ダンジョンで引退したいのは間違っているだろうか? 作:風山・K・神威
第7話よろしくお願いします!
~5日後~
今日クライは、外に出かけていた。その理由としては・・・・・
「マスター!ジャガ丸くん食べましょうよ!また、新作が出たそうですよ!」
「クライさん。あそこの新しいアイス食べませんか?」
そう、クライは以前にシトリーとティノと約束をしていたデートである。しかし、今回のデートには彼女達だけではなかった。
「クライちゃん!早く闘技場行こうよ!あの変態象が仕切ってるのは気に食わなきけど、
リィズも一緒である。なぜなら、シトリーとティノと一緒に行く瞬間をみられてしまい、駄々をこねて暴れそうになったところを、しょうがなく連れてきた、実際にティノは脅えて、シトリーはリィズと取っ組み合いを始めてしまったためである。
しばらく歩いていると、クライは見た。ニ階建てのカフェのバルコニーにロキとアイズが誰かと話している様子を、その人物はフードを被っていてよく見えなかった。しかしクラにはその姿が見えた。あの傲慢のような顔に、全てを魅了する瞳。そう、彼女こそがオラリオの三大派閥の一角、フレイヤ・ファミリアの主神である神フレイヤであると。
(・・・あの顔、また悪だくみか。うん?いったいどこを?・・・・・!)
―――――そこには、ベルがいた。
その瞬間、クライはフラッシュバックのような感覚を感じた。
―――――「ええ、貴方が良いわ」「神様!ここで待っていて下さい」「ベル君、待つんだ!」「なにあれ?蛇!?」「レフィーヤ!」「ベル君!それが君の新しい武器だ!」「ウィン・フィンブルヴェトル!」「はああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
(―――――っは!今のは・・・・・)
__________________________________________
しばらくして、屋台を楽しんだクライ達は闘技場にようやく着いた。
「あぁ~ん!もうとっくに始まっているじゃん!」
「もう、姉さんがあちこち屋台に寄ったからでしょう!」
「今は何のモンスターを
「う~ん、そうだね~」
すると、ギルドの職員が闘技場の前にいて何やら慌ただしい様子で、作業をしていた。
「クライちゃん、なんだろうね?騒がしいけど。」
「何かあったんでしょうか?」
「・・・マスター」
「うん。そうだね~~。(僕も動くか。)」
そこには、ベルの
「やぁ。エイナ」
「!!!あ、貴方は。
「ねぇねぇ、エイエイ!何があったの?」
「リィズさん、その呼び方はやめてくださいと・・・いえ、今はそんなことを言っている場合ではありませんね。実は、「モンスターが檻から脱走して、暴れている。だよね?」ッツ!ええ、その通りです・・・・・まさか、もう既に見えていたのですか?」
「さぁ、それはどうだろうね?リィズ全部確認できた?」
するといつの間にかリィズは、闘技場の一番高い柱の上にいた。見えなかった。彼女が動く様子も、ほんの一瞬目をそらしただけでまるで消えたかのように、いつの間にあんな高い所にいた。
「確認したよクライちゃん。何か今、絶壁野郎の所の脳筋娘が今にも動き出しそうだけどどうする?」
「そうだね~、全部で8体か。よし殲滅しちゃって。」
「まっかせてよ!クライちゃん!」
すると横から見ていたシトリーがクライに意見をした。
「クライさん。お姉ちゃんが何秒で終わらせるか賭けませんか?私が勝ったら、また改めてデートしてもらいますよ!」
「ふざけんな!シトてめぇ!」
「はぁ、分かったよ。じゃあ、リィズ!僕が宣言した秒数で終わったら、君専用の魔道具作ってあげる!」
「マジで!?クライちゃん最高だわ!」
その瞬間リィズはスタートダッシュの構えをし、目を閉じたかと思えば、獣のような目に覚醒した。
「私は、15秒です。」
「なら僕は・・・7秒だ。あ、あとシルバーバックは残しといてよ!」
「オッケー!クライちゃぁん!」バチバチバチッ!!!
その瞬間、稲光が走り、世界が変わった。リィズ以外の周りはまるでスローモーションのように遅くとなり、自分だけがこの遅延した世界で最も早く動くことのできる人物となっていた。ゆっくりと塔から降りる瞬間に各モンスターのいる場所を確認し、リィズによるモンスターの殲滅が始まった。
__________________________________________
ズバァアア!
「ギアャァァァァァ!!!」ボオン!
アイズは、リィズと同様に塔の上からモンスターのいる場所を特定して、退治し始め最初の一体を難なく倒した。彼女の魔法「エアリエル」は、風を自信に纏うことで高速移動をすることができる魔法だ。しかし次の瞬間____自分の前に雷光が走った。
「つg「ドカアァァァァァァァァァァン!!!」!!」
すぐそばにいた別のモンスターも退治しようとして振り向いたがその瞬間モンスターの胸には大きな穴が開いていた。何があった?今何が通り過ぎた?まったく見えなかった。それもそうだろう。アイズは確かに都市では五本指に入るほどの足の速さの持ち主だ。しかし、リィズはそんな五本指の中で最強と言われている。雷のごとく速い敏速に、神すら見えることのない世界最速の冒険者。その足の速さと神すら気づかなかい程の足の速さを持つリィズに、神々は名付けた。
____「
ズバァアアアアアン!ドゴォォォォォォン!バアァァァァァァァン!
(そろそろかな?3・・・・・2・・・・・1・・・・・)バチバチバチッシュン!
「クライちゃん!終わったよー!」ダキッ!
「お疲れリィズ。うん、ジャスト7秒だね。」
「も~~~う!もっとゆっくり倒してきてもよかったんだよお姉ちゃん!」
「ハァ!わざわざクライちゃんとの賭けの勝負に私が負けるとでも思ってんのか?シトてめぇ!今度二人っきりでデートなんて私が見逃すわけないだろうが!」
「ム~~~!」
リィズとシトリーのじゃれあいが終わったところでクライが、シトリーとティノに団長として命令をした。
「それじゃ、シトリー、ティノ。団長としてお願いがあるんだけど。ここから東に5ブロック進んだところで戦闘待機していてくれ。ああ、そうだ。もし植物が現れたら、魔法は使わないでね。」
「!・・・ハァ~、分かりました。では行ってきますねクライさん。ティノちゃん行くよ。」
「ハ、ハイ!シトリー姉さま。ではマスター行ってきます。」
そう言い、シトリーとティノは屋根をつたって、指定された区域に移動した。
「ね~クライちゃん。今回は何が見えたの?わざわざ一体残させてさ。」
「う~ん、そうだね。新しい英雄の誕生かな?」
「!!!なるほどそういうことね。シトやルークには悪いけど、あんたの活躍見させてもらうわよ_____ベル」
__________________________________________
「はぁ、まったくクライさんも面倒事を押し付けるんですから。」
「面倒事・・・ですか?」
シトリーはクライに支持された場所に向かいながら、ティノに愚痴を吐いていた。
「ええ、今回の命令。ようは、あの絶壁女神の眷属の手助けをしてきてという事ですよ。」
「ええ!?あの親父女神の!?」
「ええ、先ほど姉さんが柱の上で脳筋娘を見つけたと言った時、ピーンときました。私達よりも先にロキ・ファミリアがエイナさんと会ったようですし、この段階だと、他のメンバーも駆除に当たっているんでしょうけれど。」
「ですがお姉さま。モンスターは一体を除いて、リィズ姉さまが倒してしまわれたのでは?」
「ええ、ですが。クライさんには見えているようです。まだ、他に存在する何かに。」
そんな会話を続けいている中、直ぐに指定された広場に到着した。その時、ちょうどロキ・ファミリアの連中も到着したようだ。
「あ、シトリー!こんなとこで何やってんの?」
「どうも、ティオナ。クライさんの指示です。」
『!!!』
「あの
「それじゃあ、ここで何か起こるんですか?」
すると、突如地面が揺れた。地震のように感じるがこれは一体?とロキ・ファミリアメンバーが考えていると。
ズゥドオォォォォン!!!
「なにこれ!?蛇!?」「ガネーシャの奴ら、こんなの一体どこから連れてきたのよ!」「ッツ!!」
「行きますよ。ティノちゃん」
「ハイ!姉さま!」
シトリーとティノは駆け出して行って、モンスタ―に突撃していった。それに加勢するようにアイズ達も駆け寄った。
「うりゃぁぁぁぁぁ!」ドゴォン
ガッキー――ン!!!
「~~~~~ッツ!いっっっっった~~~い!なにあれ!?ばかじゃないの~~~!?」
「皮膚がものすごく硬くて、打撃じゃあまり意味ないみたい!ああもう!こんなことなら、武器もってくればよかった!」
バッキーン!「!・・・・・ああ・・・怒られる」サアァ
「(皆さんが苦戦している。ここは、私の魔法で!)【解き放つ一条の光、聖木の弓幹(ゆがら)。汝___】」
「!馬鹿、やめなさい!」
「え?」ヒュン
その瞬間、レフィーヤの横腹をモンスターの触手が貫いた。
キシャァァァァァァァァァァァァァ!!!
「レフィーヤ!」「なっ!?蛇かと思ったら花!?」「っく!レフィーヤ!起きなさいレフィーヤ!!!」
倒れたレフィーヤは自分に問答していた。どうして自分はここで寝ているの?なんで今すぐアイズさんたちをたすけにいかないの?と。すると、鳴き声が聞こえた。
「うえぇぇぇん!母さんどこ~~~!?」
「!!!」「子供!?」「もしかして逃げ遅れたの?」
なんで、自分はこんな何もできないんだろうか?今泣いているあの子を助けに行かないのか。そう考えていると目の前にティノが表れて、子供を救い広場の遠いい場所に避難させた。
「・・・貴方は・・・!」
彼女はティノ・シェイド。私と同じ学区出身の冒険者私よりも遅くに入学し学区史上最短で卒業をした、優等生。私よりも幼いのに私よりも早く駆け上がって行き、今では自分を超えたLv4。そんな彼女とは、学区ではグループ活動をする際にしか交流がなかったが、彼女の眼はレフィーヤではなくもっと先の何かを見ていた。
「___いつまでもそんなところで、寝そべっていたいのなら、寝ていればいい。私は貴方みたいに休んでいる暇はないので。」
「!!!(悔しい・・・悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい!こんなところで立ち上がれない自分が!!手助けできない自分が!!!)「でも」・・・?」
「戦う意思があるのなら早く立ちなさい。聞こえないんですか?あなたを求める仲間の声が。」
「・・・ハッ!」
「レフィーヤ!」「お願い起きて!力を貸して!」「貴方の魔法が必要なの!」
その時レフィーヤは理解した。自分はこんなところで休んでいる場合ではないと!あの人の横に並ぶことのできるよになりたいと!
「___ッツ!私は!ウィーシェの森に住まうエルフ、レフィーヤ・ウィリディス!かの御方、「
「レフィーヤ!」「やっと来たのね!」「お願い、力を貸して!」
「お願いです皆さん。私を...守ってください!【ウィーシェの名のもとに願う。森の先人よ、誇り高き同胞よ。我が声に応じ草原へと来れ。】」
食人花がレフィーヤの魔法の魔力に反応して、押し寄せてきた。しかしその触手は届くことはなかった。
パアン!パアン!!パアン!!!
三度の衝撃波が食人花の触手を弾いた!その正体はシトリーだった。
「な!?」「なにあの武器!」「ボウガン?でもそれにしては小さいような?」
「さすがです。お姉さま。」
「ティノちゃん、お願いね。」
そう言われ、ティノは動いた。その動きはまるで、リィズの動きに似ていた。しかし、少し違うのは自分なりにアレンジしているからだろう。ティノはまるで、影から影に移動するように、レフィーヤに迫ってくる触手を捌きながら、本体に攻撃を加えた。その動きはまるで猫のようによけて攻撃をする。そう、彼女こそが、「
___ティノ・シェイド 「
そして、ティノはリィズ直伝の暗殺技を使ったその技は、暗殺者の必殺に一撃、確実に急所にダメージを与える体術その名は、
「
キシャァァァァァァァァ!!!!!
モンスターは痛みを感じ暴れているが、魔力を感じるレフィーヤをまだ攻撃しようとしていた。
「【繋ぐ絆、楽宴(らくえん)の契り。円環を廻し舞い踊れ。至れ、妖精の輪。どうか――力を貸し与えてほしい。エルフ・リング!!!】」
「させない!」「うりゃあ!」「邪魔スンナ!」
大丈夫、皆が守ってくれる!あとは皆さんに答えるだけ!
「【終末の前触れよ、白き雪よ。黄昏を前に風(うず)を巻け。閉ざされる光、凍てつく大地。吹雪け三度の厳冬--我が名はアールヴ!!!】」
呪文が完成したことで、全員が退避したのを確認してレフィーヤは叫んだ。
「___行きます!【ウィン・フィンブルヴェトル】!!!」
その瞬間、広場の全体がまるで雪景色のように白く凍った。そして、食人花は灰となって消えてしまった。
「レフィーヤ!!!」「よくやったわまったく!」
仲間に頼られて、力になれた自分はとてもうれしかった、そして何より自分のあこがれの人に感謝を言われた。
「ありがとうレフィーヤ。リヴェリアみたいだったよ。」
「ッツ!はい!!!」
ロキ・ファミリアの連中がお互い喜びあっている中、シトリーとティノは帰ろうとしていた。
「では、私たちはこれで。」「失礼します。」
「ちょっと待てい。」
しかし、その時口をはさんでくる者がいた。そう、彼女達の主神である神ロキだった。
「今のモンスター、自分ら知っとったんか?それと今回の件、あの優男はどこまで知っとったんや?」
しかし、そんな質問に答えるようなシトリーとリィズではなかった。
「あらあら、それを私達が答える義務、ありませんよね?」
「わざわざファミリアの情報を提供してあげるほど私たちはやさしくないので。」
お互いのにらみ合いが続く中、ロキはため息をついて聞いた。
「…ならこれだけ答えんかい。今回の騒動、あの女の仕業か?」
「ええ、クライさん曰く。あの下半神で間違いないようです。」
「ええ、本当にあのアバズレはマスターに迷惑しか掛けないんですから。」
都市最強派閥の一角である、神フレイヤにそんなことが言えるのは、ハデス・ファミリアの連中だけである。その様子にロキと眷属たちは引いたような顔をしていたが、ハデス・ファミリアにとっては日常的な事だった。
「ああ、それともう一つ。あの優男はー「それ以上はしゃべらない方がいいですよ?」!」
「貴方の腹の中を探るような態度にはいい加減飽き飽きです。これ以上、私達を怒らせないでくださいね?」ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!
その威圧に、誰もが動けなかった。笑っているのに、その目には何も映っていなかった。ただただ、真っ黒な色しか見えなかった。
ロキもその威圧に息をのんだ。彼女の、シトリーの魂の色を覗くと、先ほどまでピンク色だった魂の色が、あっという間に赤黒く変わり、魂の向こう側から、こちらを見るような金色の瞳がこちらをみていた。
「_____ッツ!わ、分かったわ。もう聞かんわ。でも最後に聞かせてほしいわ。」
「はぁ~、まだあるんですか。」
「・・・・・・・・うちらの事・・・・・憎いか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハァ?」
シトリーの怒りはほぼ限界まで来ていた。
「憎いか?憎いかとはどういう事でしょうか?まるで自分たちは憎まれていないかのような発言ですね?貴方のその性格だけでも嫌いなのに更に私たちを不快にしないと気が済まないのですか?最後に一つ言わせていただきます。絶壁親父変態女神ロキ。_____貴方たちなんて、私たちは死ぬほど嫌いですよ。」
そう言い、シトリーとティノは屋根を上り、クライのもとに帰って行った。
「ロ、ロキ。一体ハデス・ファミリアの人達と過去に何があったんですか?」
「あのシトリーの怒りっぷり、尋常じゃないわよ。」
「私クライやリィズ、シトリーとは、街中でよくしてもらっているけど、あそこまで怒ったところ見たことないよ。」
「……ロキ。」
「………まぁ、またいつか話すわ」
ロキのその一言は、笑ったように言っていたが、眷属たちには、悲しいような、後悔しているような顔に見えていた。
__________________________________________
「行くんだベル君!それが…君新しい武器だ!」
「はあぁぁぁぁぁぁ!!!」
グオォォォォォォォォォ..........ボオン!
ウオオオォォォォォォォォ..............!!!!!
「よくやった!」「かっこよかったよ!」「すごかったぜ!」「がんばったな坊主!」
賞賛の嵐が起こった。一人の小さな英雄が、その瞬間誕生した。それほど強いモンスターでも、己の全てをかけてモンスターを倒したその姿は、まさに英雄だった。
パチ、パチ、パチ、
「見事だったね、リィズ。」
「そうだねクライちゃん。・・・私たちが言うのもなんだけど、ベル成長早すぎじゃない?」
「おそらく僕たちと同じように、成長力の上がるスキルでも持っているんだろう。」
「神が力を注いだ可能性は?」
「それはないね。ベルの主神は、炉と竈の女神ヘスティアだ。ハーディとは同郷で、よくヘラの最終防衛役をしていたらしい。それと、ハーディとは仲が良かったみたいだ。たぶん彼女は善神だろうし、ベル同様、最近来たばかりの神だ。ステータスの更新の仕方くらいは知っているだろうけど、手を加える方法は全く分からないと思う。」
「そっか~。あれ?クライちゃんどこに行くの?・・・!?」ゾワッ
「うん?そりゃ、今回の騒動を起こした元凶にお仕置きしなくちゃ。」
(・・・まったく、元凶さんには同情するな~。クライちゃんをここまで怒らせるなんて。)
大変遅くなり申し訳ありませんでした。まだまだ書くつもりなのでどうかよろしくお願いします!
ヒロインは誰が良いですか?
-
リィズ
-
シトリー
-
ティノ
-
アーディ
-
リュー
-
ティオナ
-
レフィーヤ