狛治外伝 ~誰が為に振るわれる拳~   作:科学大好き人間

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狛治視点です。妓夫太郎編を書くに当たって今話からオリキャラ柱二名追加します。キャラメイクが完全に例の作品のあいつらじゃんってなるかと存じます。作者もネタ切れなんだなぁと生温かい目で見守って頂けると幸いです。因みにクロスオーバーとかではありません。


第十章:妓夫太郎編
71話 問題児


「ここかァアア!! 桑島のおっさんが言ってた産屋敷家っていうのはァああ!! 滅茶苦茶でけェえええ!!!」

 

「随分広い屋敷じゃな。まあ以前わし等が済んでた屋敷の方が広いが。」

 

 

気が付けば柱合会議の季節になっていた。真冬のような季節から一転、春の訪れを感じる季節となった。

 

そんな穏やかな季節の柱合会議をぶち壊すかの如く、やたら隊服を派手に着崩した騒がしい二人組が現れた。

 

片や金髪ギザ歯の男、片や桃色の髪に黄金の瞳を持つ女。まるで異国人のような目を引く容姿を持つ兄妹。

 

俺が屋敷から姿を現し一瞥した際は驚いたものだ。加えてなぜか二人を運んできた隠たちが全速力でその場から立ち去っている様子を怪訝に思った。そしてその理由を俺はすぐに思い知ることになる。

 

 

「お前らか。先日下弦の壱を討伐した早川兄妹は。二人とも名は何と言う?」

 

「おうおう! なんじゃウヌは! 随分と偉そうじゃのう!」

 

「なんだてめえ! ひょっとして柱の先輩か!?」

 

「まあ・・・そうだな。俺は岩柱の狛治だ。お前らの名は?」

 

「ひれ伏せ岩柱!! わし等はかの風神の異名を持つ元風柱の所縁のものじゃ!! わしの名は寧子!!」

 

「そんでおれが颯太だぜ!! なんだ兄ちゃん!! ひょっとして屋敷案内してくれんのか!?」

 

「いや。織哉(おりや)様が来られるまでの間、俺が他の柱達の出迎えをすることになっているんだ。案内なら会議が終わった後にしてやろう。」

 

「誰じゃ織哉とは!! わし等を待たせるなど何様じゃ!!」

 

「いや・・・鬼殺隊の当主・・・お館様に当たる人なんだが・・・」

 

「お館様ってめっちゃ偉い奴じゃねぇか!! きっと毎日うまいもん食ってんだろうなァ!! 羨ましいぜ!!」

 

「・・・・・・」

 

 

なんだこいつらは。こんな奴らが新しい柱とか悪い冗談じゃないのか? 元風柱の所縁の者と聞かされていたからまともなのを想像していたんだが、言葉遣いとか服装とか色々と酷い。俺は思わずため息を付く。

 

 

「お前ら礼儀を知らないのか?」

 

 

すると二人は俺の方を向いて急にゲラゲラと笑いだす。

 

 

「何の得もねぇのにだ~れがテメエに礼儀なんて尽くすかよオ!」

 

「他の剣士共は愚かで傲慢じゃ~!!」 

 

 

成る程。どうやらこいつらには俺の理屈が一切通用しないらしい。俺は眩暈がして思わず天を仰ぐ。

 

 

「おお・・・狛治殿・・・そいつらが既に世話になっとるようだな・・・」

 

 

気が付けばこいつらを育てたはずの慈悟郎殿が到着していた。俺はすかさず物申す。

 

 

「慈悟郎殿。どういう育て方したら継子がこんな風になるんです? 今一度説明してくれませんか?」

 

「勘弁してくれ狛治殿・・・そいつらは元から頭のネジが外れておるのだ・・・」

 

 

慈悟郎殿がそう力なく呟く。成る程。こいつらが頭可笑しいのは慈悟郎殿のせいではなく元からなのか。ならば仕方ないと俺は一人納得する。だが・・・

 

 

「桑島のおっさん!! 今度また遊郭って場所に連れてってくれよ!! 俺、胸のでけえ姉ちゃん一杯抱きてぇな~!!」

 

「おっさん呼ばわりするなと言っておろうが!! 俺はまだ二十二だぞ!?」

 

「桑島!! 早く賭場に連れていけ!! わしは賭け事に飢えておるぞ!!」

 

 

俺は一瞬で自身の思い違いを恥じた。自然と喉から低い声音が漏れる。

 

 

「慈悟郎殿・・・やはり貴方が原因なのでは・・・悪癖まで見事受け継がれているではないですか・・・!!」

 

「ま、待たんかい狛治殿!! こいつらは元からこうなのだ!! 断じて俺のせいではない!!!!」

 

 

織哉様・・・本当にこんな奴らを柱にしていいのですか・・・

いくら十二鬼月を討伐しているからといって人間性に問題あり過ぎて話にならんのだが。俺は頭を抱える。

 

 

「お! なんかめっちゃ小っちゃい女の子来たぞ!!」

 

「めんこい子じゃ~!」

 

 

やがて隠に連れられてさなえ殿が現れる。一応すぐ後ろに長寿郎も来ていたのだが、二人はあまり気にかけていなかった。

 

桃色の羽織に隊服の出で立ち。背丈四尺程度しかないその姿はまるで親元を離れる前の稚児のようだ。

 

 

「初めての柱合会議で緊張するか? さなえ。」

 

「大丈夫。正直緊張とかよくわからない。ありがとう長寿郎兄さん。」

 

 

すると早川兄妹はさなえ殿に興味津々なのか突如距離を詰める。

 

 

「ひょっとしてお前も柱なのか!? こんなちっこい奴に柱が務まるのか!? まあいいか!! よろしくなあ!!」

 

「よしよし! わしが可愛がってやろう!」

 

 

男の方はさなえ殿を暫く眺めて勝手に納得した。そして女の方がさなえ殿に近づき頭を撫でようと手を伸ばす。

 

しかしさなえ殿はそいつの手が触れる直前に、目にも留まらぬ速さで目の前の女をひっくり返し地面に転がした。

 

 

「勝手に触らないで。それと静かにできる?」

 

「でっ・・・できるっ!」

 

「できまァす!!」

 

 

さなえ殿がそう言った途端、兄妹二人とも突如大人しくなった。今の一手で実力の差を思い知ったのかもしれない。俺は安堵の溜息を吐く。一方で長寿郎がさなえ殿に苦言を呈す。

 

 

「さなえ。一応そこの二人はお前の後輩だ。少々無礼だったとは言え、暴力を振るうのは流石に駄目だぞ?」

 

「わかった。長寿郎兄さんがそう言うなら・・・」

 

 

さなえ殿は納得していたが俺は異議ありと物申す。

 

 

「いや、寧ろ助かったぞ、さなえ殿。こいつら本当に態度悪くて困っていたんだ。俺の代わりに灸を据えてくれて有難く思っている。」

 

「そうですか・・・狛治さんがそう言うならもっと躾けてあげましょうか?」

 

「ひぃ~~~!! 颯太がやれって言ったんじゃ~!!」

 

「はあっ!? 言ってねぇ!! さなえさん!! こいつ嘘つきですぜえ!! やるなら寧子だけにして下さい!!」

 

 

気がついたら男の方はさなえ殿を敬いつつ片割れを売っていた。すがすがしいまでの変わり身。俺はますます頭痛がする思いだった。

 

 

「桑島よ・・・だからそいつらの手綱はしっかり握っておけとあれ程・・・」

 

「おお!? 漸く来たか鱗滝よ!! 貴様よくもこんな糞餓鬼共を俺に押し付けよったな!? 貴様の継子たちと今すぐ交換しろ!!」

 

 

気が付けば左近次殿も到着しており、現柱は全員揃ったようだった。今度は慈悟郎殿と左近次殿で言い合いになる。

 

 

「貴様・・・前任の風柱である早川殿の忘れ形見ならばさぞ育て甲斐があるだろうと・・・あれ程豪語しておきながら・・・」

 

「黙れ!! まさかこんな問題児だとは思わんだろうが!! 貴様知っておったなら先に教えておかんかい!! おかげで大変な目に遭いまくったわ!!」

 

「自業自得だこの馬鹿者が・・・」

 

「何を!?」

 

「えっと・・・お館様の御成りです。」

 

 

そして気が付けば織哉様まで現れる始末。まさかこのような醜態を柱合会議で見せることになろうとは。俺は気を取り直して真っ先に跪き挨拶をする。

 

 

「お館様に置かれましてもご壮健で何よりです。益々のご多幸を切にお祈り申し上げます。」

 

「ありがとう。狛治。」

 

 

俺は顔を上げ周囲を確認する。さなえ殿の一瞥で早川兄妹は震えながら跪いていた。当面あれで何とかなるだろう。長寿郎も既に跪いているし、慈悟郎殿と左近次殿も言い争いをすぐさま収め既に俺の横で倣っていた。

 

 

「お館様。早速ですが進言したいことが御座います。そこにいる早川兄妹の柱任命を取り下げて頂きたい。」

 

「ぬあ!?」

 

「うげぇ!?」

 

 

二匹の人ならざる鳴き声が聞こえた気がするが、俺は気にせず続けることにした。

 

 

「そこの二名は確かに下弦の壱を討伐したかもしれませんが、柱としての自覚以前にまともな人間としての自覚に欠けています。加えて慈悟郎殿の悪癖も見事受け継いでいます。柱としてふさわしくありません。」

 

「ぬお!? 狛治殿!! さりげなく俺にも飛び火させんでくれ!! 奴らの素行の悪さは断じて俺のせいではないぞ!?」

 

「このような者共が柱など、他の隊士達に示しがつきません。今一度ご再考を。」

 

 

すると織哉様は困ったように笑う。

 

 

「狛治。この子たちは根は正直者の良い子たちなんだ。少しばかり目を瞑ってはくれないだろうか。」

 

「先ほど片割れの女の方は男に責任を擦り付け、一方で男の方はあっさりと女を切り捨てました。こんな所業をする者たちが・・・根の良い人物であるとそう本気で仰るのですか?」

 

 

織哉様は困った笑みを浮かべ続けている。やがて俺への返答として宥めるように語り掛ける。

 

 

「寧子と颯太はね、下弦の壱と戦った際、必死に他の隊士たちを逃がすために重傷を負いながらも懸命に守ってくれていたんだよ? 

 確かに素行は少々悪いかもしれないが、日々の任務では力の弱い者たちを自身が傷ついたとしても身を挺して必死に守り通そうとする優しい心を持っている。

 それに彼らの明るさは他の隊士達の励みにもなっているらしい。どれだけ強い鬼と戦い重傷を負ったとしても、翌日にはケロッと何事もなかったかのように元気に笑い合っている。その姿が他の子ども達に勇気を与えているようなんだ。

 どうか彼らの底抜けに明るい気質をどうか受け入れてはもらえないだろうか。」

 

「・・・わかりました。織哉様がそこまで仰るのであれば。」

 

 

俺が渋々頷くと、兄妹から声が上がる。

 

 

「織哉さん!! 庇ってくれてあんがとな!! 俺一生アンタに付いていくぜ!!」

 

「織哉と言ったか!! 本当は柱の給金を目当てにしてるだけなんじゃが、ウヌの庇い立てに免じてこれからも鬼殺隊の仕事手伝ってやるわ! のう颯太!!」

 

「そうだな寧子!! なにせ俺達二人は最強だからな!! これからも醜い鬼共全員ぶっ殺してこうぜ!!!!」

 

「ガハハハ!!!」

 

 

そう言って二人は肩を組んで豪快に笑い合っている。俺は溜息をつき再度織哉様に視線を移す。

 

 

「さっき織哉様の発言で耳を疑うような内容が聞こえたのですが・・・よろしいですか?」

 

「うん。なんだい狛治。」

 

 

俺は早川兄妹を一瞥し、織哉様に気になったことを尋ねる。

 

 

「下弦の壱と戦った際、重傷を負いながらも懸命に身を挺して守ったと仰っていたと思うのですが、今のあいつら二人にはかすり傷一つありません。

 しかし下弦の壱が討伐されたのはつい先日のことだったはず。なぜ二人は既に傷が完治しているのですか?」

 

「それは・・・」

 

 

織哉様が気まずそうに言いかけるが、兄妹の男の方が突如口を挟む。

 

 

「なあ狛治さんって言ったっけか!? 簡単なことだぜ!! 鬼の血肉喰っちまえばよオ、傷が立ちどころに塞がるんだぜ!!

 それで俺たちはある日閃いた! 俺たちが鬼を斬って血ィ流さして、それを俺らが飲んだり食ったりして傷を回復させりゃあよオ、永久に闘えるって寸法だぜぇ~!! どうだ! すげぇだろ!?」

 

「なっ!? こいつら本当に人間か!? 実は太陽を克服した鬼だったりするのでは!?」

 

「うん。実は戦国時代の文献でも似たような症例があるんだ。」

 

 

俺が驚愕していると織哉様が話の補足をしてくれる。

 

 

「彼ら二人は少々特殊でね。『鬼喰い』と言って、鬼の血肉を取り込むことで鬼の再生力を発揮して戦える、特別な体質を持つ者たちなんだ。」

 

 

俺だけでなく、その場にいる柱全員が織哉様の発言に思わず絶句した。

 

 

「鬼喰い・・・まさかそのような者が・・・」

 

「うん。戦国時代の文献によると、その者は鬼の血肉を喰らうことで鬼の形質や力を発揮することができたらしい。

 当時呼吸の適性がなくて鬼との戦いで苦し紛れに試した者がいたらしくてね。結果その者は呼吸の代わりに鬼の膂力と再生力で鬼殺をしていたようなんだ。

 ただ、寧子と颯太はそれに加えてちゃんと呼吸も使えるから、戦国時代の鬼喰い隊士よりもずっと強いと思うよ?」

 

「どうだ! すげぇだろ!!」

 

「ウヌら! わし等にひれ伏せ!!」

 

 

織哉様から衝撃の事実が伝えられる。早川兄妹は鬼を喰うことで鬼の力が使えるらしい。到底信じられない。もしも鬼の膂力で呼吸が使えるのなら、一体どれ程の戦力になるだろう。

 

織哉様は本気で俺無しでも鬼殺隊が回るよう構想を練っているのかもしれない。やはりこの方の考えには恐れ入る。ただ・・・

 

 

「しかし剣士として実力の程はどうなのですか? 報告では、そこの兄妹は単独ではなく二人掛かりで瀕死の重傷を負いながら何とか下弦の壱を討伐したと聞き及んでいます。その程度では柱として力不足なのでは?」

 

「おいムキムキ!! わし等の力が信じられんと言うのか!! 心外じゃ!!」

 

「狛治さんそりゃねぇぜ。こう見えて俺達最強だからよオ。ド~ンと期待しといてくれ。」

 

「いや・・・お前ら先程さなえ殿にひっくり返されていただろう・・・あんなんで今後十二鬼月とまともに戦えるのか?」

 

「こっ、この女がおかしいんじゃあア~。小さな成りして鬼より鬼みたいな強さじゃあア~。」

 

「何か言った?」

 

「い、言ってない!!」

 

「言ってませェん!!」

 

「まあまあさなえ。そう目くじらを立てるな。」

 

「わかった。長寿郎兄さんがそう言うなら。」

 

 

さなえ殿が一瞥するだけで従順な犬の様に大人しくなる兄妹。こうして見ていると、さなえ殿の方が慈悟郎殿より二人の手綱をしっかり握れている節がある。

 

とは言え、まだ幼いさなえ殿にそんな面倒事を押し付けられるはずもないが。

 

ふと俺は思考が明後日の方向に逸れていることを自覚し、再び織哉様に視線を移す。

 

 

「織哉様。如何に稀有な体質の者とは言え、肝心なのは確固たる意志と武芸の程だと思います。この者たちが今後柱として任務に臨めるのか、今一度確認しておきたいのです。」

 

「と言うと?」

 

 

俺は立ち上がり早川兄妹の方に向き直る。

 

 

「お前らに試合を申し込む。二人掛かりで構わない。剣士としての実力を見せてみろ。」

 

「おうおう! 随分自信満々じゃなア! 二人で返り討ちにしてくれるわ!!」

 

「兄ちゃんいいのかァ? ひょっとすると怪我させちまうかもしれないぜェ?」

 

「言っておくが俺はお前らを転がしたさなえ殿よりも強いぞ? 今はまだ・・・と付け加えておくがな。」

 

 

俺がそう言い返すと、二人は一気に青ざめる。

 

 

「織哉さん!! 先輩が弱い者いじめするって言ってます!! 偉い人ならどうか助けてください!!」

 

「ひぃ~~~!! 鬼より鬼強い鬼娘よりも更に強いとか鬼以上の化け物じゃ!! わし戦うの嫌じゃア~!!」

 

 

駄目だ。話にならん。やはりこいつらの柱昇格は取り消すよう再度進言すべきだろうか。すると何やら左近次殿が俺に提案をしてくる。

 

 

「狛治殿。透き通る世界が見えるお主が相手では、柱に成り立てのこやつ等では荷が勝ちすぎているだろう。二人は連携が強みと聞く。ここは私と桑島の二人が受け持つとしよう。」

 

「おお!! 鱗滝よそれは名案だ!! ここで一度俺らの実力をこの糞餓鬼共に知らしめてやるのも悪くないな!! よしお前ら!! 狛治殿の代わりに俺たちが相手だ!!」

 

「おうおう! 桑島なら余裕じゃ!! わし等が勝ったら博打の金とことん巻き上げてやるからのう!!」

 

「ヘッ! 桑島のおっさんなら勝てるぜ。折角だから俺たちが勝ったら後でうまいもんたらふく食わしてもらうからな? そんでそのあと遊郭に行って死ぬほど女抱きまくりてぇ!!」

 

「こいつ等・・・煩悩が過ぎるだろ・・・」

 

 

俺はドン引きする。こんな欲望丸出しの奴らなんかに柱最古参の二人には負けて欲しくない。下手をすると柱の沽券にかかわる。

 

 

「では最寄りの広場に移動しようか。屋敷の庭だと少々狭いと思うからね。」

 

 

織哉様の呼びかけを皮切りに、俺たちはその場を移動した。

 

 

「よし。全員木刀を持ったな。では始めるぞ。」

 

「いいか颯太!! わしが突っ込む。お前は援護じゃ!!」

 

「え~だるいなぁ援護とかよオ。とりあえず速攻で桑島のおっさんボコせばいいんだろ? あっちの天狗のお面よりは弱いだろうしよオ。」

 

「お前ら!! 俺のこと少々舐めすぎではないか!? ええい!! 今日という今日こそ思い知らせてくれる!! 二人とも覚悟しておけ!!」

 

「まあまあ、落ち着け桑島。手のかかる後輩だと思えば可愛いものだろう。」

 

「お前はあいつらと過ごしたことがないからそんなことが言えるのだ!! はっきり言って地獄だぞ!?」

 

 

早川兄妹と古株二人が木刀を構え正対する。俺はつかず離れずの位置取りで宣言する。

 

 

「では審判は不詳、岩柱の狛治が務める。両者構えたな? でははじめ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、新米たちはどの程度の実力か。問題児二人ただし最強とでも言いたげな物言いのあいつらだが、柱一の連携を誇る慈悟郎殿と左近次殿に果たしてどこまで食い下がれるか。見物だな。

 

 

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

 




既にお気づきかと思いますが、早川兄妹のキャラメイクは某チェンソー振り回す主人公とそのバディをモデルに描写しています。なので言動もそっちのパロディ相当詰め込みました。一応鬼滅の世界には『鬼喰い』って設定があるので例の作品みたいな戦い方をするキャラがいても不思議ではないかなと思い、この度二人の登場を強行させて頂きました。
一応妓夫太郎編は既に書き終わっているので、余りにも不評を買うとかなければ順次続きを投稿していこうと思います。
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