人理を照らす、開闢の星・破章〜almighty,grail,war〜   作:札切 龍哦

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シンデレラ『エイブ。今説明した通り…王子様は星の王子様だったの。私達の物語を護り、ハッピーエンドに導くために来てくれたお星様だったのよ』

エイブ「…………………そういう事か…」

ルシファー『ビックリした?』

エイブ「当たり前だ!…と、言いたいが。先の『パラダイス・リザレクション』がお前が引き起こした事象ならば納得行く」

ルシファー(何それ?という顔)
シンデレラ(ルシファーと鏡に映りうっとりしている)

エイブ「宇宙から降り注いだ、全てのラプチャーを殲滅した星の輝き。ルイ・サイファーの起こした奇跡と神話になった現象だ」

『あぁ、それかぁ』
シンデレラ『美しいわ…』

エイブ「…だが、今更お前が何者かなど関係無い。お前はルイ・サイファー。シンデレラたちオールドテイルズの指揮官だ。それだけが変わらなければそれでいい」

ルシファー『……いいのかい?』

エイブ「私はお前が死んだなどと思っていなかったからな。量産機を指揮しタイラント級を討ち果たしたお前が今更死ぬと思うものか」

シンデレラ『美しい観客の部員さん達に説明すると、タイラント級は数百メートルを越えるラプチャーよ。美しくないわ』

エイブ「積もる話と一年の成果は後だ。まずはセイレーンとヘンゼル達に会え。…そら」

『純白の指揮官服』

ルシファー『これ、あの頃の!』

「勲章付きだ。七階級特進、『明星絢爛勲章』。お前だけしか身に着けられんふざけた勲章だが取っておけ」

ルシファー『(シンデレラの髪に飾る)』
シンデレラ『美しいわ…ありがとう、王子様』

「イチャついてないで付いてこい!…全く…」

(……馬鹿者が。だが、そうでなくてはな…)


また新しい、お話を紡ごう

「ぁ──……」

 

エイブが有する企業ビル『フェアリーテール』。最新鋭にして最高峰の技術が集う人類の叡智の最先端のプライベートルームに、ルシファーは招かれた。

 

『四阿みたいな研究室から出世したねぇ、エイブ』

「誰かさんの遺言のお陰で、ニケの待遇が格段に改善したお陰でな。あの光が次は自分達に落ちないよう、人類は戦々恐々だ」

 

『いい心がけだね。一度死んだかいが…ごふっ!?』

「ちなみに私のボディも最新鋭戦闘仕様だ。次にふざけたジョークを飛ばしたらお前にかすり傷程度は与えられるぞ」

 

(王子様、エイブはあなたがいなくなってから酒浸りで荒れていたの。察してあげて)

(一年は長いね…腹の衝撃で察するよ…)

 

そして、扉を開けルシファーは出逢う。いや、再会する。

 

「指揮、官…?指揮官…!?」

 

「うそ…」

「ぁ…」

 

『……──久しぶり。セイレーン、ヘンゼル、グレーテル。ルイ・サイファー。帰還したよ』

 

【巫山戯た挨拶などしたら殺す】というエイブの殺気を受け、ルシファーは真面目な挨拶を齎す。

 

1年。大切な人がいなかった一年。

 

「──指揮官!指揮官っ…!」

「「指揮官──!」」

 

それは、光を失った勝利の女神たちにはあまりにも長く。

 

『わっ、と!』

 

「会いたかった…!謝りたかったの、御礼を伝えたかったの、ずっとずっと…!」

「ヘンゼルは嬉しいわ…!グレーテルはとてもとても、怒っているわ…!」

 

「ごめんなさい…!あの時一緒に戦えなくて、ごめんなさい…!助けてくれて、本当にありがとう…!」

「ヘンゼルは本当に怖かったわ…。グレーテルは、指揮官が助けてくれると信じていたわ…!」

 

『───うん。ごめんよ。長い間、寂しい想いをさせたね…』

 

ルシファーに縋り、涙する三人。静かに三人の背中をそっと撫で宥める。

 

「馬鹿者が…一年と58日待たせおって…」

『私達はずっと泣いていたわ。でも、今日流す涙は…』

 

美しい、喜びの涙よ。シンデレラはその景色を…やはり、涙と共に見つめていた。

 

…そして、落ち着いた頃合いに。食卓を囲んだ団欒が始まる。

 

「指揮官は、星の王子様だったんだ…!だからそんなに、髪も肌もキラキラして綺麗だったんだね…!」

「あぅ…」

「グレーテルは不満げだわ。シンデレラばかりにそんな大切な事を教えるなんて」

 

『ごめんよ。でもほら、シンデレラはオールドテイルズのリーダー、フラグシップだからさ』

『ふふ、でも私達に立場の違いは関係ないわ。こうして皆で食卓を囲んでいるでしょう?』

 

「むぅ…ヘンゼルは大人だから、納得してあげるわ」

 

そして、ルシファーは聞き及ぶ。セイレーン達の変化と、変質を。

 

「お前がラプチャーを殲滅した、パラダイス・リザレクション…それが補完されたセイレーン達のブレインシェルターに直撃した結果、彼女達は人間として生まれ変わった」

 

『本当かい!?』

 

「えへへ…。指揮官の素敵な贈り物だねって、凄く嬉しかったよ!」

「エイブは光の研究を行って、人間に極めて近い性質のボディの開発を一年間行っていたわ。そしてそれは、ヘンゼル達のボディの三つをロールアウトするまでの段階に来ているわ」

 

「わけの分からん粒子やらナノマシンだったが…筋道を立てたプランを以て構築していけば、何故か不思議とうまくいく物質と気付いてな。一年かけたのも遅いくらいだ」

 

(真エーテルや魔力をボディに転用したってことだよねこれ…)

(美しいでしょう?王子様の知る通り、エイブは天才なの)

 

ルシファーすらも驚愕する程の科学力、発展力。ニケとしてのヒューマノイド・マテリアル・ボディが最早実践仕様まで来ている成果を、エイブは出していたのだ。

 

「再びオールドテイルズが結成する際、戦えないでは話にならんからな。それに、もう二度とあの悲劇を起こさせない為だ」

 

『……レッドシューズの、侵食か』

 

ルシファーが除名、処分したレッドシューズによる、三人の侵食被害。

 

レッドシューズはシンデレラを侵食させるのが狙いだったが、ルシファーにも心酔していた為全ての目的と内容を吐露。

 

シンデレラの心と身体、魂と尊厳を踏み躙る提案を口にした事こそが大罪として、ルシファーはレッドシューズを処分…いや、惨殺した。

 

だが、『指揮官に私の思想が正しいと証明する』といった完全な善意にて、既にセイレーン、ヘンゼル、グレーテルは侵食。

 

【リヴァイアサン】【グレムリン】【ゴブリン】。ラプチャーの為の忌み名と共に、三人は完全に暴走。

 

シンデレラを瀕死に追い込み、ゴッデス部隊を追い詰めたところ、ルシファーに脳のNYMPHとボディを破壊され、脳を保護されたというのが事の顛末。

 

「本当に怖かった…自分じゃない自分が、シンデレラやエイブを殺そうと勝手に動くの。私の前には、絶対壊れない壁があって。声も届かなくて…」

 

 

やめて!やめて…!シンデレラを、エイブを傷付けないで…!

 

お願い、止まって!私の声を、私の身体を返して…!

 

助けて…!指揮官、助けて…!助けて、助けて、助けて…!

 

 

「ヘンゼルも、グレーテルも、自分を止められなかったわ。目の前には…傷付いたシンデレラと、壊れた私達の家…」

 

 

【全てはクイーンの為に】

 

嫌、嫌!ヘンゼルも、グレーテルも、クイーンなんか知らない…!

 

【全てはクイーンの為に】

 

ヘンゼルも、グレーテルも、人類の為に戦うの…!指揮官と、みんなと一緒に…!

 

【全てはクイーンの為に。全てはクイーンの為に。グレムリン、ゴブリン。さぁ、唱えましょう?】

 

やめて…!ヘンゼルも、グレーテルも、そんな名前じゃない…!

 

【グレムリン、ゴブリン。全てはクイーンの為に。全てはクイーンの為に。全てはクイーンの為に。全ては───】

 

ぐすっ…ううっ…助けて…シンデレラ、エイブ、指揮官…

 

【全ては、クイーンの為に──】

 

ヘンゼルを…グレーテルを…助けて…!

 

 

『怖い思いをさせたね。本当にすまなかった…』

『もうクイーンも、レッドシューズもいないわ。私達が倒したの。美しいハッピーエンドを迎えたのよ。そうでしょう?』

 

二人の言葉に、三人は頷き合い前を向く。

 

「あのね、指揮官。私達ね…。ニケに、戻ろうと思うの」

 

『セイレーン……』

 

「オールドテイルズは、最高の部隊だって皆が呼んでくれてるの。でも、本当に辛いこと、大変なことはシンデレラに、指揮官に押しつけちゃったから…」

 

エイブは何も言わず、茶を啜っている。

 

「私達は、私達の物語を書き直したい。シンデレラや指揮官と肩を並べて、もう一度美しい物語のハッピーエンドを迎えたいの」

 

『……ヘンゼルと、グレーテルもかい?』

 

「ヘンゼルもグレーテルも、セイレーンと同じ気持ちよ。ヘンゼルとグレーテルも、オールドテイルズ。人類の為に戦う、勝利の女神だもの」

「ぅ……」

 

「だから、指揮官。もう一度私達と一緒に物語を書き記して。私達の、途中で破り捨てられた物語を一緒に紡いでほしいの」

 

三人は人間となりながら、今一度勝利の女神になることを望む。

 

人間であれば、戦いにも非人道的な扱いにも無縁だと言うのに。

 

「私達だけ、人間のままじゃ終われない。仲間だから、友達だから、家族だから」

「人間に戻れるなら、その時はみんな一緒よ。ヘンゼルも、グレーテルも、そう信じているわ」

 

『あぁ──美しいわ。本当に…感動すら覚えるくらいよ…』

 

シンデレラの陶酔を受け、エイブを見やる。

 

「表舞台に出ずっぱりなのは、今やゴッデス部隊。オールドテイルズは神格化…悪く言えば休職中。手持ち無沙汰だ」

 

『エイブ…』

 

「今も、オールドテイルズの指揮官はお前ただ一人だ。お前の望むように、娘達を導いてやれ」

 

ぶっきらぼうな、しかし信頼に溢れた後押し。

 

『───ありがとう、三人とも。では正式に…』

 

ルシファーが、あの日以来のデザインの軍服を纏う。

 

『セイレーン』

 

「あう!」

 

『ヘンゼル、グレーテル』

 

「うん」

「ぅ…」

 

『三人のオールドテイルズ復隊を認めるよ。また再び、僕達の物語を始めよう!』

 

「うんっ!えへへ。また一緒だね、シンデレラ!」

『えぇ…!この瞬間をどれほど待ち望んでいたことか…!』

 

『指揮官。一年も待たせた責任を取ってほしいと、ヘンゼルとグレーテルは思っているわ』

 

『勿論。皆、ハワイに興味はあるかい?とびきりのバカンスを始めよう!』

 

「そう来なくちゃ。ヘンゼルとグレーテルはとても嬉しいわ!」

 

再び、止まった時が動き出す。

 

「本当に…待たせおって。馬鹿者が…」

 

「ねぇ、指揮官?私も、王子様って呼んでもいい?」

 

『セイレーン?』

 

「えへへ…私の指揮官がそんなに特別な人だったなんて。ね、いいかなぁ…?」

 

『それが君の願いなら。責任を以て叶えるよ』

「やったぁ!ね…王子様?シンデレラの次でいいから。私のこともいっぱいいっぱい、好きになってほしいな…♡」

 

(セイレーン…そんな顔が出来たのね。恐ろしい娘…!)

 

「王子様。ヘンゼルとグレーテルは早くハワイに行きたいわ」

「おうじ、さま…」

 

『ヘンゼル!?グレーテル!?順応が…早くないかしら…!?』

 

「油断できないな、シンデレラ?」

 

『──いいわ。王子様は皆の王子様。だけど…』

『さぁ、シンデレラ。皆の物語を一緒に書き記そう!』

 

『──あの人の勝利の女神は、たった一人だもの』

 

オールドテイルズ部隊は、再結成された。

 

『四人にピッタリの訓練場所があるんだ。キヴォトスで学生やってみない?』

 

再び、輝かしい物語を紡ぎ始める。

 

『皆でお勉強…美しい提案だわ、王子様』

「えへへ…お勉強会したいね、王子様♡」

「王子様、ヘンゼルとグレーテルはロコモコを食べたいわ」

 

明けの明星の輝きと共に。

 

そしてその力は…

 

カルデアの、比類なき力として。在り続けるだろう。

 

美しい物語を綴った、輝ける書物として。

 

オールドテイルズ。

 

史上最高の、部隊として。

 

 




ルシファー『レッドシューズ、こんばんは』

レッドシューズ「はい、こんばんは。シンデレラはもう眠ってしまいましたか?」

ルシファー『うん。明日には大切な作戦だからね』

レッドシューズ「うふふ、残念です。素敵なお茶を入れたのですが…」

ルシファー『代わりに僕が飲むよ。君のお茶だしね』

レッドシューズ「はい、召し上がれ。…指揮官。あなたは本当に素晴らしいです」

ルシファー『どうしたの、急に?』

レッドシューズ「明星の名は誰にでも知るところです。数年前突如現れ、量産機を率いて神がかりな指揮によりラプチャーを無被害で幾度も退け、その指揮力は人類史上最高の指揮官とすら謳われる程…」

ルシファー『まぁ、それはね…』

レッドシューズ「それにあなたはシンデレラを完成させてくれました。シンデレラは最高のニケ。美しく、完璧で、魅力に満ち溢れた人類の宝物…」

ルシファー『うんうん、その通りだよ!』

レッドシューズ「ですから指揮官。【ラプチャーと共存するには、相応しい存在だと思いませんか?】」

ルシファー『───……君の通う組織の教義かい?』

レッドシューズ「流石、私の来歴まで…。そう、私はラプチャーとの共存、一つになることを望んでいるんです。その為、私は侵食の研究を続けました」

本来ラプチャーの侵食はニケの脳内のNIMPHに作用してニケを麻痺させる程度の効果しか持たず、しかも時間が経過すれば他のNIMPHに免疫され無力化する程度の攻撃手段でしかなかった。

だが脳のNIMPHに作用するという特徴に目をつけたレッドシューズは、自身の所属組織V.T.C.にある自身の研究室を実験室に改造して、ラプチャーとニケが味方同士になるための侵食の研究を開始し、200機以上の量産型ニケと10機のラプチャーを使って実験を繰り返していた。

レッドシューズは(天才ニケ開発者のエイブも)ニケの脳を制御するNIMPHに関する詳細な知識はなかったため、まずはラプチャーの侵食誘発装置から調べた。そして、侵食コードが人間にも理解できるものであることを突き止める。

最初は簡単な命令を装置に入力して実験体のニケに注入したところ、命令通りに動かすことに成功。

さらに、V.T.C.の人脈を活かしてレッドシューズ自身の人格データを入手(この時点で自分の計画に勘づいた者を数人殺害しており、彼女はこれらの犠牲に対して殉教者が出たとの記述を残している)。その人格データを装置に入力し、ラプチャーの基準で「思考させるように」促す機能を与えたところ、侵食されたニケが明確にラプチャーを守ろうとする行動を取り、ニケと敵対するようになった。すなわち、思考回路がラプチャー基準になったということである。

しかし、いくら人格データを何度も修正しても、NIMPHが侵食コードを攻撃する、脳が物理的に破壊される、侵食の効果が切れるとニケが自殺する、と言った反応を示し、侵食が長続きしないという自身の技術の限界にぶつかる。

そこでレッドシューズは、自分の改良した人格データを埋め込んだ侵食を、自ら捕獲した10機のラプチャーに移植したうえで野に放ち、ラプチャーの進化に託すことにした。

その結果、侵食効果の大幅な持続強化、発現までにかかる時間の大幅短縮、行動の多様化、ラプチャーが攻撃対象とみなさなくなるなど、侵食が進化したという報告が入る。

レッドシューズ「あぁ、その時私は確信しました!福音を得たと…!」

NIMPHの修復機能により、最後にしていた言動を繰り返すという報告がある。

──別時空。100年以上経ったニケ達の世界でも、この症状は解決していない。

「そして遂に私は至ったのです!オールドテイルズ、指揮官が完成させた人類最高のニケ…!シンデレラを侵食させ、人間とラプチャーの共存の象徴【アナキオール】とする事を!」

『──────』

ルシファーの目が、これ以上無いほど細くなった。

レッドシューズ【解るでしょう指揮官…!クイーンが無限に生み出すラプチャーを殲滅するなど不可能です!それなら多少不利な条件を呑んででも、共存を選んだほうがいい!シンデレラ、いいえ!アナキオールはその為に生まれたのです!】

ルシファー『で?』

【素晴らしいと思いませんか!?アナキオールが人類とラプチャーの垣根を越えた勝利の女神となるんです!そしてあなたはアナキオールの指揮官となり、人類とラプチャーの平和の橋渡しとなり永遠の象徴となる!輝ける星として!明けの明星だなんてちっぽけな輝きじゃない!極星、恒星として!!】

ルシファー『だから?』

レッドシューズ【その暁には是非とも私を右腕としてお使いください!!アナキオールと共に、あなたという最高の指揮官に未来永劫お仕えします!!あなたに、あなたという星のお側で永遠に!!】

ルシファーは、そっとコップを置き。

【お導きください、指揮官!我等が勝利の女神アナキオールと共に!だから────!!】

───レッドシューズの五体を、八つ裂きに引き裂いた。

【────、───え?】

『シンデレラ。彼女の名前はシンデレラだ』

コアを撃ち抜く。レッドシューズの首がゴトリと落ちる。

ニケの核は壊れた。後は脳のみ

『二度と、僕の宝物をそんな醜い名前で呼ぶな』

能面のような顔で、レッドシューズの頭部を踏み付ける。

レッドシューズ【なぜ、です?指揮官──私は、人類と、ラプチャーの共存を…】

ミシミシと、力を込めて踏み潰していく。

『シンデレラの心と、魂と、尊厳を踏み躙った共存なんてクソ喰らえだ』

レッドシューズ【どう、して──あなたなら、わかってくれると、アナキオールを、美しいと、おなじ──】

バキバキと、頭部が砕け始める。

レッドシューズ【あ、ぁ──アナキオール、アナキオール、アナキオール】
『──────』

涙を浮かべ、レッドシューズは祈る。

【おすくいください、おすくいください、おすくいくださ──】

ぐしゃり、と。

レッドシューズの脳ごと、頭部が砕ける。

『レッドシューズ。お前をオールドテイルズから永久に除名する』

翼を展開し、塵も残さず滅却する。

『消えろ。その醜く歪んだ靴と共に』

そして直ぐ様、思い至る。

『──セイレーン!ヘンゼル、グレーテル!』

彼女たちは……

【【【──────】】】

レッドシューズの茶を、飲んでいた。
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