ソードアート・オンライン <Divers Ailes> 【凍結、そしてリメイクへ】   作:ドライグ

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はい、どうも皆さんこんにちは、ドライグです!

今回は、次の村に行く前まで進めました。

旧作から結構変えたのでお楽しみに!

では、どうぞ!


固まる決意

<シュウside>

 

『ログアウトボタンが、ない』

 

そのクラインの言葉を聞いて、俺の体は一時固まった。

 

そして、真っ先にこの考えが浮かんできた。

 

ー そんなことがあるのか?、と

 

すぐさま、メインメニューを開き、ログアウトボタンがあるであろう場所を開いた。

 

クラインの言っていた通り、そこにはログアウトボタンが存在していなかった。

 

ログアウトボタンが無くなるなど、あってはいけないミスだ。

なぜなら、その意味の通りログアウトができない、この世界から出ることができないのだ。

 

もしこれが、運営側のミスだとしたら、プレイヤーを強制ログアウトさせるなど早急に対応しなければならない。

しかし、もうすでにサービス開始から四時間以上経過している。

運営が気付いていないわけがない。

 

俺の頭には、一番最悪なシナリオが浮かんだ。

 

まさか、な.....

 

俺は首を横に振り、浮かんだ考えを振り切った。

 

そんなことが起きるはずがない、起きてはならないと現実から目を背けるようにして ー

 

息を吐き、一息ついたと同時にはじまりの街の鐘が響き渡った。

 

そして俺たちは、青白い光に包まれた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

光が薄れ、少しずつ目を開くと、そこは始めにログインした時に降り立ったはじまりの街だった。

 

「強制転移、か。」

 

「そう、みたいだな。」

 

「ったく、なんだよ!早く、ログアウトさせてくれ〜ピザが待ってるんだよ〜」

 

「緊張感無さすぎだろ...」

 

こんな事態でも変わらないクラインに俺たちは、揃ってため息をついた。

 

「どんどん、転移されてくるな。」

 

「おそらく、ログイン中の全プレイヤーが集められているのだろう。」

 

「ってことは...」

 

「ああ。多分、説明があるんだと思う。」

 

鐘の音が止まると、空に赤い亀裂が入った。

その亀裂から、体全体を覆うローブをきた巨大な生物が現れた。

姿的にGMのようだ。

 

姿の生成が終わるとGMはゆっくりと話し始めた。

 

『プレイヤーの諸君。ようこそ、私の世界へ。』

 

「私の世界、だと...?」

 

『私の名前は、茅場 晶彦。この世界をコントロールできる唯一の人間だ。』

 

「な‼︎」

 

「茅場、晶彦...」

 

『諸君も知っているように、メインメニューからログアウトボタンが消えている。しかし、これは不具合では無い。このゲームの本来の仕様である。』

 

「本来の仕様だと...」

 

待てよ。これじゃあ、俺が考えてたようなことに...

 

『諸君は自発的にログアウトすることができない。また、外部から取り外すこともできない。なぜならその場合、ナーヴギアより出された高出力マイクロウェーブにより、君たちの脳は焼き尽くされるのだから。』

 

!ってことは...

 

「あいつ、何言ってんだ。おかしすぎるだろ。」

 

「.....いや、リミッターさえ外せば焼き切ることも可能だ。」

 

「で、でもよ、電源を外せば...」

 

「ナーヴギアには内蔵型充電バッテリーが入ってる。」

 

「な!...でも無茶苦茶だ!なんなんだよ!」

 

話を聞いていくうちに、どんどん考えていた最悪な出来事になろうとしている。

 

『しかしながらその警告を無視し、取り外そうとした例が多くある。それにより、213人が世界から永久退場した。』

 

「213も...」

 

「嘘だ...信じねぇぞ、俺は!」

 

『この状態を様々なメディアが報じているため、これ以上の被害は増えないと思われる。安心して、ゲーム攻略に励みたまえ。』

 

「何が安心してだ...!」

 

『だが、覚えていて欲しい。今後、あらゆる蘇生手段は存在しない。そして、HPがゼロになった時、諸君らの脳はナーヴギアによって焼かれ、そして、死ぬ。』

 

「「!!!!」」

 

やはり、そうなのか...

 

『脱出するためには、このゲームをクリアすれば良い。この全百層からなるアインクラッドを。』

 

「できるはず、ない...」

 

「無理だろ!ろくにβテストの時も上がれなかったんだろ!」

 

『では、最後に、諸君らのアイテムストレージに私からのプレゼントを配布した。確認してみたまえ。』

 

俺たちは、アイテムストレージを開いた。

 

「「「手鏡?」」」

 

じっと、鏡に映る自分を見ていると、青白い光に包まれた。

 

光が止み、目を開けると鏡には先程とは全く違う顔が写っていた。

 

「こ、これは...」

 

銀がかった白髪に、少々中性的な顔立ち。

間違いなく現実世界での俺だったのだ。

 

右を見ると、中くらいの長さの黒髪の中性的な少年と、少し赤がかった短髪の少々ワイルドな青年がいた。

おそらく、キリトとクラインだろう。

その二人は、お互い名前を確認していた。

 

「お前、誰だ?」

 

「お前こそ...」

 

「ってことは、キリトとか!」

 

「じゃあお前は、クラインか!」

 

そして、二人はこちらを向いてきた。

 

「「シュウ、なのか.....?」」

 

予想通りの反応につい苦笑いが出た。

驚くのも無理もないだろう。

何せ、変わる前のアバターとはまっっっったく違うのだから。

 

「そうだ。俺は、シュウだ。顔が違いすぎて悪かったな。」

 

「白髪だったのか...なんで、黒髪に...?」

 

「それは、おいおい話す。」

 

「待て待て!なんで、現実と同じ顔になるんだ?」

 

「...スキャンだろうな。」

 

「そうか。ナーヴギアは顔をすっぽりと覆っているから、顔の形を再現することができる。」

 

「じゃあ、身長や体型はどうなんだ?」

 

「キャリブレーションだ。」

 

「キャリブレーション...ああ!あの最初にペタペタ体を触るやつな。」

 

「それで再現したんだろうな。」

 

「ああでもなんでだ!なんでこんなことをしたんだ!」

 

「どうせすぐに...」

 

そう言って俺は、GMを指差し、

 

「あのGMが答えてくれるだろう。」

 

 

『諸君らは、なぜこんなことをしたのか、と思っているだろう?すでに私の目的は達せられている。私は、この世界を創り出し、鑑賞するためにソードアート・オンラインを創った。』

 

「くっ!」

 

『以上で、正式サービスのチュートリアルを終了する。』

 

『諸君の健闘を、祈る。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー 予想していた最悪の出来事になってしまった。

 

ー 嘘だと思いたい。けれどこれは現実だ。

 

ー ここで死ねば、現実の俺も死ぬ。

 

ー 逃げ出したい、逃げ出したい。けれど、この箱庭の世界からは誰も出ることができない。

 

ー なら生き抜くしかない。

 

ー 生き抜いて、生き抜いて、そして、クリアする。

 

 

〉誰のために?〈

 

ー 己のために。

 

ー 俺のような異質な存在を大事にしてくれた家族のために。

 

ー この世界でできた仲間のために。

 

 

〉なんのために?〈

 

ー 夢と俺の関係。

 

ー 剣を初めて握った時のあの感覚。夢と繋がっていると直感で思った。

 

ー ならば、ここで確かな答えを見つけ出す。

 

 

〉では、達成するためには?〈

 

ー 前に進み続け、強くなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー さあ、答えは出た。あとは動き出すのみだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キリト、クライン。」

 

そう言って俺は、二人を振り向かせる。

 

「俺は前に進もうと思う。」

 

二人の顔に驚愕の表情が浮かんだ。

 

当たり前だろう。ビギナーである俺が、あの話を聞いた後なのにもかかわらず進もうとしているのだから。

 

「だからこれでさよならだ。けど、またお前らとは会う気がする。だから...」

 

そう言って、俺は拳を突き出した。

 

「またな。」

 

「お、おう!またな!」

 

クラインが拳を突き出して当ててくる。

 

遅れてキリトも、

 

「あ、ああ。またな!」

 

と言って、拳をつけてきた。

 

こんな状況なのにもかかわらず、俺たちは自然と笑みがこぼれた。

 

 

そして俺は、次の村に向けて走り出した。

 

 




キリトとクラインの別れたシーンを無くして、オリ主の心の中の決意を書きました。
どうだったでしょうか?

ではまた次の話で!

感想&評価お待ちしています!

追伸1:この作品の題名変えました。
追伸2:アンケートを活動報告で行っています。よろしくお願いします。
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