人理を照らす、開闢の星・破章〜almighty,grail,war〜   作:札切 龍哦

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アグモン「イーブイにフェアリータイプの技を覚えさせて進化させたらニンフィアになるんだって!」
ガブモン「ついでになつき度もいっぱい上げようぜ!」

アグモン・ガブモン

ただの合体をしてオメガモンへと進化する。

ギルモン「もぐもぐ…」

ギルモン

マイペースながら、デュークモンへと進化した際の苛烈さは他の追随を許さない。

ブイモン「あ!待って!?なんか向こうで始まるみたいだよ!」

ブイモン(アルフォースブイドラモン)

快活で元気なブイモン。アルフォースブイドラモンに進化する。一人称は『僕』。

ブイモン「楽しい催しでしょうか?行ってみましょう!」

真面目で社交的なブイモン。マグナモンにアーマー進化する。一人称は『私』。




巡り合いしモンスターにクリーチャー

『くそっ、参ったな…俺等の気質上妥当といや妥当なんだが…』

 

モンモンブース、数刻前。ポケモン、デジモンブースに並ぶ『クリーチャーブース』なるブースにて、ボルシャックらを始めとした火文明のドラゴン達は顔を突き合わせ思案に耽っていた。

 

『あんな可愛げのある触れ合いブースはオレたちには土台無理な話だよな…よく考えてみたら…』

 

『いや、よく考えなくてもわかりきっていただろう』

 

頭を抱えながら憂慮するボルシャックに、鋭くボルメテウスが釘を刺す。そう、クリーチャーブースは所謂『デュエル・マスターズ』出身のモンスター…クリーチャーたる彼等が担当しているのだが。

 

火文明。即ち喧嘩や闘争、苛烈なる文明の生き残りたるボルシャックからしてみれば、豊穣を示す祭りに向いた文明とは中々ミスマッチな文明出身ドラゴン達であることを今身をもって痛感していた。

 

『バザガジールは上手くやったよな。背中に乗せて遊覧飛行なんてよー』

 

『私もデジモン達と交流はしてみたぞ。中々に興味深い話が出来た。エルが私のパワーアッププランを血眼で組み立てているからな』

 

『マジかよー。じゃあオレだけかよ、催し決まってねぇの…ちくしょー、平穏ってのはいいもんだが、わざわざ喧嘩を起こすわけにもいかねぇしなー』

 

その怒りに触れた時、都市の一つが滅び去ったとされるボルシャック・ドラゴンたる彼は肩を落とす。せめてかつての友達、コッコ・ルピア達がいてくれたならと思いを馳せるが…。

 

『手前の怒りの自業自得とはいえ…やっぱ、皆がいねぇってのは辛いことなんだなぁ…』

 

ボルシャックの気落ちを、ボルメテウスは憂う。

 

『…気持ちは分かるが、お前の大きい肩が落ちていると周囲に案じられるぞ。せめて背をだな』

 

そう、励ましの言葉をかけんとしたとき…。

 

『ぐはははははははァ!!どうしたボルシャック!灼熱の竜王らしからぬ気落ちぶりではないか!!』

 

とたん、覇王の覇気と共に訪れし同胞現る。ボルバルザーク…殿堂王の座を冠する、大いなるドラゴンだ。

 

『相変わらずうるせぇ野郎だぜお前はよ!なんかいつにもまして上機嫌だなお前』

 

『そうよ、そうなのよ!これが滾らずにいられるか!オレ様はな、この祭りに相応しい催しを思いついたのだ!!』

 

ボルバルザークは、戦闘をこよなく愛するドラゴンだ。そんな彼が相応しい催しというならば、それは一つしかない。

 

『お前たち!『レイドバトル』というものを知っているか!聞けばカルデアには強大な一体の敵に対し、全身全霊を懸けた戦力達で一斉に戦いを挑み叩きのめす戦闘ルールがあるそうだ!』

 

『あっ(察し)』

 

『これはまさに祭りではないか?聞けばカルデアは時間神殿とやらで、無数に蠢く触手とくんずほぐれつのレイドバトルに明け暮れホクホクで帰っていったとか!』

 

『マジで?…あー、アーカイブで読んだなそういやぁ』

 

『此処のカルデアでは、ギルガメッシュ王の展開した綺羅星の如き財と、英霊達の奮闘…部員達の参戦によるお祭り騒ぎだったらしいが』

 

『そう!お祭り騒ぎだ!!即ちそれは、この場のオレ様が催すに相応しいもの、大いなる祭りだということだ!!』

 

ボルシャック、ボルメテウスに覇気みなぎる口調で力説するボルバルザーク。ボルシャック達はもしや、と顔を見合わせる。

 

『…おい、まさかお前…』

 

『そうだ!!オレ様はレイドボスになる!!

 

『やはりそうだったか…(観念)』

 

彼が口にした超絶的な最適解の案に、ボルシャックらは慌てて彼を制止する。

 

『いや待て待て待て!お前自分を客観的に見れねぇのかよ!ただでさえハワイが不安定になってるって時にオメーが暴れたら収集つかねぇわ!』

 

『心配はいらん!なんでもダ・ヴィンチと最近協力関係になったエイブとかいう科学者がな、オレ様に固有結界に似たフィールド展開装置を寄越したのだ!決戦のバトルフィールドというやつだな!!』

 

『カルデア技術力どうなってんだよ…さては水文明かァー?』

 

『オレ様らにできるのはいつだって熱く、燃えるような戦いのみだ!ならばそれを胸を張って披露し、伝えてやれば良い!』

 

これが!オレ様たちの祭りであると!!力説するボルバルザークは高らかに笑う。

 

『それにオレ様など及ばぬ程のルゥ・アンセスではないにしろ、別世界から骨のありそうな奴輩ども見えているぞ。デジモンブースに、見所のありそうな奴らが五つほどなァ』

 

『デジモン…デジタルワールドの奴らだよな?あぁ良かった、ポケモンの方に喧嘩売るのかとヒヤヒヤしたぜ』

 

『あちらもあちらで暴走メガシンカ鎮静戦という面白げな戦いがあるが今はいい!というわけでオレ様はハワイがある間!レイドバトルボスとして全ての存在の挑戦を受け入れるぞ!!それが!我等火文明クリーチャーブースの演し物にも繋がろう!!』

 

ボルバルザークは戦闘狂ではあるが、同じように仲間達への友誼も持ち合わせている。彼らの悩みを晴らせてよし、自身も思う存分に戦えてよし。彼にとって、最適解の提案だった。

 

『…どう思うよ、ボルメテウス』

 

『うむ…。確かに今は楽しい祭りではあるが、背後に潜む輩たちも気にかかる。各世界から、それに対する者たちもこのハワイに来ていると考えれば…そう悪くない提案かもしれんぞ』

 

この機にて、カルデアに接触を図るであろう戦力、新たなる仲間になれるだろう人材。

 

それらを知り、またその強さを肌で感じることができるのも無駄にはならないだろうとボルメテウスは分析する。

 

『そうだとも!オレほど頑丈な木人などあるまい!カルデアにやってきた新入り共に舐められぬ為にも、これは必要な事だろう!どうだボルシャック!!』

 

力説され、その熱量にボルシャックは白旗を上げる。

 

『解った解った!だが言うまでもねぇがやり過ぎんなよ?祭りでもな、モノぶっ壊したら怒られるんだからな!』

 

『無論だ!!あくまで清く正しく楽しく!とことん戦いやり合うだけなのだからなぁ!!』

 

そして、クリーチャーブースにて催されしは『ボルバルザーク・レイド・バトル』

 

『さぁ!戦いに滾る血潮を流せし者共よ!!この地において、オレ様が全て受け止めてやる!存分にかかってくるがいい!!』

 

あらゆるルール、決まりはなし。ただ好きなだけボルバルザークと戦い、力尽きるまで力を奮え。

 

『報酬も用意してあるぞ!!好きな素材や金を持っていけ!!』

 

カルデア運営が用意した素材、そしてQP。用意された報酬に対し…。

 

『その勝負!乗ったーー!!』

 

『ぬぅっ!!』

 

飛来する、四つの影。

 

『その威風堂々とした振る舞い、さぞや名のある強者と見受ける!』

 

『僕達無一文なんだ!だから路銀稼ぎに挑戦するよ!!』

 

『スイーツを食べるお金もないのは困りますので、全霊にて!』

 

『まずはこの世界にて、礎と証を立てる!』

 

飛来するはオメガモン、アルフォースブイドラモン、マグナモン、デュークモン。ロイヤルナイツの4体。

 

『ほう!どれもこれも一級の戦士、いや騎士と見た!!』

 

ボルバルザークは、歓喜と共に武器を構える。

 

『来るがいいデジモンども!カルデアに相応しい強者かどうか──このオレ様が見極めてくれようっ!!』

 

異なる世界の、更に異なる者達。

 

偽神を討ち果たすためのカルデアの星達が、今ここにしのぎを削らんとしていた。

 

 




イーブイ『ブイ〜』

アグモン「やっとゲットできた!メスのイーブイ!」

ガブモン「ニックネームつけようぜ!イーブイだから…」

「ブイモンだな!!」

「「!?」」
『ブイ〜♪』
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