【RTA】鬼滅の刃RPG『長い長い人の歴史のほんの一欠片』獲得チャート   作:バブ辻オギャン

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 ファンブック2がマジでどこにも売ってない。


75.柱稽古編・準備~

 こんどはいいヤツに生まれ変われよ…またな! なRTA、はーじまーるよー!

 

 という訳でまずは修行場として使う場所を選びましょう。

 最初にお館様が用意してくれたいくつかの屋敷が選択肢に出てきますが、今回は悲鳴嶼さんとの共同稽古路線で行きたいと思います。

 というのも、麗ちゃんの稽古内容は純粋な呼吸強化で身体への負担自体は他より比較的マシレベル。

 そして皆さんご存知の通り、悲鳴嶼さんの稽古内容は純粋な筋力強化とスキル付与です。なので並行で進めることが可能なんですね。

 あとは稽古場を一緒にする事でかまぼこ隊と関わる時間も増やせる(移動時間をなくせる)のもあって超お得、なので麗ちゃん視点での合同稽古によるメリット等をしっかりと手紙に書いて渡しましょう。

 

 ・しばらく待っていると返事が返って来た。

 ・『柱稽古』の最後は行冥さんと僕の共同という事になった。

 

 よしこれでオッケー、あとは早速彼の下へ向かいましょう。

 『柱稽古』は修行の順番が固定されているので、最低でも一ヶ月は隊士は来ないと思ってください。

 そもそも最初の音柱稽古ですら炭治郎レベルで十日かかってますからね。それ未満のモブ共はそれの三倍か四倍はかかるんです、雑魚が(無慈悲)。

 だがしかし! これは裏を返せば悲鳴嶼さんとたっぷり一緒に鍛錬ができるという事!

 このお方はむん! のノリでいつでも痣が出せるイカレポンチな男なので、縁壱スペックな麗ちゃんでもかなりの密度の経験を得られます。

 ついでに、こちらの『透き通る世界』で悲鳴嶼さんの体温やら心拍数やらを常に見て限界ギリギリまで戦いを盛り上げる事も可能! 得しかないのですわ。

 

 ・悲鳴嶼さんの修行場の調整を手伝うついでに、僕自身も型の練習を再開することにした。

 ・壱から玖までは順調。だけど、まだ拾ノ型だけは癖がある。

 

 という事で悲鳴嶼さんの修行場作りを手伝いつつ、『星の呼吸』最後の解説をしていきましょう。

 麗ちゃんの『星の呼吸』は縁壱スペックによる圧倒的速度と火力に任せ、元の『日の呼吸』の技構成をやや攻撃よりにした感じになっています。

 陸ノ型の『燐光』だけは唯一火力を出さない小細工技で、それ以外はとにかく攻撃! もっと攻撃! な感じ……ですが。

 ここに『拾ノ型』が合わさると一気に話が変わります、という訳でお披露目、拾ノ型!

 

 『星の呼吸』奥義。拾ノ型『火輪曼荼羅』の真骨頂は即ち、常(・)時(・)発(・)動(・)型(・)という一点!

 

 超簡単に説明すれば、『火輪曼荼羅』は『生生流転』と『凪』を合体させた技です。

 そしてその内容もドシンプル! 相手の技を最適なルートでパリィしつつ、遠心力を加えて攻撃力を増し続けるというもの。

 そう、即ち『特定の動作』が必要ない……それが『火輪曼荼羅』の特徴なのですが、それこそが『凪』と違う点。

 

 本体スペックを抜きにした純粋な技視点でなら、防御力は『凪』の方が上です。しかし、この技って実は『特定の動作』が必要だったりするんです。

 その差別化点こそが『火輪曼荼羅』の真骨頂、この技は『型』として意識して出す技ではなく、常に使って当たり前という技なのです。

 ドラゴンボールの『身勝手の極意』みたいなもんですね。あれも本来はいちいち銀髪になって使う技じゃないし、常時できるのが前提の技術って感じなので。

 

 という訳で、他の型の練習も行いつつ『火輪曼荼羅』の最適化と常時発動を目指して修行です。

 『柱稽古編』は時間の流れが他より比較的緩やかだし、それに後半にならないと隊士が来ないのも相まって全然忙しくなりません。

 安心して同じく暇を持て余す柱たちと稽古しましょう。

 という訳でまず行くのはこちら、炎柱の場所です。

 

 ・鴉からの連絡によると、どうやら天元さんの所でほとんどの隊士が止まってしまっているらしい。

 ・……あの訓練、『常中』ができるなら簡単に突破できる筈なんだけどな。

 

 一般隊士のレベルが下がってるからね、仕方ないね(レ)。

 それでも何名かはちゃんと突破できているらしく、今は二人目の柱が最新らしいですね。

 あ、現在の『柱稽古』の順番はこんな感じです。

 

 音柱(基礎体力)→花柱(反射神経)→炎柱(持久力)→霞柱(移動速度)→月柱(型の矯正)→蛇柱(太刀筋)→風柱(無限打ち込み)→岩柱&煌柱(筋肉&呼吸強化)

 

 ちなみに本来は居なくても良い筈の音がいる理由は、どこぞの誰かが柱稽古をブッチしたからです。

 冨岡さんさぁ。

 まぁあのコミュ障さんはまぁほっといていいです、炭治郎がどうにかするので。

 一見すると炎柱と風柱の訓練内容被ってない? と思われるでしょうが、実は訓練内容的には意外と合理的だったりします。

 というのも、炎柱鍛錬は純粋に戦闘の継続力を高めるもので、一方で風柱鍛錬は相手をボッコボコにぶちのめしてパフォーマンスを低下させ、その状態からどう長く戦えるかというある意味で一番実戦に近い内容です。

 まぁでも蛇と風の死ねる訓練を何とか突破して待ち構えるのが岩と煌なのは……うん……。

 

 ・なら、会いに行くのは杏寿郎さんだ。

 ・カナエさんの様子を見に行くのは稽古の人数が落ち着いてからにしよう。

 

 という訳で、今から早速煉獄さんに会いに行きます。

 そういえば詳しい解説パートで彼と会話をするのは初めてですかね? これを機に色んな会話が見れるといいですが。

 

 ・手紙を送り、その返事を読む。

 ・それから数日経って、あの人の所へ向かう。

 ・しばらく道を進むと、目の前に大きな道場が見える。きっとここだ。

 

 ここがあの男のハウスね。

 開けロイト! デト市警だ!

 

「む! 久しいな、花柳!」

「はい」

 

 ・相変わらず元気な人だ、冨岡さんとは真逆。

 

 言われてますよ冨岡さん。

 眼帯も様になってますね、宝石は付いてないけど宇髄さんとお揃いです。

 

「木刀だ!」

「はい」

「早速始めよう!」

「はい」

 

 ・元気だなぁ。

 

 それじゃあ早速開始しましょう。

 互いに木刀を確認、そして向かい合って――デュエル開始ィ!!

 

 ・片目を失い、遠近感が下がったとはいえやはり柱。

 ・しばらくの引退の間にその辺の隙間はしっかりと埋めているらしい、凄い。

 ・僕も、この間に『火輪曼荼羅』を極めないと。

 

 『透き通る世界』のレベルを下げてからパリィとパリィの繰り返し。

 煉獄さんの訓練は持久力が主な課題ですからね、彼に合わせてこちらも延々と剣を振るい続けましょう。

 攻撃を弾き、弾き、弾いては弾いてを繰り返し……時折回転を挟む。

 うーん、ムズイ。やっぱ『火輪曼荼羅』と並行して他の型出すのムズイっスね、音ゲーやってるみたいだ。

 

 ・杏寿郎さんの体力が尽きるまで技の打ち合いを続けた。

 ・何時間も『全力』を続けた杏寿郎さんは凄まじい汗をかいていて、それを合図に一試合が終了。

 ・外を見ると、いつの間にかとっくに日が暮れていて、道場の外から何人かの『隠』が覗き込んでいるのが見えた。

 

 そろそろ頃合いですね、チラチラ見ている『隠』たちに後の作業は任せて一旦帰宅しましょう。

 こんな感じで柱同士の友情を深めて炭治郎たちが来るのを待つの繰り返し……いやぁ楽で助かる。

 柱になってない、また一般隊士に戻ったという点でも甘露寺さんとも関われるし、経験値も多いしでホントご褒美イベントですよ『柱稽古編』は。

 

 まぁこの後『無限城編』が来るんだけどなガハハ!

 

 一般主人公は地獄ですよこれ、いやホントマジで。

 まぁ本作主人公は何度も言いますが縁壱スペックなのでね。大丈夫とはいえ油断は禁物。

 

 ~少女移動中~

 

 はい悲鳴嶼さんの所に帰ってきました。

 今からできる修行はせいぜい型の反復とかその辺ですね、悲鳴嶼さんは自分の修行場の調整で忙しいので。

 なのでパパっと麗ちゃんの方も自分の修行場を作りましょう。

 まず小屋は近くにあるのでそこはオッケー、追加で必要なものを紙に記し、それをお館様のところへ送ります。

 

 ・訓練に必要なものは……

 

 選択タイム突入、まず絶対必要なのは木刀と真剣。

 真剣といっても鍛冶師に用意してもらう専用の模造刀です。本物の刀は危ないのじゃ。

 まずは軽い木刀で型を使わせ、その後本物の日輪刀と切れ味以外ほとんど変わらない模造刀で型を使わせ、使う力の違いを実感させる。

 そうして『無駄な力や動作』をしっかりと認識させ、それを削ぎ落して最適な動きと呼吸を身に着けさせる……というプランです。

 

 ・刀も必要だし、あとは柔らかい布団とかが欲しいな。

 ・しっかり休むのも鍛錬の一つだ。

 

 これは藤の花の家紋の家にも協力を仰ぎましょう。蝶屋敷は今結構忙しそうなのでね。

 

 ・よし、これでいいかな。

 

 それじゃあ必要な道具を書いて……鴉に渡してこれでよし。

 あとは炭治郎たちが来るのを待つだけです。

 後は他の柱と稽古しつつ、残り時間は全て――型の繰り返しじゃあ!

 という訳で再びリズムゲー再開! イクゾー!。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鬼殺隊全体を挙げての柱稽古が始まってから、数日が経過した。

 夜明け前の静けさが敷地を包み込む早朝。朝靄が低く立ち込める家屋の前で、麗はひたすらに刀を振り重ねていた。

 足裏が地を捉え、腰から背筋、肩から腕へと淀みなく威力が伝わっていく。

 

「…………ふっ」

 

 小さな掛け声と同時に、空気を断ち切る鋭い風切り音が静寂の庭に規則正しく響く。

 麗が手にしているのは、刀鍛冶の里にて己の刀を失ったため一時的に与えられた予備の刀。

 柄の握り心地も重さも、長年連れ添ったものではない為に違和感は拭えない。それでも麗は、与えられた刀の性質を身体に馴染ませるように、奥義である『拾ノ型』の完全なる習得の為にひたすら舞を繰り返していた。

 

 その時、朝靄の奥から足音が近づいてきた。

 

 足音の主は躊躇うことなく、真っ直ぐに麗の立つ庭へと足を踏み入れる。

 

「お久しぶりです、花柳殿」

 

 甲高く声をかけてきたのは、ひょっとこの面を頭につけた一人の男であった。

 数年前と何一つ変わらないその独特の口調に、麗は刀を傍に置いて笑みを浮かべる。

 

「こちらこそ、鉄本中さん」

 

 男――鉄本中はかつて『最終選別』を生き残り、鬼殺隊として歩み始めたばかりの麗に、生まれて初めての刀を打った刀鍛冶その人。

 鉄本中は布に包まれた長い物品を、あたかも神仏に捧げる宝物かのように、両手で大切そうに支えて持っていた。

 彼は麗の前に進み出ると、その包みを前に差し出した。

 

「里長様が打った、あなたの新しい刀です」

 

 静かに告げながら、鉄本中が丁寧な手つきで包み布を解いていく。

 朝露を弾く布の下から現れたのは、光を吸い込むような深い漆黒に染め上げられた鞘であった。

 里長である鉄珍といえば、かつて甘露寺蜜璃のしなる薄刃や、胡蝶しのぶの刺突に特化した特殊な形状の刃や、毒を調整する為の鞘など、持ち主の特異な戦法に応じた異形の名刀を生み出すことで知られている。

 

 しかし、目の前にある刀は一切の捻りも無駄な装飾もなかった。

 正真正銘の、ただの『日本刀』としての美しさを研ぎ澄ませた一品。

 

 それはかつて、上弦の弐との戦いで麗の筋力と繰り出した技の反動を受け止め切れず、刀が自壊したという話を聞いた鉄珍が、その全てを受け止める為だけに打ったもの。

 硬く、鋭く、それだけを突き詰めた究極の王道たる『日輪刀』。

 

「ありがとうございます」

 

 麗はそう応えると、深々と頭を下げてその刀を受け取った。

 手に伝わる重み、重心の位置、柄に巻かれた糸の感触までもが、まるで最初から自分の腕の延長であったかのように優しく馴染む。

 麗は柄にそっと手を伸ばし、指先でその感触を確かめると、ゆっくりと刀身を鞘から滑り出させた。

 静謐な金属音が朝の空気に染み渡る。

 薄暗い朝の光を浴びて現れた刀身の根元には、力強く美しい筆致で四つの文字が刻まれていた。

 

 ――『悪鬼滅殺』。

 

 その文字を目にした麗に、鉄本中がひょっとこの面の下からどこか誇らしげに、しかし恐縮したように言った。

 

「今回も私が彫らせてもらいました。……私にできるのはそれだけです、それでも――」

 

 自分は刀身を鍛え上げた里長とは違い、銘を刻むことしかできなかったのだと。

 そんな己の不甲斐なさを滲ませようとした鉄本中の言葉を、麗は静かに遮った。

 

「鉄本中さん」

 

 麗は真っ直ぐに彼を見つめ、暖かな光を宿した瞳を細めた。

 

「改めてあの日、僕のために刀を打ってくれてありがとうございました」

「いいえ、私は……」

「あなたの想いも、僕が背負いますから」

「……」

「だから、そんな事を言わないでください」

 

 まっすぐで揺るぎない麗の言葉が、鉄本中の胸を強く打つ。

 麗は立ち上がり、静かに刀を抜き放つと、その刀身に視線を落とした。

 『色変わりの刀』という異名が示す通り、極上の日輪刀は持ち主の特性に合わせてその姿を変える。

 次の瞬間、刃の根元から一気に色が変化し始めた。

 朝の薄闇を跳ね返すように広がっていったのは、透き通るような透明感と力強さを併せ持つ、金剛石をも凌駕する純白の輝きであった。

 しかし、変色はそこで止まらない。

 

 麗が刀を握る力、そして体温が伝わると同時――純白に染まっていた刀身は、瞬く間に新たな変貌を遂げる。

 それは深く、燃え盛るような灼熱の『赫』。

 

 数年前、狭霧山で見た光景の再来。

 その異様な刀の色を前に、改めて息を吞む鉄本中に対し、麗は穏やかに問いかけた。

 

「刀を振るっても?」

「は、はい……! どうぞ、お確かめを!」

 

 鉄本中が弾かれたように頷き、数歩後ろへ下がった。

 麗は鉄本中との距離を確認し、引き締まった体幹を軸に、静かに構えを取る。

 そして――。

 

「壱ノ型――」

 

 麗は型を繰り出した。

 現在、鬼殺隊において煌柱・花柳麗ただ一人しか使い手が存在しない『星の呼吸』――その技の全てを確かめるように、刀は宙に純白の炎の軌跡を残す。

 壱ノ型、弐ノ型と順に繰り出されていく技。その流れるような踏み込みと、空間を切り裂く刃の軌跡たち。

 それは戦いの術でありながら、どこまでも神聖で美しい舞のようでもあった。

 刀身が描く赫い輝きと、優れた呼吸の適正持ちが魅せる朝靄の中に尾を引く残像を前に、鉄本中は言葉を失い、ただ圧倒されていた。

 息をするのを忘れるくらい、それは美しかった。

 あまりにも、美しすぎた。

 

(まるで精霊のようだ……)

 

 だが、その美しさとは裏腹にある異変が起きていた。

 麗が踏み込み、刃を振るう度に、まるで大気が押し潰されるようなミシ、ミシ――! という凄まじい威圧音が周囲に響き渡る。

 あたかも空間そのものが、麗の放つ理外の力と圧量に耐えかねて軋みを上げているかのようだった。

 その音の発生源は、麗の手元。

 理を嘲笑う万力の握力。そして際限なく上がり続ける遠心力と攻撃力に呼応し、柄に握力の何十倍もの負荷が掛かっているのだ。

 そして、威圧音と型の演武が頂点に達した時――。

 

「拾ノ型……」

 

 麗の口から静かな呟きが漏れる。

 ――その瞬間だった。

 

「火輪曼荼羅(かりんまんだら)」

 

 鉄本中の視界が、圧倒的な熱量と光によって塗り潰される。

 その時、彼の網膜に焼き付けられたのは、幾重にも重なり合い、無限の円環を描いて咲き誇る灼熱の『曼荼羅模様』。

 それは人間が一瞬で放てる斬撃の限界を遥かに超えた、理を超える神仏の業そのもの。

 激しい衝撃波が周囲の樹木を揺らし、朝靄を一気に吹き飛ばす。

 

 やがて静寂が戻り、麗は静かに刀を下ろす。

 

 凄まじい負荷と熱量を伝えた筈の新しい刀には、刃毀れ一つ、歪み一つ存在しなかった。

 鞘に収まるその直前まで、麗の刀身は変わる事なく、神々しい赫色に輝き続けていた。




 火輪曼荼羅。
凪以上に『型』をやってない問題児。
日の呼吸の1~12個の技を繰り出し続けるループとの差別化で、拾をメインに1~9個の技を繰り出し続ける形になった。
この世界では星の呼吸だけ舞として残らずに失伝する可能性が高い。そもそも子供生まれないし、第三の縁壱が出る可能性も低いし。
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