今日も胸がいっぱい、や!   作:つヴぁるnet

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いっぱい!!!!

 

 

 

  イカれたメンバーを紹介するぜ!!

 

 

 

 

 

「まず一人目は……ティル!!」

 

「お誘いありがとうございます。またエリーカと共に冒険できて嬉しいです。あとコレだけは言いたいです。私はイカれてません」

 

 

ティルに関しては黒塗りのアリス騒動時、半端に冒険を離脱させてしまったので今回はちゃんと最後まで連れて行こうと考え、参加を要望したら嬉しそうに羽をパタパタとひとつ返事で了承してくれた。かわいい。

 

ちなみワイティエルの強さは女神のえこひいきにより中位天使くらいはあるが、大天使(アークエンジェル)の扱い自体は下位天使なのでヘルゴンド大陸に連れて来ても問題ないと判断した。

 

と、言ってもイヨちゃんと知り合いになったので天使の階級縛りはもう意識しなくて良いと思うが、まぁ下位天使(中位クラス)なので戦力的には心配してない。何せ次に紹介する天使が…

 

 

 

 

「そして二人目は……ジェサイア!」

 

「ええ、任せてちょうだい」

 

 

一年半前の衰弱状態からすっかりと本調子に戻ったジェネシックヴァルキリーのジェサイア。

 

聖魔大戦時代に名を馳せた猛者だ。

実力は申し分ない。

 

あとヴァルキリーは下位天使扱いなのでヘルゴンド大陸は刺激しないと判断しでも実力は上位天使クラス。そう考えて参加を要望したら前助けてくれたお礼として一つ返事で同行してくれた。非常に心強い。

 

 

 

「そして最後の3人目は……トリン!」

 

「…」

 

 

相変わらず何も語らないトリン。

 

しかし任せろとばかりに大きな胸をバルンと揺らしながら胸を張ってフンスとしている。

 

なんだか誇らしげだ。

 

 

 

「いやー、圧倒的過大戦力!てかトンベリ娘ってだけでミカエラさんの0.8人分あるからな!そりゃ大戦力だわ!」

 

「ほんとね。体の調子を取り戻したく一度トリンと前に手合わせしたけど、この子とんでもなく強かったわ。本気の殺し合いだったら10回は余裕で首を落とされてたくらいにね」

 

「流石、混沌の住人です…」

 

「…」ドヤァ

 

 

引き続き、誇らしげに胸を張るトリン。

 

ルシフィナの話によると堕天して弱体化したミカエラさんに引けを取らない強さを持っているらのがトンベリ娘らしい。

 

地上生活で弱体化してるとはいえ原初の天使に追いつくもんむすってなんだよ。

 

すげーなオイ。

 

 

「まぁ構わないさ。味方にトンベリ娘だろうと過大戦力は上等ぉ!そんな俺達4人でこの塔を攻略する!」

 

「はい、今回こそは最後までエリーカをサポートさせて頂きます」

 

「ルシフィナ様程ではないけど、でもエリーカのためにこの力は奮わせて貰うわ」

 

「…」

 

「ありがとう3人とも。ではでは!潜る前に手を重ねて円陣を組むぞ!ほらほら手を出せー!」

 

 

と、俺が3人の真ん中に手を出せばトリンが一番先に手を重ね、ティルはトリンに一番を取られたとガッカリしながら手を重ねる。

 

残されたジェサイアは急な円陣に対してちょっぴり恥ずかしそうに頬を染めるも、おずおずと手を出し重ねる。トンベリ娘とワイティエルとジェネシックヴァルキリー。重ねられた手は柔らかくもズッシリとし安心感に包まれる。

 

 

「それでは!この四人で白黒の塔を攻略するぞ!いくぞー!えいえい!おー!」

 

「!」

「おー!」

「お、おおー…!」

 

 

 

 

 

「いつまで賑やかにしておるんじゃ」

 

 

 

と、横から声をかけられる。

 

ついでに油揚げの香りもする。

 

現れたのは四天王のたまもだ。

 

「おはよう。お見送りか?」

 

「そんなところじゃ。しかしまさかお主、トンベリ娘を連れてくれとはのぉ。とんでもない仲間を得ておったんじゃな。しかもそれに加えて…」

 

「た、玉藻…!まさか普通に生きてたとは…貴方のことは聖魔大戦で一度だけ見たことあるわ」

 

「ちょい待てい。確かにその玉藻であるが『たまも』として扱ってくれ。もうあの頃の儂はおらん」

 

「その頭脳であんなに戦線を荒らしたのに?」

 

「それはもう大昔の話じゃ。いまはしがない魔王の教育係、昔のことは忘れたぞ」

 

「そう……なら私もそうしようかしら。過去の栄光を海の底に置いてきた今の私はただの老兵ヴァルキリー。でもエリーカのためにジェネシックと威名を受けてきた聖魔大戦時代の戦士この力を尽くすわ」

 

「ジェサイアが老兵?おいおいジェサイアはまだまだ現役美人だろ?なぁティル」

 

「はい。ジェサイアは今も美しいヴァルキリーです。まるでミカエラ様のようです」

 

「ミ、ミカエラ様は言いすぎよ…!も、もう…」

 

「なに満更でもなさそうにしておる。やれやれ。聖魔大戦を乗り越えたあのヴァルキリーもこの天使たらし勇者に形無しか」

 

「おいおい失礼だな?天使が美しいのは周知の事実だろ?俺はただそれをだなぁ」

 

「はいはい。わかったわかった。もうお腹いっぱいじゃ。お主のことはよーく分かった。それだけ天使に愛されてるからこその光の勇者なんじゃろう。何故か闇も操っておるが…まあそれだけの力を秘め、そして仲間に天使とトンベリ娘がいるならこの塔の攻略も楽勝じゃろう」

 

 

呆れ気味に、けれど何処か愉快そうにコンコンと笑う四天王のたまも。そんな聖魔大戦を乗り越えたたまもから大丈夫だろうとお墨付きを貰えたのなら心強い後押しだろう。

 

 

「じゃあ開けるぞ。俺から離れるなよ?」

 

 

扉を開ける俺が一番前に立ち、その後ろにいるトリンが俺の服を掴み、3番目のティルがトリンのフードを掴み、最後にジェサイアがティルの肩に手を置いて離れない。

 

 

 

混沌破り(カオスバスター)!!」

 

 

 

そして光と闇を注ぐ。

 

すると混沌によって防護されていた扉はパリンと音を立てて解除され、塔の扉が開かれた。

 

 

 

 

 

 

 

「はえーすっごい大きい」

 

「この建物、思ったよりも広いです…」

 

「そうね。外観に見合わず奥行きあるわ」

 

「…」

 

 

混沌の扉を潜れば、目の前に広がるは迷宮のように広くなっている空間。

 

そしてここはダンジョンになっていることを上級職の元冒険家としての勘がそう訴える。

 

 

「空間が拡張されてるのか?凄いな」

 

「時魔法の応用ね。でも良くある事だわ。魔術師はそうやって侵入者を惑わせるもの。この塔もそういうことね」

 

 

実のところ外から見たこの塔はそれほど大きくはなかった。しかし入ってみると外から見たよりも中は広々と展開されている。まるでダンジョンだ。

 

 

「白と黒…いや、光と闇の複合物。通常属性の中でも扱いが難しいとされるこの両属性を最も簡単に複合させた精製物がこの塔。しかも生成するにあたってそれらパーツを別枠から集めたらしいが、それよりもこの塔に落とし込まれた魔法技術の方が凄いらしい…てのが、前日のたまもの見解だな」

 

「なんだかややこしいわね」

 

「インテリの考えることはわからん。その割には随分とコスパの悪いやり方だし」

 

「コスパって?」

 

「それはどういう意味ですか?」

 

 

ジェサイアとティルが首を傾げる。

 

俺は壁を叩いて説明する。

 

 

「外装が穴だらけと言えこの塔自体は生成する過程を含めて結構凄い。先ほども言ったけど光と闇を混合させたりとやってることだけを見れば高等技術だ。それをダンジョン化させたりと時魔法にも抜かりなし。魔法に精通している者からすればその力がどれほど凄いのか良くわかる」

 

「そうですね。私も魔法特化のワイティエルですがここまでのことはできません」

 

「たまも、も言っていたな。でもだな?旗印となる塔を召喚するなら別にこんな難しいことする必要無くないか?そもそも召喚するだけならわざわざ光も闇も複合させる意味はない。塔だけ出せば良い」

 

「召喚のためには光と闇の使用が条件だったから扱ったとかじゃないのかしら?」

 

「たまも曰く、そんなことは無いらしい。むしろ光と闇を混合させたことで塔の外装が穴だらけになっている。これは言わば痛ましさだ。魔術に誇りを持つ者がそんなお粗末で済ませるわけがない。やるなら完璧のはず。でも光と闇にこだわってボロボロな外装。まあ耐久は混沌属性ってことで丈夫だが…」

 

「そうですね。ダンジョンとして生成するなら光や闇など変に扱う必要はありません。実際にこの塔の中は特別何か施されている訳でも無いようです。ただの時魔法による拡張。仮に外部から破壊される危険性を考えての混沌属性による防護術としても、エリーカの言う通りコストパフォーマンスはとても悪いです。逆に言えば塔である必要もない。ゲートでも用意してダンジョンに招けばそれで良いのに…」

 

「……こだわりだな。塔でなければ納得のいかないナニカがあるんだろう、この塔の管理者は」

 

「……過去の、栄光…」

 

「そのワード、結構重要な気がするぜ?」

 

「なら辿り着いて答え合わせをしましょう。そしてエリーカを呼んだ理由も」

 

「ああ………どうしたトリン?」

 

 

足元にいたトリンから袖を引っ張られる。

 

彼女の指さす方に視線を向ける。

 

すると魔法陣が現れる。

 

全員はすぐに武器に手を掛けたら、

 

そして魔法陣から何者かが現れる。

 

 

 

「ああ、見たことない知識の邂逅」

「ええ、初目にかかる知識の解答」

 

 

現れたのは……使い魔??

 

一人は真っ黒のローブのもんむす。

 

もう一人は真っ白のローブを着たもんむすだ。

 

するとそのもんむす二人は口を開く。

 

 

 

「私はアザゼル。主人の使い魔」

「私はグリゴリ。同じく主人の使い魔」

 

 

 

やはり使い魔か。

 

あと塔が白黒だけあってコチラも白と黒だ。

 

随分と白黒に拘るんだな?主人とやらは。

 

 

 

「おいおい。ぶかぶかフードキャラはトリンで間に合ってるぜ?キャラ被りはお呼びじゃないな」

 

「…」フンス

 

 

そうだそうだ、と目線で訴えるトリン。

 

あとさりげなく低耐久の俺よりも一歩前に出て前線を構えてくれるの頼もしい。

 

 

実のところ俺、鎧装備じゃない軽装備。

 

いわゆる洋服系だ。なので低耐久。

 

回避率と機動性重視なのはミカエラさんとの修行によって俺のスタイルが決まったから。

 

あと演劇団としての身軽さを強みにするために鎧装備は不適正と判断した。

 

てか元々天使を探すための冒険家スタイルだったからな。今は光の勇者だけど変わらず軽装備で身軽さを求めている。つまり被弾は一発アウトである。あと盾も装備していない。木刀で二刀流とかするから。

 

 

「キャラ被りなのは許してください。私たちも昔からフードキャラなので。ふふふっ」

 

「ああ、枠組みに収まらない人間の身でどれほどの軌跡を歩んできたのかを知りたい欲求も昔から停めどない。いつだって私たちはフードの下から覗き見るのですよ」

 

 

目元はフードで隠れて、口元はクスクスと知識を欲しようと余裕気に振る舞う二人。

 

それと頬を…卑しく撫でるこの感覚。

なるほど、あの二人は淫魔か。

 

快楽に耐性皆無な人間の天敵すぎるな。

触れられないようにしよう。

 

 

 

「なるほど。その気持ちは理解する。学びが多いのは良いことだ。知識は幾らあっても構わない」

 

 

俺はそんな二人の欲求に同意しながら手をぷらぷらとやれやれ気味に返す。

 

するとアザゼルとグリゴリの二人は何処かパァァ!したようにクスクスと笑う。

 

 

「ええ!そうですわ!貴方は素晴らしい!知識とは誰もが得れる最強の武器!たとえ使い魔だろうとそこに学びの意思が込められているのなら得るものに喜びを感じることはなんの間違いもありません」

 

「ええ!そうですよ!貴方は素敵です!私達も果てなき知識の数々に心を躍らせてしまう愚か者の末路。ああしかし!我らの主はそうなる私達を()っている。だからこの邂逅は必然」

 

「ああ、ですから招かれし者よ。貴方を通してどうかこの時をお借りします。もし必要なら快楽の中で答え合わせもやぶさかではありませんわ」

 

「もし快楽に魂が飛ぼうとも夢の中でも続けれる擦り合わせ。招かれし者はどのような情動をこの身に注いでくれるのでしょう。無論注がれるのは決まって白濁の色ですが。ふふふ」

 

 

俺と気の合う感性に喜んでいるのか、二人揃って手を広げて感激し始める。

 

しかし視線を俺たちから外さないあたり中々の強敵だ。ただの不意打ちでは無理だろう。

 

 

「そうかい。でも残念なことに君たちの相手は俺じゃないな。てか人間では上位種相手に身が重たすぎる。なので。君達のことは彼女達に任せる…ってなぁ!」

 

 

 

腰から閃光弾を取り出し、上に高く投擲。

 

 

 

「見たら死ぬ混沌属性の閃光弾の光だ!!好奇心で見ても構わないんだぜ!!」

 

 

「混沌…!」

「やはりこの人間は混沌属性を…!」

 

 

と、興味を惹かせるように叫ぶ。

 

俺の言葉に使い魔の二人はわずかに悩ませたがその場で直立を選び、閃光弾に備える。

 

 

そして放り込まれた閃光弾が戦闘の合図。

 

 

ティルとジェサイアは武器を構えながら閃光弾から視界を外して機を伺う。

 

同じタイミングで使い魔二人もクスクスと笑いながら本と杖を構えた。

 

 

そして高く放物線を描く閃光弾は……

 

 

 

 

コロンと地面に転がり不発に終わった。

 

 

 

 

「……おや??」

「あら??もしや、不良品__」

 

 

 

 

 

 

 

 

トンベリ娘から目を離すとか正気かい??

 

だとしたら…

 

 

 

 

ドスッ!!!

 

 

 

「がぁっ!!」

「なんと!?」

 

 

 

__随分と知識不足じゃないか?

 

 

アザゼルの胴体を包丁が貫く。

 

フードの中からトリンが目を覗かせる。

 

そのもんむすは間違いなく混沌住人の強者。

 

狙った命は逃さない。

 

 

「崩れたわね!」

 

「ジルオールで援護します!」

 

 

ジェサイアがオリハルコンの剣を引き抜きながら一歩を踏み出し、ティルは強化魔法ジルオールでジェサイアを援護する。

 

すると強化状態に入ったジェサイアの一歩は瞬く間に数メートルを縮める。

 

そして貫かれた相方のアザゼルに気を取られていたグリゴリはジェサイアの斬撃によって武器ごと胴体を両断した。

 

 

早い。勝負あったな。

 

 

 

「うふふふ…!コレは識らなかったわ!!」

「困りました!まだ知見を得足りない!!」

 

 

放り投げられた不発の閃光弾一つだけで始まったばかりの戦闘は秒で畳まれた。

 

しかしこの結果に対してアザゼルとグリゴリの使い魔はむしろ満足そうに笑っていた。

 

 

「キャラ被りを起こすと瞬く間に退場させられるのが世の常だぜ?それが嫌なら知的メガネキャラにでもなるんだったな」

 

「なるほど。つまり形からですか。おかげでまた一つ学べましたわ」

 

「先ほど貴方が手をぷらぷらとさせていたのは仲間へのサインでしたのね。思い出せば右手は二本指でした。なるほど既に…ふふ。久しい召喚にて心が躍り、会話に気を取られていましたわ」

 

 

消える体に対して余裕げに反省会。

 

使い魔だから消えることに対してそこまで悲壮感も無いらしい。まあ体さえ修復すれば時間経過でまた召喚されるもんな使い魔って。

 

 

「しかし、こんなにもあっさりに終えてしまうのは少しだけ残念ですね…」

 

「仕方ありません。特異点にて消えたはずの我が主人も混乱の中にあります。それでも己に投じられたシステムに従ったまで。不完全な在り方としてもこの探究は辞められないのでしょう」

 

 

少しずつ霧になって消えていく二人。

 

短い時間を悔やむだけで退場することに抵抗は無いらしい。

 

それとも使い魔ってこんな感じなのか?

 

 

 

「ああ、だから招かれし者よ。貴方はとても素晴らしき軌跡の宝庫。ならどうか貴方自身が未知なる衝撃として、片鱗に惑わされた我が主人に未知なる知見の数々を与えられることを私達は切に願います。そうすれば我が主も存在証明に迷うこともない」

 

 

「片鱗?存在証明?…一体何の話だ?」

 

 

「ツギハギにかき集められただけの片鱗だろうと己がそうであった意味を頼りに未だ知識を求め彷徨う探究者。それが正しいかは誰も識る由もなし」

 

「しかし使い魔の私たちでも同士たらん者の痛みに心を寄せてしまう。故に貴方の存在そのものが知識の衝撃として主人の元にたどり着くことを切に願います」

 

 

どうやら召喚主、またはこの塔の管理者に対して救いを求めているらしい。正直なんのことかは不明だが、でも会いに行くのは確かなのでこの使い魔が想う理由は後々わかるだろう。

 

 

「ああ、満足の行く、知見でした…」

「ええ、満足の行く、体験でした…」

 

 

そうして完全に霧となって消えた二人。

 

最後まで興奮やかましいかったな。

てか消えるまでそこそこ長かったわ。

 

知識を欲するあまりにこの世界にしぶとくしがみついていたのか?

 

魔法タイプにしては根性ありすぎんだろ。

 

 

 

「とりあえず戦闘終了だな」

 

「…」

 

「…っと、相変わらず、いつのまにかだな」

 

「…」スリスリ

 

「あ、ずるいです、トリン」

 

 

いつのまにか腰元まで降ろしていた俺の手に頭を擦り当ててナデナデを楽しむトリン。

 

その甘え上手に応えるべくそのままトリンの頭を撫で回してやると尻尾を揺らして喜ぶ。

 

遅れてやってきたティルの頭も撫でてやる。

 

 

「しかし俺を呼んだ奴は何だ?先ほどの使い魔によると総じて不安定らしいが…」

 

「自分に彷徨っているのかしら?存在証明がなんだかとか言ってたわね」

 

「だから俺を欲するのか?だとしたらそりゃナンセンスだ。この塔に入って理解したけどこの塔を召喚した管理者は魔法タイプだろ?なら俺のような戦士タイプはお門違いだろ」

 

「戦士タイプというよりもエリーカ・エコーズそのものを欲してるのでは?」

 

「ならこんなところに呼ばないで普通にアチラから来ればいいのにな」

 

 

しかし当の本人は一方的に念話だけ飛ばして不安要素のみ置いてく始末。

 

しかも案内不充分に寄越しやがったりと大変失礼な奴だ、この塔の管理者ってのは。

 

出会ったら少し説教してやるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザゼルとグリゴリ以外にも格下となる敵はそこそこいた。もんむすもチラホラ。

 

主に使い魔とか、召喚獣だが、塔の生成が甘いだけあって召喚されたもんむすも強くない。

 

故にトリンやジェサイアの敵ではなかった。

 

なので見たことない敵だろうと関係なく斬り伏せる二人は閃光の如く、それは混沌住人と聖魔大戦時代の猛者である証明だろう。

 

ちなみに俺は初手の閃光弾以外は戦闘面で役に立てないので基本的に戦闘を後ろで眺めているだけ。天使達の置物エリーカ。

 

手隙なのでこの塔について再度考えていた。

 

 

 

「俺を呼んだのはともかく、わざわざ塔を召喚した意味ってなんだろう?やはりただ見栄っ張りしたくて召喚だったのだろうか…?」

 

 

この塔の生成自体、やっていることは高等魔術なんて言葉に収まらないほどに崇高な御技だとたまもは褒めていた。しかしあまりにも外装はボロボロで完璧とは言い難い。あとコレらを生成するにあたってあらゆるところからパーツを集めたとたまもは言っていた。この表世界にないところからかき集められた塔の素材。それは混沌世界の事だろうか?トンベリ娘が住んでいるような表も裏も関係ない別世界。

 

 

「こだわりでもあり、意味でもあり、存在証明でもある……魔王ごっこのつもりか?」

 

 

魔王は言い過ぎにしても、試練を設けて誰かを待ち構えるって意味ではダンジョンのボス向きな思考だ。

 

けれど俺に対してピンポイントだ。

 

誰彼構わず、って訳でもないらしい。

 

 

 

「俺に会ったところで解決出来るとは思わないけどな。だって魔術師なら魔術や魔法を得意とする者からインスピレーションを受けるべきだろうに。専門外の俺はお門違いだっての…」

 

 

頭を悩ませても仕方ない。

 

思考を戦闘に集中する。

 

 

しかし、見えているのはヤムチャ視点。

 

 

「いや、はえー」

 

 

本気モードのトリンの動きが目で追えないのは3年前から知っているとして、ジェサイアの斬撃も目で追えない。

 

過去に病み上がりのジェサイアと運動に付き合うべく木刀で斬り合ったが簡単に叩き伏せられてしまったことがある。

 

コレでもみっちり8年間、訓練時代にミカエラさんと木刀で斬り合ってたから剣技に関しては理解あるつもりでいるし、演劇団として目は肥えている方なのだが、それでもヴァルキリーは強い。しかも聖魔大戦時代の猛者。

 

結果として純粋な正面戦闘なら智天使のルミエよりもジェサイアの方が強いという結果になっている。

 

こうして考えると俺の仲間強すぎるな。

 

まあ天使って時点で上澄だらけだが。

 

 

「やるわね、トリン」

 

「b」

 

「流石、トリンですね…」

 

 

トリンは相変わらず何も語らないが別に意思疎通できないわけでも無く、目線などで何かしらアクションをくれる。今も指をグッと立ることでジェサイアの言葉に応えている。よく見ると尻尾も緩やかに動いたりご機嫌な様子だ。

 

 

 

「エリーカ、また移動系の魔法陣です…」

 

「だな。てか俺に会いたいならダンジョン紛いなことせずこれ一本で会わせろよな、まったく…」

 

「身も蓋も無いわね…」

 

「俺は別にダンジョン攻略をしたい訳じゃないからな?正直、冒険もこりごりだ」

 

「そうなの?でもエリーカは冒険家として上級職に就いてたじゃない?そう聞いたわ」

 

「アレは天界から堕ちた天使を探すために選んだ職業であって、別に世界のダンジョンを攻略したいから開拓した力じゃないぞ?そんなことなかったら今頃フィサリス演劇団の一員として街を回っている演劇団の青年だ。当然冒険家じゃなかった」

 

「でもミカエラ様と訓練してたわよね?それも天使探しの前から」

 

「ミカエラさん不器用だからね。過去助けてくれたフィサリス演劇団のために何かお礼を考えて俺を鍛えるって選択にしちまっただけだ。でも感謝はしているよ?なにせフィサリス演劇団は元冒険者達の集い。なら身体能力高くないと演劇団に着いていけないからね。あと天使に囲まれて育った故に聖素が身体に纏っている。人間の身で理解せず放っておくと危険だから聖素に人生を振り回されない付き合い方も含めて鍛えられたんだよ。しかし天界が堕ちてからは修行の目的が変わった」

 

「なるほど。それで本腰が入ったのね」

 

「俺が願ったのもあるけどな。地上に彷徨う天使達を助けたい。だからそれ相応の力が欲しいってミカエラに相談した。その結果として15歳になった段階で訓練の質が上がり、後に上級職の冒険家になれるレベルまで鍛えられた訳」

 

「ダンジョン攻略に適した職業ですね」

 

「一般的には冒険中の救難者ってのはダンジョンの攻略能力の高く、斥候などを務めれる盗賊や冒険家が務めるんだ。俺の場合は地上に彷徨う天使を探す事が目的だが、やることは救難者の救助と変わりない。だから戦闘もそこそこ熟せる冒険家が都合良かったわけ。なので俺個人がダンジョン攻略を夢見てる訳でもない。目的と都合の関係上として冒険家が最適解だった話」

 

「貴方は天使のためにそこまで……なんか、おもはゆいわね…」

 

「でも慣れない地上で飲み食いできずに5日彷徨っていた私の体をギュッと抱きしめて魔物から助けてくれたエリーカはとてもカッコよかったです。今でも鮮明に覚えてます」

 

「おいおい、ワイティエルほどの天使ならその気になれば余裕に追い払えただろうに?」

 

「無理です。絶望してましたから。生きる場所と帰る場所が分からない私はあの瞬間終わっても仕方ないと思っていましたから……天使とはそうですから…」

 

「そう考えると私って幸運なのね。貴方によって見つけて貰えたからこそ、こうして剣をまた振えるくらいに調子を戻せた。だから貴方にサルベージされて本当に良かったと思うわ」

 

「天使にそう言って貰えるなら、外海まで頑張った甲斐あったよ」

 

「……」

 

「あ、もちろんトリンとも会えて嬉しいぞ?終わったらまたお茶会しような」

 

「……」スリスリ

 

 

仲間外れにされたと思って袖をちょんちょんとしてきたトリンを抱き上げて片腕に乗せると頭をわしゃわしゃとしてやる。すると肩にスリスリと頬を擦って甘えてくる彼女にほっこりしながら移動用の魔法陣を眺め、会話の内容を戻す。

 

 

「この塔が見栄っ張りだとしても、俺はコレだけできる魔術師が考えなしにこんな事するとは思えないな」

 

「なら塔の扉のことも含めて、エリーカ専用のダンジョンとして作られた可能性はあると?」

 

「使い魔曰く、そいつは探究者だ。知識を蓄えることに拘っている。そしてその探究者は俺ことエリーカからナニカを欲している。ピンポイントで誘ってきたくらいだからな。俺の凡ゆるを欲しがって仕方ないらしい」

 

「エリーカを欲しがる?ダ、ダメです。そんなの許しません。エリーカは私たち天使の共有財産ですから」

 

「アレれぇ?俺の人権何処ぉ?」

 

「なさそうね?すけこまし勇者エリーカ君」

 

「えぇ…」

 

 

そう言ってジェサイアは頬をツンツン、グリグリと指を押し付けて揶揄ってくる。

 

ついでに腕に乗っているトリンも便乗して頬をグリグリと指で押してくる。

 

 

 

「ふふっ」

 

 

するとジェサイアは絹ように白い肌の手をコチラの頬に優しく当てがうと、柔らかに笑みを浮かべながら俺の耳元まで口を近づけてきた。

 

 

「でもエリーカは私をジェネシックヴァルキリーだとか関係なく普通の天使と扱ってくれたわよね?ふふっ、それなら私も周りの天使達に見習ってエリーカを祝福する天使になるわ」

 

「歓迎しますよジェサイア。私達と一緒にエリーカを永久までに祝福し、満たしましょう」

 

 

ティルが喜ばしそうに羽をパタパタ動かし、ジェサイアも羽をパタパタ揺らして喜ぶ。

 

 

 

「俺の意思は何処だと思う?」

 

「……」

 

 

知らん、とばかりにジト目のトリン。

 

答えてくれる者はいないらしい。

 

 

 

 

 

 

 

やはりこの世界は人間に対して人権が無いに等しい事を再確認しながら戦闘後のクールダウンもそこそこに、魔法陣に乗って移動する。

 

移動した先はこれまでと変わらず周りの壁の色は白と黒の混ざった濁り切った深めの灰色であり、魔法で形成された建物にも関わらず神秘感は全く伺えれない。

 

 

魔法要素は魔法陣だけ。

 

あと時折、道を塞ぐバリアか。

 

たまに水晶なども浮かんでいたかな。

 

魔力が込められてそうなオブジェクト。

 

 

 

「にしても、ここの水晶は違和感だな……これまでと違くないか?」

 

「エリーカも分かりますか?そうですね。このエリアに浮かんでいる水晶はなんだか異質です」

 

「もしかしたらあの水晶から包囲攻撃が飛んでくるとかかしら?エリーカ、あまり私達から離れないでね」

 

「分かってるよ」

 

「…」

 

 

トリンも静かだ。

 

元々静かだけど、でもコレはかなり警戒している様子だ。尻尾や耳元のヒレを見ると何かを感じ取っているのか落ち着きない。

 

そうして縦長のエリアを進んでいくと…

 

 

 

「道の真ん中に、大きな水晶?その下には魔法陣も敷かれてるな。これはなんだ?」

 

「大きいですね。エリーカやジェサイアよりも2回り以上はあります」

 

「……嫌な予感がするわね。あまり刺激しない方が良いかしら…」

 

「…」

 

 

 

道を進むと、ど真ん中に大きな水晶。

 

いや、これは結晶と言うべきか?

 

黒と白の濁った色をした結晶だ。

 

その結晶の下には魔法陣もある。

 

何か封印でもしてあるのか?

 

そして結晶の中を良く見ると…

 

 

 

 

「誰か、中にいる?」

 

 

 

 

何者かが()()その中にいた。

 

そして祈りを捧げるように眠っている。

 

 

 

「!?」

 

 

結晶を見ていたトリンの耳ヒレがカサカサと動いて警戒心をマックスにさせた。

 

どうしたのか?

 

するとトリンは俺の袖をちょんちょんと引っ張りながら包丁で結晶…の、下部分を促す。

 

それでいて更にぐいっ、と全体を地面に引っ張られてしまう。まるで床に顔を押し付けられる勢い。なんだ?姿勢を低くか?

 

そう考えながらトリンの突き出す包丁に視線を合わせて今一度結晶の中を覗き見る。

 

 

「!?」

 

 

なんともう一人眠っていた。

 

それも逆さまになって。

 

 

 

「ふ、二人??結晶の中に二人いるのか?」

 

 

 

上は祈るように眠っている。

下は抱くように眠っている。

 

そう、二人が上下にそれぞれ眠っていた。

 

 

 

「エリーカ、これは何かの間違いでしょうか?」

 

「ティル?」

 

「いや、間違いじゃないわ。私も感じるもの」

 

「ジェサイア?」

 

 

ティルとジェサイアは二人揃って同じモノを感じ取っているのか、やや落ち着かない。

 

俺はトリンと同じ視線になりながらもティル達と同じように感覚を結晶に寄せてみる。

 

 

そして_____聖素を感じた。

 

 

 

「っ!?これ、まさか!!…天使なのか!?」

 

 

 

驚愕する。

 

生まれつき感じ慣れたある要素が全身を撫でてくれる。

 

ああ、間違いない!知っている。

 

これは天使だ。

 

天使が___結晶の中にいる!!

 

 

 

「て、天使…!ここにもまだ!!」

 

 

 

傲慢な使命感が足を動かしてしまう。

 

俺は天使に手を伸ばそうと一歩踏み出る。

 

 

 

「いま、助け__」

 

 

 

しかし、グッと止められた。

 

 

 

「ぅぇ!…トリン?」

 

「……」

 

 

ふるふる、と首を振るう。

 

トリンは未だ警戒状態にある。

 

あの結晶の中にいる天使は危険と。

 

 

 

「……あ、あぁ、そうだな。確かに。天界から堕ちて彷徨っている天使かは分からないよな…」

 

 

 

一度、冷静になる。

 

高まる鼓動を抑え、自分を落ち着かせる。

 

 

 

「エリーカ、どうしますか?」

 

「……魔法陣を踏まないように迂回するぞ。トリンの警戒心がこれほどだ」

 

「…」

 

「そうね。すごく警戒しているわね…」

 

 

聖素を感じ慣れた俺たちには分からない別のナニカをトリンは捉えているのだろう。

 

トンベリ娘がこれほどだ。

 

この警戒心を頼りに俺達は迂回を決める。

 

 

 

 

そう考えて仲間に指示を出した__

 

___次の瞬間だった。

 

 

 

 

 

パキ、パキパキ、ピキ。

 

 

 

 

「「「!!??」」」

 

 

 

ヒビ割れた音が耳に届く。

 

俺達は周りを見渡し、そしてまさかと思い中央の結晶に視線を向けて警戒する。

 

 

しかし見たところ割れてはいない。

 

一体何処から??

 

 

 

「エリーカ!周りの浮かんでいる水晶が!」

 

「!?」

 

 

ティルの声に俺達は周りに浮かんでいる水晶に目を向ける。すると周りの水晶達はヒビ割ながらガタガタと震える。まるで卵の孵化だ。

 

 

 

「っ!まずい!急げ!奥の魔法陣に!」

 

 

 

この状態で何かしらの被害は受けれない。

 

俺は即座にこの場からの撤退を指示する。

 

それぞれ足音を喧しく響かせる。

 

それに負けじと周りの浮かんでいる水晶はピキピキと音を響かせ、恐怖心を煽ってくる。

 

 

 

すると進行方向に一つの水晶が落ちてきた。

 

 

 

「!?」

 

 

 

落ちてきた水晶はカタカタかと揺れ、次に大きくヒビ割れ、最後に水晶は濁った色に変えるとパキン!と音を鳴らして半分に割れた。

 

 

そして____ナニカが誕生した。

 

 

 

 

 

ゾワッ

 

 

 

 

 

「!!!???」

 

 

 

 

 

な、なんだ??

 

なんだ??

 

この感覚???

 

知らない感覚…??

 

 

 

いや、待て。

 

違う。

 

思い出せ。

 

思い出すんだ。

 

これは覚えている。

 

なんとなくだが、これは既視感だ。

 

 

 

だが、しかし…!!

 

曖昧な記憶的に根本的に違う…ッ!!

 

 

これは…!!

 

これは…!!

 

___黒塗りのアリスと同じ感覚の…!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我はジェムハザ、混沌の神に作られし地上を浄化する奇兵である」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり混沌の神関連かよォォ!!?

クソめんどくせェェェええええ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この肩書きはただ求め彷徨うだけ。

 

 

魔法と知識を餌に適性ある参加者を集めては世界の破滅事象を繰り返していた。

 

 

それ以外に目的も役割も無いから。

 

 

しかしある日、特異点となる混沌を晴らす勇者によってこの儀式は終わりを告げた。

 

 

 

ああ、識っていた。

 

いつかはこうなることを識っていた。

 

 

 

コレが待ち望んでいた出来事かも不確か。

 

しかし僅かながらも安堵があった。

 

 

 

知識は蓄えてこそ、意味がある。

 

しかし破滅を振り撒いては滅びを招く。

 

 

だから破滅事象なんてアンチテーゼに埋もれていた役割から解放された事に安堵という久しいこの感覚を識り、崩壊に身を任せた。

 

 

 

 

けれど、知識を求め彷徨うこの肩書きはそう簡単に終わりを迎えてくれなかった。

 

 

 

まだ生きていた。

 

ページの角端に残っていたインクが意思を持ったかのように疎な記録が掻き集める。

 

そうして何処かの世界にあった片鱗が、失われそうになった肩書を拾い上げ、失われることを許すまいと求め彷徨うことをやめなかった。

 

 

だからボロボロに崩壊した筈の概念でも識る者としての役割を辞めれずにまた繰り返す。

 

 

 

知識が欲しい。

 

知らない知識を識りたい。

 

それが原動力。それが識る者の意味。

 

 

 

 

そして…

そして…

 

 

 

 

観測した。

 

システムを破壊した識らない存在を。

 

混沌を食い破った既視感ある勇者を。

 

この世界に落とし込まれたイレギュラーを。

 

求め彷徨う役割がこの世界を認知する。

 

 

 

ならこの場所に向かおう。

 

そして繰り返そう。

 

 

 

既に意味など失われた筈の役割を遂行するために欲するだけ。

 

 

 

 

 

「エリーカ・エコーズ……私の識らない知識」

 

 

 

 

 

いつ消えてもおかしくなかったこの身体は識ろうとする原動力によって生かされている。

 

 

だからエリーカ・エコーズ。

 

貴方から放たれる意味を、鼓動を、足音を、何もかもを、私は欲する。

 

 

 

 

__それも識っていた。

 

そう繰り返し、紡げるように。

 

 

 

 

 

 

 

混沌を晴らす勇者(ルカ)によって消えたはずの役割は、混沌を砕く勇者によって生かされている皮肉をこの身に受けながら…

 

まだ繰り返そうとしていた。

 

それが痛ましくとも構わないとして。

 

 

 

 

 

 

つづく






生きとったんかワレぇ!? って事。
破滅事象の中でも特に好きな子です。


【ティル】
黒塗りのアリス騒動時で半端に離脱したので今回改めて参戦。旅のマスコットとして頑張ろう…と、思っていたところにそこそこマスコット力のあるトンベリ娘のトリンも加わったので少しだけ危機感を覚えたのは内緒である。後とてもかわいい。

【ジェサイア】
氷海のサルベージから一年後、エンリカで療養し、すっかり体の調子は戻った。地上に堕ちた事で堕天はしたが全盛期と遜色ない強さでエリーカの力になろうと奮闘中。ルミエとはまた違った頼もしさで前線を務めてくれる。それはそうとエリーカを祝福することを決めている。天使ってそう言うところあるよね。

【トリン】
とうとうこの作品で本格的に参戦した我らのトンベリ娘。原作同様にめちゃくちゃ強い設定なので現れる敵に恐れ無し…と、思っていたらジェムハザとかいう混沌の奇兵が沢山現れる始末。お得意の包丁でエリーカを守れるだろうか?

【エリーカ】
オメーの人権ねーから。



じゃぁな!
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