人理を照らす、開闢の星・破章〜almighty,grail,war〜 作:札切 龍哦
トラウマ刺激されたらアレですが、逆に言えばトラウマ関連が無くば勝負にすらなりません。
だからこのように被害者が増え続ける…
・名前:
・種族:人間→堕天使
・立ち位置(案):味方。グリゴリの新しい幹部にして、ビーストΩの被害者
・性別:女
・イメージCV:関根明良
・出典:Fate/Grand Order、『人理を照らす、開闢の星』
・地域:日本→人理継続保障機関フィニス・カルデア→地獄・堕天使領域
・属性:善性・中立
好きなもの:セイバーオルタ、グリゴリの仲間達、楽園カルデアの者達、今は亡きカルデアの仲間達
嫌いなもの:ビーストΩ、大切な人を喪うこと
・能力、武器など
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淚火の堕天使としての能力は現在不明。
魔術
かつて「人類最後のマスター」だった者として、魔術を扱うことができる。彼女と共に戦った英霊の中には魔術に長けた者もおり、彼ら彼女らから学んだ魔術もいくつか扱うことができる。
令呪
マスターの証。最大3画で、使用した後は、地獄に渦巻く魔力を受けて回数を回復することができる。
魔術礼装・カルデア〔堕天〕
淚火が纏う礼装。彼女が自身に残ったサーヴァント1人と共に、唯一カルデアから持ち出せた当時の着衣でもあるが、大きく破損していたため堕天使の技術で補修されている。
礼装としての性能や外見は、アザゼルの配慮と指示によって「魔術礼装・カルデア」から別種に変えてしまうことはなく、純粋に効果を向上させる形での強化が施されている。
そのため、スキルも「瞬間強化」「応急手当」「緊急回避」のままで、その効果をさらにパワーアップさせる形となっている。
…ただ、淚火が堕天使になるにあたって更なる強化が施されており、彼女が堕天使として得た力をより強力かつ安全に引き出せるようにするバランサーとしての役割も与えられている。
また、普段はカルデアの礼装としての見た目を隠し、グリゴリの機関で用いられる制服と同様の見た目に変化させて着用している。
・概要
反偽神堕天使組織「グリゴリ」の幹部である女堕天使。比較的最近幹部になった。
スタイルの良い美人であり、その外見はリッカに似ているが、彼女よりもより大人びて見える。見た目年齢は20代後半といったところか。だが、堕天使なだけあって実年齢はそれ以上であり、本人曰く「秘密」とのこと。
名前の読みが「ふじまるりつか」であり、見た目もリッカに似ていることや、サーヴァントを従えるマスターであることから、彼女もまた「人類最後のマスター」フジマルリツカの1人であるのではないかといわれるが……?
その正体は、「別世界における人類最後のマスターだった少女」。そう、彼女もリッカや藤丸立香達の並行存在にあたる人物だったのだ。
では、そんな彼女が何故グリゴリにいるのか。なぜ堕天使なのか。それには、とある存在が関わっている。
───彼女は人類最後のマスターとなり、人理修復の旅路「グランドオーダー」を成し遂げた。オルガマリー・アニムスフィアを喪い、ロマニ・アーキマンを喪い、しかし彼女はサーヴァント達、職員達、そしてマシュと力を合わせて、見事人類を救ってみせたのだ。
そして、フジマルリツカとカルデアの運命を大きく変えてしまった、運命の2017年12月26日。
その日、ゴルドルフ・ムジーク、タマモヴィッチ・コヤンスカヤ、言峰綺礼らの査問団が……。
────────────来なかった。
来なかったのは、彼らだけではない。殺戮猟兵も、アナスタシア・二コラエヴナ・ロマノヴァも。来ることはなかった。
空想樹が、空から降り注ぐこともなかった。
キリシュタリア・ヴォーダイムが、汎人類史へと勝利宣言をすることもなかった。
なぜか?その答えはただひとつ。
────────偽神ヤルダバオト・デミウルゴスによって、既に殺し尽くされていたからだ。
2017年12月27日。来るはずの査問団が来なかったことに疑問を呈するカルデアの一同を襲ったのは、機械の身体をもつ未知の軍勢と、天変地異の領域を超えた大災害だった。
対処の暇すらなく蹂躙されるカルデア。サーヴァントも職員も、対応に動く前に多くが殺戮され、生き残ったカルデアの職員やサーヴァント達はすぐさま、満場一致で「人類最後のマスター」だけでも逃がすことを決定。
マシュですらマスターを守って力尽き、マスターは最初に召喚したサーヴァントであるセイバーのアルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕に託され、セイバーオルタはマスターを連れてカルデアを脱出した。
ゆくあてもなく、絶望の中でセイバーオルタに支えられながら彷徨うマスター。しかし、体力にも魔力にも限界が迫っており、さらに世界は偽神の軍勢に蹂躙され、あまつさえ剪定の憂き目に遭おうとしていた。
だが、そんな彼女たちにかすかな救いの光が差し込む。二人の前に、時空の歪みが現れたのだ。
セイバーオルタは、意識を失ったマスターを担いで、迷うことなくそこに飛び込んだ。その先で出会ったのが、グリゴリの幹部たる堕天使たち…魔術に長けたシェムハザと、医学・薬学に長けたファルモロスだった。
二人はセイバーオルタの頼みをすぐに聞き入れ、マスターに魔力を与え応急処置を施すとともに、消滅寸前だったセイバーオルタにも魔力を与えて存在を保った。そして、二人をすぐさまグリゴリの基地に運び込んだ。
その後、アザゼルが直々に、二人に事情聴取を行った。そして、彼女達が偽神によって全てを奪われた存在であることを知ると、二人をグリゴリで保護することを即決する。
治療を受けて身体は回復したものの、心が壊れかけていたマスターであったが、グリゴリの堕天使たちや、保護された他種族の者達と触れ合う中で、彼女の心は徐々に癒されていった。
…しかし、彼女の心の中に刻まれた悲しみや憎しみは完全に消えてはおらず、既に自分の名を表す漢字も忘れていた彼女は、自らの名を「
(※淚…「涙」の旧字体)
淚火は堕天使たちに囲まれて生きるにあたり、自分も彼ら彼女らと同じ時を生きたいと望むようになった。アザゼルはその望みに応え、彼女達が調査し保有していた異世界の技術の内の1つである、人間を別種族に転生させる技術を利用することで、淚火を後天的な堕天使に転生させることに成功。元となった技術が、その世界では広く用いられていたモノであったため、転生に伴う心身の不具合などは生じなかった。
堕天使となった淚火は、新たに得た愛する人達…グリゴリの仲間達のために生きる。自分が憎悪に狂ってしまうことを彼らは…そして、かつての世界からともに逃れた唯一の仲間であるセイバーオルタは望まないことを、分かっているから。
しかし、偽神への憎悪を忘れられたわけではない。そのため、淚火が自身に新たに課した使命は、「偽神の企みを破壊し、偽神に苦しめられる命を1つでも多く救い、そして偽神に唯一抗し得る者達『楽園カルデア』の人々を支援しつつ、彼らが偽神の手にかかって悲劇や絶望を味わうことのないように力を尽くすこと」。それこそが、淚火が、自分が自分であることを見失わないままできる「偽神への復讐」であり、守られるだけしかできなかった自分の、「愛した人達への贖罪」である、と淚火は考えている。
今の仲間達が、昔の仲間や家族達が、自分の美徳として認めてくれた善性を失ってしまわない為に、淚火は今日も偽神の脅威と、そして自分の憎悪と戦い続けている。
・外見
リッカや藤丸律歌らに似た顔立ちや髪色を持つ、スタイルの良い美女。見た目年齢は20代後半。その背からは、堕天使の証たる、黒い天使の翼を生やすことができるが、普段はしまっている。
また、普段はグリゴリの機関で用いられる制服姿で過ごしているが、人間界に外出する際は私服を着ている。
・人物
優しくおっとりした性格だが、根っこには明るさやノリの良さもあり、時折見え隠れしている。
また、とても面倒見がよく、偽神の被害を受けてグリゴリに逃れてきた他種族の者達の世話や教育等を担当する部署では、彼女の存在が非常に重宝されている。
…その心の奥底には、偽神に全てを奪われたことによる悲しみと憎悪が今でも渦巻いているが、それを間違った方向…特に、無辜の命を巻き込んだり、自分の大切な人達を悲しませたりする方向に向けることだけは決してないように、己を律している。
・関連人物
アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕〔セイバー〕(淚火時空):淚火のサーヴァント。偽神の侵攻に際して淚火を守り、共に逃れた存在であり、淚火と同じ時空から来た唯一の存在。淚火を逃がした全ての仲間達の思いを背負うとともに、淚火を何よりも大切な存在として想い、護っている。
マシュ・キリエライト(淚火時空)、レオナルド・ダ・ヴィンチ〔キャスター〕(淚火時空)、シャーロック・ホームズ(淚火時空):偽神に殺された大切な人達。偽神の侵攻に際して身を挺して淚火を守り、あるいは淚火を逃がすよう職員やサーヴァント達に指示を出して、最期まで淚火の生存のために尽力した。
カルデア職員(淚火時空)、カルデアに召喚されたサーヴァント達(淚火時空):偽神に殺された大切な人達。偽神の侵攻に際して多くがあっという間に殺され、生き残った者達はダ・ヴィンチ達の指示に従って命懸けで淚火とセイバーオルタを逃がした。
オルガマリー・アニムスフィア(淚火時空)、ロマニ・アーキマン(淚火時空):偽神とは関係なしに喪った大切な人達。2人のことも、淚火は決して忘れない。
淚火の両親:淚火の生みの親。普通の人間であり、淚火の生まれた家は何の変哲もない普通の家族だったが、淚火がカルデアに行って以降、ついに再会することは叶わなかった。
アザゼル:グリゴリの長たる堕天使の女性であり、今の淚火の上司にあたる存在。淚火にとっては新たな生きがいをくれた存在であり、純粋に敬愛している。
シェムハザ:グリゴリのサブリーダーであり、淚火の命の恩人であるとともに、淚火の養母となった堕天使。アザゼルの配慮で、仲間のみならず家族をも喪った淚火に、かつて実子「ネフィリム」達を喪った経験のあるシェムハザがあてがわれた。それは、淚火の心を癒す為の配慮であるとともに、「母親」としてのトラウマを抱えるシェムハザの心をも癒すための配慮でもあった。その気遣いは無事に実を結び、二人の精神状態はより良い状態に改善されていき、今ではすっかり、本当の母娘同然の仲になっている。
ファルモロス:グリゴリの幹部であり、淚火の命の恩人であるとともに、淚火の親友にもなった堕天使の女性。精神医学は専門外だったものの、淚火の心を癒すべく頑張って向き合い続けた結果、淚火のメンタルの回復につながったのみならず、グリゴリでの淚火の初めての友人となり、後に親友と呼べる程の仲になった。
その他グリゴリの堕天使達:淚火の新たな同胞たち。淚火は彼ら彼女らとの絆を大切にしつつ、自分を受け入れてくれた彼ら彼女らのために、自分ができることを模索する。
グリゴリに保護された者達:淚火と同様、偽神の被害を受けてグリゴリに保護された者達。彼ら彼女らの保護や教育等において、淚火は大いに活躍している。
藤丸
ゴルドルフ・ムジーク(淚火時空)、シオン・エルトナム・ソカリス(淚火時空)、レオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕(淚火時空)、ネモ(淚火時空)、Aチームメンバー(淚火時空)、「異星の神」とその陣営の者達(淚火時空)、その他一部サーヴァント達(淚火時空)、異聞帯で出会う面々(淚火時空):多くのフジマルリツカが、2017年12月26日の査問以降に出会う仲間や敵達。しかし淚火は彼ら彼女らと出会うことはなかった。サーヴァント達は召喚されることがなく、生者である者達は淚火と出会う前に殺し尽くされ、異聞帯は生み出されすらしなかった。そのため、楽園カルデアで彼ら彼女らの並行存在と出会ったとしても、淚火にとっては本当に初対面である。
NG召喚やOK召喚、あるいは英霊召喚で訪れた別世界の者達:楽園カルデアに訪れた彼らの中には、淚火が元いた世界に存在していたサブカルチャーの登場人物達も数多くおり、淚火もそうした文化には人並みに(モノによってはそれ以上に)触れてきた現代人なので、彼ら彼女らと対面するたびに、内心ではとてもウキウキしている。
藤丸立香、リヨぐだ子、藤丸立香(謎丸)、藤丸六花、藤丸立花、藤丸律歌、ふじまるりつか、etc…:自分とは別の世界のフジマルリツカ達。この中には、自分が対面しなかった「異星の神」の脅威と戦っている者達も少なくない。彼ら彼女らの世界に偽神の魔の手が伸びないように、また彼ら彼女らが自分達の旅路をハッピーエンドで終えられるように、淚火は心から祈っている。
■■■■■:■■■■■■の化身。淚火と同じ偽神の被害者であり、淚火ほどではないものの「自分にとっての全てを奪われた」という意味では同様の経験をした、汎人類史の■■■■■■■だが、■■の場合は淚火とは違い、復讐心を含めた人としての感情の多くが欠落している。
エクス/仮面ライダーゼイン:グリゴリ所属の戦士。ある意味では、この人物も淚火と同じ偽神の被害者でもあり、淚火はこの人物にも心からの慈愛をもって接する。
汎人類史に生まれるはずだった「善なるアダムの可能性」と「善なるイブの可能性」が、楽園カルデア時空における汎人類史の実際のアダムとイブ=リッカの血縁上の両親とダブルサイクロンアクセルエクストリームライドウォッチを同意なしで取り込み発生した存在。グリゴリ所属とは言ったものの実質は「保護」に近く、当初は単独で偽神勢力と戦っていたところを保護し、名を与えたのだが、エクス自身は当初、エクスの身を慮ってグリゴリが出す指示すら聞かなかった。
しかし、淚火の真心に触れたことで、心が存在しないエクスにも変化が生じ、以降は基本的にグリゴリからの指示を素直に聞くようになった。
ビーストΩ:自分の世界の、文字通り全てを滅ぼした仇敵。今でも憎んでいるが、その憎悪で自分を狂わせ、大切なものを見失ってしまうことが無いようにしている。
とはいえ、淚火も自身のカルデアでアヴェンジャーのサーヴァント達とも触れ合ってきており、復讐を否定するスタンスでもないので、偽神の計画や殺戮を阻み、そこから出来る限りの命と未来を守ることを、自分なりの、ささやかだが精一杯の「復讐」として実行することで、自身の復讐心にある種の折り合いをつけているため、淚火が復讐心で我を忘れ暴走することはない。
グリゴリ 設定メモ
【※注意!:この設定メモは、1年以上前(「序章」の時期)に札切様に一度提出したものの、それ以上お互い掘り下げることがなかったものを、再度ご提出したものとなります。そのため、札切様により実際にご公開いただく際に、この設定メモからの設定変更が生じる可能性がございますことはご留意ください。
大掛かりな設定であり、札切様のご自由にご調理いただいた上でご使用いただければ、という前提のものであります】
1.組織設定
堕天使の集団。元々は聖書に記された神によって人間を監視する為に派遣された天使集団であったが、人間に懸想し…もっとわかりやすく言えば欲情し、その結果天界を追放され堕天使となった。
その後は仲間達と共に人間に神の英知を授けたが、それが原因の1つとなって引き起こされた大洪水の後に捕縛される。
しかし脱走し、地獄の領域に辿り着くと、ルシファーら魔王の軍勢と相互不干渉条約を結んで地獄の一部領域を提供してもらい、反偽神勢力として立ち上がった。
現在では、数多の世界をまたにかけてそれらの技術を習得しつつ、偽神の被害者達を保護し、また偽神への対抗策を練り続けている。
その過程で、楽園カルデアが偽神に抗し得る第一の勢力である事を知り、またルシファーから依頼を受けたこともあって、彼らに協力すべく動き出す。
グリゴリのメンバーは、アザゼルをリーダー、シェムハザをサブリーダーとし、バラキエル、コカビエル、ベネムネ、アルマロス等の幹部堕天使、及びその下についている一般堕天使と、グリゴリの庇護下に入れられた者達、そしてそれらの子孫達で構成されている。
初期メンバーはアザゼルら200人の堕天使のみであったが、その後、徐々に数を増やしつつある。
アザゼルの項で説明した通り、基本的には人間を愛し、人間達の文化を愛し、そして同じ地獄の勢力であるルシファーら魔王達とは相互不干渉を貫いてきたが、偽神との戦いに際して協力関係となり、ともに楽園カルデアに手を貸すこととなる。
2.人物設定
・アザゼル
堕天使集団「グリゴリ」のリーダー。元々は聖書に記された神によって人間を監視する為に派遣された天使集団であったが、そのリーダーであったアザゼルは人間に懸想し…もっとわかりやすく言えば欲情し、その結果天界を追放され堕天使となった。
その後は仲間達と共に人間に神の英知を授け、アザゼルは、武具や装飾品、男を欺くための化粧などを教えたとされる。
スタイルの良い美女だが、喋り方は中性的、というかどっちかと言うと男性的。人間を愛し、教え導き、その可能性を広く肯定する、面倒見の良さと教導の上手さ、高いカリスマ性を持ち合わせている。
……そして、男女どっちでもイケるクチの変態である。人間の可能性(正負を問わない)、文化、そして自分がエッチだと思ったモノに対する興味に正直な変人変態女。
そして、自分が嫌いな相手には嫌がらせ行為を平然と働く性悪女でもあるが、嫌がらせを働く相手は必ず「自分が御しきれる相手」だと決めている。これはアザゼル自身の性格の悪さが表れているとともに、組織を統べる身として部下達を巻き込まず、いざとなったら自分だけで解決できるようにするという配慮の表れでもある。
また、普段は、人間界の創作物に登場する武器や能力等を再現して遊ぶように戦うが、その実、グリゴリの堕天使たちの長だけあって、グリゴリの中でも最強の存在。全力を出せば、ルシファーの全力には及ばないがある程度渡り合うことはでき、他の七大魔王相手であれば勝利しうる力を持つ。
神を裏切ったことに何の後悔もないが、そのことと、「地上に"悪人"が増え過ぎた」ことによって起こった大洪水には責任を感じており、そして、かねてより感じていた神…否、偽神の悪辣性に対する疑念を強めたアザゼルは、グリゴリの仲間達を率いて仲間達と共に監禁から脱出し脱走。
その後は、自分達の贖罪と偽神への抵抗の為、「グリゴリ」を、人間達を助ける堕天使の組織、そして偽神に見放された者達を受け入れる組織に改め、地獄に一定の領域を築き上げた。
地獄の魔王、その長であったルシファー/サタンのことは毛嫌いしていたが、自分がルシファーに勝てるとは思っていないので、手を出さずにいた。ルシファーもアザゼルのことは無関心であり、「自分達の軍勢にちょっかいをかけないこと」を条件に、アザゼルがグリゴリの支配域を構築することを許した。
それを屈辱に思いつつも、約束通りお互い不干渉を貫いていたが、ルシファーが楽園カルデアに干渉し始めたことをきっかけに、約束の範囲内ギリギリを突きながらその動向を探り始める。
当初は、ルシファーが人間界に悪影響をもたらすのではないかと警戒していたが、エアに影響を受けて自己変革を起こしていき、彼の軍勢が楽園カルデアと同盟を結ぶことになったことで、不思議に思いつつも一応懸念を解く。
そして、「地獄の勢力でありながら自分達とは繋がっておらず、楽園カルデアの味方になり得る存在」として、ルシファーがグリゴリに接触を図った事をきっかけに、長年毛嫌いして、約束を盾に接触を避けていたルシファーに対する認識や態度を改め、彼らと結託することを決める。
グリゴリの堕天使たちに任された役目は、「楽園カルデアへの協力」。いずれ戦う宿命にあるルシファーら地獄の軍勢とは違い、徹頭徹尾楽園カルデアと人類の味方をし、偽神に立ち向かういち勢力となることである。
…だが、ルシファーへの認識を改めたアザゼルは、ルシファー達も偽神との戦いには欠かせない戦力であると確信していた。そして、楽園カルデアならばきっとそれを理解してくれると信じている。
・シェムハザ
グリゴリのサブリーダーでアザゼルの補佐役。旧名は「セムヤザ」。ルシファーにとってのバアル(ベルゼブブ)と似たようなポジションの存在。眼鏡をかけたスレンダー体型の美女。
アザゼルと同様に人間に懸想して堕天し、人間に神の英知を授けた。シェムハザが授けたのは、主に医療や魔術であったとされる。また、人間との間に「ネフィリム」と呼ばれる子供を2人もうけた。
だが、グリゴリの堕落に激怒した事が一因となり、神によって起こされた大洪水(「ノアの方舟」の一件)によってノアの家族や彼が収容した動物以外の全ての生命が失われ、シェムハザ達グリゴリも四大天使に捕らえられる。シェムハザは神を裏切ったことを後悔し、大洪水で起こった人間や生物達の死滅をイーノック(エノク)から聞かされて絶望した。
伝承の通り医療と魔術に長けており、医神アスクレピオスに並ぶほどの医療技術と、ソロモンやモルガン等の大魔術師とも張り合える魔術の持ち主。
基本的には冷静かつ理知的で、グリゴリという組織のサブリーダーとしては理想的な人物。アザゼルをよく支え、組織を管理しており、組織の部下達からはアザゼルと同様…あるいはそれ以上に慕われている。
また、アザゼルと同様に人間達を愛しており、それは部下の堕天使たちも同じである。
…そしてその本性は、アザゼルを心底から思慕し依存するレベルのガチレズである。
こうなった経緯にはシェムハザの過去が関わっており、大洪水によって多くの生命が死滅し、子供達であったネフィリムをも喪ったシェムハザは、最初は神に背いたことを深く後悔し、自分達の行いが子供達を殺したと絶望した。
しかしその後、アザゼルを筆頭にした同胞たちが、偽神の無慈悲さと悪辣さに疑念を抱き、自身もそれに共感したことで、今度は神そのものに対しても絶望することとなり、いよいよもって、シェムハザにとって信じられる存在は同胞たち、そしてそれを率いるアザゼルのみとなった。
自分達の罪を受け止め、しかし押し潰されずに、同胞を統べて自分達にできることを成す。そんなアザゼルに憧れにも近い感情を抱き、彼女を補佐する内に、シェムハザにとってのアザゼルは最大の希望となっていった。
そして、アザゼルがシェムハザのその想いを肯定して受け入れたことで、いよいよその思慕は揺るがぬ愛へと昇華した。
現在のアザゼルとシェムハザの関係性は、仕事モードでは徹頭徹尾「デキる上司と有能な部下」という関係性だが、気を抜くとシェムハザはすぐにアザゼルにしなだれかかってベッタベタに甘え始める。アザゼルは普段は軽くあしらうが、いつものことなのでシェムハザはそれにダメージを受けることなく、すぐに仕事モードに戻るか諦め悪く甘え続ける。
…そして、二人きりの時は打って変わって、アザゼルはシェムハザの求愛の全てを無抵抗で受け入れるようになる。ここまでが二人の日常茶飯事である。
またそれに加えて、元人間の堕天使・藤丸淚火を救った人物のひとりでもあり、彼女の義母でもある。「母親」としてのトラウマを抱えていたシェムハザであったが、彼女との触れ合いによってそれがやわらぎつつある。
・コカビエル、バラキエル
グリゴリの主要な幹部である男性たち。それぞれ人間に天文学、占星術を教えたとされる堕天使。
コカビエルに関しては、メルキセデクが天界から持ちだしたのとは別の欠片から再生された存在である。
・シャムシエル
グリゴリの主要な幹部である女性。太陽の軌道に関する知識を人間に教えたとされ、上記の2名と併せて宇宙に関わる知識に長けた堕天使のトリオを組む。
・アルマロス
グリゴリの主要な幹部である男性。人間に魔術への対策を教えたとされる堕天使で、彼に魔術や魔法を用いて勝つことは不可能であるほどのアンチマジックの使い手。
・エゼキエル
グリゴリの主要な幹部である女性。人間に雲占いや気象学を授けたとされる堕天使で、天候を操ることができる力を持つ。
・ベネムネ
グリゴリの主要な幹部である女性。人間に筆記を教えたとされる堕天使で、グリゴリに保存されている記録を司る書記官にして司書でもある。
・アンマエル、サラクエル
グリゴリの幹部である女性達。アンマエルは神の秘密の名前を、サラクエルは大地の秘密をそれぞれ知っている堕天使であり、彼女らの報告がきっかけでアザゼルが偽神の正体を知ることとなった。
・カシュデヤン
グリゴリの幹部である男性。人間に精神医学を授けたとされる堕天使。ファルモロスと仲が良い。
・エクサエル
グリゴリの幹部である女性。人間に器や装飾品の知識を授けたとされる堕天使。寡黙ながら、仲間達にささやかな美しさを添え心の健康を保つことを是とする善人。
・ガドレエル
グリゴリの幹部である男性。人間に武具の知識を授けたとされる堕天使。アザゼルの趣味に付き合って、様々な武具やアイテムを製造・再現している。
・ファルモロス
グリゴリの幹部である女性。人間に薬学や医学を授けたとされる堕天使であり、淚火の親友。シェムハザに並ぶか勝るほどの医学・薬学に関する知識や技術を持つ。精神医学は専門外だったものの、深い傷を負った淚火の心を癒すべく頑張って向き合い続けた結果、淚火のメンタルの回復につながったのみならず、グリゴリでの淚火の初めての友人となり、後に親友と呼べる程の仲になった。
・サハリエル、タミエル、ラミエル、etc…
グリゴリの幹部である堕天使たち。彼ら彼女らも含め、グリゴリの初期メンバーは200名の堕天使たちであり、彼らは全員何かしらの幹部職に就いている。
(※ここまでの多数の幹部に関しては、札切様の思うように味付けしていただければと思います!私の方からも何か設定等あれば提出いたします!)
・藤丸淚火
グリゴリの幹部である女性。ある世界における、元・人類最後のマスター。自らの世界とカルデアを偽神の軍勢に滅ぼされ、最後に残ったサーヴァントであるセイバーオルタと共に楽園時空に逃れたところをグリゴリに保護された。
今では、グリゴリが保有する技術のひとつによって堕天使へと転生し、グリゴリに新たに保護された者達への養育・教育などにおいて主に活躍する。
また、シェムハザの養女ともなっている。
・アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕〔セイバー〕(淚火時空)
淚火のサーヴァント。偽神の侵攻に際して淚火を守り、共に逃れた存在であり、淚火と同じ時空から来た唯一の存在。淚火を逃がした全ての仲間達の思いを背負うとともに、淚火を何よりも大切な存在として想い、護っている。
・エクス/仮面ライダーダブル サイクロンアクセルエクストリーム
汎人類史において生まれるはずであったものの偽神の干渉で抹消された「善なるアダムとイヴ」の可能性が、異聞帯から来た善なるアダムとイヴの存在によってその可能性を増幅され、汎人類史における実際のアダムとイヴ=リッカの遺伝子提供者二人を呑み食らったのち、ある並行世界から流れ着いた「ダブルサイクロンアクセルエクストリームライドウォッチ」と融合ことで変異した存在。
ある経緯からグリゴリに保護されることとなったが、話すことができず名前も分からないので、とりあえず「エクストリーム」から取って「エクス」と呼ばれる。
3.アザゼル達とルシファー達の関係の推移
(アザゼルの台詞は今のところマテリアル製作者の独自イメージです)
【ルシファー・アザゼル達共に天界にいた頃】
アザゼル「ちくしょー、ルシファーの野郎お高く留まりやがって。『僕こそが至高の存在』ってか?クソッタレ!」
ルシファー「…?」(アザゼルの存在を知ってたかどうかも不明)
↓
【ルシファー堕天。その後、後の魔王達に手を差し伸べ一大勢力を築き上げる】
↓
【グリゴリ達も堕天し、地上に降りる】
↓
【大洪水発生。その後、グリゴリの軍勢が捕縛される】
↓
【偽神への疑いを募らせたグリゴリ脱走。自分たちの居場所を探し、地獄に行き着く】
ルシファー「地獄に住みたいの?別にいいよ、どうでも。僕達にちょっかいだけはかけないでね」
アザゼル「何だとテメェ!?……まあ、呑んでやるよその条件。テメェらに手ぇ出すメリットねえし、どうせテメェには勝てねえしな。土地分けてくれるのは感謝してやるよ」
↓
【グリゴリが「人間を助ける堕天使の組織」「偽神に見放された者達や偽神の被害者達を保護する組織」になる】
↓
【その後何百年・何千年と、地獄の魔王軍とグリゴリは相互不干渉を貫く。そのため、勢力関係としてはいちおう対等(これといった上下関係を互いに設けなかったともいう)】
↓
(2017年)
↓
【ルシファーが楽園カルデアの旅路に目を付け、干渉を始める】
アザゼル「何だアイツ、急に…?…人間達に悪さすんじゃねえだろうな?干渉はしないまでも、ちょっと調べるか…」
↓
【調査の過程で、アザゼルは偽神の事件の全容を把握。それと共に、アザゼルがルシファーの自己変革に気付く】
アザゼル「やっぱあのクソ神ニセモノだったか…。…それにしても、アイツあんな顔すんだな」
ルシファー(アザゼル達が自分を探っている事に気付いていなかったかもしれないし、気付いていても放置していた)
↓
【ルシファーの側から、アザゼル達に接触を図る】
ルシファー「…あ、そうだ。地獄には僕達以外にも勢力があったんだった。バアル、彼女達に連絡取って」
バアル「グリゴリに、ですか?」
ルシファー「うん。強い連中だし、元から偽神への抵抗勢力だしね。…僕達の代わりに、楽園カルデアの味方になってもらいたいんだ」
↓
【ルシファーの接触を受け、アザゼルも協力要請を快諾。地獄の2勢力が連帯する】
アザゼル「今のテメェになら手ぇ貸してやるよ。楽園カルデアってのも気になるしな」
ルシファー「うん、よろしく。きっと君達も気に入るさ」
(ここでたぶん、ルシファーもアザゼルの事を見直す…というか、アザゼルのパーソナリティを初めて認識して、「自分より美しい」判定をするかどうかはともかくとして認めるようにはなる)
↓
【グリゴリが楽園カルデアに接触し、先んじて同盟を結んでいたルシファー達の立ち合いのもと楽園カルデアの味方になる】
アナザーガタックさん、ありがとうございました!