【RTA】鬼滅の刃RPG『長い長い人の歴史のほんの一欠片』獲得チャート   作:バブ辻オギャン

3 / 61
 縁壱と同じ生まれつきの痣者設定、ハーメルンに意外とありそうでない。


3.鬼エンカウントまで~

 眠れる虎や龍どころかクソデカドラゴンなRTA、はーじまーるよー!

 

 前回でキャラクリが終わり、幼少期をサクサクと進ませていった所で終わり。

 その後は何事もなく成長を重ねて……まぁ、そうですね。はい。

 

 出生ガチャSRっすねクォレハ……

 親どころか周りの環境もグッド過ぎる、ずっとここにいたい(無限列車の結核青年書き文字)。

 

 主人公麗ちゃんの身体が透けて見える発言に対して、次に『なら肩揉んでや』をかました村のおじいちゃんには笑いました。

 お前らの民度サム・ライミ版スパイダーマンか?

 おかげで同年代の子供や若者よりも、ジジババ連中からの方が麗ちゃんへの友好度が高いのは色々と複雑ですが……まぁいいでしょう(マスターロゴス)。

 あれから数年、NEO縁壱こと麗ちゃんも七歳になりました。

 

 七歳、そうです七歳です。

 かつて縁壱が兄上の指南役に四発ぶち込み、その人外具合を見せつけた歳と同じです。

 

 この『鬼滅の刃RPG』、主人公にとっての転換期……メインイベントの発生時期がある程度決まっており、基本七歳~十三歳に何かが起こります。

 ちなみに、四割で鬼関連の悲劇(知人か親族の死亡)、よくて鬼殺隊にすんでの所で助けられるか、自分だけが助かるか。

 残る五割は鬼に狙われる→助けられるで、更に残された一割で無惨様到来による鬼化ガチャっすよ?はーつっかえ!

 ……話が逸れましたね、主人公のメインイベントについてですね。

 主人公が持ってる鬼に対する情報や、その時いる場所(今回は村)やらでイベント発生時期が決まるのですが。麗ちゃんの場合はどうか。

 当然七歳、今この瞬間が最も可能性が高いです、まぁ確率なんで何も起こらない事はあるんですが。

 RTA的には当然早めの発生がいいです、何故ならその分早く鍛錬を開始できて、剣術の習熟度を上げられるから。

 

 ・今日も藤の花の香りがする、近所のとよ婆だ。

 

 モノローグ入りましたね、これは鬼との邂逅イベント濃色。

 原作で悲鳴嶼さんがいた寺でもそうでしたが、鬼に対する恐怖がしっかりと知れている場所or知っている人がいると、こうして藤の花を使った鬼対策を現地人がしてくれます。

 これがRTAにどう作用するかと聞かれれば微妙ですが……はい、無いよりはマシでしょうか?

 いやマジで分からないんですよ、別に『鬼には藤の花が効く』なんて知識を早めに知った所で意味ないし(特に今回の主人公は縁壱スペック)。

 じゃあ藤の花のお香を焚かずに村人が鬼に殺されて、それの結果がRTAに悪く作用するか?と聞かれても微妙。

 場合によっては鬼ぶっ殺メーターが上がったりはしますが、別に成長率にバフが掛かったりはしません。気持ちだけじゃ強くなれないという鬼滅の厳しさが感じられますね。

 結果としては『どっちでもいい』ですかね?

 強いて言えば今回の麗ちゃんの場合、知人が殺されてストレスゲージが上がる可能性があるので、今回のは得ではあるのかな?分からん。

 さて、画面に戻りましょう。と言ってもほぼ展開は限られ……

 

「おい、慎太がいないぞ」

「そういやぁ今日は山に昼寝しに行くって……」

「まさか、まだ山にいるんじゃあ……!?」

 

 えー、はい。

 『鬼滅の刃RPG』をやった事がある人なら飽きる程見たあれですね、子供がまだ帰ってこないイベントです。

 村中の大人が集まっててんやわんや、マジで王道のやつ。

 たとえNEO縁壱ルートでも、この王道をゲームは外さないようですね、いやぁお見事。

 なんて言ってる場合じゃありません、早速行動開始。

 と言っても、ここはほぼ自動で進むんですけどね。

 

『なら、僕が迎えに行くよ』

 

 麗ちゃんは僕っ娘かぁ、いいゾ~これ。

 

「よしな、夜山なんかに入るもんじゃねぇよ」

「……鬼が出るの?」

「あぁ、本当だよ」

 

 このやり取りはあれですね、『鬼滅の刃』のプロトタイプ『鬼殺の流』に出てくるお爺さんの台詞ですね。

 こういう通なオタクにしか通じないであろうネタもしっかり搭載してくスタイル、いやぁ開発陣はお見事です。

 麗ちゃんの反応は……楽観の割合が大きいでしょうか。

 相手が嘘をついてるとは思ってないし、鬼も多分いるんだろうなぁとは思いつつ、恐怖はない。

 まぁ『鬼なんているわけねぇだろバーカ!』な反応されるよりは百倍マシなのでいいでしょう。

 はいダッシュ、加速加速~

 

「あぁ、待て――!」

 

 はっや(困惑)。

 『一昼夜走り続けても疲れて足が止まるという事がなかった』縁壱スペックなだけありますね、この時点で大人顔負け。

 みるみるうちに背中が小さくなり、山に入っていきました。

 と、ここで場面転換。私が操作する時間です。

 ついでに一時停止がてらステータスを確認。

 

 

◇―◆―◇

 

 

名前:花柳 麗

 

性別:女

 

年齢:七歳

 

呼吸:■の呼吸

 

剣術:習熟度0/0

 

 

◇―◆―◇

 

 

 序盤も序盤なので見れるものは限られていますが、まぁいいでしょう(マスターロゴス)。

 このポーズ画面を利用して、次の行動を決めていきます。

 まず何といっても、(多分)これは鬼との邂逅イベント、つまり初回ボーナスで経験値が多めにもらえます。

 何の経験値か?剣術ですよ勿論、これをしっかり熟せるかどうかで習熟度の上げ方に大きな差が出ます。

 どうして鬼と会うだけで剣術が上がるんですか(正論)、となるせっかちなホモの兄ちゃんもいるでしょうし、軽く解説を。

 ……と言っても、それっぽい理屈をつけるなら、『身体を動かす経験』ぐらいしかないんですよねぇ。

 そこまで深い仕様があったり裏技的なものだったりはしません、深く考えなくていいです。

 さて画面に戻りまして……

 

 ・嫌な気配がする、気休めとは言え何かを持った方がいいだろう。

 

 はい、これです。

 このゲーム『鬼滅の刃RPG』なのでね、ほぼ全てのキャラが武器を無意識に欲しがります。素手で鬼を殴り潰し続けた岩は例外。

 たかが木の棒、されど木の棒です。

 

 ・木の棒を拾った。……しっくりくる、とても硬い良い棒だ。

 

 ご立派ァ!

 という訳で、記念すべき初武器をゲットしました。やったね。

 え?ただの棒で鬼を対処する気かって?日輪刀がその辺に落ちてる訳ないんだよなぁ(呆れ)。

 え、そうじゃない?イヤァナンノコトダカサッパリ……

 ……あ、鬼発見(話題転換)。

 

 ・慎太を見つけた。だがその近くに不審な影を見つけた。

 

 はい突撃ーっ!

 まずは出会い頭に首!胸!腹!足ィ!

 目に見えぬ速度でボボパン(PC書き文字)してやりましょう、雑魚鬼ならこの程度でもめっちゃ効きます。

 

「ぐ、ガァァ……ッ!」

「れ、麗姉ちゃん……!」

「下がってて」

 

 実はこのゲーム面白い事に一定の鬼にも『脳震盪』デバフが存在します。

 元十二鬼月、もしくは現役下弦以上の鬼には当然効きませんが、それ以外の雑魚鬼には頭への衝撃がしっかりと効く。

 一体何故かというと、超シンプルに『頸が柔らかい』からなんですね。

 雑魚鬼共の頸の硬さは語るまでもありませんが、元十二鬼月らの場合は何となく分かりますよね?彼らも結構頸が硬い。

 頸が硬い=頭部がしっかりと固定されてる(?)、だから脳が揺れにくいから『脳震盪』デバフがない……なんですかね?私人体のあれこれ詳しくないのでんにゃぴ……

 とにかく、今重要なのはここ。『脳震盪』デバフです。

 目の前にいる鬼は雑魚です、血鬼術にも目覚めていない雑魚中の雑魚。

 肉体の変化もできてないのを見るに、原作お堂の鬼よりも弱いんじゃないかな……

 まま、エアロ。

 

「アッ、ガガッ――!」

 

 ヒャッハー!汚物は消毒だーッ!

 右!左!次に頭と続いて頭ッ!

 リズムゲーの如く連打しまくりましょう、鬼は死すべき慈悲はない。

 ……と、改めて今思ったんですが、麗ちゃんの鬼に対する感情はどんなもんなのでしょうかね。

 縁壱スペックではありつつ、この子は縁壱さんそのものではありませんし、育ち方も持ってる価値観も全く別。

 まだ本格的な内心描写が始まってないからあれですが、仮に鬼絶対殺すウーマンだと色々工夫しないといけないんですよね……禰豆子関連とか特に。

 まぁそれは後で分かる事ですし、今はこっちに集中。

 はーい連打連打連打連打……

 と、ある程度入力を終えると後は自動でムービーに入ります、ここはスキップせずに見ましょう。

 

「あぎ、ぎゃばぁアアアッ!!」

 

 いや何か速くなってね?

 てか棒硬くね?何で鬼の身体ボコボコ叩いてるのに折れてないの?

 ゲームだからか?いやでもこのゲーム刀の耐久値やらクッソシビアな設定だしなぁ……気のせいかな?

 保護した慎太くんは麗ちゃんの後ろにいますね、というかもう震えてないし。

 あ、背中から顔を出して……

 

「や、ば、ァあ"ア"ア"ア"ア"!!」

「…………」

「ご、ごろじで!いっぞごろじで!!」

「……………………」

 

 慎太くんドン引きしてんじゃねぇか。

 『うわ……』じゃないよ、そいつ鬼だよ、情けかけちゃ駄目だよ。

 鬼の方も酷いっすねこれ、額から生える立派な角はとっくに折れてますし、再生も始まってません。エネルギー不足?

 と言うか怖い、それを見ても顔色一つ変えない麗ちゃん怖いよ。

 さっきから無言でボコボコにしてんじゃないよ、そんなんだから慎太くんも鬼に同情しちゃってるじゃないの。

 と言うかムービー長くない?気のせい?

 

「――水の呼吸 壱ノ型 水面斬り」

「ア"ッ"」

 

 さ、さてさて……ようやく変化が訪れましたね。

 突如として舞ってきた謎の剣士さんが鬼の頸を斬り落としました。

 見た感じ原作キャラクターではない、ただの通りすがりのモブ鬼殺隊ですね。

 まま、エアロ。

 

「あ"り"がと"う"……殺"し"て"く"れ"て"あ"り"がと"う"」

「…………」

 

 ドン引きしてんじゃねぇか(本日二度目)。

 何、この娘そういうキャラなの?それとも最初だけ?

 ま、まぁ……色々ありましたが、これでようやく鬼殺隊との邂逅を果たせました。

 慎太くんも無事、鬼もいなくなり、これで万事オッケーだぜ!

 後は『育手』のイベントですね、うーんやる事がいっぱい。

 

 

 

 


 

 

 

 

 夜に紛れ、鬼を狩る。

 その日、鬼狩りをしていたある男は、人の気配のない小さな村の近く、その近くの山から鬼の気配を探知した。

 何度も死線を潜り抜け、死に物狂いで獲得したその力で、彼は何体もの鬼を狩り、人々を助けてきた。

 今回も、その筈だった。

 山を登り、駆けて。

 そうして辿り着いた場所で見たもの。

 

 それは、異様な光景だった。

 

 刀どころか、武器にもならない木の棒一つで、忌々しき鬼を殴り続ける若い少女。

 歳は六か七辺りだろうか、夜の山の中であるというのに、くっきりと視界に焼き付く黒曜石のような瞳。

 根本は藍鼠色で、髪先に近づく程、陽の光を思わせる深紅に変化している。

 『普通』ではない事は、その所業と気配がなくとも理解できた。

 

「鬼は、特別な刀で頸を斬るか、陽の光に当てないと殺せない」

「…………」

 

 少女は頷く事も、返事をする事もなく立っていた。

 静かに、じっとこちらを見定めるような、曇りのない眼。

 

「…………」

「俺たちは、鬼を狩る特別な存在」

 

 不気味だと、本来ならば感じるであろうそれに、しかし。

 男は手を指し伸べる。

 

「知りたいのなら、教えよう」

 

 何かが変わる。

 名も無き一人の剣士は、ただ己の直感に従って行動しただけ。

 しかし、後にある者はこの出来事を、こう語る。

 ――彼は、眠れる巨龍を見つけたのだと。




 村の人たちは死なないのでご安心を(甘露寺の家族と同じ拠り所ルートです)。

主人公の将来的な身長はどれがいいか

  • 166cm
  • 172cm
  • 184cm
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。