学生転生〜兄と一緒に本気出す〜   作:腐ってもタイ

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今回からオリキャラを採用していきます。
さすがに髪色などは不自然になってしまうのでそこは代えさせていただきます。
まぁみんな金髪なんだけどね


第十八話 万端を期す

〜ラグナード視点〜

 

 

「私たちは隣町のセレスターナと戦争をすることになった。」

 

父さんがそう言った時、僕はポカンとした顔をしていたと思う。

周りを見渡すとエドやウリエもポカンとした顔をしていた。

 

そりゃそうだろう。

前振りも何もなく、急にそんなことを言われたからだ。

 

そして、そのあと父さんから事情の説明があった。

 

エドが来たあたりからセレスターナの長の調子がおかしかったこと。

その後、他の町に攻め入ったこと。

それを警戒し、戦争の準備をしていたこと。

想像していたよりも早く宣戦布告があったこと。

このことを明日町民達に説明すること。

最後にこれまで言わなかったことに関する謝罪と僕達にも協力して欲しいとのことだった。

 

そう説明されても、僕には内容が理解できていなかった。

周りを見渡すとウリエも同じようなことを思っていそうな顔をしている。

エドの顔を見るにおそらく内容を理解しているのだろう。

 

さすがだ。

 

僕は父さんの「手伝って欲しい」との問いに了承した。

続いてエドとウリエも同意する。

 

そして、そのついでにエドが口を挟む。

 

「急にこんなことを言って町民達ははたして納得しますかね...」

 

それは僕もちょうど思っていた内容だった。

 

それに父さんが言葉を返す。

 

「納得させてみせるさ。絶対に...」

 

父さんはそう言ったあと、明日以降のことについて話し始めた。

 

まず町民たちにこのことを説明すること。

戦争は約一か月後とのことなのでそれに向けての準備をお願いすること。

町の周囲に簡易的な砦を立て、そこに町民たちを配置すること。

そこで、敵兵を迎撃すること。

戦争に参加するのはこの町を守りたいと思うものだけでよいということ。

もし戦争に勝利したら大規模な宴をすること。

 

父さんはそう言って改めて僕らに協力を要請した。

 

「ラグナ、ウリエ、父親ながら申し訳ないことを言うが君たちはこの町の一員として戦争に参加してくれ。エド君、君はこの町の一員というわけではない。だから、改めてもう一度聞こう。本当に戦争に参加してくれるのかい?」

 

エドはその問いにすこしだけ考えていった。

 

「確かに僕はこの町にいた歴は短いし、いずれは故郷に戻るつもりですから、この町から  離れると思います。けど、恩がないわけではありません。急にここにきて、町の外でぶっ倒れていた僕を助けてくれたのはあなたたちでした。そのあともこの町の方々にはよくしてもらったし、手伝わない理由がありません。なので僕にも手伝わさせてください。」

 

「そうか。君もしっかりと覚悟が決まっているんだね。じゃあ、たのんだよ。」

 

「はい!」

 

エドはそう返事をした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

~エドルート視点~

 

あれから数日が経った。

あの日の翌日ヴァリアスは町民に向けて演説をした。

多少ヤジはとんだところはあったが、それでも町民たちは納得してくれたようだ。

 

そして今俺は仮設された砦にいる。

名前はない。

しかしわかりやすいように「砦5」といわれている。

俺がなんでこんなところにいるかって?

あのあと、ヴァリアスは参加表明した町民たちをその能力にあわしてグループ分けした。

砦1~6と本拠地、そして制作部門に分けられた。

本拠地はもともとあったものを、砦はそこから10kmぐらい先の場所に町を囲うように6つ作った。

ちなみに、ラグナとヴァリアスは本拠地に、ウリエは砦3にいる。

 

俺はこの砦では副リーダーに任命されている。

最初こそは驚いたが、ヴァリアス曰く副リーダーは強くないといけないそう。

俺はそんなに強くないと言ったらお前はこの町でも強い部類だといわれて何も言い返せなくなった。

副リーダーの仕事は主に3つある。

一つ目はリーダーが負傷あるいは死亡した場合代わりに指揮をとる仕事。

二つ目はもし別働隊などを作る場合、その隊長になる仕事。

三つめは毎晩拠地に敵の情報などを伝えに行く仕事。

最後のやつはリーダーでよかったと思ったのだがヴァリアス曰く、リーダーは指揮能力の高さで採用しているため、あまり強さに特化していないから万が一移動中に襲撃されたときに対処できずに殺される可能性が高いからだと。

別に戦闘力が高くとも襲撃で負ける可能性もあるが、まぁそれはいいだろう。

 

この砦のメンバーを紹介しておこう。

 

そこで機材などの指揮をとっている男のピエロ風の男

彼はこの砦のリーダーのフィロレム。

彼は見た目こそおかしいものの昔はA級冒険者パーティーのリーダーだったらしい。

彼は冒険者を引退した後、周りを笑いに満たす快感に気づき、ピエロを始めたらしい。

職業は剣士。まぁこれからいうやつも同じだが、天族の基本的な武器は槍だ。

なので槍術士とでも呼ぼう。

性格はおちゃらけ系。しかし内面にはしっかりとやさしさがあり、メンバーをきにかけている。さらにはメリハリがしっかりとしていて頼もしい。

 

そこでフィレロムの指示に従っているヒョロイ男の槍術士。

彼の名前をカリオンという。

彼は現役のB級冒険者で最近この町にやってきたそう。

性格は少し横暴だが、時々冗談を言う。

 

あそこで黙々と機材を運んでいる女の踊り子。

名前をメッセリアという。

フィレロムと同じ職場でもともとはB級冒険者パーティの風魔術を得意とした魔術師。

性格はおしとやか系。

 

あそこの隅で休憩している女の治癒術士。

名前をアミナという。

彼女は町にある診察所で働いている。

性格は優しい系。

 

少し高いところでセレスターナがある方向を眺めている男の槍術士。

名前をライゼルという。

彼は現役のB級冒険者の前衛を務めている。

周りを見渡すのが得意。

性格は堅物系。

 

大体こんな感じだ。

メンバーこそ少ないものの、短時間に集めたにしては集まったほうだと思う。

 

そう思い俺は作業を再開した。

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