他称天才トレーナーと他称軍人ウマ娘が織り成すチーム物語 作:どうしようもない人
「未来?」
「あぁ、お前がなんのレースを走り、栄光を手にするかを今決めておこう」
「...お前が決めてくれ」
「...そういうとは思っていた」
「なら決まっているのか?」
「...」
今俺のトレーナー室に来ている一人のウマ娘を見る
こいつはどちらの道に行けせるべきか...
王道の三冠かトリプルティアラの道か...
まぁ...どちらにせよ良い結果は残せそうだな、GIを取るのか確実...と思いたいな
...そういえば
「お前の周りの人間は?」
「...確かデビューが被りそうなのはスペシャルウィークと言うやつがいたと記憶している」
「...そうか」
oh...黄金世代
マジか...こりゃあ厳しい道になるな
「俺の予測だとお前の相手はどれも歴史に残るウマ娘となる相手だ」
「...ならそいつらが走るレースに出るのか?」
「走るのか?」
「それが俺の結果を示すことになるのなら」
「ならばそれで行こう...三冠を取る、やるからには、わかってるな」
「あぁ...」
「...」
「...」
...出ていかないのかな?目標レースは決まったし今日からトレーニングは早すぎる気がするし...
「...」
「...」
気まず...この沈黙は誰だった気まずくなると思うんですけど
「...行かないのか?」
「?トレーニングはしないのか」
首を傾げ聞いてくるセツ
「今日はしない...お前の目標を決めるだけだ」
「そうか...」
「...リンゴ食べるか?」
冷蔵庫にしまっておいたリンゴを切り分ける
「リンゴには毒があるものがあると聞いているが」
「...これは毒のないやつだ」
そう言って俺は切り分けたリンゴを一つ食べる
なんで俺このやり取りしてんの?
意味がわからん?俺はリリーナだった??
「...そうか」
俺が食べるのを見るとやっとりんごを食べてくれた
...俺は引き取った動物の世話でもしてんのか?
流石に失礼ではあるがそう思わざるを得ない感じであった
「...甘いな」
「甘いのは嫌いか?」
「そうではない...」
どうしよう...コミュニケーションが難しいすぎる...
尻尾も耳も全然動かん...こいつホントに感情あるのか?
「全然動かないな...それ」
「...昔からこうだ」
「...お前はもっと感情的になってもいい」
「そうか」
「あぁ、無感情は自分を殺すぞ」
「...俺は俺だ」
「その考えは立派だが、いずれ感情が出たときにそれは崩れるぞ」
自分の感情を否定しより自分を崩さずに生きようとする...それは自分を白で固めようとしているのと何も変わらない。白で固めた人間は黒に染まりやすいんだ...
わかりやすく言うならゼロシステムに乗っ取られたときのヒイロだ
システムに乗っ取られただ戦うことしかできなくなる
それは人ではない、ただの人形だ
「...感情か...」
「本当のレースの時になったのなら感情は出てくるかもしれんな」
「その時はどうすればいい」
聞いてくるセツの顔は少しだけ不安を出していた
「...それに身を任せればいい」
「そうか」
納得はしてなさそうな顔だった
「いずれ体は感情に慣れる、それを待てばいい」
「...了解した」
「明日からはトレーニングが始まる...備えておけ」
「了解」
そう言うとセツは帰っていった
「...ふぅ」
俺は...どうすればいい
(教えてくれ、ゼロ)
(予測ではこのままで良いと出ています)
(...そうだろうか)
(...予測では彼女はクラシック期にはすでにあなたの想定する人物になっています)
「...そうなるには俺が頑張るしかないか」
(予測では...)
(いやいい...今日は少し歩いてもう休む)
セツと話すとどうしても限界まで喋ってしまう
これはなんとかしたほうがいいだろうか...
「まぁ今は影響はない...変えなくていいだろ」
とりあえず自販機に行こうとトレーナー室を出て歩き始める、すると
「おやおや、貴方はせっちゃんのトレーナーさんですかね〜」
「セイウンスカイか」
「いや〜こんな所でどうしたのかな〜って思ってね?」
「飲み物を買おうとしただけだ」
「へぇ〜...飲み物飲むんですね」
「...俺を何だと思っている」
「実はアンドロイドだったり?」
「そんなわけ無いだろう」
「にゃっはは〜ですよね〜」
「世間話だけか?」
「そうですよ〜...ではこれでセイちゃんはサヨナラで〜す」
そう言ってセイウンスカイは去っていった
...そういえばアニメかゲームか、ゲームでもメインストーリー沿いなのかそうじゃないのか、それがわからなかったのは気がかりだが...まぁいいか
キャラスト沿いなら一流宣言が行われるのか...見てぇ〜...!
...まぁそんな事考えてる暇なく忙しくなりそうなんですけどね...黄金世代相手とか埋もれそうになる気しかしない...やるだけやるけどさぁ
最悪、俺が壊れる寸前までゼロシステムを酷使して最高率のトレーニングを続ければいいんだが...現実的ではない
そもそもチームを作りたいんだ、最初の担当で壊れている場合ではない
「できるだけ頼らずにやってみるか」
(その場合の結果は...)
「...駄目だな」
自販機でコーヒーを買い帰りながら独りごちる
抑えられる気がしない、人が呼吸するように止めたら死につながるような気がした
「事実死ぬだろうな...止め続けていると」
今は協力的だがこいつの本質は最高率のために倫理をドブに捨てるシステムだ
いつ非人道的なことを提案してくるかわからない...それしかない状況に陥ること自体がまずいのだが...
そうなるとそれを拒んだ俺が乗っ取られる...最悪は避けないとな
「...無事是名馬...だったか。忘れてはいけないな」
上手くかけてる気がしないのはそう...でも頑張る