厄ネタ×二乗は一周回って厄ネタではない(白目)   作:ハゲチャビン

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いやっほう!! 貯めた石を水着武蔵に突っ込んで爆死中だぜ!!

プレ公の為に取っておいたっていうのにπとチソチソに頭を支配された意志の弱いマスターだぜ!! 爆死だぜ!!

うぁああああああ!!!!!(慟哭)


カウントダウン、ゼローー開幕

「暇やなあ……ますたぁはん、何か面白い事してくれへん?」

 

 誰かこの無茶振りかます大江山の鬼をどうにかしてくだち。

 時間があるので周辺の地理を記したデータを眺めている文目です。現在サーヴァントである酒呑童子にほっぺたをつんつんされています。爪が長いので割と痛いんだ。

 やろうと思えばそのままズブ……っとできるのにこれで済む辺り加減してくれているんだろうけども、痛ぇもんは痛ぇのです。

 

「なぁなぁますたぁはん」

 

「ヒンッ」

 

 耳元で吐息たっぷり目に囁くな。背筋に来る。というかキた。

 耳を抑えて酒呑童子を見ると意地の悪い笑みを浮かべて少し離れた位置にいる酒呑童子の姿。

 

 おかしいなぁ。我マスターぞ? マスターのハズぞ? 何故サーヴァントに翻弄されているのか……。もしかしてサーヴァントってどいつもコイツも一癖二癖ある奴等しかおらんのか?

 取り敢えず酒呑童子を警戒しながらもう一度データに目を向けて情報を摂取しようとする俺を、今度は背後からの軽い衝撃と柔らかい二つの感触が襲う。

 

「マスター! お話しましょ!」

 

 ……酒呑童子よりも厄介なのが来た。

 取り敢えず、テーブル向こうの対面の席……を動かそうとしたら無言で俺の横に座ってきやがった。やだなぁ。

 気が付けば反対側を貪食の王、件の対面を絶望の騎士と憤怒の従者が陣取っている。

 

「ほなウチも混ざらせてもらいましょ」

 

 ニッコニコの酒呑童子も加わる。場所は俺の膝上。

 一つの空間に複数の魔女と悪魔。これがワルプルギスちゃんですか。ブロッケン山に行ってください。

 羨ましいと思うか? なら変わってやるよ。

 

「……話ってなんだ」

 

 応じない訳にもいかないので、データが映されていたディスプレイを閉じて口を開く。

 

「うーんとね、まずはお礼を言いたいの!」

 

 お礼。

 

「まずは私達に『もう一度人を護るチャンスをくれてありがとう』!」

 

 …………あーそう言う事か。

 ただなぁ……ちらっと考察を見たりしたくらいで、俺あんまりコイツ等の事情知らないんだよなぁ……。

 それになぁ。

 

「……まず、お前たちを呼べたのは殆ど偶然みたいなものだ。俺は感謝を受けるようなことをしていない」

 

 そう。全くの偶然だ。

 ……いや、待て。

 …………本当に偶然か?

 あの『アンプル』を使ってこいつらを呼べた。

 あの『アンプル』……中身がコギトだとは思うが、そもそもコギトがこの世界にあること自体が異常だ。

 何故だ? この世界にコギトがあるのは一体……。

 

「違うわ!」

 

「ウェッ!?」

 

 ヤッベ、考え事に集中しすぎた!

 真横の憎しみの女王が机を叩いて立ち上がる。真下を向いたその表情は陰になって見えない。

 

「あの時、マスターはちゃんと言ってくれた! 求めてくれた!!」

 

 おっと? 俺ってば自制のステータス低かったかな?

 ヒステリーモード突入かな? 不味いね、もう助からないゾ♡

 

 いやこんなこと言ってる場合じゃねえんだわ、何とか落ち着かせなきゃいけないんだわ。

 

 

「貴方は『助けて』って! だから私達は来たの!」

 

 憎しみの女王が俺に向いて両方を掴む。痛いです。滅茶苦茶痛いです。勘弁してくだち。

 

「だから――だからお願い

 

 

 

 

 

 

 

私達を裏切らないで

 

置いて行かないで

 

傍に居させて

 

 ああ~^^胃がイガイガしてキタァ~。コレ俺に何かあったら絶対不味い奴じゃん。対応間違えたらまずい奴じゃん。

 いや、元々コイツ等そんな奴等だけどさ、来てからずっと何もなかったせいで忘れてたわ。

 

ね?

 

 俺の目をじっと見つめる憎しみの女王。その眼は何か……こう、ドロッとしてて怖いです。

 

「……わかった、わかったから肩から手を放してくれ。さすがにいた―――恥ずかしい」

 

 痛いって言ったら絶対不味いので、別の言い方に切り替える。実際(何も知らない奴が見れば)美少女だしね! うん、恥ずかしいのは事実だ! 何も間違いじゃない!!

 それ以上に命の危機を感じるだけSA! HAHAHA!!

 

「あっ……ご、ごめんなさい。私ったら、つい熱くなっちゃって」

 

 顔を赤らめて離れる(外見)美少女。俺じゃなかったら惚れてるね。

 

「ますたぁはんも誑し込むのが上手やねぇ……ウチも妬けてまうわぁ」

 

 俺のほっぺをサスサスしながら言わないでください酒呑童子さんや。化け物垂らし込んでも嬉しくないんです。垂らし込むなら普通の人間が良いんです。

 おっかしいなぁ。休息を取る筈が余計に疲れて来た。

 

『文目君――おっとお楽しみ中だったかい? それなら失礼!!』

 

 この状況でお楽しみだったと思うかぁDr.ロマニィ!!

 

『っとと、そんなこと言ってる場合じゃなかった、急いで藤丸君たちと合流して欲しい!』

 

 ―――――

 

「まさか黒いジャンヌが?」

 

『違う――嗚呼いや、正解だけど違う!!

 

 

 

 黒いジャンヌダルクが白夜と一緒に街に攻めてきたんだ!!』

 

 

 は?

 

 

 

 

 

 藤丸立香達が情報収集と戦力となるサーヴァントを探しに潜入している街をワイバーンの群れが蹂躙する。

 悲鳴が上がり、至る所から煙が上がる様子を、()()()()の背に立つ黒きジャンヌダルクは見下ろす。

 否、黒きジャンヌダルク。と言うのは不適切であろうか。

 その意匠は全て白く、ともすれば純白と言っていい程に染め上げられている。

 羽織っているマントも、鎧も、手に持った旗に剣。

 そして―――その肌と髪に至るまで、全てが一つの混じりけの無い白に染め上げられている。

 唯一、地上を見下ろすその双眸を紅く光らせ、彼女は呟く。

 

「さあ、始めましょう

 

 

 ――――主の救済を」

 

 片腕には再び眠りについた白き胎児を抱え、彼女は巨竜の背から地上へと降り立った。

 白い外套に身を包んだ多数の影が後を追うように飛び降りた。




物語外こそこそ話&現状紹介

術ジル……我が子を取り上げられて尊厳破壊されてナレ死。作中で言及されることは多分ない。

邪ルタ……洗脳ッ!! 改宗ッッ!! 支配ッッッ!!! されて絶賛尊厳破壊の真っ最中。聖杯は相変わらず体内にある。

他サーヴァント……同上。

今後の展開次第ですが、その時が来たら主人公にE.G.Oを付けていいか否か。

  • 『武装』主人公も戦力を付けるべき
  • 『非武装』そのままの方がおもしr、輝く
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