ダンジョンで引退したいのは間違っているだろうか?   作:風山・K・神威

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遅くなって申し訳ありません。


5話~とりあえず飲みたい~

~夕方~

 

ハデス・ファミリア御一行は、オラリオでも人気の店『豊穣の女主人』の店へと向かっていた。ハデスが自分たちが帰ってくると連絡した際に、一番に予約を取りに行ったらしい、だが自分たちの疲労回復にも良いと言ことで、今回遠征に参加したメンバーは全員参加した。

 

「来たわよ。ミア!」

 

彼女は「豊穣の女主人」の店長であり、元フレイヤ・ファミリアの団長。

 

―——ミア・グラント 「小巨人(デミ・ユミル)」Lv.6

 

かつて、フレイヤ・ファミリアをまとめていた団長、彼女がいたからこそ、昔のファミリアはまともだったといえよう。しかし、彼女は引退してこの料理店の店長となったことにより、引き継ぐ形でオッタルが団長となった。

 

「予約したお客様御一行、ご来店にゃ!」―――アーニャ・フローメル Lv.4

 

「あ~、忙しくなるにゃ!」―――クロエ・ロロ Lv.4

 

「いっぱい食って、金出してくれるんだから良いじゃん。」―――ルノア・ファウスト Lv.4

 

そう店員たちが、向かえていると、クライにとって一番面倒な人が表れた。

 

「クライさ~ん!来てくれたんですね~~~!」

 

そう、クライにとって一番面倒くさくて、嫌いな存在であった。その名も

 

「久しぶりすぎて、寂しかったんですよ~」―――シル・フローヴェ

 

「げえっ!!!」

 

「ちょっと!ひどいじゃないですか!」

 

ハデス・ファミリアの面々はこの状態を見てもなんとも思わなかった。むしろ、「豊穣の女主人」に来たら必ず起きる出来事であると理解していた。

 

「やぁ、ミア!今日もおいしい料理頼んだよ!」

 

「ちょっと、無視しないでくださいよ!」

 

「さぁ~皆!ミア(・・)の料理いっぱい食べよう!」

 

「ねぇ~~~!!!」

 

「うるさいよ!!!さっさと座んな、坊主ども!!!」

 

このやり取りがあった後、皆席に案内されて、それぞれのメニューや酒を頼んで、ハデスが乾杯の音頭を取った。

 

「皆、今回の遠征お疲れ様!今日は飲んだり食べたりして、盛り上がるわよ!乾杯!」

 

『カンパーイ!!!』

 

お酒の席が進む中、リィズとシトリーが絡む様子があった。

 

「シト、てめぇ~!酒盛りやがったな!!」

 

「あらあら、私がそんなことしないわよ。」スゥ

 

「私は何も見てない。見てない。見てない。・・・」

 

そこには、シトリーが薬を隠している様子をティノとクライは確認していた。

 

「それじゃ、また勝負する?」

 

「いいよ!」

 

「ど、ど、どうぞエールです。」

 

酒を運んできたのは、なんとリューであった。

 

「あれ、何してんの~?リオン?」

 

「うん?リュー?」

 

「ク、ク、クライ!こんな私をみ、み、見るな~!!!」

 

リューは昼間の出来事を思い出したのか、また逃げてしまった。すると、クロエとルノアが説明をしてくれた。なんと、この店の裏で闇派閥の残党と戦闘をしていた時に、誤って爆弾系の道具を相手に使われて、食糧庫の7割が大破したことにより、ミアから怒りの鉄拳をくらい、しばらくの間雑用として働かされている。

 

「クライちゃぁん!シトがずるをする~~~!!!」

 

「そんな訳ないじゃないですか、もうお姉ちゃんってば。」

 

「私は何も見てない。見てない。見てない。・・・」

 

「ほらほら、リィズ騒がないの。」

 

リィズがクライに公平にしてくれと懇願している中、シトリーは再びリィズの酒に薬を盛った。だが、クライはその瞬間を見逃さずに、盛った酒と普通の酒を手に取った。

 

「じゃあ、ほら。リィズとシトリーもまた飲めばいいじゃん。」

 

「そうよ~。お姉・・・ちゃん!?」

 

クライは、盛られた方をシトリーに普通の酒をリィズに渡した。

 

「・・・ぷはぁ!ほーらシト!私は飲んだぞ!ほら飲めよ!」

 

「うぅ・・・・」

 

そしてしばらくして・・・・・

 

「うぅ~~~。クライさんなんでぇ~~~!」

 

「はははぁ~!!!クライちゃんが、お前の味方するとでも思ったのかシト!!!」

 

酔いが回ってしまったため、シトリーはクライに詰め寄っていた。

 

「クライさ~ん!なんでいっちゃうんですか~~~!」

 

「あははは、そうだね~」

 

「もう、分かってるんですか~!借金、もうすぐ八桁ですよ!八桁!!!」

 

「分かってるよ、シトリー。また、ダンジョン行って稼ぐから。」

 

「兄さん、そんなこと言ってまた、ドロップアイテムを魔道具の製作のために使っちゃうでしょ。」

 

「・・・・・・・」

 

そう、クライはダンジョンよりも魔道具が大好きな人間だ。ダンジョンに入って、モンスターを倒しドロップアイテムや魔石をすぐさま、魔道具のために使ってしまうため、借金が一向に減らなく、逆に増えてしまう一方である。

 

 

 

「クライさぁ~ん!お料理持ってきましたよ~~~!」

 

 

 

その時、クライがシルを最も嫌う理由の一つである出来事が起きた。その瞬間、クライだけではなく、客全体や従業員が叫んだ!

 

緊急事態発生!!!!!(エマージェンシー)異常事態(イレギュラー)発生!異常事態(イレギュラー)発生!!異常事態(イレギュラー)発生!!!シルの奴が暗黒物質(ダークマター)作ったぞ!全員退避~~~!!!!!」

 

「うにゃ~~~!シルがあれを作ったにゃ~~~!?」

 

「ちょっと!冗談じゃないでしょ!」

 

「まったく!それ一体誰が処理するんだにゃ!」

 

「だ、大丈夫です!シルの作った物には、愛情が詰まっている。どんな味だろうが、食べるはず!」

 

『黙れ(にゃ)!ポンコツエルフ!!!』

 

そう、クライがシルを嫌いとする理由の一つがこれである。シルが作るものは絶対に真っ黒と化する。それを食べた者は、必ずぶっ倒れる。それはどれだけ「耐異常」のアビリティがあったとしても意味がない。

 

「ふざけんじゃないよ、シル!その使った食材、どうやって処理するつもりだい!!!」

 

「だ、大丈夫だよ。ミア母さん、ちゃんとクライさんに食べてもらぅ・・・・・あのぅ・・・・・クライさん?」

 

そこには、暗黒物質(ダークマター)を片手に持った、クライが構えていた。そして、左右から酔いがさめたリィズとシトリーががっちりとシルの腕を抑えていた。

 

「あのぅ。リィズさん、シトリーさん?な、なんで私の腕を・・・」

 

「ごめんねぇ~、シル。まぁ、自分の作った物は自分で処理するということで」

 

「ゆっくり、じっくり味わってくださいね~」

 

「あの・・・ちょ・・・!」

 

「ふん!!!」

 

「いや~~~~~~~~~~!!!!!!!」

 

その夜、シルの声はオラリオの夜へと消えていった。そしてその日、『豊穣の女主人』では何故か客達が、帰る際に必ず敬礼をして帰ったとかなんとか

 

 

 

 

~後日~

 

 

 

~《フレイヤ・ファミリア》~

 

「ヘイズ。フレイヤ様は今日も・・・」

 

「ええ団長、腹痛で寝込んでいるわ。」

 

「チッ!あのヘラヘラ野郎。あいつが食えばこんなことには。」

 

「おい、愚猫。それはいったいどういう意味だ。」

 

「言わなきゃ分からなねぇか?この羽虫。」

 

フレイヤ・ファミリアは荒れていた。三日前、フレイヤ様が戻られてから何かが原因により寝込んでしまい、苦しそうに唸っていた。そして、幹部たちが荒れている中、治癒士のヘイズが言った。

 

「それじゃ、皆さんがあの方の料理食べられるようになれば、問題ありませんね。あの方の身代わりになれるわけですし、本望でしょう。」

 

 

 

 

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

 

 

 




こんな感じで、クライのシトリーからの借金問題は、アニメと同じようにしました。

ヒロインは誰が良いですか?

  • リィズ
  • シトリー
  • ティノ
  • アーディ
  • リュー
  • ティオナ
  • レフィーヤ
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