アカメが斬る!If〜Are you able to have pride in your life?〜 作:昨日食べたソーメン
―――帝歴1024年
「前方に特級危険種エイプマンを確認。全員散開!」
班長であるロウの掛け声を合図に俺達3人はそれぞれ3方向にばらける。
「敵の知力は高くない!タイガは僕の反対方向から回り込んで攻撃。イリスはバックアップを頼む!」
「「了解!!」」
ロウが相手に向かい突撃したのを横目に俺は木々を利用し相手に気づかれないよう背後に回り込んだ。
突撃したロウへエイプマンは拳を突き出す。
「無駄だよ。イージス!」
叫んだ瞬間、ロウの周りに6つの円盤のようなものがあらわれエイプマンの攻撃を防ぐ。
必殺の一撃を弾かれたエイプマンは隙ができ、それを見逃さず放たれたイリスの弾丸がエイプマンの右足に直撃した。
「うおおおおおお!!!」
バランスを崩しよろけたエイプマンの背後から近づき腰に差された大小の刀を2本抜き、そのまま切り刻んだ。
「ーーーー!!!」
断末魔の叫びをあげ血を噴出しながら倒れるエイプマンを確認し、刀を納める。
「討伐完了。」
「あたし達にかかったらエイプマン一匹なんて楽勝かも。」
呟いた俺に、毛先にピンクの入った茶色のセミロングの髪を揺らしながらイリスは駆け寄ってきた。
「イリス。油断は禁物だよ。満身から殉職した仲間達を何人も知っているだろう?」
少し垂れた翡翠色の瞳を向け、ロウも駆け寄る。
「班長さんよ、説教は後にして詰所に帰還した方がいいんじゃねぇのか?」
ここは帝都の外。
俺達帝国軍の人間は危険種だけじゃなく革命軍や異民族にも警戒しなきゃならねぇ。
いつ誰に恨みもたれてるかわかんねぇからな。
「その通りだね。帰還して隊長に任務完了の報告をしよう。」
そう言いながら歩き出したロウにつられ俺達も足を動かす。
「でもひっどい話だよね〜。あたし達危険種討伐部隊だよ?感謝される覚えはあっても命狙われる覚えはないって思うな。」
「俺達になくても上の人間は腐った奴らがわんさかいるからな。そいつらの顎で動く俺達も恨まれんのはしゃあねぇだろ。」
「こらタイガ。滅多なことは言うものではないよ。どこで誰に聞かれているかわからない。」
頭の後ろに手を組み皮肉を放つ俺にロウは振り向き応える。
つってもここには人なんて滅多にいねぇと思うけどな。危険種の棲家だぜ?
お、詰所が見えてきたな。ん?あれは隊長?
「無事戻ったようだな。」
「第3班、ただいま帰還しました!」
隊長の言葉にロウは敬礼とともに応え、俺達もすかさず敬礼をする。
「うむ、ご苦労だったな。帰還して早速で悪いのだがお前たちには今から帝都へ向かって貰いたい。」
そう言いながら隊長は小さな紙をそれぞれ俺達に渡してきた。
これは軍からの指令書だな。
―――帝国軍危険種討伐部隊第3班班長ロウ 並びに班員イリス タイガ
この3名に新しく組織された治安維持組織への異動を命じる。―――
「おいおい、なんでこんないきなり…。」
「恐らく、警察とは名ばかりの対ナイトレイド用の組織だろう。
我が隊の帝具使い3人全員を所属させるのだからな。」
俺の投げた疑問に隊長が腕を組みながら答えた。
っつーことは他の奴らも俺達と同じ帝具使いって訳か。
大臣め、いよいよもって本気で潰しにかかるつもりじゃねぇか。
「なるほど、了解いたしました。準備を整え次第、帝都へと向かいます。」
「必然的に帝具使いとの戦いが主な組織になるだろう。
3人合わさらばエスデス将軍やブドー大将軍にも匹敵すると称されるお前たちだ。心配は無用かもしらんが気を付けるのだぞ。」
「肝に命じます。タイガ、イリス。身支度を整えてすぐに出発しよう。」
「「了解。」」
俺達は荷物をまとめてすぐに帝都へと歩き出した。
2話からしばらくは原作に沿った展開で進むかと思います。
処女作ですが、頑張りますのでお付き合いいただければと思いますm(_ _)m