雲龍に転生   作:DAIHONN_A

30 / 34
30.

————————————————

5899:名無しの転生者

ヴィクトリアスの方には噴式艦載機が導入されたみたいだけど、うちにも入ってきませんかね…

 

5900:名無しの転生者

うーん…雲龍は飛行甲板が耐熱仕様じゃないから厳しいのでは?

 

5901:名無しの転生者

いや、ここ暫くメカニック妖精達を誰一人見かけてないからわからんぞ

 

5902:名無しの転生者

そりゃ新型機を舐め回してるんでしょ

 

5903:顔面破壊大帝

整備に出したワイの愛機が暫く戻ってきてないんだが

 

5904:リボン付き

艦戦も複数機戻ってきてないな

 

5905:名無しの転生者

みんな久しぶりに紫電改二(魔改造)に乗ってるもんな

 

5906:名無しの転生者

どんな機体に乗っても空対空爆撃は止まらないし敵は殲滅されるしで、エースパイロット達流石過ぎる

 

5907:名無しの転生者

纏めて消し飛ばされる敵さん可哀想

 

 

5918:名無しの転生者

あれ?雲龍の飛行甲板ってカタパルト付いてたっけ?

 

5919:名無しの転生者

確かにそれっぽいの付いてるな…飛行甲板2個付いてないか?しかも黒くなってるし

 

5920:メカニック

皆さん長らくお待たせ致しました!

 

5921:名無しの転生者

うわ出た

 

5922:名無しの転生者

今度はどんな近代化改修(魔改造)したんだ

 

5923:メカニック

艦体と艦載機があるんだけど、まずは艦体から

・飛行甲板の耐熱装甲化

・蒸気カタパルトを2基増設

・飛行甲板のアングルドデッキ化

・エレベーターのレイアウト変更(後部エレベーターを廃止してサイドエレベーターを左右に1基ずつ追加)

・高角砲を毎分40発発射できる12.7cm単装速射砲に換装、片舷に4基ずつ装備

・艦対空ミサイルと発射機をバージョンアップして対艦攻撃能力も追加

細かい所はまだあるけど、ざっと艦体だけの改修でこれくらいかな

 

5924:名無しの転生者

………

 

5925:名無しの転生者

何と戦う気なんだよ

 

5926:メカニック

艦載機は受領した噴式艦載機が艦隊の母艦搭載機数より多かったみたいで、余りの機体を既存の機体を使って改修したんだ

 

5927:名無しの転生者

はぇ~そんな事が

 

————————————————

 高杉提督は明石に呼ばれてしもきた艦内の艦娘工廠区画を訪れていた。区画内に足を踏み入れると、少し離れた所に雲龍と雲龍の妖精が集まっている場所とそれを後ろから眺める明石が目に入った。明石に近づいて声をかけようとすると、それよりも早く雲龍が高杉提督に挨拶をした。

「あら、提督。何か用かしら?」

「やぁ。明石に呼ばれててね。…にしてもよく私に気づいたね?少し離れてたけど」

「提督が近くに来た気がしたから」

「…ッ」

 傾げつつ微笑みながらそう言う雲龍を見て、じんわりと気持ちが高揚してきた。

「2人とも私がいることをお忘れですか?」

「コホン、用事というのは?何か見てもらいたいものがあるとか」

「ふ~ん、新しい艦載機かしら?私も一緒にいい?」

「ぜんぜん問題ないですよ。雲龍さんも一緒にどうぞ。」

 明石について行くと同時に、雲龍の妖精達(音頭を取っているのは技術妖精)も後からついて来た。目的地は同じようだ。

「ふむ、ちょうど雲龍さんの妖精さん達もここで装備のお披露目をする様ですね」

「あの子が皆に近代化改修した装備を紹介するみたいね」

「「近代化…改修…」」

 視線を飛ばすとシートで覆われた装備品が多数置いてあった。シートが剥がされ装備が顕になるや否や妖精さん達がピョンピョンと騒がしくなった。

「なかなか良い装備ね」

「5インチ速射砲じゃん」

 高角砲から展示されると雲龍は感心、提督は驚愕、明石は諦観の反応をそれぞれ示した。 

 一通り近代化改修された艤装の展示が終わり、続いて艦載機3機種の展示に移ることになった。それぞれの艦載機のシート越しのシルエットを見て「これヤバいヤツでは」とオロオロし始める提督と明石を横目に、雲龍はワクワクキラキラしていた。

「なかなか良い艦載機ね」

「F-86とMiG-21の子どもかな?」

 現れたのはぱっと見MiG-21のノーズコーンを持ったF-86だった。技術妖精さんの説明を翻訳した雲龍曰く、

・元になったのは烈風改

・機首にレーダーを搭載

・主翼と尾翼を後退翼に変更

・機首に25mm機関砲2門搭載

・胴体下及び主翼下にハードポイントを追加

・ゼロゼロ射出可能な射出座席を装備

とのこと。

「原型ないじゃん」

「烈風改三とかになるのかな?」

「名前は嶺花になるそう」

 続いて現れたのはなんと

「A-10じゃん!!」

 どこからどう見てもA-10にしか見えない艦載機が出現。一部の妖精さんがピョンピョン飛び跳ねて喜んでいる。雲龍曰く、

・元になったのは橘花

・エンジンを大幅強化し、主翼下から主翼後方胴体上面に移動

・装甲板の追加

・機首に30mm7銃身ガトリング砲を装備

・胴体下及び主翼下に多数のハードポイントを追加

・ゼロゼロ射出可能な射出座席を装備

とのこと。

「原型ないじゃん」

「橘花ハイパー改とかになるのかな?」

「名前は栄天になるそう」

「言葉遊びかな?」

 最後に紹介されるのは一見してプロペラ機であった。

「A-1じゃん!!」

 どう見てもA-1スカイレイダーな機体が出てきた。雲龍曰く、

・元は流星改

・エンジンを大幅に強化

・兵装を全て懸架方式に変更

・単座化

・20mm機関砲を4門装備

とのこと

「これも原型ないじゃん」

「流星スーパー改とかかな?」

「今のところ流星改二でいくみたい」

 一通りの展示が終わり、それぞれの受けた衝撃も収まったところで明石が話し始めた。

「用件は2つあったんですけど、1つはもう終わってしまったので…」

「雲龍さんの妖精さんが改修する装備が優秀過ぎて、他の艦隊から装備提供の要請が来てまして」

「ふむ。雲龍、その点はどう?装備の提供とかできそう?」

 そう聞かれると雲龍は暫く妖精さん達の方を見た。

「うーん。一部の装備は他の妖精さん達に扱えるかはちょっと怪しいみたい」

「そうか、まぁ検討はしておこう」

————————————————

5987:顔面破壊大帝

よっしゃ!!愛機来た!!これで勝つる!!

 

5988:名無しの転生者

ヒャッホォウ!!最高だぜ!!

 

5989:名無しの転生者

攻撃隊の面々は大喜びだな(ドン引き)

 

5990:雲龍

提督と明石から改修された装備とかって他の妖精さん達でも使えるか聞かれたのだけれど、できそう?

 

5991:メカニック

うーん、ミサイルとか高度な装備は厳しいかなと

 

5992:名無しの転生者

一般の妖精さん達と意思疎通が簡単にはできないから使い方を教えれないんだよね

 

5993:名無しの転生者

意思疎通ができなくても使える装備ならまぁ

 

5994:名無しの転生者

なんとかならないかねぇ

 

5995:メカニック

私にいい考えがある

 

5996:名無しの転生者

なんかダメそうな雰囲気が漂う台詞だな

 

————————————————

 喜望峰を周り大西洋を北上していくと段々と深海棲艦との遭遇率も上がってきた。最初は警戒の小艦隊だったのが遂には空母を中核とした機動部隊と戦闘する様になった。

 高杉艦隊は前方に展開するヲ級Flagship3隻を中核とした機動部隊と3度の航空撃滅戦を行い全ての敵機を撃墜し我の損害は無しという状態だった。敵機動部隊についても誘導弾と徹甲爆弾、航空魚雷及び砲雷撃戦によって殲滅された。

 赤道を越えて数日後、高杉大石両提督の艦隊は飛行場姫からの攻撃を受けていた。敵の航空攻撃を高杉艦隊が吸収する隙に大石艦隊が迂回して飛行場姫を直接叩く算段となった。

 高杉艦隊からは迎撃の嶺花、震電改、烈風改と電子支援機の彩雲が順次発艦していった。レーダー情報によって敵編隊の高度と陣形は判明しているため、迎撃隊は適宜の組に分かれて待ち伏せする事にした。尚、雲龍隊は翼下にロケット弾または小型爆弾を装備している。

————————————————

6129:イーグルアイ

敵戦爆連合編隊は間もなく直下の雲海に接触する

 

6130:リボン付き

こちらもレーダーで探知

 

6131:迎撃隊長

よし、連中に嶺花の力を見せてやれ!

 

6132:名無しの転生者

敵、小編隊ごと消し飛んでる所あるんですが(困惑)

 

6133:名無しの転生者

どうして無誘導ロケット弾がそんなにバカスカ当たるんですかねぇ

 

6134:名無しの転生者

グッキル!グッキル!

 

6135:名無しの転生者

ん?敵にも速いやつがいるぞ!

 

6136:リボン付き

敵機を撃墜した

 

6137:名無しの転生者

いたな…速かったやつ

 

6138:名無しの転生者

見方によっては自分からロケット弾に当たりに行ってたな

 

————————————————

 攻撃隊と飛行場姫は大混乱に陥っていた。上空から敵迎撃機が雲海を突破してきたと思ったら、隊長機を含む編隊が一瞬にして消し飛んでしまったからだ。今までの大西洋での戦いでは感じなかった得体のしれない恐怖と不気味さを感じ取っていた。

 迎撃機の第1陣は異常なほど速く、且つ正確無比な射撃と空対空爆撃を行っていた。切り札として一部編成していた新型の高速戦闘機で対抗しようとしたところ、鎧袖一触で蹴散らされてしまった。

 迎撃第2陣が参加する頃には攻撃隊は翻弄され散り散りとなっており、第3陣が参加したところで全滅した。

 飛行場姫が続けて第二次攻撃隊を発進させたタイミングで大石艦隊が迂回に成功、護衛艦隊を含む飛行場姫に奇襲を仕掛けた。

 特殊な電探と演算機を積み、見慣れない妖精さんが便乗している大和と伊勢、日向による正確無比な砲撃によってほぼ全ての敵が一斉射で撃沈された。飛行場姫も空爆と燃料気化砲弾の集中攻撃で破壊された。

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。