【RTA】鬼滅の刃RPG『長い長い人の歴史のほんの一欠片』獲得チャート   作:バブ辻オギャン

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 コメント付きの高評価は毎回喜びながら読んでるんですが。
 その中に「もしかして〇〇の作品書いてますか?」と自分の好きな作品名を出してくれた方がいまして、違うんですがちょっぴり嬉しかったりしました。


45.柱合会議・原作開始まで〜

 欲張り野郎にはお仕置きが必要だな。

 なRTA、はーじまーるよー!

 

 前回はようやく発生した冨岡さんイベントをこなし、友好度を上げるのに成功した所までやりました。

 まーじで全然話すタイミングないんだもん……真菰ちゃんのアシストがなかったらどうなってた事か……いやぁ恐ろしい恐ろしい。

 

 その結果?今の友好度?

 ……ナオキです。

 

 えーっと、現在麗ちゃんの冨岡さんに対する友好度は……『15』です。

 

 渋スギィ!あれだけ結構喋って、しかも任務同行してこれってマ?冨岡さん難攻不落すぎるだろ……

 ちなみにこの友好度、こちら側が相手をどう思うか、あちら側がこちら側をどう思っているかの値を足して、それの平均で出しているので……

 はい、この渋さの原因は十中八九冨岡さん側が問題です。

 

 マイナスかかってないだけマシ……なんですかね?時々スーパー口下手が発動しても麗ちゃんは不快になってなかったし、こちら側のアプローチは問題なしだろうし。

 これも事前に、真菰ちゃんから冨岡さんの口下手を知っていたからですかね?

 

 やはり大天使マコエル……大天使は全てを解決する……

 

 いやそれでもだよ。

 冨岡さん相変わらずの冨岡語が炸裂してましたね、あれは嫌われるのもしゃあなしっすわ。

 ちなみに投稿主はほとんど意味を分かっていません、特に最後の『俺たちは柱だ』と『俺は水柱じゃない』はね……

 こいつの自認どうなってんだよオォン!?そりゃ誤解されるわ!!

 

 ……話が脱線しました。

 元に戻しましょう、これからのストーリーについてです。

 

 と言っても、この時期といえば一つしかありません。

 原作初の『柱合会議』、またの名を禰豆子裁判です。

 

 まぁ特に気にする事はないんですけどね。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()がない限り、基本原作通りの空気になると思います。

 色々と鬼畜仕様の多い『鬼滅の刃RPG』ですが、ここの禰豆子稀血イベントに関してはバッドエンドが用意されていません、何がどうなっても禰豆子は不死川さんの稀血を耐えます。

 やだこの子強すぎ……

 

 で、ですよ。

 じゃあ何もやる意味ないならイベントスキップでよくね?とはならないのがこのゲームの魅力的(クソ)な要素でして。

 

 最初期に話した、主人公の『自我構築』の要素。

 それがここに来て強く働いてきます。

 

 今まではちょっと自動操作になったり、物語の選択肢が半ば強制程度に収まっていた自我。

 それがこの『柱合会議編』にて突如として牙を剥き出しにしてくるのです。

 要は『鬼に対する意識』です。

 

 基本、どんな主人公もお館様の命令には従うので、柱合会議が終われば禰豆子に対するあれこれは心配ありません。

 が、そこから煉獄さんのように禰豆子を認めてくれるのか、それとも不死川さん達のように何もイベントが発生しなくなるのか……

 

 主人公が鬼をどう思っているか、どのようなメンタルで鬼殺の仕事と向き合い続けているのか?の答えがここで明らかになります。

 

 それによって、これから先炭治郎との友好度イベントの発生のしやすさが変わるのです。

 

 ヒノカミ神楽もとい日の呼吸、そして無限城編の猗窩座といい炭治郎はチョ~重要な存在。

 下手をすれば縁壱の再来な麗ちゃんよりも優先するべきと言っても過言では……過言かな?過言かも……?

 

 と色々言いましたが、結局こちら側(プレイヤー)ができる事は一つ。

 主人公を、麗ちゃんを信じる。それだけです。

 

 ・……鎹鴉から連絡が来た、これから『柱合会議』が始まる。

 

 来ました、いよいよ炭治郎くんと出会えるようです。

 いやぁ改めて振り返ると、ここまで来るのに結構かかりましたねぇ……逆にここからは一気に終わりに近づくんですが。

 

 ・連絡内容は『鬼を連れた隊士が本部に拘束されている』との事。

 ・滅多にない事だけど、それ自体は珍しい事でもない。家族の情で鬼を殺せずにいる存在は、数え切れない程見てきた。

 ・だけどその隊士は……よりによって鬼にされた『家族』を連れてるらしい。

 

 ……嘘でしょ?

 

 ・家族を殺せない……それ自体は仕方ない。皆が僕たち鬼殺隊とは違って、そんな冷徹な判断を下せる訳がない、だからたとえ恨まれようと、憎まれようと、僕らが代わりに鬼を斬る。それが僕たち鬼殺隊だ。

 ・なのに……よりによって僕たちと同じ『鬼殺隊』の人間が、それをするなんて。

 

 嘘でしょ麗ちゃん?

 

 ・……実弥さん、怒るだろうなぁ。気持ちは分かるけど。

 

 うぁあああああやめろーっやめてくれーっ!!

 その技(かまぼこ隊友好度イベントの確率低下)はやめろーっ!

 ま……まだ分からん、もちつけ!(エル〇ライト並感)

 

 いや、まぁ……鬼殺隊としては至極当然というか、真っ当な意見というかメンタルではあるんですけどね??

 千年以上『例外』なんていなかったんだから、今更『この子だけはオッケーでーす!』が通じる訳ないのも分かってるんですけどね??

 禰豆子はマジの『例外』なんだよなぁ……

 まぁプレイヤー側しかそんなん知ったこっちゃないんですけど……

 

 ・しかも、信じられない事にその鬼を庇った人物の中に冨岡さんがいる。

 

 ……え?

 

 ・……どうして、あれだけ自分に『柱』としての意気を教えてくれた人が。

 ・報告によると、那田蜘蛛山で冨岡さんはカナエさん、そしてしのぶの二人と一時とはいえ『敵対』し、鬼殺を邪魔したともある。

 

 待って、待って麗ちゃん。

 

 ・あの日、八重さんのお父さんを斬った時だってそうだ。

 ・冨岡さんは、八重さんの心を救う為に刀を振るった。何より、あの場にはマタギの人たちがいた。

 ・鬼に堕ちたとはいえ、目の前で知人を斬られて何も思わない筈がない。あの時は大丈夫だったけど、万が一激昂したマタギの人たちが、斬った人間に恨み言をぶつける事だってあった。

 ・冨岡さんは、僕に向けられる分の恨み言も、自分が代わりに引き受けるつもりでわざと冷たい言葉を使っていた。

 

 ま、まだ大丈夫だよな?

 ただの長い回想シーンだよな?そうだと言って、言って……

 

 ・そんな人が、どうして……?

 ・真菰だって信頼してた、左近次さんも自慢の弟子だって言ってた。

 ・一体、何がどうなって。

 

 ま、まだだいじょ――。

 

 ◇冨岡義勇との友好度が下がった。

 15→9

 

 ア"ァ"ァ"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッ"ッ"ァ"ッ"ア"!!!!!!

 なッ!?あ、アッ!!ぎゃ!?

 

 あ、なっ友好度が一気に下がってくよオ~!?

 

 やっと稼げた友好度が下がってしまいましたぁ!(゚∀゚)アヒャ

 あばばっあばばばばばばばばばば!!??

 

 ……フラグの悪魔恐るべし、こちら側の起きて欲しくない事をピンポイントでぶち抜いてきましたね。

 やばい、やばい……今の所二番目に低い友好度の悲鳴嶼さんでさえ『40』なのに……ただでさえぶっちぎりのワーストが更に酷い事に…

 

 『9』ってなんだよ……10より下ってなんだよマジで……

 

 ここから逆転、行けますかね?

 いやぁでもなぁ……冨岡さんの心が救われるのって、柱稽古編の炭治郎でようやくだったしなぁ……

 これ、下手すれば終盤までこのままの可能性あります?

 

「麗?」

「……大丈夫だよ、江檀」

「大丈夫ジャナイダロ、顔色悪イゾ」

 

 ・……人の顔色を見抜く事は多かったけど、見抜かれるのは初めてだ。

 

 流石イケメン鴉の江檀くんです。

 縁壱スペック(透き通る世界)な麗ちゃんの心の表情を見抜くとは。

 やはり……天才か。

 

「……そうだね、少し」

「オ館様モ、ソノ上デ柱合会議ヲ開イタンダ。キット何カ訳ガアル筈ダ」

「……うん」

 

 いやホントイケメンだなこいつ……

 真菰ちゃん、江檀くん、鉄珍様が今の所ヒロインレースぶっちぎってるの怖い……怖くない?

 

 ・江檀の言う通り、ここで悩んだって真実は分からない。

 ・どうせ、柱合会議の場で好きなだけ話ができるんだ。まずは屋敷に行く事から。

 ・ちゃんと話を聞かせてもらおう、僕が悩むのはそれからだ。

 

 うーん……これはそこそこ修羅場の予感……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『禰豆子は違うんだ、人を喰ったりしない』

 

 幸か不幸か、この世で真に『最初に生まれた例外』の妹。

 それは果たして、祝福(ギフテッド)であったのか、それとも天啓(決まった事)であるのかは分からない。

 だが、少なくとも彼は最初に、そんな『例外』を知ってしまった。

 

『そう、私は――鬼ですが、医者でもあり。あの男、鬼舞辻を抹殺したいと思っている』

 

 続いて訪れたのは、もう一つの『例外』との邂逅。

 逃れ者の鬼、珠世。

 彼女は最初『例外』ではなく、ある時をきっかけに、自身に改造を施した事で至った。

 故に、禰豆子とは違い『後に生まれた例外』。

 

 彼は、出会いに恵まれていた。

 

 勿論それ以外の出会いでは、決して相容れない鬼畜外道、断じて許せぬ悪逆非道な鬼も見た。

 だが、しかし。それらの出会いを差し引いても尚、これら二つの『例外』の存在は、あまりにも大きいものだった。

 

 長い、長い1000年もの鬼殺の歴史。

 その中にあるたった二つの『例外』を全て、自分の目で見る事ができた。

 

 彼は――竈門炭治郎は恵まれていた。

 恵まれていたからこそ、皆が必然的に頭から除外する『例外』を、柔軟に受け止められた。

 それは、禰豆子の存在を容認した義勇、左近次も真菰もそうだ。

 

 故にこの波乱は、起こって当然のものだと言えよう。

 

 鬼殺隊にいる者は、皆が明日の命の安寧を捨て、鬼に怯える人々を助ける存在。

 復讐、正義。

 その方向性に差異こそあれど、共通するのは誰かを助けたいという、魂からの叫び。

 

 

 

 

「起きろ、起きるんだ」

 

 だからこそ、ここで証明しなければならない。

 自分が幸運にも出会った『例外』を、『例外』を知らぬ者たちを納得させる為に。

 

 

 

 

「起き……オイ、オイコラ」

 

 次、彼の意識が覚めた時。

 九人の剣士たち全員から向けられる疑惑の視線、そして数人の敵意と、彼は向き合う義務がある。

 

 

 

 

「いつまで寝てんだ!さっさと起きねぇか!!」

 

 目覚める。

 隠の叫び声でようやく、長い気絶から現実に戻った炭治郎は、そこに広がる剣士たちを見た。

 鬼殺隊を支える最強の剣士、文字通りの『柱』たち。

 

 羽織の色こそ違うものの、端麗な顔つきが特徴的な双子の剣士。

 那田蜘蛛山で出会った、天女の如き風貌の女剣士。

 揺らめく炎の化身のように、特徴的な髪色をした男。

 まるで巨山の如く、額に宝石の装飾を身に着けた男と、白目の数珠を鳴らす男たち。

 

 それらに一斉に見下ろされた炭治郎に、続く隠の言葉が刺さる。

 

「――柱の前だぞ!」

 

 長い鬼殺隊の歴史において。

 最初で最後の、鬼の裁判が始まった。




 傍点は本家『鬼滅の刃RPG』の事を指してます。
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