人理を照らす、開闢の星・破章〜almighty,grail,war〜   作:札切 龍哦

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(今日は短めです!)

バアル『よりにもよってお前がルシファー様に狼藉を働くとは…いささか以上に驚いた』

アスモデウス【死を上回る大罪なこと、理解しております。…ですが…】

マモン【魔王として、譲れぬものがあったのだろう?ならば、それは叛逆ではなく諫言、挑戦だ!何恥じることはあるまい!】

レヴィアタン【私達に、ルシファー様以外の序列はない。バカンスだし…そーいうのもありだと思う】

アスモデウス【ですがそれでは皆様に示しが…!】

ルシファー『おーい!皆ー!』

アスモデウス【!ルシファー様…!】

ルシファー『あれ?どうしたの皆で』

バアル『アスモデウスが、ルシファー様への狼藉の罰を欲しているのです』

ルシファー『罰ぅ?なんの?』

アスモデウス【お忘れですか!?私はルシファー様に、ビンタを…!】

ルシファー『あれは僕が悪かったんだから、当然だよ。罰だなんてとんでもない』

アスモデウス【!!】

ルシファー『ちょうどいいや。皆に伝えよう。僕は君達を部下ではなく仲間、同志…家族として信頼している』

バアル『!』

ルシファー『だから、僕を諌める時は躊躇わず、遠慮なんていらない。対等の魔王として…一緒に決戦の日を迎えよう』

レヴィアタン『…ほらね』

マモン【我等が大魔王の器の広さ!侮るな!フッハッハッ!】

アスモデウス【あ、ありがとうございます…!この恩赦、生涯忘れません!あとルシファー様!シンデレラちゃんとは如何に…!?】

ルシファー『そうそう!それを伝えたかったんだ!シンデレラからのメッセージだよ!』

アスモデウス【!】

ルシファー『王子様へ巡り合わせてくれたあなたへの恩は忘れないわ。ありがとう、美しい女神のような魔王様。…だって!』

アスモデウス【──あぁ、良かった…!】


入場・フェアリータイプを目指して

『私はメガデンリュウのルゥ。このモンモンブースでは色んなモンスターと戦ったり、触れ合ったりできるんだぁ。私もモンスターハンター部門で、スタッフを兼ねて遊んでるんだよー』

 

メガデンリュウの着ぐるみにて手を振るルゥ。ハワイの街並みの一角をワイルドゾーンのように改築したブースは、ハワイの催しにおいても大掛かりな部類に入るものであった。

 

『私と私の王も、動物にあまりいい思い出はなくてな。大抵こやつが噛み殺されたり、亀を犬とのたまう始末であったり…』

「エルデの地で一番強かったのが熊だからね…そんな苦手意識を払拭しようと思ってたらポケモンが可愛くて可愛くて!」

 

『グレイシアのレナを私が受け取った。私達のポケモンとして、これから大切にしていくつもりだ』

 

『シァ♪』

 

イーブイの進化系、グレイシアと巡り合った事により御満悦なラニ。そして、ラスティもそんな妻の様子を見て顔を綻ばせる微笑ましい光景。

 

「私も、ポケモントレーナー体験をしようと思ってね。この通り、トレーナーデビューしてみたんだよ」

 

そこにいたのはフリーレン。帽子を被り、バッグを提げた少女スタイルで自慢げにモンスターボールを構えエンジョイ中だ。

 

「お師匠様かわいー!」

 

「そうだろうそうだろう。魔法使いからポケモンマスターを目指すのも悪くないね」

 

「本当に似合ってる。子供みたいに貧相だし」

 

「なんだとぉ…」

 

「ほらほら彦ちゃん、喧嘩売らない!それではルゥちゃん様?私達もポケモンたちに触れ合うことはできますでしょうか?」

 

『うん、勿論だよぉ。サファリ・ワイルドゾーンで楽しんでぇ。その前にID登録とタイプ診断をしてねぇ』

 

メガデンリュウのルゥはいそいそと準備をし、三人に齎す。モンスターボール認証と衣装の配布にあたる様相だ。

 

「タイプ認証?」

 

『性格診断みたいなものだよぉ。ポケモン達の相性や、より世界に没入するためのフレーバーだよぉ』

 

それを受けて、リッカ達はタイプ診断に挑戦する。武蔵や彦斎もポケモンのタイプ診断に一喜一憂し笑い合う。

 

「あく・はがね…」

 

「彦ちゃん格闘四倍じゃないですか〜!やわやわ彦ちゃんかーわいー!」

 

「よく分からないけど…あなたはひこう・はがね…?」

 

「空だからかー!私飛べるとか思われちゃってますー!?できるかなぁー!」

 

その二人の傍にて、ぐっと髪を握りしめ、リッカは懸命に祈っていた。

 

(一生懸命頑張ってきた!そろそろ私も身につけていい筈!可愛らしい…フェアリータイプ!!)

 

フェアリータイプ。可愛らしいポケモンが分類されるタイプであり、ドラゴンに凄まじい効果を発揮するタイプだ。

 

リッカ的には、憧れのタイプでもある。何せ『可愛らしいポケモン』の代名詞のようなタイプなのである。

 

今の鍛え抜かれた自身なら、必ずや自信にも資格があるはずと確信しながら紙を握る。

 

(あく・フェアリーでもいい!フェアリー・ドラゴンでもいい!かくとう・フェアリーでもいい!今の私に鍛え抜かれた女子力が宿った今ワンチャン…ワンチャン…!)

 

「リッカから並々ならない決意と覇気を感じる」

『すっごくなりたい自分がいるんだと思うよぉ』

 

二人の生暖かい視線を受けながら、リッカは並々ならぬ決意を以てID登録に挑む。

 

『あなたのタイプが判明しました!』

 

「!!」

 

(来た!!)

 

ついに判明したリッカのタイプ。ポケモンタイプとは…。

 

(フェアリータイプ!フェアリータイプ!私も可愛くてファンタジーなタイプになりたい!)

 

ちらりと、データを見るとそこに映っていたのは。

 

『藤丸龍華さん!あなたのタイプは【あく・ドラゴン】です!』

 

「ふぁーーーーー!!??」

 

ある意味妥当オブ妥当な結末に帰結したが、リッカにとっては大変遺憾かつどうしてな結果でもあった。

 

『わぁ、ドラゴンだぁ。おそろいだねぇ』

「フェアリーじゃなかったかぁ。じゃれついてワンパンしてあげるね、リッカ」

 

「じゃれつきたかった…私もじゃれつきたかった…!」

 

極めて正確な結果に涙する、サザンドラと同じタイプ認定とされたリッカであった。




クトゥルフ『クトゥーラ…』

『奴にも友が出来たか…これならば、奴も寂しくはあるまい。我も…』

『…成すべきことを成さねばならん。娘の一時を脅かす者達を討ち果たさねば…』

(それが、我が娘にできる唯一無二の…)

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