ダンジョンで引退したいのは間違っているだろうか? 作:風山・K・神威
閑話1~暴れん坊を治めたい~
~5年前~
かつて、ロキファミリアの一員アイズ・ヴァレンシュタインとハデスファミリアとの始めての対面は最悪な物だった。なぜなら街中で、初対面でいきなり決闘を申し込んで来たからだ。しかも、クライにだ。
「私と、戦って。」
しかし、ハデスファミリアの幹部メンバーはまるでその存在がいなかったかのように、通り過ぎた。
「ねぇ、クライちゃん!アイス食べに行こう!」
「姉さんずるい!私だって誘いたいのに!」
「クライ!そんなことより、また戦おうぜ!今んとこ、1068戦中161勝856敗51引き分けだぞ!まだまだ俺は勝ち足りたないぞ!」
「うむ!」
「兄さん!まだ、例の魔道具の開発が途中ですよ!」
アイズは自分とは違い、この短期間であっという間に成長してる。ハデスファミリアの幹部たちに目を付けた。しかも、団長にレベルは7、既に現最強のフレイヤファミリア団長「猛者」オッタルに並んでいた。そして、他の幹部も全員一級冒険者。オラリオの神々は最速でオラリオ最強に並んだ彼らをこう呼んだ。ゼウスとヘラの再来。「才禍の怪物の復活」と。
「ッツ、待って!私と...戦って!」
「・・・・・ねぇ、なんか聞こえない?クライちゃん?」
「そうですねぇ。何か聞こえますね。ああ、道化の人形姫ですか。」
「ッツ!!!!!」
アイズは動けなかった。彼らの殺気に強者の威圧に阻まれて。しかし、自分の目的が、生きる意味が、強者と戦うことで強くならないといけないと。
「お願いします!私と戦って!」
「・・・断る」
「なっ!?どうして!!!」
「僕はね、死にたがりと戦う趣味はないんだよ。」
「!!!!!!!」
その発言にアイズは口ごもる。自分がモンスターをただただ殺すだけにダンジョンに潜っていることは有名である。そのことが気に食わないと思われているのだと、考えてた。
「アイズ!こんなとっころで何をしている!?」
「ッツ!?リ、リヴェリア!?」(お、怒られる!)
「やぁ、リヴェリア。君の所のお姫様が何やら僕と戦いたいと言っていてね。」
「!!!アイズ!ロキにハデスファミリアだけには決闘を挑むなと、あれほど言われただろう!?」
「で、でも。私は強くなりたい!私は!強くならないといけないの!」
「それは誰が決めたんだい?」
「え?」
クライの発言にアイズは、思考を停止した。なぜ?そんなことは決まっている。でも、なんで自分が強くならないといけないのか。それは・・・・・いなかったから、自分を救ってくれる英雄がいなかったから。
「ッツ!!私が決めたの!私が、助けに行きたいの!!!」
「・・・・・・・・しょうがない。君の茶番に付き合ってあげるよ」
「ちょっと、クライちゃん!?本気!?」
「クライさん、こんな御飯事に付き合うつもりはありませんよ」
「そうだクライ!こんな奴と戦うよりも俺と戦え!」
「うむ。」
「と言うよりも、勝負にならないんじゃないですか?」
その発言に、リィズ達だけではなくリヴェリアもこの発言に対して異議を唱えていた。
「ほ、本気か、クライ?この子の戯言に付き合うぎりは・・・・・」
「いいさ、リヴェリア。この子の成長をサポートしているのが、あいつではなく、君ならばいい。それに・・・・・・・こういうタイプは、一度叩き潰さないと、キリがないからね。」
「ッツ!・・・・・分かった。しかし、どこで戦う?」
「君たちのホームでいいさ。」
「なっ!?いいのかクライ、秘密主義なお前のことだ。情報を漏洩するのは良くないのではないか。」
「構わないさ。それに、改めて宣言しよう。最強は君たちでないと。」
「!!!!!・・・・・・・・・・・・・・良いだろう」
そう言い、リヴェリアはアイズとクライ達を連れて、ホームに帰還した。そして、リヴェリアはフィンとロキに報告して、訓練場を貸した。
「まさか・・・あんだけ戦うなって言うた、ハデスんトコの子供と戦う羽目になるとはな」
「まったく・・・・・アイズの闘争本能にも困ったものだよ」
「しかし、クライも意外だのう。あの秘密主義のあ奴が、わしたちのホームで戦おうだなんて言うなんて」
「ハッ!あのヘラヘラ野郎共がどうなろうが知ったことか、アイズにやられるのがおちだ」
「でも、なんだってクライは戦おうだなんて言いだしたのかしら?あの秘密主義のクライが」
「ねぇ~?クライって普段はいろんな事を話すけど、ファミリアの事や自分たちの事は話さないしね」
ロキの幹部たちや、ファミリアのメンバーがハデスファミリアの幹部が来ていて、アイズと戦おうとしていることを聞きつけ、訓練場の周りに集まってきた。
「はぁ~あ、早く終わんないかな~。」
「クライさん、本当に戦うんですか?」
「そうだクライ!俺と戦えよ!あいつよりも俺と戦う方が良い戦いになる!」
「うむ。」
「兄さん、早く終わらせてください」
リィズ達がそんなことを言っているとき、クライは驚く発言をした。
「え?僕は別に戦ってもいいけど、僕が戦うとは言ってないよね?」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え!?』
そう、クライはリヴェリアに、
「それじゃあ、クライちゃん誰と戦わせるの?」
「・・・・・君に頼むよ。シトリー」
「え、私ですか!?クライさん!?」
「そう、この中で一番弱い君だから頼むんだ。お願いできる?」
「・・・・・はぁ~~~~~。しかたないですね。そのかわり、今度デートですよ!」
「ハァ!?ふざけんなよシト、テメェ!クライちゃん!私が戦うから、私とデートしてぇ~~~!」
「うんうん。ダメ」
「ええええ!なんでえ~~~!!!」
その発言にロキファミリアの一員も慌てていた。
「一体どういうつもりだ。クライの奴」
「何を考えているんだ。あの小僧」
「わからない。でも・・・・・・・・親指がいたい・・・・・!!!」
『!?』
フィンの親指による危機感知能力はよくあったが、「痛い」と言う言葉は古参に二人も、幹部たちも、そして主神であるロキですらっ来たことがなかった。
「一体、何が起きようとしてるんや?」
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「それでは、始めましょうか。私は早くクライさんとデートしに行きたいので」
「ッツ!馬鹿に…しないで!!!」
「・・・それでは、審判は僕が務めさせてもらう。ルールは死ぬようなダメージを与えないこと、必要以上に傷つけないこと、魔法の使用は許可する。どちらかが気絶するか、降参することで終了とする。」
フィンが、決闘のルールを話すと同時に、それぞれの幹部が訓練場の端に寄った。
そして、決闘の火蓋が開いた。
「始め!!!」
「ハァァァァ!!!」
アイズは自分の剣、
しかし、その剣は届くことはなった。
「ふ~~~ん。これが貴方の武器ですか」ガチガチガチッ!
アイズの剣は、シトリーのナイフの腹によって止められていた。
「ッツ!ハァァァァ!!!」
アイズは剣を止めることなく何度も切りつけた。しかし、アイズの剣はシトリーの体には届かなかった。
キンッ! キンッ!! キンッ!!! キンッ!!!! キンッ!!!!!
「・・・・・なるほど。あなたの剣は、一つの型を重視しているんですね。貴方の体でここまで鍛えたのはなかなかです。しかし、貴方の剣は、ほとんどが力だけです。」
「っつ!?」
アイズの剣を避けながら、シトリーはアイズの剣を解説していた。
キンッ! キンッ!! キンッ!!! キンッ!!!! キンッ!!!!!
「あ~あ、私個人としては、貴方のように細く綺麗で完璧な肉体もいいですけれど、筋肉質のある鍛えこまれた肉質の良い男性の方が好みなんです」
「クッ~~~~!ちゃんと!戦ってください!!!」
シトリーは分析に飽きたのか、攻撃に入った。
ズバァアアアア!!!
「ガッ~~~!?!?!?」
その瞬間、アイズの横腹に切り傷ができていた。見えなかった。あのアイズが。ロキファミリアの中で最速の剣士が。
「な!?」「一体どうやって?」「何今の!?」「・・・あのクソ女!!」
「っ痛!!今の・・・・・どうやって!?」
「気にすることはないですよ。唯の技術です。」
「~~~!!!ハァァァァァァァァ!!!」
キンッ!キンッ!!ズバッ!!! キンッ!キンッ!!ズバッ!!!
アイズは何度も何度もシトリーに攻撃をした、しかしその剣は届くどころか、逆に傷を何度もつけられた。何が違う?彼女と同じくLv4の自分に何が足りない?そう悩みながら攻撃していると、シトリーが言った。
「どうぞ?あなたお得意の風魔法を使用しても。」
「!!!」
「貴方の全力できなさい。」
「ッツ!・・・【
ビュオオオオオ!!!!!
「さあ、来なさい」
「ハァァァァァァァ!リル・ラファーガァァァァァァァ!!!」
ドオォォォォン!!!!!!!!!
決着がついたようだ。その結果をクライ達は知っているかのようにニヤケ顔をし、腕を組んで仁王立ちをしていた。そして、煙が晴れると同時に、空から何かが落ちてきた。それは・・・・・・・・・・・・
_____アイズの「デスペレート」だった。
そして、アイズの喉元にはシトリーのナイフが突きつけられていた。
それを見て、リヴェリアやロキファミリアの団員は困惑していたが、フィンんは正気に戻って、宣言した。
「そ、それまで!勝者、シトリー・スマート!」
「あのアイズが、負けた!?」「ありえない!」「うっそ~!」
ロキファミリアが夢ではないかと困惑している中、アイズはその場に崩れ落ちた、ハデスファミリアの団長と戦うつもりが、幹部の中で最も弱い、しかも、自分と同じレベルの相手に負けたのだから。
「私は・・・なんで負けたの・・・・・?」
「それはあなたの技術です。貴方は所詮、神から授かったステータスに頼っているだけのそこら辺の冒険者と何も変わらない。多少剣の腕を噛んでいるかもしれませんが、その程度という事です。」
「ッツ!・・・・・・ック!!!!!」
「まぁ、そういうことだよ。ファミリア内で最速である、などと呼ばれていても、こんなもんさ。世界にはもっと強い者がいるのさ。だから君もその魔法をただ纏って使うんじゃなく、もっとうまく使いな」ポンッ!
アイズの肩を叩いた瞬間ありえないことが起こった。
ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!
風が起こった、アイズの体からそしてその風は、アイズを纏うことなく、クライの体を纏った。
ありえない。ありえないことが起こった。
「・・・ありえない・・・それはっ!私の魔法!」
「ふぅ~ん。風属性に、纏うことにより自信を纏う小さな結界のようになっているのか。いい魔法だね。大切に使うと言い。」
そう、ありえないのだ。自分の魔法ならまだしも、相手の魔法を自由自在に操るなんて、そんなことは、この町のどこにも、いや世界にもいない。正しくその姿こそ神々の言う。世界の未知_____。
「こんなこと・・・・・ありえない!?相手の魔法を自在に操るなど!!」
「こんなことが・・・・・あってもいいのか!?」
「ふざけろっ!?・・なんだありゃ!!!!!」
「アイズの魔法を、あんなに自在に・・・!アイズよりもうまく・・・!」
「こんなの・・・見たことない!こんなの・・・・・まるでおとぎ話みたいな!」
「しかも・・・・・・・・詠唱もなしに・・・・・!!!!!」
「・・・・フフフフ、アハハハハハ!!!なんやアレ!なんやアレ!こんなことがあってええんか!?アハハハハハ!!!・・・・・ああ、ハデスがうらやましいなぁ」
そして、その姿を見ていたハデスファミリアの幹部たちはまるで当然と言わんばかりの顔をしていた。
そして、ロキファミリアのメンバーはアイズの魔法を自在に操るクライを、他人の魔法を使う彼を、竜巻の中で微笑む彼の影を見て言った_____。
「・・・・・バ、・・・・・・・バケ、・・・モノ・・・!!!!!」
アニメでクライの強さを表現したシーンをうまく書くことができました、また、訂正する点などがありましたら感想をいただきたいです。今回はこれで失礼します。
ヒロインは誰が良いですか?
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リィズ
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シトリー
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ティノ
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アーディ
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リュー
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ティオナ
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レフィーヤ