十五話 発見

 

目が覚めた。

 

気持ちの悪い目覚めだ。

 

確かあいつの助言は...「木のところに1人でいけ」だったっけか?

「さすれば街のみんなとさらに仲良くなれるでしょう。」か。

俺は別にこれ以上仲良くなる必要はないと思うのだが。

どうせ裏があるんだろなぁ。

 

まぁいい。仲良くなって損することはない。

 

行ってやろうじゃあないか。

 

幸いなことに今日は特に予定はない。

なのでラグナ達に言って今日も出かけることにした。

みんなはあっけなくオッケーを出してくれた。

 

ということで俺は昨日も使った荷物をまとめ、昨日の丘へと向かった。

昨日とは違い丘にはあまりウルフズヘブンはいなかったが俺が昨日狩りすぎたからだろう。

 

そして、昨日見つけた木の方をみる。

木はあった。

昨日と同じ場所にあった。

そして俺はその場所へと向かう。

 

木は思っていたより大きかった。

高さは俺が8人はあるかという高さ。

まぁ、10歳だから140×8くらいだが。

横の大きさも広かった。

 

木には珍しい鳥が止まっておらず、ただ寂しい音が広がっている

そして地面を見る。

落ち葉が溜まっていたが、それをどかす。

 

すると何か扉のようなものがあった。

某世界が四角のアドベンチャーゲームに出てくるトラップドアのようだった。

それは石でできており、俺が5人はまとめて入れるような大きさだった。

 

それをあげようとしてみる。

 

開かない。

 

とても重く、腕の力だけではおそらくパウロやヴァリアスでも開けられないだろう。

 

シャンドルならワンチャンあるか...?

 

まぁ、今はそんなことはどうでもいい。

 

確かにヒトガミは「地面を調べろ」と言っていたが、

「開けろ」とは言っていなかった。

 

ならば一旦帰ってヒトガミの指示を待つか?

 

いや、ヒトガミは「出れる時間と出れない時間がある」とも言っていた。

もし今夜がその「出れない時間」だったらどうする。

 

しかしどう考えたってこのドアを1人で開けることはできない。

 

うむむ...どうしようか。

 

そう考えているととあることに気づいた。

 

視線だ。

 

何者からか見られている気がする。

 

そう感じ振り返ってみる。

 

丘があった。

俺が昨日狩りをした丘だ。

 

しかし、何か違和感があった。

岩があったのだ。

 

昨日はなかったはずの。

 

俺はそこに行ってみることにした。

どうやったってあのドアは開けられない。

ならば何もしないよりかはマシだろう。

 

岩に着いた。

 

遠目で見るとただの岩だったが近くで見るとわかりやすいものだった。

ただ板に書いてあった岩の絵だった。

 

そして、後ろに誰かがいる。

 

「バレてるぞ。」

 

「へへへ、ばれちゃったか。」

 

そこにいたのは金髪で羽が生えている少年だった。

そう、ラグナだったのだ。

 

「ラグナ、なんでこんなところにいるんだ?」

 

「お父さんに指示されてね。『あの子が心配だ。見てやっといてくれ』って。」

 

ヴァリアスの指示だったのか。

あの人ならそうするだろう。

 

「それで、エドはなんでこんなところに来たの?」

 

「あの木が気になってね。」

 

俺は振り返り先ほどいた木に指をさした。

 

「あーあの木ね。何ヶ月か前に急にできたものらしいよ。

 大人たちが周囲の空を調べたけど何もなかったって。」

 

「え?空しか調べてないのか?」

 

「え?うん。まぁ。」

 

天族は少々抜けてるところがあるようだ。

 

そりゃそうか。

誰だって普段空を飛んでいるのなら地面には視線が向かなくなるものだ。

 

「つまり、何かあったのか?」

 

お、勘がいいな。

 

「ま、まぁ。着いてきてよ。」

 

俺はそう言い、ラグナを先ほどの木に連れて行く。

 

「うわぁ。思っていたより大きいね。」

 

ちなみに、ラグナの身長は俺より少し小さめくらいだ。

なので俺よりも大きく見えてることだろう。

 

「それで?何を見つけたの?」

 

「これだ。」

 

俺は地面に指を指す。

 

そこには先ほどのドアがあった。

 

「ドア...?」

 

ラグナはドアを開けてみようとする。

しかし、開かない。

 

「エド、手伝って。」

 

今度は2人で開けてみようとする。

しかし開かない。

俺たち2人は鍛えているとはいえ、所詮は10歳の若造だ。

開きそうにはない。

 

「お父さん達を呼んでこよう。何か嫌な予感がする。

 僕、呼んでくるね。」

 

ラグナはそう言いつつ、翼を広げ、街の方に飛んでいった。




最近短めの文章になっちまってます。
すみません。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。