人理を照らす、開闢の星・破章〜almighty,grail,war〜 作:札切 龍哦
ロマニ「ホントですよもう!テュフォンとかそんなポンポン出ていい存在だったかなぁ!?ワイバーンみたいなノリで増えていいのかなぁ!?」
ゴルドルフ「いいわけなかろう!夜の安眠を犠牲にして戦っていい相手を超えている!レベルキャップはどうなっておるのだレベルキャップは!」
オルガマリー「リッカ達はマシュが見る限り安眠しているそうだし、並行してこちらも対策を練りましょう。といっても、私達はジャンヌ・オルタとリッカ達の頑張りを祈るしか…」
プレア『おはようございます、オルガマリー』
オルガマリー「あら、プレア」
『突然ですが、友達が増えました』
マリス【…こんばんは。オルガマリー・アニムスフィア】
オルガマリー「─────なんで???」
『という訳で、ノーデンスお祖父様と共に偽神禁断から奪い返したマリス・カルデアスです。気軽にマリちゃんとでも呼んであげるべきでしょう。コンゴトモヨロシクですね』
オルガマリー達らカルデア首脳陣の二日目。なんとかサバフェスに優勝させるという目的を掲げる楽園カルデアの前に現れた新たなる仲間。
【諸々の無礼、敵対行為を謝罪致します。どうか、根源的厄災である終極の獣を討ち果たすお手伝いを以て償いとさせてください】
偽神側が作り上げたカルデアス、の疑似端末。マリス・カルデアスがプレアに導かれオルガマリーらカルデアへと合流した事で、会合と相成ったのである。
「カルデアスが…二つ!?来るのリッカ!?」
「落ち着いてマリー!あくまで端末、端末だから!」
カルデアス、つまり星が二つ。両方とも極小スケールの星が手に収まったと考えればオルガマリーの錯乱も宜なるかな。
シンプルにアニムスフィアの成果がサクッとコピーされた事実にも驚くポイントがあるのだろう。
『しかしこれでカルデアスの使用リソース配分はとても向上しました。華麗なる楽園の旅路もとても素晴らしい彩りを齎される事でしょう』
プレアは何処か楽しげで、嬉しげだ。どんな名目や過程であれ、姉妹とも呼べる存在が増えたことに喜びを感じているのは明白だ。
「わ、解った。解ったわ。この際カルデアスが簡単にコピーされている事や端末が自意識を芽生えさせた奇跡には目を瞑る。なんだかこれくらいで驚いていると所長をやっていけない気がしているのよ」
「今更ですしこれからもっとトンチキ起きそうですもんね。暗殺の長に愉快に首を狙われるとか?」
「やめなさいよ縁起でもない!その時はロマニ、あなたが私の首を護るのよ!あなた私のサーヴァントなんだからね一応!」
「そうだった、彼ソロモンだったねェ…。時計塔の君主にソロモンがサーヴァントとか何?時計塔の勢力争いに終止符を打つタイプのコンビかね?」
『それはともかく。宇宙の果てにて様々な戦いが巻き起こり、また成果を討ち果たしました。あらすじがてら報告を行いますが構いませんね?』
「えぇ、お願い。2週目のループで決着を付けなくてはならない以上、情勢の変化は見逃せないわ」
【では、僭越ながら私が…】
マリス・カルデアスの説明により、状況が整理される。
宇宙の果ての空間にて、一週目に暗躍していた天使二人は討ち果たされたこと。
マルドゥークと同タイプの銀腕、そして謎の『生徒達』を従える白猫が存在していた事。
禁断とは宇宙の滅びゆく意志の具現であり、偽神とはお互いがお互いを天敵として宇宙勢力を争っていること。
カルデアスは偽神の手でも作成されており、他の宇宙や銀河においても猛威を振るっていること。
ノーデンスを奪還し、残るはクトゥーラの父クトゥルフのみであること。
また、人類の新時代の鋳型『アーキタイプ』を、ルシファー勢力は保有している事。
激動の情勢変化に、オルガマリーら首脳陣は状況把握に多少の時間を有する羽目となったのは無理からぬ話であろう。
「えーと、要するに宇宙の果てで一回クライマックスしてきたという事かね君達?いやあらすじで終わらせていいのかねコレ?」
「ラスボス戦をサイドでやらないでほしいなぁ!?いやこの場合ラスボス勢力VSラスボス勢力だよね!ルシファー君達はいずれ決着をつけなくちゃならないんだから!」
『ルシファー様からも御言葉をいただいております。『2周目は読めなくなってるから、力が必要なら言ってね』だそうです』
「フレンドリーすぎないかね…?ホントに浄化されたのだね、ルシファー君ら…大魔王とは…?」
ルシファー、シンデレラらニケ達は帰還した後、再び海の家へと帰還していった。容易な相手ではなかった事から、暫く療養の意図もあるのであろう。
「アーキタイプ…!人類が後を託す次代の鋳型!?なんてことだ、エイブ技術官はそんなものを独学で作り上げたっていうのかい!?」
人類の全てを旧型とする新時代の人類。それらを独力で作り上げた技術力を要していることに驚愕を顕にするロマニ。
「女性サイボーグといい、向こうの世界は進んでいるんだなぁ…いや一人で技術力上げすぎだよね!?」
「そ、それは後で詳しく聞きましょう。となるとつまり、今は既に偽神の影響はハワイにはない、と見るべきなのかしら」
天使は当然ながら、偽神の勢力下として活動している存在だ。それらを討ち果たしたと言うことはつまり、偽神の影響を断ち切った…と言うことと見るべきとオルガマリーは推論する。
【はい。禁断は偽神…デミウルゴスは天使を派遣、使い潰すことで動向をつかんでいました。末端の天使が沈黙した以上、このハワイに二度の介入は無い、と思われます】
「まだ禁断は残っているからねェ。ドギラゴン某…。いやちょっ待ち給え。禁断の力を差し向けていたのが天使たちなら、今封じられているドギラゴンとやらはどこのものなのかね?」
【それは、ノーデンス様から聞き及んでおります。あのドギラゴンは、かつて自身と共に禁断と戦っていたドギラゴンなのだと】
かつてのノーデンスの盟友。それこそが、封じられているドギラゴンであるとマリスは聞き及んだとされる。
【自身が宇宙と一体化した際、如何なる因果か此処へと辿り着いた。願わくば、やつも禁断の手から救ってほしい。…そう、仰っておりました】
「ドギラゴン…ボルシャック達に続く、新しく頼もしい味方になってくれそうね」
ニヤリと笑うオルガマリーに、ゴルドルフが待ったをかける。
「いや早まってはならんよオルガマリー所長!?敵の手に落ちたドラゴンだよ?ポケモンデジモン遊戯王ら他世界のモンスターに比べて凄まじくスケールの大きいボルシャック達の同郷だよ!?私としてはその、ほら…ねぇ?」
「確かに無力化、説得、味方化のプロセスは容易ではないでしょう。ちょっと考えても…」
〜
『オレは戦いと平和が大好きだぜ!!』
好漢なファイター、ボルシャック…
『俺の技術と力は好きに扱ってくれ』
科学と火力のボルメテウス…
『私の剣は、遍くか弱き者らの為に』
誇り高きバザガジール…
『ぐはははははははははァ!!戦いを!闘争をオレ様に差し出せェ!!』
説明不要のボルバルザーク…
〜
「味方にできる可能性があるなら、是非ともすべきよ。味方に回すメリットと同じくらい、敵に回すデメリットがあるのだから」
オルガマリーらカルデアは、とてつもない火の文明らの力を把握している。
「それに…ドラゴンだなんて、あのリッカがほっとく筈ないでしょう?」
そう。ドラゴンとは男の子の証明だ。
であれば魂が熱い少年である(?)リッカが見逃すはずがない。事前承諾すれば気苦労もないというものだ。
「うむむ…そうか、やはりそうなるか。…えぇい!バックアップ組も肝を冷やすことを覚悟せねばなるまいよ!」
「それでこそですゴルドルフ副所長!カレーパン食べます?」
「いや食べないよと言うか何故ハワイでカレーパンなのかね?普通ロコモコとかじゃないのかね…?」
「おはようございまーす!!」
そんな会話が行われた時、シオンが朝シャワーを終えオルガマリーらに合流する。
「朝ごはん皆様食べました?食べてないなら是非おすすめですよ!『ハヴァイイ・ロコモコ・カレーパン』!!」
「そうね、ご飯にしましょうか。朝はどのみち、バカンスですもの」
「いや、だから何故カレーパンなのかね…?」
【……皆様】
最後の締めくくりに、マリスが一言。
【どうか、よろしくお願い致します】
その加入に…
異を唱えるものは、いなかった。
ルゥ『ふぁ〜。昨日はびっくりしたぁ。お腹も空いたし腹ごしらえしよ〜』
『あな屋』
イザナミ「いらっしゃいませぇ〜!!!」
ルゥ『ふぁ〜(咆哮大スタン)』
「あなやルゥちゃん!来てくれたも嬉しー!!今、日替わりらんちがお得なるや〜!」
ルゥ『ほんとぉ?じゃあそれ〜』
「毎度ありなりや〜!!今日のご飯はぁ〜!」
ルゥ(お茶漬けかなぁ。ロコモコかなぁ。むふふ、日本もハワイも大好きぃ)
イザナミ「あなや!!カレーパン!!!」
ルゥ『どぉしてぇ…………???』