四国沖の制海権奪還作戦では横須賀と呉の各鎮守府から戦力が出されることになった。ここ、大島鎮守府も例外ではなく第1、第2艦隊が派遣される事になった。第3艦隊は新型艦攻の流星改を受領した後、本土侵入を図る敵超重爆に対する防衛と近海の安全確保のために2個駆逐隊をつけて大島鎮守府に待機する事になった。
そして、各鎮守府の主力艦隊が四国沖で戦闘を開始して数日後、いつもの定期便の迎撃をしていると伊豆諸島最南端に設置されたレーダー基地が敵艦隊の接近を探知し、大島基地航空隊から偵察機が飛び立った。
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3204:名無しの転生者
えー、偵察機の報告では敵艦隊は戦艦と空母複数を含む大艦隊だそうです、はい
3205:名無しの転生者
しかもレ級4隻を含むんでしょ?やめてくれよ(震え声)
3206:名無しの転生者
どう戦えばいいんだろうか、こっちは第3艦隊に追加で駆逐艦8隻だけだぞ
3207:名無しの転生者
しかも彼女らFlagshipと戦ったことがあまりないらしい…
3208:名無しの転生者
敵の進路上に機雷でもばら撒くか?
3209:名無しの転生者
(そんな量の機雷が)ないです
航空爆弾は腐る程あるけどなぁ…
3210:メカニック
こんなこともあろうかと、既存の爆弾を機雷にできる後付け装置を作っておいたのさ!しかもグライダーで設置場所まで滑空してくれる優れものさ!
3211:名無しの転生者
な、なんだってー!?ナイスゥ!!
3212:雲龍
ふむ、提督に頼んで陸攻にばら撒いてもらいましょうか
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超重爆撃機の攻撃が効果を上げるどころか損害しか積み上がらない状況に、超重爆飛行場姫は攻撃の障害となる大島鎮守府と特徴的なマーク付きの艦載機を運用しているであろう艦娘を攻撃することにした。
大島鎮守府攻撃艦隊はレ級Elite4隻を中核として随伴の空母や戦艦の他多数を従えていた。伊豆諸島南端海域まで近づいた時、突如艦隊前方を進む駆逐艦数隻が触雷し爆沈してしまい、それに続くように軽巡、重巡、軽空母までもが同様にして次々と爆沈してしまった。予期しない場所に機雷原が仕掛けられていたことに混乱しているうちに護衛機を伴った陸攻隊が襲撃にやってきた。新鋭陸上攻撃機銀河からの攻撃は熾烈で、やけに命中率の高い高高度水平爆撃や反跳爆撃によって多数の随伴艦が撃沈されてしまった。陸攻隊が暴れ回った後に休む間もなく今度は雲龍から発進した攻撃隊が襲来し、主にレ級と空母に攻撃が集中した。最早十八番となりつつあった艦隊陣形崩しから始まり、人型深海棲艦の顔への攻撃や水中に大型陸用爆弾を叩き込み艦底から破壊する攻撃等もあり、空母は全滅しレ級は1隻小破2隻大破となり1隻は回避に成功していた。この時、旗艦のタ級Flagshipは攻撃隊の中にマーク付きの機体を発見した。これが超重爆飛行場姫の言っていた艦娘の艦載機かと考え、艦隊を二分することにした。伊豆諸島を挟むように別れ、レ級6隻を中心とした艦隊は艦載機の飛行経路上を進み、もう一方の旗艦を含めた部隊は反対側を行くことにした。
この動きは早期警戒機役の彩雲によって瞬く間に第3艦隊と大島鎮守府の知るところとなった。高杉提督は暫し悩んだ末に第3艦隊から雲龍と比叡を基地航空隊援護のもとレ級に当たらせ、青葉、川内、早霜、秋雲は2個駆逐隊を伴って敵残存艦隊への攻撃に向かわせることにした。対レ級では前回現れたレ級は雲龍が単独で即撃破できていたこと、雲龍が言うことにはかなりの強敵との事なので航空攻撃を主体に漸減させ比叡に撃沈してもらおうと考えた。また、残存敵艦隊においては戦艦3重巡3のみで、第3艦隊の水雷部隊と2個駆逐隊で十分に封殺できるだろうと考えた。
雲龍と比叡は伊豆諸島東側を本土に向け航行しつつ攻撃隊を随時発進させていた。それと合わせ基地航空隊の銀河も反復攻撃を開始した。度重なる航空攻撃によってレ級達は損害が続出したが、足を止めることなく前進し続けた。現時点でレ級達のうち2隻が轟沈し、1隻大破、1隻小破の状態であった。
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3268:名無しの転生者
不味いぞ、このままだと雲龍と比叡が砲撃の射程に入る
しかもそろそろ夜になるぞ
3269:名無しの転生者
あいつら生命力異常過ぎだろ…特に暫定旗艦のやつ
3270:名無しの転生者
あいつだけ回避能力が高いんだよな、赤外線誘導爆弾もスレスレとはいえ避けるし
3271:顔面破壊大帝
とはいえ顔面への攻撃は避けようが無かったがな
3272:名無しの転生者
そりゃ、至近距離からじゃねぇ
3273:名無しの転生者
2隻減ったとはいえ、次の攻撃でせめて全部大破まで持っていかないと不味いな
3274:名無しの転生者
任せてくれ、800kg徹甲爆弾を直撃させて大破まで確実に持っていかせる
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雲龍と比叡がレ級の射程に入るまでの最後の航空攻撃では、まず爆戦が2隻のレ級の特に小破の方に視界を奪うために顔への攻撃を集中させ、銀河による赤外線誘導爆弾の攻撃に合わせてそれぞれのレ級に対し8機ずつの艦攻が高高度水平爆撃を敢行、大破していたレ級は4発の800kg徹甲爆弾の直撃と海面下に突入した800kg陸用爆弾の爆発によって撃沈した。一方の小破していたレ級は投下された爆弾を回避しようとしたが、徹甲爆弾を4発被弾し海面に突入した陸用爆弾の爆発は完全には回避しきれずに大破した。航空攻撃が終了した段階でレ級と比叡はお互いの射程に入っており、先ず比叡が砲撃を開始し大破したレ級に初弾から命中弾を与えた。続いてレ級も撃ち返してきたが初弾は全弾至近弾となり、比叡の撃ち返しでさらに3発が命中した。さしものレ級でも航空攻撃でガタガタになっていたが、次の砲撃で比叡に4発命中させ比叡は中破してしまった。比叡とレ級が撃ち合っている中、雲龍は震電改を発進させ雲龍自身も比叡を援護できる位置へと移動していた。レ級は次第に震電改による30mm機関砲とロケット弾攻撃によって比叡との戦闘に集中できなくなり、命中率と被弾率が次第に反比例していった。そして横合いからの顔面への高角砲弾の連続した被弾によって、まず鬱陶しい方から片付けることにし、顔へ高角砲を速射している雲龍に尻尾の主砲を向けた。
「ッ!?雲龍!!危ない!!」
レ級が発砲する時には雲龍は杖の隠し剣を抜いており、なんと命中するはずだった3発の砲弾のうち1発を両断して迎撃し、2発を身体を逸らすことで回避した。一瞬呆気に取られたレ級だったが第2射を撃とうとしたところで背後から36cm砲弾8発が直撃し撃沈された。
雲龍がレ級の撃沈を念入りに確認していると比叡が近寄って来た。
「ちょ、雲龍!空母なんだから前出ると危ないですよ!私1人でも十分に勝てましたからあまり無理しないでください!」
「ごめんなさい比叡。だけどね、折角2人いるんだから協力した方が確実に倒せる。なによりね比叡、必要以上に傷を負う必要はないのよ。」
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3288:名無しの転生者
砲弾叩き切れるのかよ(困惑)
3289:名無しの転生者
そういえば戦艦棲姫の艤装の一部切断してたな…
3290:雲龍
できる気がしたからやってみたけど、できてよかった
3291:名無しの転生者
≫3290 いや、ぶっつけ本番だったのかよ!?
3292:名無しの転生者
それで砲弾切ったとか魂消るわ!!
3293:名無しの転生者
ところで、青葉達の方には援護に向かうのかい?
3294:名無しの転生者
レーダー付きの震電改なら夜間飛行できるけど、打撃力がなぁ…
3295:顔面破壊大帝
私にいい考えがある!!流星改と爆戦の両方を飛ばせるぞ!!
3296:名無しの転生者
そのセリフは不安しかないぞ…
3297:顔面破壊大帝
俺が湾岸戦争で実際にやった方法だから大丈夫だって!
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