【RTA】鬼滅の刃RPG『長い長い人の歴史のほんの一欠片』獲得チャート 作:バブ辻オギャン
最終日まで駆け抜けるRTA、はーじまーるよー!
前回は華麗に参戦し、手鬼を斬り裂いた所で終了しましたが、今回はその続きと『最終選別』終了まで一気に行きましょう。
藤襲山の特殊ボス手鬼、彼って頸はともかく身体の方はそれほど硬くないので、剣術の習熟度が全然足りてない今の麗ちゃんでも簡単に倒せちゃいます。
まぁ縁壱スペックだしなぁ(小並感)。
が、ここでやるべきは手鬼の討伐ではありません。
それは……
「良かった、間に合った」
「――っ、ありがとう」
・真菰の身体が震えている、死の予感に当てられてしまったらしい。
っと、言ってる間にまた手鬼の攻撃が来るので全部捌きましょう。
『ここで手鬼倒しちゃったら炭治郎の成長が大変なのに……』なんて解像度の低いノンデリロボみたいな事をほざくホモの兄ちゃんの為にも解説をば。
この『鬼滅の刃RPG』、原作ボスを原作主人公より早く倒したとしても、主人公のバトルがなくなり、結果それで弱くなる……みたいな事はありません。
手鬼が先に倒された場合、炭治郎は藤襲山で別発生した強鬼と戦いますし、矢琶羽と朱紗丸がもういない場合、それに近い実力の別鬼が虚無から発生して炭治郎を襲います。つまりある程度の原作クラッシュは軌道修正される訳ですね。
ただ、中には原作とは全く違う新しいストーリーのきっかけとなる改変イベントも、あるにはあるんですが……まぁ初心者は諦めた方がいいです。
その筆頭が無惨様の竈門家襲撃ですから。……まぁ、あれですよ?めっっっちゃくちゃ主人公のビルドを頑張れば防げない事もないんですが……それで得られるのが『悲報!無惨様新たな脅威に百年引きこもるww』しかないので、普通にバッドエンドです。
竈門家は犠牲になったのだ。
古くから続く因縁…その犠牲にな。
そもそもは産屋敷家から無惨が生まれた時からある大きな問題だ。
それが竈門家の死に様を決めた。
なんてふざけた事言ってる場合じゃありません。
手鬼の攻撃を防ぎ続けましょう。
・より勢いが増す腕。しかし筋肉の収縮を見れば問題ない。
透き通る世界isGOD(GO様並感)。
自分に向かう腕を斬り、後ろにいる真菰を襲おうとする腕を斬り、その更に後ろにいるモブくんを襲おうとする腕を斬る。
斬るのゲシュタルト崩壊起きそうっスね、忌憚のない意見ってやつっス。
「ちょこまかとォ……!」
・腕を絶え間なく斬り落とす、真菰たちは傷つけさせない。
ムービー入りました、後は終わるのを待ちましょう。
……と、ここで勘がいい人が気づいたでしょう。
あれ?手鬼あんま痛がってなくね?と。
そうです。現在放ってる斬撃は全て未完成であり、焼けるような痛みは発生していません。
つまり今の『星の呼吸』は、呼吸そのものの質も『日の呼吸』に劣ってるし、何なら麗ちゃん自身もまだ『赫刀』が使えてないんですねぇ。というか使ったら駄目なんですが。
両方の解説をしていきましょう、まずは一つ目、使えてない理由から。
こちらが、今の麗ちゃんの基礎ステータスになります。
◇―◆―◇
名前:花柳 麗
性別:女
年齢:十三歳
呼吸:星の呼吸
剣術:習熟度10/100
◇―◆―◇
剣術がカスです(ド直球)。
というか今までよく刀を折らずにいられたなというレベル、縁壱スペックじゃなかったら初日で死んでますよこれ。
その上刃毀れもしてないし、やはり……天才か。
くそう……今更だけど『最終選別』が始まるまでまともに訓練できなかったのが痛い。
何だよトッチャマ……『数年かけてもいい、だから自分の意思をしっかりと固めろ。その上で望むなら、俺は鬼殺隊への道を認める』……じゃねぇよ!オォン!?
それでしっかり約束守る麗ちゃんも麗ちゃんだよ!その振りからしっかり本当に数年かけて考えるやつがあるか!?しかも六年間操作不可、ムービー垂れ流しとかあのイベント糞過ぎる……
――と、普通ならなるでしょうが、今回の主人公が『縁壱スペック』の場合に限り。
なんと、これは逆に都合がいい可能性があります。
ではここで二つ目、使ったら駄目な理由を説明していきましょう。
えー、藤襲山の時点で赫刀を使った場合、無惨様の『警戒カウンター』がそれはもう一気に加速します。
この『警戒カウンター』ですが、これが『300』に到達した瞬間に無惨様は無条件に引きこもりを開始します。ここら辺を調整していくのも、今回のRTAでは重要です。
しかも赫刀によるカウンター加速幅が凄くてですね、例えば浅草で無惨様が炭治郎の耳飾りに気づいた時、あれのカウンター増加数が『100』くらいなんですが。
赫刀発見時、なんとカウンター増加数は『120』です。
しかも無惨様、未来の障害になりそうな剣士を把握する為か、ちょくちょく藤襲山の鬼との視界共有をしてるので……
えー駄目ですね、はい。
ここで調子に乗って赫刀やら痣やら披露すれば一気にバッドエンドです。
究極に鍛え上げた生存本能と危機感知により、無惨様は引きこもり確定。百年と少しは絶対に外へ出ようとしなくなります。
無惨様のガチで恐ろしい所、それは半ばネタ扱いされていた『寿命勝ち逃げ』を本気で行える精神力&スペックです。
なので絶対に暴れ過ぎは駄目、藤襲山で麗ちゃんがするべき事は、とにかく経験値と親愛度を高める事です。
鬼を全滅くらいなら……まぁいいと思います、錆兎が原作で似たような事やってるし(フラグかな?)。
仮に使えるようになったとしても、赫刀は『無限城』まではとっておいた方がいいでしょうね。
カテゴリ『人間』のキャラクター相手ならいいですが、絶対にカテゴリ『鬼』のキャラクターに赫刀は見せてはいけません。
原作での兄上の台詞を思い出してください。
『日の呼吸の使い手でない者たちが、刃を赤く染める』。
いいですか?天才縁壱が直々に指導し、鬼狩り全盛期とも言える戦国時代。
しかも痣者が滅茶苦茶いた時代であっても、当時の柱全員が赫刀に辿り着けていない事を暗に示しているんです。
『鬼滅の刃RPG~戦国時代編~』ではこれが反映されているのか、戦国時代出身のキャラクターは縁壱以外、全員『赫刀』スキルが獲得できない仕様になってます。
とんでもねぇ縁壱だ……
と、色々説明してる間に画面では転機が訪れましたね。
と言うかまだ頸斬ってなかったんかい。
・これぐらい稼げればいいだろう。真菰も、近くにいた少年も避難したのが『見えた』。
あーなるほど、あくまでも救助がメインだったのか。
まだ精度も威力も貧弱なものですが、しっかりと『型』も生み出せたらしいし、成長率がとんでもないっすね。
流石縁壱スペック、この調子だと近い内に二つか三つ程追加で『型』を作れそうですね。
「ま、て……!」
・より細かく、鬼の身体を斬り裂いた。
・いくら異形の鬼と言えども、あれだけの傷を治せば、暫くはまともに動けない筈だ。
・他の人たちも心配だ、見に行くべきだろう。
手鬼は原作通り、炭治郎が倒すルートですかね?
ここでしっかり手鬼を倒すか倒さないかは、人によってかなり異なるのですが、個人的には倒さなくてもいい派です。
と言うのも、最初の邂逅(今回は真菰、稀に錆兎)にさえ介入して救済すれば、彼らの『最終選別』の合格は確定します、ここは仕様です。
倒さなくても目的は達成できる。……もありますが、何より手鬼って経験値がしょっぱいんですよね。それにこれ『NEO縁壱ルート』なので、手鬼倒して無惨様から変に目立たれるのは避けたいのよ。
手鬼圧倒しててそれ言う?と思うかもしれないですが、ただ涼しい顔して攻撃を捌き切るのと、手鬼を瞬殺するのとでは訳が違います。
このRTA、あくまでも無惨完全消滅をどれだけコンマ単位で縮められるかにかかってるので、とにかく習熟度を上げないといけない。
手鬼から離れて、場面転換。
ここで操作可能になります。
・漆ノ型は形になった、残りも頑張ろう。
向上心があっていいゾ~これ。
ちなみに、麗ちゃんの適正呼吸である『星の呼吸』ですが、型は全部で十個あります。水の呼吸と同じですね。
『日』から『生』まれたと書き『星』……なんてこじ付けを抜きにしても、この呼吸は実際かなり強く。呼吸の格も日に匹敵するか同格(?)レベルです。
エフェクトは、日の呼吸で生まれる紅蓮をそのまま真っ白に変換した感じですね。綺麗で人気も高く、このエフェクトのみを抜いて他呼吸にカスタムしてるエンジョイ勢もいたりします。
次に人気なのは『龍の呼吸』ですかね?まぁ青い炎が嫌いな男の子なんていないし、仕方ない仕方ない。
と、再びイベント発生。
「頼む、誰か……誰か……」
またムービーが入った……と言う事は、今までのモブとは違う特殊イベントですね。
「誰か……頼む……!」
「大丈夫?」
・怪我を『見る』、肉の浅層と中層に傷こそあるが、致命的なものじゃない。
マジで『透き通る世界』便利っすね。
無惨様ぶっ殺した後は医者か按摩師になればいいと思うよ。
「死ぬのが怖い訳じゃないんだ、そんな事覚悟して来てる」
「うん」
「ただ、鬼に喰われるのだけは我慢できない」
「そっか」
「親も兄妹も鬼に喰われた、だから俺は剣士になりたかったんだよ。頼む、この山から出してくれ。俺が死んだとしても出してくれ」
・不思議な感覚。この人のは初めて『見る』血だ。
お前『稀血』かよォ!?
しかもこの会話、どっかで見たと思ったら『鬼殺の流』っすね、つまり技能の習熟度ボーナスもある……!
これはやり得、と言うかやらない選択肢がありませんね。
・どうする?
――1.『この人の傍にいる』。
――2.『他の人に任せる』。
当然選ぶのは1です。
他の人に任せると、自分に向かって来る鬼がバラけてしまって習熟度が上がりにくくなります。
稀血なのでね、それに『最終選別』最終日にかけて、鬼たちも人肉欲しさに最後の抵抗をしてきます。
ただでさえ飢餓状態で意識がぶっ飛んでるのに加え、新鮮な稀血の気配に寄せられる。
普通の操作キャラクターなら、ここで『鬼殺の流』よろしく左腕以外全欠損&盲目と言う、おおよそジャンプに出せない主人公『流』が完成しますが、今回は縁壱スペックなのでね、何も問題ありません。
「お願いだ、ここから出してくれ!」
「大丈夫。君は僕が守るよ」
うーんイケメンかな?
こう言ってる間にも、早速周りから鬼が迫って来てるので、バッタバッタとなぎ倒していきましょう。
残り二日、このまま加速加速~~
最終選別・七日後の早朝。
二十数名。
七日前、『最終選別』の説明が行われたその場には、七日前とほとんど変わっていない人数が集まっていた。
慣れない環境、常に死と隣り合わせだった時間からの解放もあり、その場の誰もが、顔に浮き出る強い疲労を隠せていなかった。
当然、それは真菰も例外ではない。
だがそれよりも、今重要なのは。
(凄い……こんなにたくさん)
左近次から何度も聞かされた『最終選別』の恐ろしさ。
何とか乗り越えられた自分だからこそ思う。
普通なら、あんな苦行でここまでの人数が生きて帰れる筈がない。今回は正に『奇跡』なのだろうと。
鬼殺隊を志す者、それはほとんどが復讐者だ。
鬼は人間を喰う、喰えば喰う程強くなる。だから隊士の敗北による死は、そのまま彼らの強化に繋がる。
『最終選別』が示すのは一つ。ただ相手に施しを与える程度の実力者なら――
そんな残酷な『最終選別』を、こんなに多くの人間が乗り越えられた。
恐怖で満足に動けず、不覚をとった者もいるだろう。
だが、この『最終選別』を乗り越えたという事実が、彼らをきっと強くする。そんな確信があった。
「お帰りなさいませ」
「おめでとうございます。
立会人を務める、黒髪と白髪の双子が言う。
よくて数名、全滅だって珍しくない『最終選別』で、
これは、長い鬼殺隊の歴史の中でも滅多にない事だろう。
「この後は隊服を支給させていただきます。身体の寸法を測り、その後は……」
「ま、待ってくれよ!」
思わずと言った風に、少年が叫んだ。
「まだ帰って来てない!あの藍鼠色の髪をした女の子だ!」
「…………」
「そ、そうだ!確かにそうだ!」
少年の声を皮切りに、まるで、伝染するかのように声が。
「いいや二人だ!あの『稀血』の男の子……!俺が見捨ててしまった子も……!」
「……でも、もう朝日が昇って二十分だろ?とっくに死んで」
「黙れ!あの娘の力を見ればそんな事言えるか!」
「だがなぁ……」
「きっと大丈夫だ。もうすぐ、きっともうすぐ……」
――そうだ、絶対に大丈夫だ。
「皆さま、落ち着いてください」
「ッ、落ち着いていられるか!あの人は俺たちの、命の……」
「大丈夫です、なので落ち着いてください」
真菰は知っている。
出会ったのは一週間前、交わした会話の総数も、数えられる程しかない。
だと言うのに、彼女の事を心の底から信じられる。
それだけ、彼女の瞳は美しかった。
自分を助けてくれた、あの白炎の技が美しかった。
こうして彼女がいないのも、きっとそう大層な理由がある訳じゃない。
「――では改めて」
白髪の、立会人を務める少女が続ける。
その小さな双眸が見定める先は――。
「『皆さま』、ご無事で何よりです」
――ほら、今も。
「ごめん。少し遅れた。鬼を
彼女は、麗は。
あの時と変わらない綺麗な目で、傷も汚れもなくそこにいるのだから。
いつの間にかメインで連載してる作品のお気に入り数を突破してる……怖。
主人公の将来的な身長はどれがいいか
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166cm
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172cm
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184cm