世界を変えるまで...そして変えてから... 作:ペンギンって可愛いですよね
それは、夏休みの終わりだった。
阿笠博士の研究室でゲームをしていたコナンの元に、一通の封筒が届く。
「なんだこれ……差出人、ハーバード大学?」
封筒を開けると、中には英語で書かれた公式文書と、1枚の招待状。
そして、一言。
「Your Intelligence is needed.(君たちの知性が必要だ)」
「へぇ……面白いじゃない、コナンくん」
隣で紅茶を飲んでいた灰原哀が、口元をゆるめる。
「どうせ博士のイタズラだろ……いや、いや待て。これは……本物だ!」
よく見ると、ハーバード大学の医学部と法学部の名義で連名の推薦が書かれていた。
対象者:Edogawa Conan、Haibara Ai。
推薦理由:「過去の論文の匿名投稿により、その能力が証明された」とある。
「……例の暗号論文か? でもあれ、投稿したのは匿名のはず──」
その瞬間、コナンは確信する。
「向こうに、“知ってるヤツ”がいるな」
灰原も頷く。「そしてその誰かが、私たちを招いた。表向きは天才児として、裏では……」
「組織の残党の調査、だな」
ふたりの視線が交わった。
世界最難関の頭脳の園に、二人の“偽りの小学生”が乗り込む――
目的は、「知」と「闇」の中心で待つ真実を暴くこと。
「騒然、小学1年B組」
帝丹小学校1年B組、朝のHR(ホームルーム)。
担任の小林先生が、信じられない表情で教壇に立っていた。
「み、みなさん……ちょっと聞いてください……」
教室がざわつく。
元太が口にあんパンを押し込みながら訊く。
「どーしたんだよ先生、そんな顔して」
小林先生は手元の書類を見つめたまま、声を震わせて言った。
「……江戸川くんと灰原さんが……ハーバード大学に合格しました」
「……へ?」
「は、ハーバードって、あの、世界一すごい大学のことですか!?」
歩美が目を丸くする。
「うっそだ〜! 江戸川のヤツ、たまに妙にスカしてるけど、大学とか言うほどじゃねぇぞ!」
元太が即座に否定する。
「でも……よく考えたら、いつも難しい事件とか解決してたし……」
光彦が神妙に呟く。
「ボク、こないだの理科の実験、江戸川くんに教えてもらったんですけど……あれ、博士レベルでした……」
「……なんか納得できちゃうのが悔しいわね」
歩美がしぶしぶ頷く。
「ていうか、あいつら急にいなくなったけど、それでアメリカ行ったのか……?」
元太たちは顔を見合わせる。
その日、帝丹小の掲示板には、こんな張り紙が貼られた。
江戸川コナン・灰原哀
アメリカ・ハーバード大学特別研究生に選出。
本校から、史上初の“リアル天才児”誕生。
子供たちはざわつき、保護者は騒ぎ、記者が押し寄せ、
帝丹小学校は空前の“天才児旋風”に巻き込まれていくのだった。
第二話「みんなの反応」
小林先生の反応
「えっ……えぇ……あの二人が……!?」
(白目寸前)
「ま、まあ……江戸川くんは国語の読解力も理科のレポートも飛び抜けてましたし、灰原さんに至っては教科書を読まないで全問正解してましたけど……でも、でも!」
(泣きそう)
「どうして黙ってたのよぉぉぉぉぉ〜〜〜!!」
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校長先生の反応
「ふむ……ついに本校から“天才”が世界へ羽ばたく時が来たか……!」
(メディア対応にウキウキ)
「パンフレットに載せねば!!これは誇りだぞ!!“天才小学生、帝丹から世界へ”と!!」
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他のクラスメイトたち
• 「マジで? コナンって、実は30歳くらいなんじゃね?」
• 「灰原さんって、頭良すぎて宇宙のこととか知ってそう……」
• 「ふたりがいなくなると、なんか……寂しいね」
• 「これから誰が事件を解決してくれるの!?」
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メッセージカード(クラス全員から)
「コナンくん・灰原さんへ」
びっくりしたけど、すっごくかっこいいです。
世界でもがんばってください!
いつかまた、一緒に遊べるといいな!
1年B組一同より
【ニュース速報】
「日本の小学生2人がハーバード大学に合格」
帝丹小学校に通う小学1年生、江戸川コナンくん(6)と灰原哀さん(6)が、米国ハーバード大学から特別研究生として受け入れられたことが、大学側および関係者によって発表された。
その知能指数、研究成果、論理的思考力はいずれも突出しており、世界的にも“異例のケース”として注目されている。
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近所のおばちゃん(町内会の主)
「やっぱりあの子、只者じゃなかったのねぇ〜!いつもメガネかけてるけど、なんかスッとした目つきしてたし……。おにぎりあげといて良かったわぁ」
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帝丹中学校の先生(元同僚)
「帝丹小……あそこ、最近スゴいよね……。うちの進路指導部でも話題になっててさ。あの子たち、IQが300とか言われてんでしょ?都市伝説かと思ってたよ……」
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警察関係者(目暮警部)
「江戸川コナン……やっぱり、ただの小学生じゃなかったか……。いや、薄々気づいてはいたが……」
高木刑事:「でも、やっぱり事件解決の腕は本物でしたからね……僕らより速かったりして……」
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医療研究者(灰原の投稿論文を読んでいた人物)
「“Haibara A.“という名で投稿されていたあの論文……まさか、小学生が書いたとは……。いや、逆に納得する。あれは凡人の視点じゃなかった」
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政府関係者(内閣教育局)
「……小学生がハーバードですか? これは国内の教育制度への挑戦とも言える。個別才能育成の見直しが急務ですね。急ぎ、対応策を……!」
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SNSの反応(日本国内)
• 「え? 天才小学生って本当にいるんだ……」
• 「漫画のキャラかと思ったら現実だった」
• 「江戸川コナンって……名前からして怪しくない?w」
• 「灰原哀ちゃんって、絶対前世で科学者だったでしょ」
• 「小学生にしては、2人ともやたら落ち着いてたもんな……納得」
• 「これ、将来ノーベル賞コースじゃん」
• 「ていうか、あの町(米花町)やばくない? 毎週事件起きて、天才小学生もいるとか……」
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海外メディアの反応
• 「Little Detectives in Harvard(ハーバードに現れた小さな探偵たち)」
• 「IQ300の謎の小学生たち、日本から来た“Real Sherlocks”」
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一部の陰謀論者たちの反応
• 「あの子たちは政府が送り込んだ超AI兵器なのでは?」
• 「実は30歳説あると思う」
• 「米花町、やっぱり何かあるだろあれ」
◆シーン:「小五郎探偵事務所、臨時会議」
ニュース:「日本の小学1年生が、ハーバード大学に――」
テレビの音量が上がった瞬間、コーヒーを口にしていた小五郎が盛大に噴いた。
毛利小五郎:「ぶはっ!? な、なんだって!?」
「江戸川のガキが、ハーバードぉ!? あの、ちょこまか推理してる小僧が!? あの……あの……!?」
(顔が真っ赤)
「オレの弟子みたいなもんじゃねぇか!あいつ! え、これオレのおかげってことになるよな!?」
蘭:「えぇぇ……どこをどう取ったらそうなるのよ……」
園子:「てかマジだったんだ?あのちっこいメガネ君……」
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蘭:「……でも、なんとなく分かる気がする」
「コナンくん、ちょっと子供離れしてるっていうか……言うこととか考え方とか、たまに私より大人っぽいし……」
小五郎:「おいおい、オレの娘があんな小僧に感心するとは……。教育的にどうなんだコレ」
園子:「蘭、それ“感心”っていうより“惚れてんじゃないの〜?”」
蘭:「ち、違うってばっ!」
(真っ赤)
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阿笠博士(TV中継にコメント出演中)
「いや〜、ふたりとも昔から天才だったんですよ。頭脳だけじゃなくて、行動力も、人を想う優しさも……ほっほっほ」
(スタジオ騒然)
アナウンサー:「阿笠博士、江戸川くんは何者なんですか……?」
博士:「ただの……ちょっとすごい小学生ですじゃ!」
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小五郎、数時間後のバーにて
「……くっ、ちくしょう。あのガキ、もうオレを超えてたのかもな……」
バーテン:「娘さんの話ですか?」
「いや……まるで息子みたいなもんなんだよ、アイツ」
(ふっと笑って、酒をあおる)
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園子:「それにしても……灰原さんもすごいわよね」
「なんかクールで近寄りがたかったけど、ああいうタイプが本当の天才なんだな〜って感じ。ちょっと憧れる」
蘭:「灰原さん、きっと何か背負ってるものがあるんだと思う……。でも、今はコナンくんと一緒に、前に進んでるんだね」
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少年探偵団(電話越し)
元太:「小五郎のおっちゃんも、ハーバード行けばいーじゃん!」
小五郎:「オレはなぁ! 大人の世界で忙しいんだよ!」
光彦:「つまり、試験に受かる自信がないんですね?」
小五郎:「お前ら揃ってガキに喧嘩売ってんのかァァァ!!」
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最後に:小五郎のつぶやき(夜、事務所でひとり)
「ハーバードか……」
窓の外を見上げて、ぽつりとつぶやく。
「……蘭も、あいつらも、もう“子ども”じゃねぇんだな」
吸いかけのタバコをもてあそびながら、小五郎は少しだけ寂しそうに笑った。