ダンジョンで引退したいのは間違っているだろうか? 作:風山・K・神威
~夕方~
ハデス・ファミリア御一行は、オラリオでも人気の店『豊穣の女主人』の店へと向かっていた。ハデスが自分たちが帰ってくると連絡した際に、一番に予約を取りに行ったらしい、だが自分たちの疲労回復にも良いと言ことで、今回遠征に参加したメンバーは全員参加した。
「来たわよ。ミア!」
彼女は「豊穣の女主人」の店長であり、元フレイヤ・ファミリアの団長。
―——ミア・グラント 「
かつて、フレイヤ・ファミリアをまとめていた団長、彼女がいたからこそ、昔のファミリアはまともだったといえよう。しかし、彼女は引退してこの料理店の店長となったことにより、引き継ぐ形でオッタルが団長となった。
「予約したお客様御一行、ご来店にゃ!」―――アーニャ・フローメル Lv.4
「あ~、忙しくなるにゃ!」―――クロエ・ロロ Lv.4
「いっぱい食って、金出してくれるんだから良いじゃん。」―――ルノア・ファウスト Lv.4
そう店員たちが、向かえていると、クライにとって一番面倒な人が表れた。
「クライさ~ん!来てくれたんですね~~~!」
そう、クライにとって一番面倒くさくて、嫌いな存在であった。その名も
「久しぶりすぎて、寂しかったんですよ~」―――シル・フローヴェ
「げえっ!!!」
「ちょっと!ひどいじゃないですか!」
ハデス・ファミリアの面々はこの状態を見てもなんとも思わなかった。むしろ、「豊穣の女主人」に来たら必ず起きる出来事であると理解していた。
「やぁ、ミア!今日もおいしい料理頼んだよ!」
「ちょっと、無視しないでくださいよ!」
「さぁ~皆!
「ねぇ~~~!!!」
「うるさいよ!!!さっさと座んな、坊主ども!!!」
このやり取りがあった後、皆席に案内されて、それぞれのメニューや酒を頼んで、ハデスが乾杯の音頭を取った。
「皆、今回の遠征お疲れ様!今日は飲んだり食べたりして、盛り上がるわよ!乾杯!」
『カンパーイ!!!』
お酒の席が進む中、リィズとシトリーが絡む様子があった。
「シト、てめぇ~!酒盛りやがったな!!」
「あらあら、私がそんなことしないわよ。」スゥ
「私は何も見てない。見てない。見てない。・・・」
そこには、シトリーが薬を隠している様子をティノとクライは確認していた。
「それじゃ、また勝負する?」
「いいよ!」
「ど、ど、どうぞエールです。」
酒を運んできたのは、なんとリューであった。
「あれ、何してんの~?リオン?」
「うん?リュー?」
「ク、ク、クライ!こんな私をみ、み、見るな~!!!」
リューは昼間の出来事を思い出したのか、また逃げてしまった。すると、クロエとルノアが説明をしてくれた。なんと、この店の裏で闇派閥の残党と戦闘をしていた時に、誤って爆弾系の道具を相手に使われて、食糧庫の7割が大破したことにより、ミアから怒りの鉄拳をくらい、しばらくの間雑用として働かされている。
「クライちゃぁん!シトがずるをする~~~!!!」
「そんな訳ないじゃないですか、もうお姉ちゃんってば。」
「私は何も見てない。見てない。見てない。・・・」
「ほらほら、リィズ騒がないの。」
リィズがクライに公平にしてくれと懇願している中、シトリーは再びリィズの酒に薬を盛った。だが、クライはその瞬間を見逃さずに、盛った酒と普通の酒を手に取った。
「じゃあ、ほら。リィズとシトリーもまた飲めばいいじゃん。」
「そうよ~。お姉・・・ちゃん!?」
クライは、盛られた方をシトリーに普通の酒をリィズに渡した。
「・・・ぷはぁ!ほーらシト!私は飲んだぞ!ほら飲めよ!」
「うぅ・・・・」
そしてしばらくして・・・・・
「うぅ~~~。クライさんなんでぇ~~~!」
「はははぁ~!!!クライちゃんが、お前の味方するとでも思ったのかシト!!!」
酔いが回ってしまったため、シトリーはクライに詰め寄っていた。
「クライさ~ん!なんでいっちゃうんですか~~~!」
「あははは、そうだね~」
「もう、分かってるんですか~!借金、もうすぐ八桁ですよ!八桁!!!」
「分かってるよ、シトリー。また、ダンジョン行って稼ぐから。」
「兄さん、そんなこと言ってまた、ドロップアイテムを魔道具の製作のために使っちゃうでしょ。」
「・・・・・・・」
そう、クライはダンジョンよりも魔道具が大好きな人間だ。ダンジョンに入って、モンスターを倒しドロップアイテムや魔石をすぐさま、魔道具のために使ってしまうため、借金が一向に減らなく、逆に増えてしまう一方である。
「クライさぁ~ん!お料理持ってきましたよ~~~!」
その時、クライがシルを最も嫌う理由の一つである出来事が起きた。その瞬間、クライだけではなく、客全体や従業員が叫んだ!
「
「うにゃ~~~!シルがあれを作ったにゃ~~~!?」
「ちょっと!冗談じゃないでしょ!」
「まったく!それ一体誰が処理するんだにゃ!」
「だ、大丈夫です!シルの作った物には、愛情が詰まっている。どんな味だろうが、食べるはず!」
『黙れ(にゃ)!ポンコツエルフ!!!』
そう、クライがシルを嫌いとする理由の一つがこれである。シルが作るものは絶対に真っ黒と化する。それを食べた者は、必ずぶっ倒れる。それはどれだけ「耐異常」のアビリティがあったとしても意味がない。
「ふざけんじゃないよ、シル!その使った食材、どうやって処理するつもりだい!!!」
「だ、大丈夫だよ。ミア母さん、ちゃんとクライさんに食べてもらぅ・・・・・あのぅ・・・・・クライさん?」
そこには、
「あのぅ。リィズさん、シトリーさん?な、なんで私の腕を・・・」
「ごめんねぇ~、シル。まぁ、自分の作った物は自分で処理するということで」
「ゆっくり、じっくり味わってくださいね~」
「あの・・・ちょ・・・!」
「ふん!!!」
「いや~~~~~~~~~~!!!!!!!」
その夜、シルの声はオラリオの夜へと消えていった。そしてその日、『豊穣の女主人』では何故か客達が、帰る際に必ず敬礼をして帰ったとかなんとか
~後日~
~《フレイヤ・ファミリア》~
「ヘイズ。フレイヤ様は今日も・・・」
「ええ団長、腹痛で寝込んでいるわ。」
「チッ!あのヘラヘラ野郎。あいつが食えばこんなことには。」
「おい、愚猫。それはいったいどういう意味だ。」
「言わなきゃ分からなねぇか?この羽虫。」
フレイヤ・ファミリアは荒れていた。三日前、フレイヤ様が戻られてから何かが原因により寝込んでしまい、苦しそうに唸っていた。そして、幹部たちが荒れている中、治癒士のヘイズが言った。
「それじゃ、皆さんがあの方の料理食べられるようになれば、問題ありませんね。あの方の身代わりになれるわけですし、本望でしょう。」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
こんな感じで、クライのシトリーからの借金問題は、アニメと同じようにしました。
ヒロインは誰が良いですか?
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リィズ
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シトリー
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ティノ
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アーディ
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リュー
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ティオナ
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レフィーヤ